フォーム営業のやり方|
送る前に絞る5手順と、
営業お断りフォームの見分け方
ANSWER / 先に結論
フォーム営業のやり方で大事なのは、送る数より先に「送らない判断」を決めることです。送り先を1社ずつ開き、営業お断りの窓口や顧客専用のフォームなら送らずに保留にします。文面は字数制限とURLのエラーに備えて長さ違いを用意し、送ったら完了画面を確かめて、1社1行で記録します。
当社が1日で74件を送り、26件を送らずに止めた記録から、手順と窓口の見分け方、フォームで実際につまずいた所をまとめました。
この記事は、当社が2026年11月7日に実際に行った、問い合わせフォームからの掲載依頼の送信記録(送信74件・保留26件ほか、全113件)をもとに書いています。送り先の社名は伏せています。
執筆:佐藤祐介(株式会社LIFRELL代表。業界歴15年、担当500社・300商材以上) 最終更新:2026年11月7日※提携ASP・代理店を含む実績
74件
フォームから送信
26件
送らずに保留
4件
画像認証で人に回した
113件
1社1行で記録
2026年11月7日の送信ログ4本の合計。送信74・保留26・人の操作が必要4・失敗4・未送信4・要確認1。返信はこれからのため、結果が出たら追記します。
こんな方向け
- 自社でフォーム営業を始めたいが、何から手をつければいいか分からない方
- 送ったら嫌われないか、「焼畑」にならないかが心配な方
- 代行会社やツールに頼む前に、中身を知っておきたい方
この記事でわかること
- フォーム営業とは何か。テレアポ・メール営業との違い
- 送る前に絞る5つの手順
- 営業お断り・顧客専用・登録型の窓口の見分け方
- 字数制限・URLエラー・完了画面が出ないときの対処
- そのまま使えるチェックリストと文面の型(例)
フォーム営業とは?テレアポ・メール営業との違い
フォーム営業とは、相手企業のWebサイトにある問い合わせフォームから、営業や提携のご連絡を送る方法のことです。電話と違って相手の手を止めず、メールアドレスが分からない会社にも届けられます。その代わり、窓口を見ずに送ると「迷惑な営業」になりやすい方法です。
たとえば、取引したい会社のサイトを開くと、たいてい「お問い合わせ」のページがあります。名前、会社名、メールアドレス、本文を入れて送るフォームです。ここに営業のご連絡を書いて送るのが、フォーム営業です。
| 方法 | 届く先 | 相手の負担 | 向いていること | 気をつけること |
|---|---|---|---|---|
| フォーム営業 | サイトの問い合わせ窓口 | 読む時間を相手が選べる | メールアドレスが分からない会社への最初の連絡 | 窓口の注意書き、字数制限、送ったかどうかの記録 |
| テレアポ(電話営業) | 代表電話・担当者 | その場で手を止めてもらう | 話しながら相手の状況を聞き出す | 受付で止まりやすい。断られた記録の管理 |
| メール営業 | 担当者のメールアドレス | 読む時間を相手が選べる | 名刺交換した相手など、宛先が分かっている連絡 | 宛先を推測で作らない。配信停止の受付 |
フォーム営業が嫌われる理由は、方法そのものより送り方にあることが多いです。窓口の「営業お断り」を見ずに送る。相手のサービスを読まずに、どこにでも同じ文面を送る。どこに送ったかを残さず、同じ会社へ何度も送る。この3つを避けるだけで、受け取る側の印象は変わります。
この記事の数字の出どころ
当社が11月7日に送ったのは営業ではなく、比較記事への掲載のお願いでした。ただ、候補を探す → 条件で絞る → 1社ずつ窓口を見る → 文面を差し替える → 送る → 記録する、という作業はフォーム営業と同じです。数字はすべて、その日の送信ログ(4本のログの合計)から取っています。
フォーム営業のやり方:送る前に絞る5つの手順
フォーム営業は、①送る理由を言える相手だけ残す、②同じ会社をまとめる、③窓口を見分ける、④文面を長さ違いで用意する、⑤完了画面を確かめて1社1行で記録する、の5つの手順で進めます。①〜④は送る前、⑤だけが送るときの作業です。

図1のとおり、5つの手順のうち4つは「送る前」です。送る作業そのものより、送ってよい相手かを決める作業のほうが長くかかります。ここを先に固めておくと、送る段階で迷わなくなります。
送る理由を1行で言える相手だけ残す
名簿を全部送るのではなく、「なぜこの会社に、なぜ今送るのか」を1行で言える会社だけを残します。言えない会社に送ると、文面も誰にでも当てはまる内容になり、読まれずに閉じられます。
実際にあったこと:サイト同士のリンクを比べるツール(Ahrefs)で、競合は載っていて当社は載っていない比較記事を抜き出し、まず101サイトのリストを作りました。さらに、被リンクの多い競合20社と突き合わせ、DR45以上・推定の月間流入500以上の140サイトに絞りました。DRとは、Ahrefsが出しているサイトの強さの目安のことです。
同じ会社をまとめて、二重送信を防ぐ
1つの会社が、会社のサイト、サービスのサイト、自社メディアなど、いくつものサイトを持っていることはよくあります。リストは「サイト」ではなく「会社」でまとめ、1社に1通にします。手分けして送るなら、担当は会社単位で分けます。
実際にあったこと:同じ運営会社にすでに送っていたサイトは、送らずに止めました。保留26件のうち4件が、同じ会社への送信済み・別件でやり取り中でした。それでも、並行で動かした別の担当が同じ会社に送り、2通届いた可能性がある会社が出ています。
窓口を見分ける
送り先のサイトを開き、問い合わせ窓口の種類と注意書きを確かめます。営業お断りの明記、顧客専用のフォーム、登録型・有料掲載の申込窓口なら、送りません。見分け方は次の章で詳しく書きます。
実際にあったこと:26件をこの段階で保留にしました。
文面を長さ違いで用意する
基本の文面のほかに、300字に収まる短縮版と、URLの書き方を変えた版を最初から作っておきます。フォームによって、字数の上限やURLの扱いが違うためです。
実際にあったこと:本文200字まで、全角300字までといったフォームがあり、短縮版で送りました。
送って、完了画面を確かめ、1社1行で記録する
送信ボタンを押したら、「送信が完了しました」などの完了画面が出たかを確かめます。出なければ送り直さず「要確認」と記録します。送ったもの、送らなかったもの、失敗したものを、理由つきで1社1行に残します。
実際にあったこと:ある担当のログでは、11件(送信8件・保留2件・人に回したもの1件)の記録が、17分の間に並んでいます。1件ずつ窓口を読み、入力し、完了画面を確かめたうえでの間隔です。
手順2の「同じ会社をまとめる」は、地味ですが効きます。会社のサイトとメディアのサイトで運営会社の表記が同じなら、別の窓口に見えても1社です。サイトの下のほうにある「運営会社」の欄を見るだけで、二重送信の多くは防げます。
営業お断り・顧客専用フォームの見分け方
送ってよい窓口かどうかは、①営業お断りの明記、②お客様向けの必須項目、③登録型・有料掲載の申込窓口、④同じ会社への送信済み、の4点を見ればほとんど判断できます。どれかに当てはまれば送らずに保留にし、理由を記録します。
営業お断りの窓口とは、フォームの近くや会社のプライバシーポリシーに「営業目的のお問い合わせはご遠慮ください」などと書かれている窓口のことです。顧客専用のフォームとは、見積りや資料請求など、お客様になる人のためだけに作られたフォームのことです。

図2の4つの質問は、上から順に見ていきます。4つとも「いいえ」なら、問い合わせ種別の中から「協業・提携」「取材・メディア掲載」「その他」など、用件に合うものを選んで送ります。
見分けるときに見る場所(画面のサイン)
| 窓口の種類 | 画面のサイン | 当社の判断 |
|---|---|---|
| 営業お断り | フォームの上や下に「営業メールはお断り」「本サービスに関係のないお問い合わせはご遠慮ください」などの記載 | 送らない(保留) |
| 顧客専用 | 年商・月商、決算月、予算、納期など、お客様にしか答えられない項目が必須 | 送らない。事実でない値を入れてまで送らない |
| 登録型・有料掲載 | 「掲載をご希望の企業様」「広告掲載」の案内、会員登録が必要、月額の料金表 | 文面は送らず、費用と条件を見て別に判断 |
| 同じ会社 | 運営会社の表記が、すでに送った会社と同じ | 送らない。別サイトでも1社1通 |
| 本文欄がない | 業種や悩みを選ぶだけで、自由に書く欄がない | 送らない。ほかの連絡手段を検討 |
| 窓口が別サイト | 問い合わせのリンクが別のサービスのフォームにつながり、正しい窓口か分からない | 確かめられるまで送らない |
送ってよい窓口のサイン
- 「営業・協業のご提案はこちら」「パートナー・協業について」など、営業や提携の専用フォームがある
- 問い合わせ種別に「その他」「協業・提携」「取材・メディア掲載」がある
- 「営業のご連絡には返信しない場合があります」「関心のある提案にのみ返信します」と書いてある(送ること自体は受け付けている)
- 窓口が1つだけで、営業お断りの記載がない
最後のケースは迷うところです。当社は、窓口が1つしかなく、お断りの記載もない会社には、種別を「その他」にして送りました。ただし、お客様向けの必須項目に事実でない答えを入れないと送れない場合は、送らずに保留にしています。たとえば決算月が必須の見込み客用フォームは、推測で埋めずに止めました。

図3のとおり、26件のうち15件は、登録型や有料掲載の窓口でした。比較サイトの多くは、記事への掲載を「お願いの連絡」ではなく、サービス登録や広告掲載の申込から受け付けています。こうした窓口に文面を送っても、担当者に届かないか、届いても困らせるだけです。
保留は失敗ではありません
26件は、送れなかった件数ではなく、送らないと決めた件数です。理由が残っていれば、あとで費用を払って登録するか、別の手段で連絡するかを、落ち着いて決められます。
フォームの入力でつまずく所と対処
フォーム営業の入力でつまずくのは、字数制限、URLでの送信エラー、完了画面が出ない、1行の本文欄での改行、iframeのフォーム、画像認証の6つが中心です。どれも送る前に対処を決めておけば、二重送信と送りっぱなしを防げます。
iframe(アイフレーム)とは、ページの中に別のページを埋め込んで表示する仕組みのことです。画像認証(CAPTCHA)とは、送っているのが人か機械かを確かめる仕組みのことです。どちらも、フォーム営業ではよく出てきます。

図4は、次の表のうち特に多かったものをまとめたものです。表の「実際にあったこと」は、11月7日に当社が送ったとき(掲載依頼と、同じ日に送った掲載のお知らせ)の記録です。
| つまずき | 実際にあったこと | 対処 |
|---|---|---|
| 字数制限 | 本文200字まで、全角300字までのフォームがあった | 300字の短縮版を最初から用意。足りなければ、名乗り・用件・連絡先を残して説明を削る |
| URLで送信エラー | 本文にURLを入れると、サイト側で送信エラーになるフォームがあった | 「https://」を外してドメインから書く版、またはURLを外した版で送り直す |
| URLを外してもエラー | URLを外したり書き方を変えたりしても、「送信中にエラー」が続いた | 原因はフォーム側。2回で止め、日を置くか、サイトに書かれたメールで送る |
| 完了画面が出ない | 送信後に「このページには直接アクセスできません」と出た。入力欄が空のまま元のページに戻った。全項目が空になり「必須項目です」と出た | 送り直さず「要確認」。自動返信メールが届いているかで確かめる |
| 1行の本文欄 | 本文欄が1行の入力欄で、改行のつもりのEnterで送信が走った(別ドメインから埋め込まれたフォーム) | 入力前に本文欄の形を見る。1行の欄なら、改行なしの1段落にして貼る |
| iframeのフォーム | フォームが別ドメインから埋め込まれていて、そのページのままでは操作しにくかった | 埋め込み元のフォームのURLを直接開いて入力する |
| 入力の形式 | 氏名は全角のみ、フリガナはスペースなし、電話はハイフンなし。携帯番号を指定する欄が4件 | エラー表示を読んで合わせる。携帯番号の欄には会社の代表番号を入れた |
| 会社名の欄がない | 会社名を書く欄がなかった | 氏名の欄に会社名を併記する |
| 画像認証 | チェック式のreCAPTCHAや、表示型の画像認証が4件 | 機械で突破しない。人が対応するか、送らない。画面に出ない形式のものは、ふつうに送れた |
| ページが開かない | 問い合わせページが500エラー、メンテナンス中、記事が閉鎖 | 「未送信」として残し、日を置いて確かめる |
とくに大切なのは、完了画面の確認です。完了画面が出ないと、つい「もう一度押す」をしたくなります。ところが、実際には届いていることがあります。当社では、完了画面が出なかった送信は送り直さず、受信箱に自動返信が来ているかで確かめる、と決めました。
1行の本文欄は、入力する前に気づく
本文欄が1行の入力欄だと、改行のつもりで押したEnterで送信されることがあります。書きかけの本文が届いたり、何度も送られたりするおそれがあります。本文欄が複数行の枠かどうかを、入力する前に見ます。
文面の作り方:7つの部品と3つの長さ
フォーム営業の文面は、宛名・名乗り・連絡した理由・何者か・お願い・次の一歩・止め方の7つの部品で組みます。会社ごとに変えるのは「連絡した理由」の1〜2文だけにし、標準版・300字の短縮版・URLの書き方を変えた版の3つを用意します。
| 部品 | 書くこと | 気をつけること |
|---|---|---|
| 宛名 | 会社名+ご担当者様 | 社名は相手のサイトの表記どおりに |
| 名乗り | 会社名・氏名 | だれが送ったかが分かるように |
| 連絡した理由 | 相手のページで読んだ事実を1〜2文 | 読んでいないページを「拝見しました」と書かない |
| 何者か | 自社が何をしているかを1〜2行 | 数字は、根拠を示せるものだけ |
| お願い | してほしいことを1つ | 「資料だけでも」のような、あいまいな誘い方にしない |
| 次の一歩 | 返信先、資料のリンク、予約ページ | 添付できなくても、資料はリンクで1通目に入れる |
| 止め方 | 不要なら返信を、今後は控えます | 停止の申し出は、すぐ送り先から外す |
問い合わせフォームには、ファイルを添付する欄がないことがほとんどです。「ご返信いただければ資料をお送りします」と書くと、返信が来ない限り、資料は届きません。当社は、資料をGoogleドライブに置いて「リンクを知っている全員が閲覧可」にし、短いURLにして本文に入れています。送る前に、ログインしていないブラウザ(シークレットウィンドウ)で開けるかも確かめます。
文面の長さは、問い合わせフォームの字数制限(500〜1,000字を想定)に収まるようにしていました。それでも200字・300字のフォームがあるので、短縮版を別に用意します。短縮版では、名乗り・用件・連絡先を残し、説明を削ります。
文面の型(標準版)例
件名:【相手の記事名・サービス名】についてのご相談(【自社名】)
【会社名】
ご担当者様
突然のご連絡失礼いたします。【自社名】の【氏名】と申します。
御社の【ページ名】を拝見し、【そのページで読んだ事実を1文】ことから、ご連絡しました。
弊社は【何をしている会社かを1〜2行】。
【お願いを1つ。例:記事を更新されるご予定があれば、候補の1社に加えていただけないでしょうか】
資料:【短縮URL】
ご案内が不要でしたら、その旨ご返信ください。今後のご連絡は控えます。
【自社名】【氏名】【メールアドレス】【電話番号】
文面の型(300字の短縮版)例
【自社名】の【氏名】です。御社の【ページ名】を拝見しご連絡しました。弊社は【1行で】。【お願いを1つ】。資料:【短縮URL】。不要でしたらご返信ください。今後のご連絡は控えます。【メールアドレス】
URLでエラーが出るフォームには、短縮版の「資料:【短縮URL】」の部分を、「https://」を外したドメインからの書き方に変えた版で送ります。【】の中は会社ごとに書き換える場所で、書き方を示すための例です。
送ったあとにやること:1社1行の記録と返信の受け方
送ったあとは、結果を「送信済み・保留・人の操作が必要・失敗・未送信・要確認」の6つに分けて、1社1行で記録します。返信が来たら、商談につなげる前に、予約の前の質問で相手の状況を確かめると、合わない商談を減らせます。
| 結果 | 件数 | 意味 |
|---|---|---|
| 送信済み | 74件 | 完了画面まで確かめたもの |
| 保留 | 26件 | 窓口を見て、送らないと決めたもの |
| 人の操作が必要 | 4件 | 画像認証があり、AIは触らずに人へ回したもの |
| 失敗 | 4件(3社) | 相手サイト側のエラーで送れなかったもの |
| 未送信 | 4件 | ページのエラー、メンテナンス中、記事の閉鎖、同じ会社に送信済み |
| 要確認 | 1件 | 完了画面が出ず、届いたか分からないもの |
2026年11月7日の送信ログ4本の合計。
記録の列は、日時、ドメイン、会社、結果、送信先のURL、メモの6つにしました。メモには、種別で何を選んだか、短縮版を使ったか、完了画面のURL、保留の理由を書きます。あとで「なぜ送らなかったのか」を聞かれても、1行見れば答えられます。
二重送信の可能性がある会社は、別にメモしておきます。返事が来たときに「並行して作業していたため、2通届いていたら申し訳ありません」と一言添えるためです。
返信が来たら、予約の前に絞る
営業のフォーム送信では、返信が来てからが本番です。当社が、ある企業の商談づくりのために作ったテストの設計では、返信のあとに予約ページで5つの質問(規模・立場・困りごと・時期・費用)に答えてもらい、基準に合う方にだけ商談の日程を出す形にしました。電話で聞き出す代わりに、相手に答えてもらう考え方です。くわしい流れはAIフォーム営業のページにまとめています。
なお、このとき送った74件は、返信を待っている段階です。返信の数は、結果が出たらこの記事に追記します。
フォーム営業は違法?守っているルールとマナー
フォーム営業が違法かどうかは一言では言い切れず、フォームからの送信が特定電子メール法の対象になるかは、解説によって見方が分かれています。当社は、対象になる場合でも困らないように、送り主の名前と連絡先を書き、停止の申し出にすぐ応じ、営業お断りの窓口には送らない運用にしています。
特定電子メール法とは、広告や宣伝のメールの送り方を定めた法律のことです。送る相手の同意、送り主の表示、配信停止の方法などが決められています。概要は総務省の「迷惑メール対策」のページで確かめられます。個別の判断は、弁護士などの専門家に確認してください。
当社が送るときに守っているルールは、次のとおりです。
- 「営業お断り」と書かれた窓口には送らない
- 送り主の会社名・氏名・連絡先を本文に書く
- 「不要ならご返信ください。今後は控えます」と止め方を書き、申し出があれば翌営業日までに送り先から外す
- 連絡先は、相手のサイトに書いてあるフォームとメールだけを使う。アドレスを推測で作らない
- 画像認証を機械で突破しない
- 求人サイトなどから送り先の情報を集めるときは、そのサイトの利用規約を先に確かめる
- 規約への同意は、同意してよい範囲を人が決める。法的な誓約・宣誓が必要なフォームはAIに触らせない
最後の項目は、当社が自治体の登録制度に申請したときも同じでした。AIに任せたのは入力までで、誓約欄のチェックと送信は代表者本人が行っています。
実際にあった失敗と、直したこと
当社の送信で起きた失敗は、二重送信の可能性、届いたか分からない送信、1行の本文欄での誤送信、2回送ってもサイト側のエラー、の4つでした。どれも、送る前のルールに1行足すことで、次から防げるようにしました。
1つの会社に2通届いたかもしれない
並行で動かした別の担当が、同じ会社に送っていました。2社で、2通届いた可能性があります。→ 担当は会社単位で分ける。返事が来たら、そのことを一言添える。
届いたか分からない
送信後に完了画面が出ず、同じURLに「このページには直接アクセスできません」と表示されました。→ 送り直さず「要確認」として残し、自動返信の有無で確かめる。
書きかけで送られたかもしれない
同じ日に送った別の連絡(掲載のお知らせ)で、1行の本文欄に改行入りの本文を打ち込み、Enterで送信が走りました。完了の表示は出ましたが、本文が途中までの可能性、複数回送られた可能性があります。→ 入力前に本文欄の形を見る。
2回送ってもエラー
「送信中にエラーが発生しました」が、URLの書き方を変えても続きました。一般の窓口には「提案・営業はこちらでは受け付けない」とあったので、そちらには回していません。→ 2回で止め、日を置くかメールにする。
AIに任せたこと、任せなかったこと
当社は、AIエージェント3つを並行で動かし、窓口の確認、入力、送信、記録までを任せました。AIエージェントとは、指示を受けて、ブラウザの操作などの作業を自分で順に進めるAIのことです。
一方で、送ってよい相手の条件、窓口に送るかどうかの基準、画像認証、法的な誓約は、人の担当にしました。基準に当てはまらないものはAIが送らずに止め、迷うものは人に回します。この線引きがあったので、速く送っても、送るべきでない相手には送っていません。
そのまま使える:送る前のチェックリストと記録表(例)
送る前のチェックは、送り先・窓口・文面・入力・記録の5つの場面で12項目です。1社ごとに確かめるか、記録表の列にしてそのまま使えます。
送り先
- この会社に送る理由を1行で言える
- NGリスト・取引先・既存のお客様と照らし合わせた
- 同じ運営会社に、まだ送っていない
窓口
- 「営業お断り」の記載がない(フォームの上下とプライバシーポリシー)
- お客様向けの必須項目に、事実でない答えを入れなくてよい
- 登録型・有料掲載の申込窓口ではない
文面
- 連絡した理由は、読んだページの事実だけで書いた
- 資料は短縮URLで本文に入れ、ログインなしで開けるのを確かめた
- 止め方(不要ならご返信を)を入れた
入力と記録
- 字数制限・URLの扱い・本文欄の形を見て、使う版を決めた
- 画像認証があれば人に回す
- 完了画面を確かめ、出なければ「要確認」として1行に残した
1社1行の記録表(例)
| 日時 | 会社 | 送信先 | 結果 | メモ |
|---|---|---|---|---|
| 【日時】 | 【会社名】 | 【フォームのURL】 | 送信済み | 種別「協業・提携」。300字版。完了画面を確認 |
| 【日時】 | 【会社名】 | 【フォームのURL】 | 保留 | フォームの上に「営業メールはお断り」と明記 |
| 【日時】 | 【会社名】 | 【フォームのURL】 | 要確認 | 完了画面が出ず。再送せず、自動返信を確認中 |
記入のしかたを示すための例です。実際の送信先とは関係ありません。
よくある質問
Q.フォーム営業の返信率はどれくらいですか?
A.当社が2026年11月7日に送った74件は、返信を待っている段階で、実数はまだ出ていません。結果が出たら追記します。返信率は送り先と文面によって変わるため、まず小さく送って、実際の数字を確かめるのがおすすめです。
Q.「営業お断り」と書いてある会社に送ってもいいですか?
A.当社は送りません。送らずに保留にして、理由を記録します。11月7日の送信でも、営業お断りや関係のない問い合わせお断りの明記があった2件には送っていません。
Q.フォーム営業の文面は何文字くらいがいいですか?
A.当社は、500〜1,000字の字数制限に収まる標準版と、300字の短縮版を用意しています。200字・300字までのフォームもあったため、短縮版を最初から作っておくと止まりません。
Q.完了画面が出なかったら、もう一度送るべきですか?
A.送り直さずに「要確認」と記録し、自動返信メールが届いているかで確かめます。完了画面が出なくても届いていることがあり、送り直すと二重送信になるおそれがあります。
Q.画像認証(CAPTCHA)があるフォームはどうすればいいですか?
A.機械で突破せず、人が対応するか、送らないかを決めます。当社の11月7日の送信では、4件を人に回しました。
Q.フォーム営業は自社でやるのと、代行やツールに頼むのとどちらがいいですか?
A.送る数が少なく、窓口を1社ずつ見られるなら、自社で始められます。数が増えて、窓口の確認・入力・記録の手間が重くなったら、代行やツールを検討します。どちらの場合も、送らない判断の基準と記録の形は、自社で決めておくことをおすすめします。
まとめ:フォーム営業は「送らない判断」から
フォーム営業のやり方は、送る数を増やす前に、送ってよい相手と窓口を決めることから始まります。営業お断り・顧客専用・登録型の窓口には送らず、文面は長さ違いで用意し、完了画面を確かめて1社1行で記録します。
当社の記録では、113件のうち26件を、送らないと決めて保留にしました。速く送れることより、送るべきでない相手に送らないことのほうが、相手との関係を守ります。返信の数は、結果が出たら追記します。
まず今日やること3つ
1
送る理由を書く
手元のリストの会社ごとに、送る理由を1行で書く。書けない会社は外す
2
5社の窓口を見る
送りたい会社のうち5社の問い合わせページを開き、営業お断り・顧客専用・登録型かを確かめる
3
文面と記録表を作る
標準版・300字版・URLの書き方を変えた版の3つの文面と、1社1行の記録表を用意する
フォーム営業を、送る前の絞り込みから任せたい方へ
送り先の条件づくり、窓口の確認、文面の書き分け、送信と1社1行の記録まで、この記事と同じ流れでお受けします。Chatworkにお困りごとを一言いただければ、代表の佐藤がすぐにヒアリングします。押し売りや営業のお電話はいたしません。
AUTHOR
佐藤祐介株式会社LIFRELL 代表取締役/アドアフィ専門・成果報酬型マーケター
オプト(全社MVP)、電通デジタルを経て、すららネットでマーケティング責任者としてBtoC事業を35倍に伸ばし上場に貢献。2018年にLIFRELLを設立。業界歴15年、担当500社以上・300商材以上。年間150億円規模のアドアフィ取扱に関わり、月15億円規模の広告費をマネジメント。医薬品・美容・健康食品・家電・デンタル・キッズのメーカー各社の事業側に外部CMOとして入り、数十商材の成果報酬型獲得を同時に運用。育毛剤D2Cでは0件から3か月で月30,000件、3年継続、大型メディア25社と取引。商材企画、オファー設計、LP・BOT、薬機法対応、メディアリクルーティング、計測・不正管理、在庫・与信・CRMまで、獲得の全工程を担当しています。本記事の内容は、送り先の社名を伏せた上で、当社の送信記録にもとづいて書いています。※提携ASP・代理店を含む実績
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