年収400万円でも結婚相談所で成婚できる！現実的な婚活戦略と立ち位置を解説

「年収400万円では結婚相談所で結婚できないのでは？」そんな不安を抱えているあなたへ。実は年収400万円の男性も多数成婚している現実をご存知ですか？

この記事では、年収400万円男性の結婚相談所での立ち位置から成功戦略まで、婚活のプロが詳しく解説します。

年収400万円男性の現実的な立ち位置とは

「自分の年収400万円で、本当に結婚なんてできるのだろうか…」

婚活を進める中で、こんな不安を抱えている方は少なくありません。しかし、結論からお伝えすると、年収400万円での結婚は決して非現実的な話ではありません。

日本の年収事情から見る400万円の価値

国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均年収は460万円となっており、年収400万円は決して低い水準ではありません。

▼給与階級別分布（令和5年分）

給与階級	割合	順位
300万円超 400万円以下	16.5%	1位（最多）
400万円超 500万円以下	15.3%	2位
200万円超 300万円以下	14.5%	3位
500万円超 600万円以下	10.5%	4位

この表を見ると、「400万円超 500万円以下」の層が15.3%と2番目に多く、年収400万円台の方は、日本で最もボリュームの大きい層に含まれることが分かります。

年代別で見る年収400万円の位置づけ

年代	男性平均年収	年収400万円の評価
20代後半	約350万円	平均以上
30代前半	約485万円	平均的
30代後半	約549万円	やや平均以下
40代前半	約602万円	平均以下

年収400万円以上の割合は、30代前半が20.6％、30代後半が35.6％となっており、特に20代後半〜30代前半では決して珍しい年収ではありません。

年収400万円のリアルな手取りと生活レベル

「年収400万円」と一言で言っても、実際に自由に使える「手取り額」はいくらになるのでしょうか。

一般的に、手取り額は額面年収の75%～80%程度となります。年収400万円の場合、社会保険料や税金が引かれ、手取り年収は約310万円～320万円、月々に換算すると約26万円が目安となります。

年収400万円のリアルな生活シミュレーション

実際の生活レベルを具体的に見てみましょう。ライフステージ別にシミュレーションしてみました。

ケース1：一人暮らしの場合

▼手取り月収26万円の場合の生活費モデル（一人暮らし）

項目	金額（円）	備考
家賃	70,000	地方なら広めの部屋、都心なら1K程度
食費	40,000	自炊中心。外食は週1～2回程度
水道光熱費	12,000	電気・ガス・水道代
通信費	8,000	スマホ・ネット回線
交際費・趣味	30,000	友人との食事、デート代、趣味など
日用品・雑費	15,000	洗剤、衣類、美容院など
保険・医療費	10,000	生命保険、医療保険など
貯金	75,000	将来のための備え
合計	260,000

一人暮らしであれば、比較的余裕のある生活が送れ、毎月しっかりと貯金もできる計算になります。

ケース2：夫婦二人暮らし（共働き）

現代の主流ともいえる「共働き」のケースです。パートナーがパートタイムで月8万円の収入を得ると仮定します。

世帯手取り月収：26万円 + 8万円 = 34万円

▼世帯手取り月収34万円の場合の生活費モデル（夫婦二人・共働き）

項目	金額（円）	備考
家賃	95,000	1LDK～2DK程度
食費	60,000	2人分、外食も楽しめる
水道光熱費	18,000	2人分
通信費	12,000	夫婦2人分
交際費・趣味	40,000	夫婦の楽しみに十分使える
日用品・雑費	20,000	2人分
保険・医療費	20,000	夫婦2人分の保険
貯金	75,000	しっかりと貯蓄も確保
合計	340,000

共働きになることで、家計には大きな余裕が生まれます。選べる住まいの選択肢が広がり、趣味やレジャーにもお金を使えます。何より、将来のための貯蓄をしっかり確保できる点が大きなメリットです。

「年収400万円での結婚は厳しい？」不安の正体と解消法

シミュレーションを見て、「やっぱり不安が残る…」と感じた方もいるかもしれません。婚活中の方が抱える「年収400万円」への不安は、大きく分けると以下の3つに集約されます。

不安1：贅沢ができず、窮屈な生活になりそう

確かに、年収400万円の世帯で、頻繁に海外旅行に行ったり、高級ブランド品を買い揃えたりする生活は難しいかもしれません。しかし、「贅沢＝幸せ」なのでしょうか？

多くのご夫婦が口を揃えるのは、「日々の小さな幸せを共有できることが大切」ということです。

高価なディナーでなくても、二人で一緒に作った料理を「おいしいね」と言い合える時間。海外旅行でなくても、近場の公園を散歩したり、共通の趣味を楽しんだりする週末。そうした何気ない日常の中に、本当の豊かさを見出しているカップルは非常に多いのです。

解消法

• お金のかからない楽しみを見つける： 映画鑑賞、サイクリング、図書館デート、一緒に料理など
• 「お金の価値観」が合う相手を選ぶ： 何にお金をかけたいか、価値観が合うとストレスなく生活できます
• 家計簿アプリなどで収支を「見える化」する： 無駄遣いを把握・改善できます

不安2：子供が生まれた後の教育費や養育費が心配

子供一人を大学卒業まで育てるのにかかる費用は、1,000万円以上と言われます。しかし、これは一度に支払うわけではありません。0歳から22歳までの長い期間で分割して支払っていくものです。

解消法

• 児童手当を全額貯蓄に回す： 中学校卒業まで支給される児童手当を貯め続けるだけで、約200万円になります
• ジュニアNISAや学資保険を活用する： 非課税制度などを利用して、計画的に教育資金を準備
• 自治体の助成制度を調べる： 独自の子育て支援サービスで、将来の負担を軽減

不安3：将来、病気や失業をしたら生活が破綻しそう

このリスクを最も効果的にヘッジできるのが**「共働き（ダブルインカム）」**という選択です。

【解消法】

• 共働きで収入源を複数持つ： どちらか一方が働けなくなっても、もう一方の収入で生活を維持
• 公的な保障制度を理解する： 傷病手当金や失業保険など、セーフティーネットが整備されています
• 民間の保険で備える： 医療保険や就業不能保険などでリスクをカバー

結婚相談所における年収400万円男性の割合

IBJで年収400万円未満の男性会員は5,747名で、割合はIBJ全体の15%という事実からも、年収400万円であれば十分に婚活可能な水準といえるでしょう。

参考: IBJ「成婚白書2024年度版」

年収400万円でも結婚相談所がおすすめな理由

1. 条件だけでなく内面も重視される環境

結婚相談所も条件でのマッチングが採用されていますが、1つの条件だけでなく複数の条件を挙げる場合がほとんど。年収にこだわらない女性や、「2人で協力し合ってこそ結婚」という考えの女性に出会える可能性が高まります。

お見合いパーティーなどでは短時間でプロフィールカードの条件のみで判断されがちですが、結婚相談所なら人柄や価値観を重視する女性と出会えるチャンスがあります。

2. 共働き希望の女性との出会い

現代の婚活市場では、昨今、結婚相談所においても”共働き”を希望する男性が増えていることから、女性も年収を公開することで、お見合いや成婚への可能性が高まるという変化が起きています。

女性側も働く意欲のある時代だからこそ、年収400万円でも「二人で力を合わせて家庭を築く」という価値観の女性と出会いやすくなっています。

3. プロのサポートで魅力を最大化

結婚相談所では専任カウンセラーがあなたの年収以外の魅力を最大限に引き出すサポートを行います。人柄、誠実さ、将来性など、年収だけでは測れない価値をしっかりとアピールできます。

年収400万円で結婚を実現するための4つのステップ

不安を解消し、立ち位置を理解したところで、次は具体的な行動計画です。現実的な結婚を実現するために、今から始められる4つのステップをご紹介します。

STEP1：ライフプランとマネープランを明確にする

まずは、あなた自身が「どんな結婚生活を送りたいか」を具体的に描くことから始めましょう。

• いつまでに結婚したい？
• 子供は何人欲しい？いつ頃？
• どこに住みたい？（賃貸 or 購入）
• どんな働き方を続けたい？
• 趣味や旅行にはどれくらいお金を使いたい？

これらを書き出してみることで、必要な資金や、パートナーと話し合うべき点が明確になります。

STEP2：貯金を始める・見直す

結婚には、結婚式費用、新婚旅行、新居への引っ越し、家具・家電の購入など、何かと物入りです。二人で200万～300万円程度の貯金があると、余裕を持って新生活をスタートできます。

• 目標額と期限を決める： 「1年で100万円貯める」など、具体的な目標を立てる
• 先取り貯金： 給料が入ったら、まず貯金額を別の口座に移す
• 固定費の見直し： スマホを格安SIMに変える、不要なサブスクを解約する

STEP3：共働きという選択肢を当たり前に考える

シミュレーションでも見た通り、共働きは現代の結婚生活を安定させる上で非常に有効な手段です。

ここで大切なのは、「男性も家事・育児をするのが当たり前」という意識を持つことです。婚活の段階から、家事の分担や育児への考え方について、オープンに話し合えるお相手を選びましょう。

STEP4：お金に対する価値観が合う相手を見つける

年収の額以上に、結婚生活の満足度を左右するのが「金銭感覚の一致」です。

• 何にお金をかけると幸せを感じるか？（食、旅行、趣味、自己投資など）
• どこを節約するのは苦にならないか？
• 将来のために、どれくらい貯蓄や投資をしたいか？

デート中の何気ない会話から、相手の金銭感覚を少しずつ探ってみましょう。

婚活市場における「年収400万円」の立ち位置とは？

実際の婚活の場において「年収400万円」はどのように見られるのでしょうか。男女それぞれの視点で解説します。

【男性の場合】年収以外の「強み」で勝負する時代

一部の婚活サービスでは、女性が男性に希望する年収として「500万円以上」「600万円以上」といったデータが見られます。これを見て、自信をなくしてしまう男性は少なくありません。

しかし、これはあくまでアンケート上の「理想」です。多くの女性は、現実的な結婚生活を見据えて、より多角的な視点でお相手を見ています。

女性が男性に求める年収の現実

婚活女性が求める年収は比較的現実的であることが分かります。

婚活女性の希望年収の実態▼

順位	希望年収	特徴
1位	400-500万円	最多。現実的な水準
2位	500-600万円	理想と現実のバランス
3位	300-400万円	共働き前提

現代女性が重視するポイント

特に近年、女性が重視するポイントとして挙げられるのが以下の3つです。

1. 家事・育児への協力姿勢： 共働きが当たり前になった今、「家事や育児は二人でするもの」という価値観を持っているかは非常に重要視されます
2. 金銭感覚の一致： 収入の多寡よりも、お金の使い方や価値観が合うかどうかが重要
3. 誠実な人柄とコミュニケーション能力： 将来について真剣に話し合えるか、感謝や愛情を言葉で伝えられるかが決め手

年収はあなたの魅力の一部でしかありません。プロフィールで年収を正直に記載した上で、家事への意欲や将来のビジョン、誠実な人柄をアピールすることが、素敵な出会いを引き寄せます。

【女性の場合】経済的自立は大きな「魅力」になる

ご自身の年収が400万円ある女性は、婚活市場において大きな強みを持っています。

1. 対等なパートナーシップを築ける： 経済的に自立しているため、相手の年収に固執することなく、人柄や価値観を重視したお相手選びができます
2. 世帯年収を高くできる： 同じ年収400万円の男性と結婚すれば、世帯年収は800万円になり、生活の選択肢が格段に広がります
3. 自信を持って婚活に臨める： 「いざとなれば一人でも生きていける」という経済的な基盤は、精神的な余裕に繋がります

年収400万円男性の婚活戦略

年収400万円の男性が婚活で結果を出すための具体的な戦略をお伝えします。

1. 活動量を増やして出会いの機会を拡大

年収をカバーするためには活動量を増やすことが重要です。年収600万円台の男性もライバルとして存在するため、積極的なアプローチが結果を出す鍵となります。

具体的な活動方法▼

• 月10件以上のお見合い申し込み
• プロフィール写真の定期的な更新
• カウンセラーとの定期面談
• 婚活イベントへの積極参加

2. プロフィールの戦略的な見せ方

自分のプロフィールの閲覧数から見せ方を分析することで、より効果的なアピールが可能になります。

プロフィール最適化のポイント▼

• 年収以外の魅力（趣味、特技、価値観）を前面に
• 将来性や安定性をアピール
• 家事協力や育児参加の意欲を表現
• 誠実で優しい人柄を伝える写真選び

プロフィール例▼

• NG例: 「趣味は料理です」
• OK例: 「得意料理は○○です。将来はパートナーと一緒にキッチンに立って、週末は一緒に料理を楽しみたいです。」

3. ターゲットを明確にしたアプローチ

共働き希望の女性に積極的にアプローチする戦略が効果的です。

狙うべき女性のタイプ▼

• キャリア志向の女性
• 年収300-400万円程度の働く女性
• 家庭と仕事の両立を望む女性
• 地方在住の女性（都市部より年収への期待値が現実的）

4. 年齢を意識したスピード婚活

男性にとっても「年齢」が成婚の重要な要素となっています。特に30代後半以降は年収の影響が弱まる一方、年齢による影響が大きくなるため、早めの活動開始が重要です。

【婚活方法別】年収400万円の人が理想の相手と出会う戦略

ライフプランや価値観が明確になったら、いよいよ出会いの場へ。年収400万円の方が効率的に理想のパートナーと出会うための、婚活方法別の戦略をご紹介します。

マッチングアプリ：プロフィールで「将来性」と「誠実さ」を語る

手軽に始められるマッチングアプリは、出会いの数を増やすのに最適です。多くのライバルの中から選ばれるためには、プロフィールの工夫が鍵となります。

効果的なプロフィール作成のコツ▼

• 年収以外の魅力を具体的に書く
• 将来のビジョンを語る： 「堅実なタイプなので、毎月コツコツ貯金をしています。将来は笑顔の絶えない温かい家庭を築きたいです。」
• 家事・育児への前向きな姿勢を示す： 「共働きで、家事も育児も協力し合える関係が理想です。」

結婚相談所：プロの力で「価値観」の合う相手を見つける

「年収に自信がないから、結婚相談所はハードルが高い…」と感じるかもしれませんが、実は逆です。年収という条件だけで判断されたくない方にこそ、結婚相談所はおすすめです。

結婚相談所のメリット

• データと人柄の両面から紹介： 年収だけでなく、性格や価値観、ライフプランを深くヒアリングした上で、相性の良いお相手を紹介
• 年収をポジティブに伝えてくれる： カウンセラーが「年収は400万円台ですが、非常に誠実で、将来設計もしっかりされている方」と魅力を効果的に伝えてくれる
• 金銭感覚のすり合わせもサポート： デートや交際中に聞きにくいお金の話も、カウンセラーを通じて確認・調整が可能

年収400万円男性の成婚事例と成功の秘訣

実際の事例

成婚した男性の共通点

• 誠実で真面目な人柄
• 積極的な婚活姿勢
• 相手女性の価値観を尊重する姿勢
• 将来のライフプランを具体的に描ける力

具体的な事例

• Aさん（36歳・年収400万円）： 結婚相談所を変えて成婚。家事に積極的で、将来設計がしっかりしていることが決め手となった
• Bさん（28歳・年収380万円）： 共働き希望の女性と出会い、お互いの価値観が一致して短期間で成婚
• Cさん（45歳・年収420万円）： 年齢で焦りを感じていたが、人柄を重視する女性との出会いで成婚

成婚までの期間

在籍日数「約9ヶ月（男女合わせた中央値）」、交際日数「約4ヶ月」が結婚相談所での平均的な成婚期間です。年収400万円の男性でも、適切な戦略を取れば1年以内の成婚が十分可能です。

参考: IBJ「成婚白書2024年度版」

年収400万円での将来設計と生活の安定性

手取り額と生活レベル

年収400万円の場合、手取り月収は約25-26万円となります。

夫婦2人での生活費モデル（詳細版）

片働きの場合の課題

• 自由に使えるお金は減り、貯金額も大きく減少
• 将来の出産や子育て、マイホーム購入を考えると、かなり計画的な家計管理が必要
• 贅沢は難しく、お互いの協力が不可欠

共働きの場合の利点

• 家計に大きな余裕が生まれる
• 選べる住まいの選択肢が広がる
• 趣味やレジャーにもお金を使える
• 将来のための貯蓄をしっかり確保できる

子育て費用への備え

子供一人を大学卒業まで育てるのにかかる費用は、1,000万円以上と言われます。しかし、これは一度に支払うわけではなく、0歳から22歳までの長い期間で分割して支払っていくものです。

具体的な備え方

• 児童手当の活用： 中学校卒業まで支給される児童手当を全額貯蓄に回すだけで、約200万円
• 教育資金の計画的準備： ジュニアNISAや学資保険を活用（金融庁「NISA特設ウェブサイト」参照）
• 自治体の支援制度： 地域独自の子育て支援サービスの活用

キャリアアップの可能性

年収400万円は決してゴールではありません。将来的な年収アップの可能性も婚活でのアピールポイントになります。

• 昇進による年収アップ
• 転職による収入改善
• 副業やスキルアップ
• 共働きによる世帯年収の向上

結婚相談所選びのポイント

年収400万円男性におすすめの結婚相談所タイプ

手厚いサポート型

• 専任カウンセラーによる個別指導
• プロフィール作成サポート
• お見合い練習やアドバイス

ハイブリッド型

• 多くの女性との出会いの機会
• 幅広い価値観の女性と接触可能
• 自主活動メインだが、困ったら仲人に相談できる

まとめ：年収400万円でも結婚は十分可能

年収400万円という条件は、現代の婚活市場において決してハンディキャップではありません。結婚相談所では年収400万円の男性も多く在籍しており、多数の方が結婚しているという事実が、その証拠です。

結果を出すための重要なポイント

1. 積極的な活動姿勢 – 年収以外の魅力で勝負
2. 適切なターゲット設定 – 共働き志向の女性にアプローチ
3. プロのサポート活用 – 結婚相談所の専門知識を最大限活用

「年収が400万円だから結婚できない」と悩んでいる男性も多いようですが、実際はそのようなことはありません。大切なのは、年収を理由に諦めるのではなく、戦略的に婚活に取り組むことです。

現代は共働きが当たり前の時代。年収400万円という現実的な収入レベルの男性こそ、理想的なパートナーシップを築ける相手との出会いが待っています。

今こそ行動を起こし、あなたの結婚への第一歩を踏み出しましょう。