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子供部屋おばさん(こどおば)とは?意味と特徴、結婚前に話したいこと

子供部屋おばさん(こどおば)とは、実家の自室で暮らし続ける未婚の中年女性を指すネットスラングで、公的な定義や「何歳から」という基準はありません。否定的なニュアンスを含む言葉なので、特定の人に使うのは避けましょう。18〜34歳の未婚女性の72.1%が親と同居しており(2021年)、実家暮らしは珍しくありません。
「子供部屋おばさん」「こどおば」という言葉を見かけて、どんな意味なのか気になった方も多いと思います。
この記事では、言葉の意味をまず正確に説明し、親と同居する未婚者の統計、よく言われる「特徴」の実際、そして実家暮らしの相手と結婚を考えるときに話し合いたいことを、編集部の取材内容とあわせて紹介します。
- 子供部屋おばさん(こどおば)とは、実家の自室で暮らし続ける未婚の中年女性を指すネットスラング。からかいや否定的なニュアンスを含む俗語で、公的な定義はない
- 男性版は「子供部屋おじさん(こどおじ)」
- 親と同居する未婚者は珍しくない。18〜34歳の未婚女性の72.1%が親と同居(2021年・出生動向基本調査)
- 実家暮らしの相手と結婚を考えるなら、家計・家事・親との距離を早めに話し合うことが大切

監修・久野 浩司
恋愛アドバイザー
大手情報サイト「All About」での人気恋愛コラム連載や、自身の結婚相談所運営を通じて、多くの女性たちの恋や結婚をサポート。雑誌「DIME」「JJ」などへの掲載実績もある。音楽業界で培った鋭い視点と、国際的な感覚を活かした的確なアドバイスに定評がある。▶ 監修者インタビューはこちら ▶専門家リスト

執筆:佐藤 祐介
婚活パラダイス編集部 編集長
婚活パラダイス運営のLIFRELL代表取締役。自ら大学教授7名を含む婚活や恋愛に関する専門家へインタビュー取材、インタビュー数36名以上、また結婚相談所の事業者インタビューは52社、マッチングアプリ事業者インタビューは12社、利用者へのインタビューは100件以上実施。専門家から得られた知識を記事に反映しています。▶その他:執筆、編集メンバーはこちら
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子供部屋おばさん(こどおば)とは?意味・定義をわかりやすく解説
子供部屋おばさんの意味・定義
「子供部屋おばさん」とは、実家の自室(子どものころから使っている部屋)で暮らし続ける、未婚の中年女性を指すネットスラングです。略して「こどおば」。男性版は「子供部屋おじさん(こどおじ)」です。
ネット上で使われる俗語で、辞書や法律・統計で決まった定義はありません。からかいや否定的なニュアンスを含む言葉なので、特定の人を指して使うと相手を傷つけることがあります。この記事では、言葉の意味を説明するために使っています。
また、「実家暮らし=子供部屋おばさん」ではありません。親の介護や持病、仕事の事情、貯蓄など、実家で暮らす理由は人それぞれです。
親と同居する未婚者はどのくらいいる?【統計】
国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向基本調査」によると、2021年の調査で18〜34歳の未婚女性の72.1%、未婚男性の65.9%が親と同居していました。前回2015年(女性78.2%、男性72.2%)からは下がっています。どの回の調査でも、親と同居する割合は女性のほうが高くなっています。

| 調査年 | 1982年 | 1987年 | 1992年 | 1997年 | 2002年 | 2005年 | 2010年 | 2015年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 女性 | 82.0% | 78.0% | 76.7% | 74.5% | 76.4% | 76.4% | 77.2% | 78.2% | 72.1% |
| 男性 | 69.6% | 70.4% | 62.8% | 65.5% | 69.5% | 70.3% | 69.7% | 72.2% | 65.9% |
中年層の人数は国勢調査で分かります。2020年の国勢調査では、親と同居している未婚の女性は35〜39歳で514,202人、40〜44歳で479,497人でした(年代別の人数は「何歳から?」の表)。
「働いているのに経済的に自立していない」というイメージ
この言葉が使われるとき、「仕事はしているが、家にお金を入れず、家賃や食費を親に頼っている」というイメージが重ねられがちです。ただ、家にいくら入れているか、家計をどう分けているかは家庭ごとに違い、実家暮らしというだけでは分かりません。
「実家暮らしは精神的に幼い」は本当?
「実家暮らしは精神的に幼い」という声もありますが、住まい方で精神的な成熟度が決まるという根拠は確認できません。違いが出やすいのは、家賃の支払いや契約、毎日の家事などを自分で経験してきたかどうかです。経験が少ないことは、実家にいながらでも少しずつ補えます。
子供部屋おばさんの特徴として言われる10のこと
ネット上で「子供部屋おばさんの特徴」としてよく挙げられる10のことを整理しました。統計で裏付けられたものではなく、当てはまるかどうかで人を判断するためのものでもありません。結婚前に話し合っておきたい項目として読んでください。
特徴①:家に生活費を入れていない(または少額)
家賃・食費・光熱費の多くを親が負担している状態です。金額の多い少ないより、家計のことを家族で話し合っているかどうかがポイントです。
特徴②:家事をほとんどしない・親任せ
料理・洗濯・掃除を親が担っている状態です。仕事が忙しい時期に親が手伝ってくれる家庭もあり、事情はさまざまです。
特徴③:生活費の相場を知る機会が少ない
光熱費や家賃の相場を自分で調べる機会が少ないと、一人暮らしや二人暮らしの費用をイメージしにくくなります。
特徴④:大きな決断で親の意見を重く見る
転職や引っ越しなど大きな決断で、親の意見を重く見る人もいます。家族の意見を聞くこと自体は自然なことで、最後に自分で決めているかが大切です。
特徴⑤:今の生活水準を保ちたい
実家での暮らしに慣れていると、結婚後の住まいや家計の水準とのギャップを感じることがあります。
特徴⑥:一人暮らしの経験がない
部屋探しや役所の手続きを自分でしたことがない人もいます。経験は結婚後にも積めます。
特徴⑦:住まいの心配が少なく、働き方を選びやすい
住まいの心配が少ない分、転職や働き方を選びやすい面があります。仕事への熱意と住まいの関係を示す根拠はありません。
特徴⑧:収入を自分の趣味や貯蓄に回しやすい
家賃がかからない分、趣味や美容、貯蓄にお金を回しやすくなります。結婚後は「自分のお金」と「家計」の分け方を話し合う必要があります。
特徴⑨:結婚相手に求める条件が高くなりやすいと言われる
今の暮らしの水準を基準に、相手の収入などの条件が高くなりやすいと言われます。ただし、実家暮らしかどうかと条件の高さの関係を示すデータはありません。
特徴⑩:今の暮らしを変える必要を感じにくい
今の暮らしで困っていないと、変える必要を感じにくいものです。結婚は二人で暮らし方を決め直す機会でもあります。
実家暮らしの人の中には、家事を担っている人、生活費を入れている人、親の暮らしを支えている人も多くいます。一つ二つ当てはまるからといって決めつけないようにしましょう。
実家暮らしの相手の暮らし方を知るには?
普段の暮らし方を聞いてみる
交際中の相手が実家暮らしなら、「休みの日は何をしているか」「家ではどんな役割をしているか」など、普段の暮らし方を自然に聞いてみましょう。自分の暮らし方も話すと、一方的な質問になりません。
仕事の話から暮らしへの向き合い方を知る
仕事の話からも、生活への向き合い方は見えてきます。「最近電気代が上がりましたね」といった身近な話題から、お金の感覚を知ることもできます。
「子供部屋おばさん」かチェックリスト
自分の暮らしを振り返るためのチェックリストです。当てはまる数で人を判断するものではありません。
| チェック項目 | はい/いいえ |
|---|---|
| 実家に住んでいて、生活費を入れていない(または少額) | はい・いいえ |
| 家事(料理・洗濯・掃除)のほとんどを親が担っている | はい・いいえ |
| 家賃・食費・光熱費の相場をあまり知らない | はい・いいえ |
| 大きな決断のとき、親の意見に合わせることが多い | はい・いいえ |
| 今の生活水準を下げることを考えたことがない | はい・いいえ |
| 一人暮らしの経験がない | はい・いいえ |
| 実家にいることを前提に、仕事や働き方を決めている | はい・いいえ |
| 給料の大半を自分の趣味・美容・娯楽に使っている | はい・いいえ |
| 結婚相手の収入などの条件を、今の暮らしを基準に考えている | はい・いいえ |
| 今の暮らしを変える必要はないと感じている | はい・いいえ |
結果の目安
| 当てはまる数 | 目安 |
|---|---|
| 0〜2個 | 実家暮らしでも、生活の多くを自分で担えています |
| 3〜5個 | 家計や家事で親に頼っている部分があります。結婚前に相手と話し合っておくと安心です |
| 6個以上 | 結婚後の暮らしをイメージしにくいかもしれません。家計か家事のどちらか一つを、まず自分で担ってみましょう |
実家暮らしの相手と結婚を考えるときに話し合いたいこと
実家暮らしかどうかより大切なのは、結婚後の暮らし方を二人で話し合えるかどうかです。話し合いたいことを3つにまとめました。

- 家計:生活費をどう分けるか
- 家計:貯金とお金の管理を誰がするか
- 家計:結婚後の働き方の希望
- 家事:料理・洗濯・掃除を誰が担うか
- 家事:忙しい時期の分担をどうするか
- 親との距離:住む場所・帰省の頻度
- 親との距離:親の介護をどうするか
家計:生活費の分担とお金の管理
実家暮らしが長いと、家賃や光熱費を自分で払った経験が少ないことがあります。それ自体は問題ではなく、結婚前に「生活費をどう分けるか」「貯金とお金の管理を誰がするか」を具体的に話しておけば十分です。
婚活パラダイス編集部の取材より
専門家はこう見る|年収より「どう分担するか」を話せるか
結婚相談所エールマリアージュ代表の三好孝志さんは、結婚後の生活を想像するときの視点について次のように話しています。
世帯としてお金はたくさんあっても自由に使えなかったり、高収入でも貯金が少なかったりするのはよくあります。
逆に少し年収は低めだけど、一緒に力を合わせて世帯年収を上げていこうとか、家事をどう分担しようとか、そういう話ができる方が結婚生活は安定します。— 三好孝志さん(結婚相談所 エールマリアージュ 代表)|インタビュー全文を読む
収入の多さより、お金と家事について話し合えるかどうかが、結婚後の安定につながります。
家事:どちらが何を担うか
実家で家事を親が担ってきた人は、結婚後に家事の量に驚くことがあります。料理・洗濯・掃除を誰が担うか、忙しい時期はどうするかを、交際中から話しておきましょう。一緒に暮らす前に、相手の家事の得意・不得意を知っておくと分担を決めやすくなります。
働き方と収入:結婚後の働き方の希望
結婚後の働き方の希望は、家計にも家事の分担にも関わります。最初に話した希望が、あとで変わることもあります。
婚活パラダイス編集部の取材より
専門家はこう見る|破局の原因は「お金」の詰め不足
ブライダルオフィス SAKURA代表の遠山紀代美さんは、真剣交際が破局する原因について次のように話しています。
最終的な詰め、話し合いがしっかりできていなかった、というケースが多いですね。
例えば、お金のこと。
結婚後の働き方について、最初は「パートでもいいよ」と言ってくれていたのに、後になって「やっぱり正社員で働いてほしい」と言われたり。— 遠山紀代美さん(ブライダルオフィス SAKURA 代表)|インタビュー全文を読む
働き方とお金の希望は、言いにくくても婚約前に具体的に確かめておきましょう。
親との距離:住む場所・帰省・介護
実家暮らしの人と結婚する場合、どこに住むか(相手の実家の近くか、離れるか)、帰省の頻度、親の介護をどうするかは早めに話し合いたいテーマです。
婚活パラダイス編集部の取材より
専門家はこう見る|年齢が上がるほど話し合うことは増える
結婚相談所sachiareの田之畑真理子さんは、交際中に話し合っておきたいことについて次のように話しています。
お互いの家族観や子どもへの考え方、仕事のキャリアプラン、親の介護問題など、特に年齢が上がると話し合っておきたいことが増えますよね。
だからこそ早めに「どんなライフプランを描いているのか」を擦り合わせていかないと、あとで真剣交際がダメになってしまうケースが出てきます。— 田之畑真理子さん(結婚相談所sachiare)|インタビュー全文を読む
実際に私は結婚して1年目27歳の時に予想もしていなかった義母の介護がスタートし人生が激変しました。
親の介護なんて30年後位の気持ちでいましたから。— 遠山紀代美さん(ブライダルオフィス SAKURA 代表)|インタビュー全文を読む
親の介護は、思っていたより早く始まることもあります。二人の考えを早めに共有しておくと安心です。
婚活パラダイス編集部の取材より
経験者の声|「実家のほうが楽」がすれ違いを生んだ
サンマリー東京代表カウンセラーの蜂巣直子さんは、自身の最初の結婚生活について次のように振り返っています。
お金がなくて私の実家(千葉)に2人で転がり込んだこともあり、彼としては早く2人の生活に戻りたい一方で、私のほうは「実家のほうが楽だな」と思うようになってしまい、すれ違いが続きました。
— 蜂巣 直子さん(サンマリー東京 代表カウンセラー)|インタビュー全文を読む
実家との距離感は、結婚後に変わることもあります。二人の暮らしをどう優先するかも話しておきましょう。
結婚相談所では、カウンセラーに相談しながら、こうした話し合いを進めることができます。結婚相談所のおすすめランキングも参考にしてください。
「子供部屋おばさんの末路」と言われることの実際|お金・介護・住まい・結婚
「末路」という言葉で語られがちですが、実家暮らしを続ける場合に現実に考えておきたいのは、結婚・介護と住まい・お金の3つです。
結婚:希望しているなら、話し合いを先送りしない
出生動向基本調査(2021年)では、18〜34歳の未婚女性の84.3%が「いずれ結婚するつもり」と答えています。結婚を希望しているなら、住まい・家計・親との距離について、交際中から話し合う準備をしておくと進めやすくなります。
介護と住まい:親が高齢になったときに備える
親が高齢になると、介護や住まいの問題が出てきます。実家の名義や将来の住まい、介護が必要になったときに誰が何を担うかを、元気なうちに家族で話しておくと慌てずに済みます。
お金:実家にいる間に老後の備えを始める
家賃がかからない期間は、貯蓄を増やしやすい時期でもあります。実家にいる間に毎月の生活費を把握し、自分名義の貯蓄や老後の備えを始めておきましょう。
子供部屋おばさんが「勝ち組」と言われる理由と現実
ネット上では「子供部屋おばさんは勝ち組」という意見も見られます。その理由と、長く続ける場合に考えておきたいことを整理します。
「勝ち組」と言われる理由
- 家賃がかからない分、貯蓄や趣味にお金を回しやすい
- 家事を家族で分け合え、自由な時間をつくりやすい
- 住む場所の心配が少ない
- 親の様子を近くで見守れる
長く続けるなら考えておきたいこと
- 親が高齢になったとき、介護と住まいをどうするか
- 一人で暮らすときの生活費を把握しているか
- 結婚を希望するなら、相手と暮らし方を話し合えるか
「実家暮らしで何が悪い?」への答え
実家で暮らすこと自体に、悪いことはありません。18〜34歳の未婚者では、親と同居している人が多数派です(女性72.1%・男性65.9%、2021年)。考えておきたいのは、家計・家事・将来の備えを家族でどう分け合うかです。
子供部屋おばさんは何歳から?20代・50代の親同居の人数
「子供部屋おばさん」は定義のない俗語なので、「何歳から」という決まった基準はありません。言葉の上では「中年」の女性を指しますが、年齢の線引きは使う人によって違います。
2020年の国勢調査で、親と同居している未婚の人数を年代別に見ると次のとおりです。20代前半の女性は1,788,638人、50〜54歳の女性は336,595人でした。

| 年齢 | 女性 | 男性 |
|---|---|---|
| 20〜24歳 | 1,788,638人 | 1,794,274人 |
| 25〜29歳 | 1,046,381人 | 1,140,790人 |
| 30〜34歳 | 662,279人 | 871,914人 |
| 35〜39歳 | 514,202人 | 759,937人 |
| 40〜44歳 | 479,497人 | 736,800人 |
| 45〜49歳 | 486,607人 | 763,007人 |
| 50〜54歳 | 336,595人 | 532,452人 |
| 55〜59歳 | 189,897人 | 317,905人 |
| 60歳以上 | 131,838人 | 230,134人 |
大切なのは年齢ではなく、家計・家事を自分でどれだけ担っているかと、これからの暮らしをどうしたいかです。20代でも50代でも、実家で暮らす理由は人それぞれです。
子供部屋おじさん(こどおじ)との比較——男女の違い
「子供部屋おばさん(こどおば)」の男性版が「子供部屋おじさん(こどおじ)」です。意味は性別が違うだけで、どちらもネット上の俗語です。統計で比べると次のようになります。
| 項目 | こどおば(女性) | こどおじ(男性) |
|---|---|---|
| 意味 | 実家の自室で暮らし続ける未婚の中年女性を指す俗語 | 実家の自室で暮らし続ける未婚の中年男性を指す俗語 |
| 18〜34歳の未婚者の親同居割合(2021年) | 72.1% | 65.9% |
| 親と同居している未婚者(35〜39歳・2020年) | 514,202人 | 759,937人 |
| 親と同居している未婚者(40〜44歳・2020年) | 479,497人 | 736,800人 |
男女ともに「実家暮らし=問題」ではありません。パートナーを選ぶ際は性別に関わらず「一緒に家庭を作れるか」という視点で確認しましょう。
「子供部屋おばさん」の代表的な悩み別・対処法ガイド
悩み1:婚活や恋愛が進展しない
婚活がうまく進まないときは、自分の暮らし方や結婚後のイメージを一度言葉にしてみましょう。マッチングアプリや結婚相談所では、婚活のプロに相談しながら進めることもできます。
悩み2:親離れ・自立が難しい
急に一人暮らしをするのが難しくても、「実家にいながら自立する」ことはできます。家事の一部を担う、生活費を入れる、自分のことは自分で決める、という小さな積み重ねから始めましょう。
悩み3:経済的な不安や将来設計が立てられない
まずは家計簿アプリなどで、一人暮らしをしたらいくらかかるかを試算してみましょう。実家にいる間に生活費を把握し、貯蓄の習慣をつけておくと安心です。
婚活パラダイス編集部の取材より
専門家はこう見る|親との関係が婚活のブレーキになることも
結婚相談所Lulu Spaces代表の伊藤友美さんは、婚活がうまくいかない人の背景について次のように語っています。
そうですね。アラフォー世代の方だと、子供のときに親から虐待されていた…というほど深刻な話じゃなくても、「ご両親がそもそもあまり仲良く見えなかった」「親に甘やかされ過ぎて男性を見る目が厳しすぎる」とか、そういうところで婚活をブレーキしているパターンが多いんです。
「自分は大した価値がない」「男性はみんな頼りないものだ」みたいな無意識の思い込みを抱えてしまっているので、出会いの場に行ってもうまくいかない、というわけです。— 伊藤友美さん(婚活カウンセラー・結婚相談所Lulu Spaces代表)|インタビュー全文を読む
親との関係を見つめ直すことが、婚活を前に進める第一歩になる場合があります。
実家にいても・実家を出ても、暮らしを自分で回す方法
独立して一人暮らしを試してみる
可能であれば、一人暮らしを経験してみましょう。家賃・光熱費・食費を自分で払い、自分で決めながら暮らすことで、結婚後の生活もイメージしやすくなります。
実家での生活でも積極的に家事に取り組む
まずは料理か洗濯のどちらか一つを、自分の担当にしてみましょう。「週に何日か夕食を作る」「自分の洗濯は自分でする」といった習慣から始められます。
プチ同居解消プランを立てる
すぐに一人暮らしが難しくても、「〇歳までに一人暮らしを始める」という目標を決め、引っ越し資金の貯蓄や家賃相場の確認をしておくだけでも準備になります。まずは実家に生活費を入れることから始めてみてください。
婚活パラダイス編集部の取材より
結婚相談所の現場から|実家暮らしが長いと住まい選びから戸惑う
結婚相談所エールマリアージュ代表の三好孝志さんは、成婚後の家探しに同行したエピソードを次のように話しています。
そのときはお二人とも実家暮らしが長くて、物件を選ぶ段階から分からないことだらけだったんです。
私は昔から引っ越し経験が多かったり、FP(ファイナンシャルプランナー)資格を持っていたりするので、「じゃぁ、一緒に不動産屋さんを巡りましょうか」と(笑)。— 三好孝志さん(結婚相談所 エールマリアージュ 代表)|インタビュー全文を読む
実家を出る前に、住まい選びやお金の管理など一人で生活する準備を少しずつ始めておくと安心です。
よくある質問(FAQ)
子供部屋おばさん(こどおば)の意味は?
実家の自室で暮らし続ける未婚の中年女性を指すネットスラングです。からかいや否定的なニュアンスを含む俗語で、公的な定義はありません。男性版は「子供部屋おじさん(こどおじ)」です。
子供部屋おばさんの年齢は何歳から?
定義のない俗語なので、「何歳から」という決まった基準はありません。年齢より、家計・家事を自分でどれだけ担っているかのほうが、結婚を考えるうえでは大切です。年代別の統計もご覧ください。
実家暮らしの女性全員が子供部屋おばさんなの?
違います。親の介護・持病・仕事の事情・貯蓄など、実家で暮らす理由は人それぞれです。18〜34歳の未婚女性の72.1%は親と同居しています(2021年・出生動向基本調査)。
子供部屋おばさんの何が悪いの?
実家で暮らすこと自体に悪いことはありません。考えておきたいのは、家計・家事・将来の備えを家族でどう分け合うかです。
実家暮らしでも結婚できる?
できます。結婚前に、生活費の分け方、家事の分担、住む場所や親との距離を相手と話し合っておくと、結婚後の暮らしがスムーズになります。
交際相手が実家暮らし。結婚前に何を確認すればいい?
家計(生活費の分け方・お金の管理・働き方の希望)、家事(誰が何を担うか)、親との距離(住む場所・帰省・介護)の3つです。くわしくは「実家暮らしの相手と結婚を考えるときに話し合いたいこと」をご覧ください。
子供部屋おじさん(こどおじ)とは何が違う?
性別が違うだけで、意味は同じです。統計では、18〜34歳の未婚者の親同居割合は女性72.1%・男性65.9%(2021年)で、女性のほうが高くなっています。
子供部屋おばさんは勝ち組?
家賃がかからず貯蓄しやすいという面はあります。一方で、親が高齢になったときの介護や住まい、一人で暮らすときの生活費は考えておく必要があります。勝ち負けではなく、家族でどう備えるかが大切です。
監修者:久野浩司の総括
「子供部屋おばさん」という言葉は、単に実家に暮らす女性を指すのではなく、家計・家事・意思決定の面で自立が伴っていない状態を示します。
婚活の現場では、実家暮らし自体よりも「どんな生活をしているか」「自立の意識があるか」の方がはるかに重要です。相手の生活実態を丁寧に確認することが、後々のトラブルを避けることにつながります。
こどおばを卒業したい方へ:まずは「家に生活費を入れる」「家事を担当する」という小さな行動から始めてみましょう。意識と行動が変わることが、婚活を前に進める一歩になります。
まとめ
- 子供部屋おばさん(こどおば)とは、実家の自室で暮らし続ける未婚の中年女性を指すネットスラング。否定的なニュアンスを含む俗語で、公的な定義はない
- 「何歳から」という基準はない。男性版は子供部屋おじさん(こどおじ)
- 18〜34歳の未婚女性の72.1%が親と同居(2021年)。実家暮らしは珍しくない
- よく言われる「特徴」は統計の裏付けがないイメージ。当てはまるかどうかで人を判断しない
- 実家暮らしの相手と結婚を考えるなら、家計・家事・親との距離を早めに話し合う
- 実家にいながらでも、生活費を入れる・家事を担うことから自立の準備はできる
婚活を本格的に進めたい方は、結婚相談所のおすすめランキングやマッチングアプリの比較記事もぜひ参考にしてみてください。




