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「結婚を前提に付き合う」とは?普通の恋愛との違い、男女の心理、見極めポイントを解説

「結婚を前提に付き合う」とは、将来の結婚を真剣に視野に入れたお付き合いのことです。これは、単に「好きだから付き合う」という恋愛や、法的な約束である「婚約」とは異なります。
この記事では、「結婚前提の交際」が具体的に何を意味するのか、普通の恋愛とどう違うのか、そして男女それぞれの心理や、関係を進める上で確認すべき重要なポイントを詳しく解説します。婚活中の方や、現在のパートナーとの将来を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

監修・久野 浩司
恋愛アドバイザー
大手情報サイト「All About」での人気恋愛コラム連載や、自身の結婚相談所運営を通じて、これまでに5,000人以上の女性たちの恋や結婚をサポート。「anan」「GINGER」など人気女性誌への掲載実績も多数。音楽業界で培った鋭い視点と、国際的な感覚を活かした的確なアドバイスに定評がある。▶ 監修者インタビューはこちら ▶専門家リスト

執筆:佐藤 祐介
婚活パラダイス編集部 編集長
婚活パラダイス運営のLIFRELL代表取締役。自ら大学教授7名を含む婚活や恋愛に関する専門家へインタビュー取材、インタビュー数36名以上、また結婚相談所の事業者インタビューは52社、マッチングアプリ事業者インタビューは12社、利用者へのインタビューは100件以上実施。専門家から得られた知識を記事に反映しています。▶その他:執筆、編集メンバーはこちら
お問い合わせ:コンタクトフォーム

「“結婚前提”の交際は恋愛の延長ではなく“将来設計の共同プロジェクト”。期限・価値観・家族観を早期に共有し、ふたりで“実現可能な結婚プラン”へ落とし込むことが最初の一歩です」
結婚前提のお付き合いとは?普通の恋愛や婚約との明確な違い


「結婚前提のお付き合い」という言葉を聞くと、普通の恋愛と何が違うのか、あるいは婚約と同じことなのか、疑問に思う方もいるでしょう。特に結婚を真剣に考えている方にとって、この違いを理解することは非常に重要です。
ここでは、「結婚前提の交際」が具体的にどのようなものか、普通の恋愛や婚約との主な違いを4つのポイントで解説します。
結婚前提の交際・普通の交際・婚約の違い▼
項目 | 結婚前提の交際 | 普通の交際 | 婚約 |
---|---|---|---|
結婚への意識 | 非常に高い、将来の結婚を具体的に見据える | 低い~中程度、結婚を意識しない場合もある | 確定、結婚の約束が成立している |
交際期間の目安 | 数ヶ月~2年程度で結論を出すことが多い | 特に定めなし | 結婚準備期間 |
親への挨拶 | 早い段階で行うことが多い | 関係が深まってから、または結婚が決まってから | 済んでいる、または近々行う |
同棲 | 結婚生活の試行として行うことがある | 関係の進展の一環として、または行わない | 結婚準備として、または既に行っている |
別れのハードル | 比較的高い、簡単に別れない覚悟がある | 比較的低い | 非常に高い、法的な拘束力はないが社会的責任伴う |
将来の話 | 具体的(仕事、住居、子供など) | あまりしない、または漠然としている | 具体的な結婚準備(式場、新居など) |
違い1:プロポーズではないが真剣交際。婚約とは異なる関係性
「結婚前提のお付き合い」と聞くと、「婚約」と同じように捉える方もいるかもしれませんが、これらは明確に異なります。
婚約は、具体的なプロポーズがあり、「結婚しましょう」という双方の合意のもと、入籍や結婚式の準備を進める段階です。一方、「結婚前提のお付き合い」は、将来的に結婚を考えているものの、まだ交際段階であり、お互いを深く知るための期間です。
ただし、単に「好きだから」という気持ちだけで始まる恋愛とは異なり、「この人と結婚生活を送れるか」を見極めるための交際であるため、普通の恋愛よりも格段に真剣度が高いのが特徴です。
違い2:将来の家族として。お互いの親への挨拶も視野に
将来的に結婚する可能性が高いため、結婚前提の交際では、比較的早い段階でお互いの親に挨拶をするカップルが多い傾向にあります。
結婚は二人だけの問題ではなく、家族同士のつながりも生まれます。相手の親がどのような人物かを知ることは、将来の安心感につながりますし、相手の育った環境を理解することで、パートナーへの理解をより深めることができます。
親へ挨拶する際に「結婚を前提にお付き合いさせていただいています」と伝えることで、自身の覚悟を再認識し、結婚への意識を高める効果も期待できるでしょう。
違い3:結婚生活のお試し期間?同棲の可能性も
結婚すれば、多くの場合、夫婦は共に生活を始めます。週に数回のデートでは見えなかった相手の生活習慣や価値観も、同棲することで明らかになります。良い面だけでなく、受け入れがたい側面が見えてくることもあります。
結婚前提の交際で同棲を選ぶカップルは、結婚前に相手の素の姿を知り、生活を共にしていけるかを確認する目的があります。これにより、結婚後の「こんなはずではなかった」というミスマッチを防ぐことが期待できます。
通常の恋愛における同棲は、結婚のタイミングを逃し、関係が長引いてしまうこともありますが、結婚前提の場合は、結婚という共通の目標があるため、比較的スムーズに次のステップへ進みやすいと言えます。
違い4:「簡単に別れない」覚悟を持つ。困難も乗り越える努力を
結婚を前提に交際する場合、多くのカップルは「些細なことですぐに別れない」という覚悟を持っています。
通常の恋愛では、小さな喧嘩や価値観のズレが別れの原因になることもありますが、結婚生活や子育てが始まれば、そう簡単には関係を解消できません。
結婚前提の交際では、意見の衝突や考え方の違いが生じた際に、それをどう乗り越えていくかという点も、将来を見据えた上で重要な確認事項となります。そのため、問題が発生してもすぐに関係を終わらせるのではなく、お互いに向き合い、解決しようと努力する姿勢が求められます。
「結婚前提で告白」する男性心理とは?本気度と隠された願い


「結婚前提に付き合いたい」と男性から告白された場合、その言葉の裏にはどのような心理が隠されているのでしょうか。女性としては、その本気度や真意が気になるところです。ここでは、男性が「結婚前提」という言葉を使って告白する際の代表的な心理を解説します。
心理1:本気で結婚したい!強い結婚願望の表れ
単に「付き合ってほしい」ではなく、「結婚前提に」という言葉を添えて告白する場合、その男性には強い結婚願望があると考えられます。
なぜ結婚したいのか、その理由を尋ねてみることで、彼の結婚観や将来のビジョンをより深く知ることができるでしょう。結婚を望む理由は人それぞれですが、以下のようなものが挙げられます。
- 社会的な責任感や一人前としての意識
- 周囲の結婚ラッシュによる焦り
- 一人の生活への寂しさ
- 子供を持ちたいという願い
もし彼が「親を安心させたい」といった具体的な理由を話してくれたなら、「早くご挨拶に行けるといいね」などと寄り添う言葉をかけると、良い関係を築けるでしょう。中には、結婚を社会的なステータスや体裁のために望む男性もいますが、多くの場合、「結婚前提」という言葉には、相手との将来を真剣に考えている証です。
結婚願望が強い男性は、交際開始時から「この人と結婚できるか」を意識しており、将来を共に歩める相手だと感じた時に、「結婚前提」という形で関係を深めようとします。
心理2:「あなたと結婚したい」本気の愛情表現
「結婚したい」と思えるほど、あなたのことを真剣に愛している証拠です。結婚は、人生を共にするという大きな決断であり、楽しいことばかりではありません。困難な時期も二人で支え合っていく必要があります。そのため、どれほど結婚願望が強くても、「誰でもいいから結婚したい」という安易な気持ちで「結婚前提」の告白をする男性は稀でしょう。
「結婚前提に付き合ってほしい」という言葉には、覚悟と勇気が伴います。このような告白ができる男性は、誠実で責任感のある人である可能性が高いと言えます。
心理3:「他の誰にも渡したくない」独占欲と誠実さの表れ
「結婚前提のお付き合いをしたい」という言葉には、「あなたと生涯を共にする覚悟がある」というメッセージが含まれています。そして、それを伝えることで、「あなたにも自分だけを見て、真剣に向き合ってほしい」という願いが込められているのです。
「他の人に取られたくない」「あなたを独占したい」という気持ちが少なからずあることを理解し、例えば他の異性との交流を控えるなど、相手への配慮を示すことで、より良好な関係を築けるでしょう。
心理4:「遊びじゃない」真剣な交際を望む誠意の表明
相手に対する誠実な気持ちを明確に伝えたいという思いから、「結婚前提で付き合ってください」と告白する男性は少なくありません。特に、これまであまり真剣な交際経験がなかった男性がこのような言葉を選ぶ場合、その本気度は非常に高いと考えられます。
遊び目的の交際では、相手に誤解を与えないよう曖昧な言葉を選びがちですが、本気で結婚を考える相手と出会った時、男性は真摯な態度で向き合いたいと考え、「結婚前提」という言葉でその誠意を示すのです。
「結婚前提で付き合いたい」と伝える女性心理とは?真剣な願いと将来設計


男性が「結婚前提に」と告白する心理を見てきましたが、このような意思表示は男性からだけとは限りません。女性から告白することも、また男性の告白に対して「結婚前提なら」と条件を示すこともあります。
ここでは、女性が「結婚前提に付き合いたい」と伝える際の心理について、特に女性ならではの背景を踏まえて解説します。
心理1:「私も結婚したい」結婚願望の明確な意思表示
交際を始める際に「結婚」という言葉を明確に使うことで、自身に結婚願望があることを相手に伝えたいと考える女性は多いです。特に30代以上の女性は、次の恋愛こそ結婚につながるものにしたいと考える傾向が強く、時間を無駄にしたくないという思いから、最初にはっきりと意思表示をすることがあります。
交際が進んでから「実は相手に結婚の意思がなかった」という事態を避けるため、多少相手に重く受け止められる可能性を承知の上で、「結婚前提」という言葉で自身の真剣な結婚願望を伝えるのです。
心理2:「あなたは本気?」相手の真剣度を見極めたい
女性が「結婚前提に付き合いたい」と言う時、相手の反応を注意深く見ている可能性があります。本心から結婚を望んでいると同時に、相手がどれほど真剣に自分のことを考えてくれているのかを探るために、あえて「結婚」という言葉を切り出すことがあります。
真剣に将来を考えてくれる男性であれば、女性の「結婚前提で」という気持ちをしっかりと受け止めてくれるでしょう。しかし、遊び半分の気持ちでいる男性は、戸惑いを見せたり、言葉を濁したりするかもしれません。場合によっては、その後連絡が途絶えてしまうこともあります。
男性の本気度を確かめる手段として、「結婚前提で付き合いたい」と伝える女性は少なくありません。
心理3:出産・子育ても視野に。将来のライフプランを考慮
女性は、結婚だけでなく、その後の妊娠、出産、子育てといった長期的なライフプランをイメージしながら交際相手を選ぶことが多いです。何歳までに子供を持ちたいか、そこから逆算して結婚の目標時期を設定し、それに合わせて交際を始めるタイミングを考えるなど、具体的な人生設計をしている場合があります。
そのようなタイミングで好意を抱く相手が現れた場合、結婚を真剣に見据えたお付き合いを望むのは自然なことです。女性は自身の思い描く人生計画を実現したいと考えるため、「結婚前提で付き合いたい」という真剣な気持ちを相手に伝えたいと感じるのです。
「結婚前提に付き合いたい」と言われたら?後悔しないために考えるべき3つのこと


異性から「結婚前提で付き合いたい」と告白されたら、嬉しさと同時に、その言葉の重みを感じる人もいるでしょう。軽い気持ちの告白とは異なり、お互いの人生が大きく変わる可能性のある重要な局面です。
ここでは、「結婚前提に付き合いたい」と言われた際に、後悔しないためにじっくり考えるべき3つのポイントを男女共通の視点から解説します。
ポイント1:恋愛感情だけでなく「人として好きか」が重要
まず、相手のことを「人として好きか、尊敬できるか」を自問してみましょう。人として好感を持てない相手と、長期的な結婚生活を円満に送ることは困難です。この時点で強い恋愛感情がなくても、人としての魅力や相性の良さを感じるのであれば、結婚に至る可能性は十分にあります。
結婚生活では、恋愛初期のようなドキドキ感は薄れていくものです。むしろ、人としての相性が良く、一緒にいて心地よい関係性が、安定した結婚生活の基盤となります。
共に時間を過ごしていて自然体でいられるか、価値観が大きくかけ離れていないか、会話に違和感がないかなど、「人として好き」と思える要素があるなら、前向きに交際を検討する価値があるでしょう。
ポイント2:同棲はする?結婚後の生活を具体的にイメージ
結婚前提の交際では、早い段階で同棲を始めるカップルもいます。同棲するか否かで、二人の関係性や生活は大きく変わります。同棲を視野に入れるなら、お互いの親への挨拶のタイミングなども考慮に入れる必要があるでしょう。
同棲は、結婚生活の「お試し期間」として有効な手段ですが、それ自体が大きな決断です。
そのため、交際開始時に、相手が結婚前提の交際や同棲についてどのように考えているかを確認しておくことが大切です。
同棲しない場合でも、お互いの家で過ごす時間を増やし、日常の過ごし方や生活リズムを共有することで、結婚後の生活をより具体的にイメージしやすくなります。
ポイント3:交際期間の目安は?自分の中での「期限」も意識
結婚前提の交際を始める際には、自分の中で大まかな「期限」を設定することをおすすめします。結婚が最終目標である以上、目的なく交際期間が長引くのは避けるべきです。特に同棲している場合、明確な期限がないと、結婚のタイミングを逃し、気づけば数年が経過していたというケースも少なくありません。
理想としては、交際開始時にお互いの結婚に対する希望時期を話し合っておくことですが、それが難しい場合でも、例えば「1年後の誕生日までに結論を出す」など、自分の中で具体的な期限を設けておくと、その期間内に相手との相性を真剣に見極めようという意識が働きます。
結婚前提の交際を円満な結婚へ!確認すべき5つの重要事項


結婚前提のお付き合いは、通常の恋愛よりも真剣度が高いものですが、必ずしも全てのカップルが結婚に至るわけではありません。せっかく「この人となら」と思える相手と出会えたのですから、小さなすれ違いで関係が終わってしまうのは避けたいものです。
ここでは、結婚前提の交際を幸せな結婚生活へとつなげるために、事前に確認しておくべき5つの重要なポイントを紹介します。
確認事項1:金銭感覚・趣味・生活習慣…価値観の相性は?
結婚生活は何十年も続きます。そのため、お金の使い方、趣味への理解、日々の生活習慣といった価値観が合うかどうかは、非常に重要な確認事項です。
例えば、「何にどれくらいお金をかけるか」「節約に対する考え方」といった金銭感覚の違いは、日々の生活における不満の種になり得ます。
また、趣味に対する熱量や費やす時間・お金が、相手にとって許容範囲内かどうかも重要です。特定の趣味に没頭するあまり、家庭生活に支障が出るようでは問題です。相手の趣味を理解し、尊重できるか、また自分の趣味を相手が受け入れてくれるかを見極めましょう。
確認事項2:家事分担はどうする?お互いの家事スキルと協力姿勢
共に生活を送る上で、ある程度の家事能力は双方に求められます。相手にどの程度の家事スキルを期待するのか、また自分自身はどの程度家事を担えるのか、事前にすり合わせておくことが大切です。
もし、全ての家事を自分が担うことに抵抗がないのであれば、相手の家事スキルはそれほど問題にならないかもしれません。しかし、「家事は平等に分担したい」という希望があるなら、相手の家事能力や家事に対する考え方を結婚前に確認しておく必要があります。
たとえ現時点での家事スキルが低くても、協力する姿勢や向上心が見られるかどうかが重要です。あなたの「家事をしてほしい」という気持ちに寄り添い、努力する姿が見られる相手であれば、共に成長していけるでしょう。
確認事項3:子供は欲しい?仕事は?結婚後のライフプランにズレはないか
将来の結婚生活について、具体的なイメージを共有しておくことも不可欠です。「子供は何人欲しいか、あるいは持たないか」「どこに住みたいか」「結婚後の仕事はどうするか」など、具体的な項目について話し合いましょう。
「子供は望まず、夫婦二人の時間を大切にしたい」と考える人もいれば、「将来は地元に戻って暮らしたい」という希望を持つ人もいます。また、男性側が「結婚後は専業主婦になってほしい」と考えていても、女性側がキャリアを継続したい場合、大きな意見の食い違いが生じる可能性があります。
交際期間中に、結婚後の生活設計についてしっかりと話し合い、お互いの希望を理解することが重要です。もし価値観に相違があれば、どこまで歩み寄れるのかを話し合うことで、結婚後のミスマッチを減らすことができます。
確認事項4:許せる範囲?相手の短所や欠点も受け入れられるか
相手の短所や、どうしても受け入れがたいと感じる部分がないか、冷静に見極めましょう。交際初期は相手の良い面ばかりが目につきがちですが、時間が経つにつれて、気になる点や欠点も見えてくるものです。
その気になる点が、「まあ、これくらいなら許せる」と思える範囲なのか、それとも「どうしても我慢できない」と感じるレベルなのかによって、将来のストレス度合いは大きく変わります。許容できる範囲であれば問題ありませんが、受け入れることが難しいと感じる場合は、結婚という決断は慎重になるべきです。
交際期間を通じて、相手の長所だけでなく短所にも目を向け、冷静に判断しましょう。
確認事項5:素の自分でいられる?一緒にいて心から安らげるか
結婚生活は日々の積み重ねです。そのため、一緒にいて常に緊張したり、気を遣いすぎたりする相手では、長続きしません。心から安らげる相手かどうかは、非常に重要なポイントです。
結婚生活で真にリラックスできる関係とは、「ありのままの自分を受け入れてくれている」と感じられることです。
交際期間中に、相手が自分の長所だけでなく短所も理解し、受け入れてくれるかを見極めましょう。そして、あなた自身も相手の全てを受け入れる覚悟があるか考えることが、安心して結婚に進むための鍵となります。
結婚前提でも別れる?カップルが破局を選ぶ主な理由


「結婚前提」で交際を始めたカップルが、必ずしも全員結婚に至るわけではありません。残念ながら、途中で別れを選択するケースもあります。その背景には、どのような理由があるのでしょうか。
ここでは、結婚前提で付き合っていたカップルが別れを選ぶ主な理由を解説します。中には避けられない事情もありますが、事前に知っておくことで心構えができるかもしれません。
理由1:結婚への「温度差」…時期や価値観のズレが顕在化
結婚前提で交際していても、結婚に対する具体的なイメージや希望する時期に「温度差」が生じ、それが別れの原因となることは少なくありません。結婚後の住まい、子供の有無、仕事の継続など、お互いが譲れない条件で意見が対立することもあるでしょう。
話し合いで歩み寄れれば良いのですが、どうしても譲れない価値観の違いが明確になった場合、結婚後の生活に不安を感じ、交際を解消する選択をすることがあります。結婚してから気づくよりも、交際中にこれらの違いを認識し、お互いの将来のために別々の道を歩む方が賢明だと判断する場合もあるのです。
結婚観については、率直に話し合うことが不可欠です。自分にとって何が大切なのか、譲れない点はどこなのかを事前に整理しておきましょう。
理由2:信頼関係の崩壊…どちらかの浮気が発覚
結婚前提という真剣な交際であるにもかかわらず、どちらかの浮気が発覚し、関係が終わることもあります。結婚という将来を見据えた関係性は、時に窮屈さを伴うこともあり、そのプレッシャーから逃れたいという気持ちが、他の異性への心の揺らぎにつながるケースも考えられます。しかし、浮気は信頼関係を根本から覆す行為であり、特に結婚を前提とした交際においては、許されることは稀です。
浮気が原因で別れる場合、された側は深い心の傷を負います。その後の恋愛にも影響を及ぼす可能性がありますが、一方で、信頼を裏切る相手と結婚せずに済んだと前向きに捉えることもできます。
理由3:家族との相性問題…「結婚は家同士」の現実
相手の親や家族との相性が悪く、それが原因で別れを選ぶカップルもいます。結婚前提の交際では、早い段階でお互いの親に挨拶をする機会がありますが、その際に相手の親とどうしても合わないと感じたり、価値観の違いを目の当たりにしたりすることで、将来に不安を抱くことがあります。
また、逆に自分の親と相手との関係がうまくいかない場合も同様です。結婚は当人同士だけでなく、家族同士の付き合いも始まるため、親や兄弟姉妹との相性は無視できない要素となるのです。
理由4:心の距離も離れていく…遠距離恋愛の難しさ
遠距離恋愛をしているカップルの中には、物理的な距離があるからこそ、結婚を前提とした真剣な交際を選ぶ人たちもいます。しかし、実際に離れた状態で関係を維持し、深めていくことは、結婚前提であっても容易ではありません。
会いたい時にすぐに会えないストレスや寂しさ、結婚に関する大切な話し合いが進まないことなどが原因で、次第に心の距離も離れてしまい、最終的に別れを選択するケースがあります。
遠距離恋愛のまま結婚を目指すには、双方に強い覚悟と努力が求められます。連絡を取り合う頻度や会う頻度について具体的なルールを設けるなど、関係を維持するための工夫をしなければ、結婚というゴールにたどり着くのは難しいかもしれません。
結婚前提の交際、プロポーズまでの平均期間は?焦らず見極めが肝心


「結婚前提のお付き合い」を始めてから、実際に結婚に至るまでの期間はカップルによって様々です。交際開始から1ヶ月程度で結婚を決めるスピード婚もあれば、2~3年かけてじっくりと関係を育んでから結婚するカップルもいます。
結婚前提で付き合っているにもかかわらず、「1年経っても具体的な話が出ない…」と焦りを感じ、相手を疑ってしまうこともあるかもしれません。しかし、最も大切なのは、お互いの気持ちが固まり、結婚への覚悟が決まるまで焦らないことです。
可能であれば、交際を始める際に「いつ頃結婚したいか」という大まかな希望時期について話し合っておくと、将来に対する不安を軽減できるでしょう。
FAQ(よくある質問と回答)
「結婚を前提に付き合ってください」と男性から言われたら、どう返事するのが良いですか?
まずは素直な気持ちを伝えましょう。もしあなたも前向きであれば、「嬉しいです。私も前向きに考えたいです」と伝え、具体的なお付き合いの進め方について話し合うのが良いでしょう。もし迷いがあるなら、「真剣に考えてくれてありがとう。少し時間をいただいても良いですか?」と正直に伝え、自分の気持ちと向き合う時間をもらいましょう。大切なのは、誠実に対応することです。
結婚前提の交際期間は、平均どれくらいで結婚に至るものですか?
カップルによって大きく異なりますが、一般的には半年から2年程度で結婚に至るケースが多いようです。結婚相談所などを通じた出会いの場合は、3ヶ月~半年といった短期間で成婚する例も珍しくありません。大切なのは期間の長さよりも、お互いが納得して結婚を決断できるかどうかです。
結婚前提で付き合っても、別れてしまうことはありますか?その主な原因は何ですか?
はい、結婚前提で交際を始めても、残念ながら別れてしまうカップルはいます。主な原因としては、「結婚に対する価値観や時期のズレ」「金銭感覚の違い」「相手の家族との相性問題」「浮気などの信頼関係の崩壊」「遠距離によるすれ違い」などが挙げられます。交際中にお互いを深く知ることで、結婚が難しいと判断することもあります。
結婚前提の交際で、親への挨拶はいつ頃が良いのでしょうか?
結婚前提の場合、比較的早い段階で親へ挨拶に行くカップルが多いです。目安としては、交際3ヶ月~半年程度で、お互いの結婚への意思が固まってきたタイミングが良いでしょう。ただし、二人でよく話し合い、お互いのペースを尊重することが大切です。同棲を始める前には挨拶を済ませておくと、よりスムーズです。
マッチングアプリで出会った相手から「結婚前提で」と言われましたが、信用しても大丈夫でしょうか?
マッチングアプリでの出会いでも、真剣に結婚を考えている人は多くいます。「結婚前提で」という言葉が本心かどうかは、その後の言動や行動で見極めることが大切です。すぐに信用するのではなく、実際に会って話をしたり、交際を重ねる中で、相手の誠実さや結婚に対する真剣度を慎重に確認しましょう。急かさずに、じっくりと関係を築いていくことが重要です。
監修者:久野浩司の総括



結婚前提で付き合うなら――①交際開始時に「いつまでに結論を出すか」を設定し、“ダラダラ期間”を防止 ②金銭感覚・家事分担・子ども・仕事など主要テーマをリスト化し、歩み寄り可能かを確認 ③両家への挨拶を早めに済ませ、家族間の相性リスクを顕在化――この3ステップを押さえれば、交際が途中で迷走せず“納得婚”に着地しやすくなります。
「結婚前提の交際」は二人で未来を築く第一歩


結婚を視野に入れたお付き合いを続ける中で、お互いの人となりや価値観が理解できてきたら、次はより具体的な将来の話をしてみましょう。
仕事のキャリアプラン、家事の分担、子供の希望、理想の住まいなど、結婚後の生活に関わるテーマについて話し合うことで、相手との未来をより鮮明にイメージできるようになります。
話し合いの際には、自分の理想や希望を一方的に押し付けるのではなく、相手の意見にも真摯に耳を傾け、お互いの気持ちを尊重し合う姿勢が大切です。
例えば、金銭感覚の違いで衝突しそうになった時、「それは無駄遣いだ」と一方的に否定するのではなく、「なぜそうしたいのか」という理由を理解しようと努め、お互いが納得できる着地点を見つける努力が必要です。結婚を見据えた関係だからこそ、真摯に向き合い、共に未来を築いていく意識が何よりも重要になります。
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