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ゴエンズ(Goens)50歳以上限定マッチングアプリが提案する、新しい“孤独解消”のかたち

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定年後にひとり暮らしを始めた父の「寂しい」という言葉が、50歳以上限定のマッチングアプリ「Goens(ゴエンズ)」誕生のきっかけに。

恋愛・婚活だけではなく、孤独感の解消や気軽な仲間づくりまでサポートする「Goens」は、シニア世代のライフスタイルをどう変えるのか。

今回は代表の廣澤 和也さんに、開発秘話から今後の展望まで詳しく伺いました。人生の後半戦を自分らしく楽しみたい方、必見です。

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目次

50歳以上限定マッチングアプリ「Goens」代表・廣澤 和也さん ✕ 編集部インタビュー

今回、インタビューに応えてくれたのは、この方!

50歳以上限定マッチングアプリ「Goens」

代表・廣澤 和也さん

名称50歳以上限定のマッチングアプリ
Goens「ゴエンズ」
https://about.goen-s.com/
会社名Goens株式会社
(ゴエンズカブシキガイシャ)
料金**教えてください**
実際のインタビュー中の様子
実際のインタビュー中の様子

50歳以上限定マッチングアプリ ゴエンズ(Goens)立ち上げのきっかけ

— 本日はよろしくお願いします。まずは「Goens」を立ち上げようと思った背景やきっかけを教えていただけますか?

廣澤 和也さん

はい、よろしくお願いします。一番最初のきっかけは、私の母が15年ほど前に亡くなったのですが、父が定年退職後に一人暮らしをしていた頃のことなんです。

お正月に会った時に「寂しいから彼女が欲しい」と言い出して。実はその直前、約1週間ぐらい誰ともまともに会話していなかったようで、「商店街で買い物するときの一言二言しか人と話していない」っていう状態だったんですね。

父はもともと旅行好きで、一人で大阪から熊本まで出かけるなどアクティブに動く人だったんですが、楽しかったことを共有できる相手がいない。

「テレビでおいしそうなご飯屋さんを見て行っても、一人で並んで食べるだけ。誰にも話せないのが寂しい」ということを聞いて、「それならマッチングアプリを使えばいいじゃないか」と思ったんです。

廣澤 和也さん

当時、すでにペアーズさんなど若い世代向けのアプリがあったので、父にも勧めようとしました。

でも父は「若い人のものだから自分には無理だ」とか「恥ずかしい」といったイメージ先行で、全然使おうとしてくれない。

「いやいや、60代で登録したら60代の人が表示されるんだから、ちゃんとマッチングできるはずだよ」と説得してみたものの、頑固な部分もあって結局使いませんでした。

その時、「この世代に特化したマッチングアプリがもっと分かりやすくあればいいのに」と思い始めたのが大きなきっかけです。

実際にいろいろ調べてみたら50歳以上向けのアプリって意外とない。

若い世代向けは数多くあるのに、上の世代向けはあまり目立たない。それなら自分たちで「50歳以上限定のマッチングアプリ」を作ってみよう、と思ったんです。

— お父さまと親しくお話をされたのがそもそもの動機になっているんですね。定年後の孤独感は深刻ですし、「若者向け」というイメージが先に立ってしまって使いづらい方って多いのかもしれませんね。

廣澤 和也さん

そうなんです。若い人には当然のものでも、「シニア向けじゃないなら自分に合わない」と思い込んでしまう方は多い。

だけど、そういうシニア世代こそマッチングアプリやオンラインの出会いが必要だと思うんですよね。

実際、その後シニア世代の方々にいろいろインタビューしてみても「若い人のツールっぽいから登録しにくい」「自分に合っていないと思い込んでいる」という声が多かったです。

ならば、50歳以上限定として打ち出せば「自分でも使えるかも」と思ってもらえるはずだし、そういった孤独を解消できるのでは、と考えたんです。

ゴエンズ(Goens)は「孤独感の解消」としてのマッチングアプリ

— 実際に「Goens」を開発する上でこだわった点や工夫されたポイントはありますか?

廣澤 和也さん

そもそも「Goens」を作ったのは、父のように孤独を感じている人の力になりたかったからです。

ただのマッチングアプリだと「マッチングしないと何も始まらない」じゃないですか。

なのでアプリの中にコミュニティ機能を取り入れて、Twitterのように今日こんなことしたよ、こんな趣味を楽しんでいるよ、と気軽につぶやける場を設けました。

そこへ「いいね」やコメントをつけ合えるようにしているんです。

例えば、そこから仲良くなって同性同士で友達になるケースもあるし、ちょっと良い雰囲気になったら異性との出会いにも進める。

そもそも「恋愛が目的」というよりは、まずは「友達づくり」から入りたいというニーズが大きい世代ですから、その要望に合った設計をしています。

–なるほど。若い世代のアプリだとスペックを並べてマッチング、というイメージですが、Goensさんはもっとゆるやかなコミュニティ感覚を大切にされているんですね。

廣澤 和也さん

そうですね。実際、ご縁があって結婚まで行く方もいらっしゃいますが、「友達を探したい」「一緒にごはんや旅行に行ける相手が欲しい」という気持ちで入ってくる人が多いんです。

実際にアプリのプロフィール欄でも「どんな関係を希望するか」を選べるのですが、「結婚」を選ぶ人は全体の13%くらい。

一番多いのは「友達づくり」ですね。まずは安心できる友人が欲しい。その先に恋愛や再婚があればいい、ぐらいの温度感だと思います。

goensコミュニティイメージ
実際のGoensのコミュニティ・平和で会話に入りやすい

ゴエンズ(Goens)の会員層と使い方の特徴

— 会員の方々は、やはり一度ご結婚されたことがある方が多いのでしょうか?

廣澤 和也さん

はい、85%以上は結婚歴のある方です。いわゆる熟年離婚を経験されたり、配偶者に先立たれたりとさまざまですね。

ただ、だからといって「長年モテなくて結婚できなかった」というタイプの方ばかりではありません。

むしろ人生経験豊富な方が多いので、ちょっとしたきっかけがあれば仲良くなりやすい方々だなと感じています。

— なるほど。じゃあ余計に「まずは友達関係から」というスタンスは自然ですね。年齢を重ねるほど、フィーリングや価値観を重視するイメージもあります。

廣澤 和也さん

そうですね。マッチングアプリといっても恋愛だけではなく、趣味友、飲み仲間などいろんな形があっていい。

そういう入り口を広く持たせるために、SNS的な機能を充実させています。

競合アプリとの違い・市場の広がり

— 最近はシニア層向けのマッチングアプリも少しずつ増えているように見えます。Goensさんならではの差別化や強みはどんなところでしょう?

廣澤 和也さん

正直言うと、今はそこまで「競合を気にしてガチガチに差別化する」という段階でもないんです。

業界自体がまだまだ伸びている途中で、シニア層向けアプリが本格的に広告を打ち合って競合するほどには成熟していない感じ。

むしろ「50歳以上の方が利用できるアプリ」の存在がまだ知られていないので、一人でも多くの方に知ってもらって、まずはユーザー数を増やしていくことが大事だと思っています。

— 確かに広告をバンバン打っている大手の若年層向けアプリほどの熾烈さはまだないかもしれませんね。

廣澤 和也さん

そうなんです。だからとにかく当面は会員数を増やすことに注力しています。

アプリとしての機能はSNSやコミュニティでの盛り上がりをメインにしているので、人が増えれば増えるほど活性化するじゃないですか。

今はそこが優先ですね。

シニア世代ならではの悩み・サポート

— シニア世代ならではの「使うときの不安」や「悩み」って、どんな声が多いですか?

廣澤 和也さん

まずは「写真が撮れない」という方が結構います。自撮りに慣れていないので、暗い部屋で撮ってしまったり、洗濯物が映り込んでしまったり、無表情だったり…。

30代向けアプリだと、もはやスタジオ撮影するのが当たり前になっていますよね。

でも50代以上の方だと、写真をバッチリ加工したりカメラマンを入れたり、という発想がない。

そこで我々は「プロフィール写真をきれいに撮る方法」のYouTube講座を紹介してみたり、少額で撮影会イベントを開催してみたり、いろいろ工夫しています。

— すごく大事ですよね。写真があるかないか、どんな雰囲気かでだいぶ印象変わりますし…。

廣澤 和也さん

あとは、「プロフィール欄に何を書いていいか分からない」という声も多いです。

メッセージ機能も「やり方がわからない」と質問を受けたり。慣れない方が多いので、そのあたりはサポート体制を充実させたり、ヘルプ記事を作って分かりやすく説明したりしています。

ゴエンズ(Goens)のオンラインを超えて広がるコミュニティづくり

— 今後、「Goens」をどんなふうに発展させていきたいとお考えでしょうか?

廣澤 和也さん

大きな方向性としては、まずオンラインのユーザー数を増やして、コミュニティをもっと活性化させたいです。

でも本当は、そこから先が勝負だと思っていて。最初はマッチングアプリという形ですが、理想は「イベントやオフラインの集まりが自然にたくさん生まれる場所」にしたいんです。

実はもうユーザーさんたち同士で勝手に飲み会を企画して集まってくれているケースもあって、そういうのをもっと広げていきたい。

それこそセミナーや趣味の集まりなど、誰でも気軽に主催できて参加できるようになると、孤独感を感じている男性にも飛び込みやすい場になると思っています。

— まさにシニア世代のコミュニティ形成ですね。友達を作るのも、恋愛するのも、結婚まで進むのも自由という…。

廣澤 和也さん

はい。孤立しがちな男性にとっては特にありがたいと思います。

今後はオンラインとオフラインをつなぎつつ、健康寿命や生活の質の向上にも寄与できるようになったら嬉しいですね。

ゴエンズ(Goens)開発体制

— ところで、廣澤さんはこのアプリ開発以前は別のお仕事をされていたんですよね? それがどういう経緯で「Goens」立ち上げにつながったのでしょうか?

廣澤 和也さん

私はもともと名古屋の「エイチーム」という会社で執行役員をしていました。そこでは事業を立ち上げたり、新しいサービスを考えたりするのが仕事だったんです。

父の話をきっかけにシニア向けのマッチングアプリの可能性を調べ始めて、これはいけるかもと思って。

投資家の方にも話したら「やってみれば?」と出資を得ることができたので、会社を退職して独立。

その際、以前から一緒に仕事をしていたエンジニアとデザイナーに声をかけて、3人で立ち上げたという形です。

— エンジニアの方は一人で全部やっているとか…すごいですね。Webもアプリもバックエンドも含め、かなり大変では?

廣澤 和也さん

確かに大変ですが、彼がとても優秀なのでなんとかやれています(笑)。

もちろん資金的には楽ではありませんが、少数精鋭でどこまで伸ばせるか、頑張っているところです。

— 本日は貴重なお話をありがとうございました。シニア世代の「孤独感の解消」という観点からコミュニティを広げていく形、まさに「Goens」ならではの世界観があるのだと感じました。

私たち「婚活パラダイス」でも、こうしたシニア向けサービスをもっと多くの方に知っていただけるよう、情報発信に尽力します。

廣澤 和也さん

ありがとうございます。ぜひ今後ともよろしくお願いします。

編集後記

「50歳以上専門のマッチングアプリはまだ少ない」という現状の中で、「Goens」は単に「恋愛・婚活の場」ではなく、孤独の解消やコミュニティ形成を重視した作りが印象的でした。

SNSのように気軽につぶやき、コメントをしあえる機能を取り入れることで、オンラインの中にも仲間づくりの空気を醸成。「恋愛しなきゃ」というプレッシャーを感じずに参加できるのは、この年代の方々にとってハードルが低く、気軽に始めやすいと感じます。

エンジニア・デザイナー含め3名での運営という少数精鋭ながら、開発やイベント、撮影サポートなど、ユーザーを助ける仕組みを積極的に取り入れているのも特徴。オンラインからオフラインへ、さまざまな形で交流を生み出そうとしている「Goens」の今後の展開は要注目です。

婚活パラダイス編集部としても、シニア世代向けの出会いの選択肢が広がっていくことを応援しつつ、また進捗や新サービスなどがありましたら追って取材させていただきたいと思います。

(取材・文:婚活パラダイス編集部)

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