婚活で女性が余っているは本当？年代別の男女比データを徹底解説！厳しい状況を乗り越える5つの戦略

「婚活市場は女性が余っているって聞くけど、本当なのかな…」

「このままだと、結婚できないかもしれない…」

婚活を頑張る中で、そんな不安を感じていませんか？インターネットやSNSで「婚活は女余り」という言葉を目にするたび、焦りや心細さを感じてしまう方も少なくないでしょう。

こんにちは、婚活パラダイス編集部です。私たちはこれまで、大学教授や恋愛の専門家、結婚相談所やマッチングアプリの事業者、そして100名以上の婚活当事者の方々へインタビュー取材を重ねてきました。その中で見えてきたのは、「女余り」という言葉だけでは片付けられない、婚活市場のリアルな姿です。

この記事では、公的なデータや取材で得た情報を基に、「婚活における女余り」の真相を徹底的に解説します。そして、もしそれが事実だとしても、いたずらに不安になる必要はない、ということもお伝えしたいのです。

この記事を読み終える頃には、「女余り」の正体を知り、あなたがこれから何をすべきか、具体的な次の一歩が見えているはずです。一緒に、未来につながる婚活のヒントを見つけていきましょう。

【結論】婚活市場の「女余り」は年代とサービスで異なる！データで見る真実

最初に結論からお伝えします。婚活市場における「女余り」は、ある特定の年代や婚活サービスにおいては事実と言えます。しかし、すべての年代や状況で女性が余っているわけではありません。

下の図は、年代別の未婚者数の男女比をイメージ化したものです。

• 20代: 未婚男性の方が圧倒的に多い（男余り）
• 30代前半: 未婚男性の方がまだ多い
• 30代後半以降: 未婚女性の割合が徐々に増え、逆転していく

このように、年代が上がるにつれて未婚女性の割合が高くなる傾向があるのは事実です。特に、結婚を強く意識した人々が集まる結婚相談所のような場所では、30代後半以降の女性会員が男性会員を上回るケースが多く見られます。

一方で、より幅広い出会いを求めるマッチングアプリでは、20代の利用者が多いため、全体としては男性会員の方が多い傾向にあります。

つまり、「女余り」という言葉を鵜呑みにするのではなく、「どの年代」で「どのサービス」を利用するかによって、状況は大きく変わるということをまず理解することが重要です。この後の章で、具体的なデータを交えながら、その実態と対策を詳しく解説していきます。

なぜ婚活で「女余り」と言われるの？考えられる5つの原因

そもそも、なぜ婚活市場で「女余り」という状況が生まれるのでしょうか。私たち編集部が専門家への取材やデータ分析を通して見出した、主な5つの原因を解説します。

原因1：日本の人口構成比｜そもそも20代後半から女性の方が多い

多くの方が誤解しているかもしれませんが、実は日本の総人口における男女比は、すべての年代で男性が多いわけではありません。

総務省統計局の人口推計（2023年）によると、24歳までは男性の方が多いものの、25歳〜29歳の年齢層から女性人口が男性人口を上回り始めます。 年齢が上がるにつれてその差はさらに開いていきます。これは、男性の方が女性に比べて死亡率がやや高いことなどが影響しています。

つまり、婚活のメイン層となる30代以降では、そもそも人口として女性の方が多いという土台があるのです。これが「女余り」の根本的な原因の一つと言えるでしょう。

原因2：結婚への意識の男女差｜女性の方が早くから婚活を始める

結婚に対する意識や活動開始時期にも、男女で差が見られます。

国立社会保障・人口問題研究所の「第16回出生動向基本調査（2021年）」によると、「いずれ結婚するつもり」と考えている未婚者の割合は、男性が81.4%、女性が84.3%と、女性の方がやや高い結果が出ています。

さらに、私たち編集部の取材実感としても、女性は20代後半から「出産」や「ライフプラン」を意識し、具体的な婚活を始める方が多いのに対し、男性は30代に入ってから、あるいは30代半ばを過ぎてから本格的に婚活を始める方が多い傾向にあります。

この「婚活開始時期のズレ」が、婚活市場における需給のミスマッチを生んでいます。早くから市場に参入する女性が多くなることで、一時的に女性の数が多い状況が生まれてしまうのです。

原因3：男性の経済力と結婚願望の相関｜高年収層の男性は既に結婚している？

残念ながら、現代の日本においても、男性の経済力は結婚の意思決定に大きな影響を与えます。同調査によると、男性は年収が高くなるほど既婚率が上がる傾向が見られます。

• 年収300万円未満の男性の既婚率：約10%
• 年収500〜699万円の男性の既婚率：約30%
• 年収1,000万円以上の男性の既婚率：約50%

つまり、多くの女性が結婚相手に求める「安定した経済力」を持つ男性は、婚活市場に出てくる前に結婚している可能性が高いのです。

その結果、婚活市場には、結婚に対して経済的な不安を抱える男性や、まだ結婚を焦っていない男性の割合が多くなり、積極的に結婚したい女性との間でミスマッチが起こり、「会いたいと思える男性が少ない」＝「女性が余っているように感じる」という状況につながります。

原因4：女性が求める条件と、市場にいる男性とのミスマッチ

女性が結婚相手に求める条件は、時代と共に多様化していますが、それでもなお「自分より年収が高い男性」「自分より身長が高い男性」といった希望を持つ方は少なくありません。

しかし、実際に婚活市場にいる男性のスペックが、必ずしもその希望と一致するとは限りません。例えば、国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均給与は458万円です。もし女性が「年収600万円以上」を希望した場合、その時点で対象となる男性はかなり絞られてしまいます。

こうした理想と現実のギャップが、「いいなと思える男性がいない」という感覚を生み出し、結果として「女性が余っている」かのような状況を作り出している側面もあります。

原因5：婚活サービスの特性｜結婚への真剣度が高い女性が集まりやすい

特に結婚相談所のような、費用も比較的高額で、独身証明書などの提出が義務付けられているサービスには、結婚への真剣度が非常に高い女性が集まる傾向があります。

女性は「1年以内に必ず結婚したい」という強い意志を持って活動しているのに対し、男性の中には「良い人がいれば」という少しゆったりとしたスタンスの方も含まれています。

この結婚への熱量の差も、女性側が「男性の動きが遅い」「本気で考えてくれているのかわからない」と感じる一因となり、婚活が長期化し、市場に滞留する女性が増えることにつながっていると考えられます。

【データで徹底比較】年代別・サービス別に見る婚活のリアルな男女比

「女余り」という言葉の背景がわかったところで、次は具体的なデータを見ていきましょう。ここでは「年代別」と「サービス別」の2つの視点から、婚活市場のリアルな男女比を、公的なデータや各事業者の公表データを基に解説します。

年代別に見る未婚者の男女比

まずは、日本の未婚者全体の男女比を、総務省統計局の「令和2年国勢調査」を基に見てみましょう。

▼ 年齢階級別 未婚者数（単位：千人）

年齢階級	男性（千人）	女性（千人）	男女比（女性を100とした場合）
25～29歳	2,246	1,675	134.1
30～34歳	1,732	1,146	151.1
35～39歳	1,363	860	158.5
40～44歳	1,146	734	156.1
45～49歳	973	647	150.4

この表を見ると、驚くべき事実がわかります。実は、どの年代においても、未婚者の数自体は男性の方が圧倒的に多いのです。特に30代後半では、未婚女性100人に対して未婚男性が約158人もいる計算になります。

「あれ？話が違うじゃないか」 と思われたかもしれません。

ここが重要なポイントです。日本全体で見れば「男余り」なのに、なぜ婚活の現場では「女余り」と言われるのでしょうか。それは、「未婚であること」と「婚活をしていること」がイコールではないからです。

未婚男性の中には、「結婚願望がない」「今は仕事に集中したい」「恋愛はしたいが結婚はまだいい」と考えている層が一定数含まれています。一方で、未婚女性は男性に比べて「結婚したい」という意志を持って、実際に婚活市場で活動している人の割合が高いと考えられます。

この「結婚への意欲の差」が、マクロな人口データと、ミクロな婚活現場での体感との間にギャップを生んでいる最大の理由なのです。

婚活サービス別に見る男女比

次に、具体的な婚活サービスの男女比を見ていきましょう。サービスによって、会員の年齢層や男女比の構成は大きく異なります。

▼ 主な婚活サービスの男女比・年齢層の比較

サービス種別	男女比（平均）	メイン年齢層（女性）	メイン年齢層（男性）	特徴
結婚相談所	男性 4：女性 6	30代～40代前半	30代後半～40代	女性の比率が高い傾向。特に人気のある男性会員にはお見合いの申し込みが集中しやすい。
婚活パーティー	男性 5：女性 5	20代後半～30代	30代	男女比を揃えて開催されることが多いが、人気企画では女性の予約が先に埋まることも。
マッチングアプリ	男性 6：女性 4	20代～30代前半	20代～30代	若年層が多く、男性比率が高い。ただし、真剣な婚活目的以外の利用者も含まれる。

結婚相談所では、女性の比率が高くなる傾向があります。これは、手厚いサポートと安心感を求めて、結婚への真剣度が高い女性が多く集まるためです。特に30代後半以降の女性会員数は、同年代の男性会員数を上回ることが少なくありません。

婚活パーティーは、企画によって男女比を調整しているため、基本的には1対1に近い比率になります。しかし、ハイスペック男性限定企画など、人気の企画では女性の応募が殺到し、抽選になることもあります。

マッチングアプリは、利用のハードルが低いため、最も会員数が多く、全体としては男性の比率が高い傾向にあります。特に20代では男性会員が多いため、女性にとっては出会いのチャンスが多いフィールドと言えるでしょう。ただし、その分、結婚への真剣度には個人差があるため、相手を見極める力が必要になります。

このように、自分がどのサービスを選ぶかによって、出会える異性の数やライバルの状況は大きく変わってくるのです。

「女余り」はチャンス！厳しい婚活を勝ち抜くための具体的な5つの戦略

「データを見ると、やっぱり厳しい状況なんだ…」と落ち込んでしまった方もいるかもしれません。しかし、私たちは多くの成婚者を取材してきて、状況を正しく理解し、戦略的に動くことで、理想のパートナーと出会えることを知っています。

「女余り」は、見方を変えれば「ライバルが多い」ということ。だからこそ、その他大勢に埋もれないための工夫が重要になります。ここでは、厳しい婚活を勝ち抜くための5つの具体的な戦略をお伝えします。

戦略1：自分の「市場価値」を客観的に把握し、受け入れる

まず最初に行うべき、最も重要なステップです。婚活における「市場価値」とは、年齢、容姿、年収、学歴、ライフスタイルなど、様々な要素から総合的に判断される、異性から見たあなたの魅力度のことです。

これは決して人をランク付けするものではありません。しかし、自分が婚活市場でどのような立ち位置にいるのかを客観的に知ることは、現実的な目標設定と効果的なアプローチのために不可欠です。

自己分析のヒント

• 結婚相談所の無料カウンセリングを利用する: プロのカウンセラーに相談すれば、あなたのプロフィールから、どのような男性に需要があるのか、客観的な意見をもらえます。
• 信頼できる友人に聞いてみる: 第三者の視点から、あなたの魅力や改善点を率直に教えてもらいましょう。
• マッチングアプリの「いいね」数を見る: どのくらいの年代やタイプの男性からアプローチがあるのか、一つの指標になります。

厳しい現実を突きつけられることもあるかもしれません。しかし、そこから目を背けずに、「これが今の自分なんだ」と受け入れることが、次の一歩を踏み出すためのスタートラインになります。

戦略2：絶対に譲れない条件を1つに絞り、ターゲットを再設定する

自己分析ができたら、次はお相手に求める条件を見直しましょう。多くの婚活女性が、「年収は600万円以上で、身長は175cm以上、長男はNGで、都内在住で…」と、多くの条件を並べてしまいがちです。しかし、条件が増えれば増えるほど、対象となる男性は驚くほど少なくなります。

そこでおすすめしたいのが、「絶対に譲れない軸となる条件を1つだけ決める」という方法です。

• 「何があっても、子どもを一緒に可愛がってくれる価値観だけは譲れない」
• 「食の好みが合うこと。これが一番大事」
• 「尊敬できる仕事をしている人」

このように、あなたにとって最も大切な価値観を一つだけ軸に据えてみましょう。そうすると、これまで視野に入っていなかったタイプの男性にも目が向くようになります。

例えば、「年収は少し低いけれど、すごく誠実で家庭的な人」や、「身長は高くないけれど、話が面白くて一緒にいて心から笑える人」など、出会いの幅が格段に広がるはずです。

戦略3：プロフィールと写真に徹底的にこだわり、その他大勢から抜け出す

ライバルが多いということは、あなたのプロフィールがその他大勢の中に埋もれてしまう危険性が高いということです。特に、多くの男性が最初に目にする写真は、あなたの第一印象を決める最も重要な要素です。

これは、私たちが多くの結婚相談所やマッチングアプリ事業者から共通して聞いた意見です。

写真で差をつけるポイント

• プロに撮ってもらう: 自撮りやスナップ写真ではなく、スタジオや出張カメラマンに撮影を依頼しましょう。数千円～数万円の投資で、お見合いの申込数は劇的に変わります。
• 明るい色の服装を選ぶ: 白やパステルカラーなど、レフ板効果のある明るい色の服は、顔色を明るく見せ、柔らかな印象を与えます。
• 自然な笑顔の写真を載せる: 真顔ではなく、親しみやすい笑顔の写真は、男性に「会ってみたい」と思わせる効果があります。
• サブ写真も活用する: 趣味を楽しんでいる姿や、全身の雰囲気がわかる写真を載せることで、あなたの人柄やライフスタイルを伝えることができます。

自己紹介文も同様です。定型文をコピー＆ペーストするのではなく、あなた自身の言葉で、ポジティブな人柄が伝わるように工夫しましょう。仕事への思いや、休日の過ごし方、将来どんな家庭を築きたいかなどを具体的に書くことで、男性はあなたとの未来をイメージしやすくなります。

戦略4：複数の婚活サービスを目的別に併用する

婚活がうまくいかない人の特徴として、「一つのサービスに固執してしまう」という点が挙げられます。前述の通り、婚活サービスにはそれぞれ特性があり、集まる人の層も異なります。

▼ 婚活サービスの併用戦略（例）

サービス	目的
結婚相談所	本命探し用。 身元が保証された安心できる環境で、結婚に真剣な男性と確実に出会う。
マッチングアプリ	出会いの母数を増やす用。 普段の生活では出会えないような、様々なタイプの男性とコミュニケーションをとる。恋愛経験を積む場としても活用。
婚活パーティー	対面のスキルアップ用。 一度に複数の男性と直接話すことで、コミュニケーション能力を磨き、自分の好みや市場の反応を確かめる。

このように、複数のサービスを目的別に使い分けることで、それぞれのメリットを最大限に活かすことができます。結婚相談所でうまくいかなくても、マッチングアプリで気の合う人が見つかるかもしれません。出会いのチャネルを複数持つことは、精神的な安定にもつながります。

戦略5：「受け身」をやめ、自分から積極的にアプローチする

「女余り」の状況で、男性からのアプローチを待っているだけでは、チャンスは巡ってきません。特に結婚相談所では、人気男性会員には何十人、何百人もの女性から申し込みが殺到します。その中で選ばれるのを待つのは、非常に効率が悪いと言えるでしょう。

少しでも「いいな」と思う人がいたら、ためらわずに自分からお見合いを申し込む、マッチングアプリで「いいね」を送る、メッセージを送るといった、積極的な行動が不可欠です。

「自分から申し込むなんて、プライドが許さない…」と感じるかもしれません。しかし、婚活はビジネスの営業活動と似ています。良い商品（あなた自身）があっても、それを知ってもらえなければ売れることはありません。

自分からアプローチすることは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、「自分の人生を自分で切り拓こうとする、意志のある女性」として、男性の目には魅力的に映るはずです。断られることを恐れず、どんどん行動量を増やしていきましょう。

▶こちらの記事では、結婚相手に選ばれる女性について詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。

男性は選び放題ではない！「女余り」の状況で理想の相手と出会うための心得

ここまで主に女性向けの戦略を解説してきましたが、男性読者の方もいらっしゃるでしょう。「女余りなら、男性は選び放題で楽勝なのでは？」と思うかもしれませんが、それは大きな間違いです。

確かに、申し込みの数だけ見れば、男性が有利に見えるかもしれません。しかし、女性たちは非常にシビアな目で男性を評価しています。ライバルが少ないからといって、油断していると誰からも選ばれないという事態に陥ります。

• 清潔感を徹底する: 髪型、服装、爪、肌など、基本的な清潔感は最低限のマナーです。
• プロフィールを丁寧に書く: 空欄だらけのプロフィールや、上から目線の文章は敬遠されます。誠実さが伝わるように、丁寧に自分の言葉で書きましょう。
• 女性への気遣いを忘れない: お見合いやデートの日程調整、お店選び、会話の内容など、常に相手への配慮を忘れない姿勢が大切です。
• 受け身にならず、リードする: 女性からの申し込みを待つだけでなく、自分からも積極的にアプローチし、デートをリードする姿勢が求められます。

「女余り」の状況だからこそ、一人ひとりの女性と真摯に向き合い、誠実な対応を心がける男性が、最終的に選ばれるのです。

「女余り」の言葉に惑わされないで！婚活で本当に大切なこと

この記事では、「婚活 女余り」というテーマについて、データと具体的な戦略を交えて解説してきました。

確かに、データ上、婚活市場が女性にとって厳しい側面があるのは事実です。しかし、その言葉の響きに過度に不安になったり、自信をなくしたりする必要は全くありません。

なぜなら、結婚は多数決や競争で決まるものではないからです。

あなたに必要なのは、何百人もの男性から好かれることではありません。たった一人、あなたを心から大切に思い、共に人生を歩みたいと思ってくれるパートナーと出会うことです。

私たち婚活パラダイス編集部が、多くの成婚カップルにインタビューしてきて感じるのは、最終的にうまくいくのは、スペックや条件だけで相手を選んだ人たちではなく、「この人といると、自分らしくいられる」「この人のために、何かしてあげたい」と、心で感じられた人たちだということです。

「女余り」というデータは、あくまで市場全体の傾向を示すものであり、あなたの価値を決めるものではありません。

どうか、数字に惑わされず、自分自身の魅力を信じて、前向きな一歩を踏み出してください。この記事でお伝えした戦略が、あなたの婚活を前に進めるための、ささやかな光となれば幸いです。

婚活パラダイスは、あなたの幸せな結婚を心から応援しています。