結婚相談所ラポート徹底解剖！古川みほこカウンセラーが語る「信頼関係（ラポール）」を築き、幸せな未来を描く婚活サポートとは

はい。実は、私自身が夫との関係がすごくこじれて、離婚寸前までいった時期があったんです。それが最初の大きなきっかけですね。

どうしようか悩みましたが、やはり離婚はしたくないと思い、どうすれば幸せな結婚生活を送れるのか、夫との関係を修復できるのかを必死で勉強し始めました。

主に男性心理ですね。男性と女性では考え方や喜びを感じるポイントが全く違うということを、その時初めて知りました。

学んだことを実践してみたら、驚くほど夫との関係が改善したんです。「こんな簡単なことで変わるんだ！」「これ、みんな知った方が絶対にいい！」と強く思いました。

そうなんです。関係が悪かった時期のことも含めて、かなり赤裸々にブログやSNSで発信し始めたら、多くの方が読んでくださって。

元々カウンセラーになりたいという気持ちもあったので、悩み相談に乗るようになりました。相談に乗った方々が良い方向に進んでいくのを見て、この仕事は素晴らしいな、やりがいがあるなと感じていました。

そんな中、フリーランスで続けていた仕事が契約終了になるタイミングが訪れ、「次は何をしよう？」と考えた時に、「結婚相談所」という独立してできる仕事があることを知りました。

「これだ！」と思い、結婚相談所ラポートを立ち上げることにしたんです。

心理カウンセリングの道も考えたのですが、少し自分の器ではないかなと感じたのと、私自身がお洋服やファッション、そして「婚活」そのものにも興味があったからです。

また、全国の結婚相談所が加盟する「連盟」というプラットフォームがあり、そこには出会いの場を提供する大規模な会員データベースという大きな「商品」と、それを活かすための「サポート力」という、確立されたビジネスモデルがあることも魅力でした。

まさにそう思います。心理カウンセリングはカウンセラーの腕一本で勝負する世界ですが、結婚相談所はシステムという土台があり、そこにプラスしてサポートの質で価値を高めていける。

その両輪があるのが大きいと感じました。もちろん、今は相談所も増えているので、専門的なスキルがないと差別化は難しいですが、私の場合は学んできた心理学が大きな武器になっていると感じています。

以前の私は、夫に頼ったり甘えたりするのが苦手で、何でも一人で抱え込み、夫に対して「負けたくない」「なんでやってくれないの？」とダメ出しばかりしていました。

特に子育てでは、理想の母親像に囚われて、育児書で学んだ知識を元に夫を責めてしまっていたんです。良かれと思ってやっていた「良い妻」「良い母」のつもりが、実は夫を全く尊重していなかったんですね。

心理学を学んで、まずは「できないことはできない」と認め、夫に頼ること、そして、やってもらったことに対して「ありがとう」と感謝し、喜んで受け取ることを意識しました。

あとは、夫を褒めたり、賞賛したり、気持ちを尊重して話を聞いたり…。そういう、基本的なことですが、できていなかったことを一つずつ実践していったら、驚くほどすぐに関係が変わったんです。

「こんな簡単なことだったんだ」って。

はい。心理学用語の「ラポール（信頼関係）」から取りました。会員様にも、ただ結婚相手を見つけるだけでなく、幸せなパートナーシップを築くための本質的な関わり方を身につけてほしいと思っています。

一番はプロフィール作成ですね。大手相談所から移ってこられる方もいらっしゃるのですが、そういう方のお話を伺うと、プロフィールでご自身の魅力が十分に伝わっていないケースが多いと感じます。

私は、入会から活動開始までに複数回の面談を行い、合計5時間くらいかけて、その方のことを徹底的にヒアリングします。

その方がどんな方なのか、どんな人生を歩んできて、これからどんな人生を理想としているのか、何に幸せを感じるのか、そして、どんなお相手とその未来を実現したいのか…。

普段はあまり話さないようなご自身の魅力についても、ワークなどを通じてたくさん引き出していきます。「どんな老後を過ごしたいか」「人生の最後をどう迎えたいか」といった深い部分までお聞きしています。

まさにそうです。その方の価値観、大切にしていること、人柄、そして「本当に求めているお相手像」を深く理解する。

その上で、異性（女性なら男性、男性なら女性）の心に響くであろう魅力をピックアップし、具体的で、その方らしさが伝わる、「この人と一緒にいたら、こんな幸せな未来が待っているんだろうな」とイメージできるようなプロフィールを作成します。

嘘は一切書きませんが、その方の本質的な魅力が最大限に伝わるように、言葉を選んで表現しています。

そうですね。例えば、お申し込みが殺到しそうな魅力的な会員様の場合は、あえて「こういうタイプの方が理想です」とプロフィールに明記することで、ミスマッチを防ぐフィルターをかけることもあります。

逆に、ご年齢やご年収などの条件面で、お申し込みが来にくいかもしれない方については、絞り込みすぎず、その方の誠実さや優しさといった内面的な魅力を、最大限にていねいに伝えることを意識します。

本当に、そういうミスマッチは起こりがちですよね。

だからこそ、ラポートでは無難すぎる当たり障りのないプロフィールではなく、その方の本来の良さ、人柄や価値観、大切にしていることを前面に出すことを重視しています。

シャイな方を無理に元気いっぱいに見せたりはしません。その方らしさが伝わるように、正直に、でも魅力的に表現することで、本当に相性の良い方との出会いに繋がると信じています。

無理に自分を偽っても、結局はうまくいきませんから。そのためにも、やはり時間をかけたヒアリングで、その方を深く理解することが不可欠なんです。

そうかもしれません（笑）。人の話を深く聞いたり、ワークを通してその方の考えを整理したりするのは、私自身も大好きなんです。

それが結果的に、会員様がご自身の求めるものや進むべき方向を明確にするお手伝いにも繋がっているのかなと思います。

はい。特に男性会員様からご要望が多いのは、ファッションに関するアドバイスですね。

ご予算に合わせてお店を選び、お買い物に同行してデート服やスーツを一緒に選ぶこともありますし、会員さんが一人でお買い物に出かけた際に「この服とこの服、どっちがいいですか？」といったご相談をくださることもあります。

そういう場合はLINEでリアルタイムでお答えしたりもします。

あとは、お見合いでの会話に不安がある方には、何度でも無料でお見合いシミュレーション(オンラインZoomで実施)を行っています。

改善点や良かった点はその場でフィードバックし、シミュレーションの様子は録画して後日お渡しするので、ご自身でも客観的に振り返っていただけます。

これも、よく「衝撃的だけど、すごく参考になる」と言われますね（笑）。

ラポートでは、お買い物同行や模擬お見合い、デートプランの相談、LINEのメッセージ添削など、活動に関わるサポートはすべて月会費に含まれています。追加料金は一切ありません。成婚料と月会費のみです。

これは、私がまだ開業して1年半と日が浅く、少人数制で運営しているからこそできることかもしれませんが、「会員様の成婚のためにできることは何でもしたい」という思いでやっています。

そうですね。今はまだ実績を積みたいという気持ちが強いので、価格は抑えめに設定しています。それよりも、お一人おひとりにしっかり向き合って、サポートの質を高めていきたいと思っています。

まさにその通りです。「結婚はゴールではなくスタート」とよく言われますが、私が目指しているのは、会員様に「幸せな人生」を送っていただくことです。

ですから、婚活中にお伝えするコミュニケーションのコツ、例えば「男性心理・女性心理」の違いを理解することや、「不満を”お願い”に変換して伝える方法」などは、結婚後の生活はもちろん、仕事など、あらゆる人間関係で一生使えるスキルだと思っています。

例えば、「なんでこれやってくれないの！」と不満を直接ぶつけるのではなく、「自分はどうしてもらったら嬉しいかな？」と考えて、「これをしてもらえると嬉しいな。お願いできる？」という形で、要求ではなく「お願い」として伝える、ということです。怒りをぶつけるのではなく、自分の気持ちを正直に、でも相手が受け取りやすい形で伝える。

そして、やってもらったら全力で感謝と喜びを伝える。これは男女関係なく、仕事でも部下に対しても有効な方法だと思います。

そうなんです。なので、ラポートでは成婚退会された方向けに、結婚後のLINE相談も無料で受け付けていますし、幸せな結婚生活を送るためのセミナーなども行っています。

結婚して終わり、ではなく、その先の人生も幸せであってほしい、というのが私の願いです。最近では、色彩心理を使った「マイキャラ診断®カラーメンタリング®」の資格も取得したので、ご自身の魅力をさらに深く知り、自信を持って活動したり、パートナーとの関係性に活かしたりするサポートも始めています。