35歳/36歳/37歳/38歳/39歳で子供が欲しいなら、今すぐ婚活を始めるべき4つの理由

35歳以上の女性にとって、結婚や出産は人生の大きな関心事です。

しかし、「出産できる最後の年齢」について、明確に理解している人は少ないのではないでしょうか。

厚生労働省の人口統計資料（2015年）によると、初産の年齢帯で最も多いのは30歳〜34歳（32.5％）、次いで25歳〜29歳（32％）、そして35歳〜39歳（17％）となっています。

◆最も多い初産の年齢帯 ※2015年：人口統計資料（厚生労働省）

コメディアンのだいたひかるさんは、40歳で卵子を保存し、46歳で出産したという驚くべき例もありますが、一般的に高齢出産とは35歳以上を指します。

不妊治療（体外受精）を検討する場合、妊娠の年齢の上限は40歳とされています。つまり、第一子の出産は35歳まで、第二子の出産は40歳までが目安です。35歳までは比較的スムーズに出産できる可能性が高いですが、36歳〜39歳になると難易度が上がり、40代に入るとかなり厳しくなります。

もちろん、40代を過ぎても出産は不可能ではありません。しかし、年齢とともに受精、着床、妊娠、出産のそれぞれの段階で成功率が下がっていくというデータがあるのです。

もし、35歳以上で「結婚しても子どもはいらない」と考えているなら、出産の年齢制限を気にする必要はないでしょう。しかし、子どもを望むのであれば、まだチャンスは残されています。

この記事では、出産の最後の年齢に関する情報を明確に整理し、婚活を始める4つの理由を紹介します。記事を読み終えた頃には、出産を視野に入れた婚活を始めるべきかどうか、明確になっているはずです。

そんな悩みを抱えている35歳以上の女性は、ぜひこの記事を参考にしてください。

1. 初産の母親の平均年齢は30.9歳（2022年）

年	平均年齢
1950年（昭和25年）	24.4歳
1975年（昭和50年）	25.7歳
1985年（昭和60年）	26.7歳
1995年（平成7年）	27.5歳
2005年（平成17年）	30.7歳
2015年（平成27年）	30.7歳
2021年（令和3年）	30.9歳

まず、第1子出生時の母親の平均年齢を見てみましょう。厚生労働省の2021年人口動態統計（概数）によると、第1子出生児の母親の平均年齢は30.9歳でした。これは過去最高の数字で、平成27年から令和2年までの6年間は30.7歳で横ばいでしたが、0.2歳上昇しました。

第1子出生児の母親の平均年齢の推移を見ると、統計が始まった1950年（昭和25年）は24.4歳でした。その後、平均年齢は上昇を続け、10年ごとのデータでは、1975年（昭和50年）は25.7歳、1985年（昭和60年）は26.7歳、1995年（平成7年）は27.5歳、2005年（平成17年）は30.7歳、2015年（平成27年）は30.7歳となっています。

1975年から1995年までは約1歳ずつ上昇し、1995年から2005年の10年間で3.2歳と大幅に上昇しました。それ以降は横ばいが続いていましたが、最新の2021年（令和3年）データでは過去最高の30.9歳となりました。第1子出生児の母親の平均年齢が上昇している主な要因は、晩婚化の進行と考えられます。

初婚年齢の上昇

年	夫	妻
1995年（平成7年）	28.5歳	26.3歳
2005年（平成17年）	29.8歳	28.0歳
2015年（平成27年）	31.1歳	29.4歳
2018年（平成30年）	31.1歳	29.4歳
2019年（令和元年）	31.2歳	29.6歳
2020年（令和2年）	31.0歳	29.4歳
2021年（令和3年）	31.0歳	29.5歳

第1子出生児の母親の平均年齢が上昇している理由として、晩婚化の進行を挙げました。ここで、初婚年齢のデータを見てみましょう。2021年の人口動態統計（概数）によると、令和3年の平均初婚年齢は、夫が31.0歳、妻が29.5歳でした。

過去のデータを見ると、1995年（平成7年）は夫が28.5歳、妻が26.3歳、2005年（平成17年）は夫が29.8歳、妻が28.0歳、2015年（平成27年）は夫が31.1歳、妻が29.4歳、2018年（平成30年）は夫が31.1歳、妻が29.4歳でした。

直近3年では、2019年（令和元年）は夫が31.2歳、妻が29.6歳、2020年（令和2年）は夫が31.0歳、妻が29.4歳、2021年（令和3年）は夫が31.0歳、妻が29.5歳と、2019年をピークに初婚年齢は夫婦ともにわずかに下がっています。しかし、全体的に見れば、初婚年齢は上昇傾向にあります。

初婚年齢が上昇している理由としては、1985年の男女雇用機会均等法の施行による女性の社会進出の促進、結婚にとらわれないパートナーシップの選択、価値観の多様化などが影響していると考えられます。いずれにせよ、晩婚化が進んでいることは明らかです。

2. 高齢出産は35歳の初産と言われる

一般的に、出産年齢が35歳以上になると高齢出産と言われることが多いですが、厚生労働省は高齢出産を明確に定義していません。国際産科婦人科連合は、初産が35歳以上のケースを「高齢出産」としています。この理由は、統計的に30歳を過ぎたあたりから妊娠や出産時のさまざまなリスクが高くなるためです。

しかし、妊娠や出産はデリケートなものであり、必ずしも年齢だけがリスクの決定要因ではありません。妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、前置胎盤、胎盤早期剥離などは高齢出産でリスクが高くなりますが、早産のリスクは25歳～35歳にかけては比較的少なく安定しており、20代前半と30代後半では同程度の割合で発生しています。また、切迫早産や前期破水は高齢出産になるほど発生リスクは低くなり、若い年齢での出産ほどリスクが高くなります。

つまり、妊娠や出産において不測の事態は高齢出産だけではなく、すべての妊娠や出産で起こり得るのです。年齢だけを理由に、30代後半の女性が早く結婚すべきだと一概に言うことはできません。

初産と経産婦では考え方が違う？

高齢出産をする人の中には、高齢になって初めて出産する人と、すでに出産経験のある人が高齢で出産するケースがあります。日本産科婦人科学会は、35歳以上で第1子を出産する女性を「高年初産」と定義していますが、経産婦の高齢出産という考え方は採用していません。

一方、国際産科婦人科連合では、高齢出産の定義を「初産婦では35歳以上、経産婦では40歳以上」としています。

妊婦特有の病気にかかりやすい

妊娠中は、「妊娠高血圧症候群」や「妊娠糖尿病」などの妊婦特有の病気になる可能性があります。こうした病気は、年齢に関わらず発生する可能性がありますが、高齢出産の場合はリスクが高くなる傾向があります。定期検診で早期発見し、適切な予防措置を取ることが大切です。

流産や早産の可能性

流産と早産は、それぞれ妊娠22週未満の出産と、妊娠22週0日から妊娠36週6日までの出産と定義されています。高齢出産では、これらのリスクが若干高くなる傾向がありますが、若い年齢での出産でも発生する可能性があります。

難産のリスク

高年齢での出産では、産道が硬くなり、出産が長引くなど難産になることがあります。しかし、これも高齢出産に限ったリスクではありません。

妊娠・出産はどの年代においてもリスクがあり、不測の事態は起こり得ます。高齢出産だからといって過度に不安を抱く必要はありませんが、定期的な検診を受け、自分の体調変化に気を配ることが大切です。医療機関と連携しながら、安心して妊娠・出産に臨むことが重要です。

人生経験が豊富で経済的にも余裕があることが多い

高齢であることは、見方を変えれば、それだけ人生経験が豊かであるとも言えます。これまでの人生で得たさまざまな経験は、妊娠・出産中の不安定な心理状態を和らげるのに役立つでしょう。

また、長年築いてきた人間関係から、周囲の人々の心強いサポートを受けられるかもしれません。

さらに、社会人としてのキャリアが長いため、若い世代の妊娠・出産と比べると経済的に余裕があるケースが多いです。経済面の心配が少なく出産に臨めることは、大きなメリットと言えるでしょう。

出産への準備をより入念に行えることが多い

高齢出産にはリスクが高いという認識があるため、無事に出産を迎えられるように、妊娠中の生活をより慎重に過ごすケースが多いです。妊婦本人だけでなく、パートナーも妊娠や出産についての知識を深め、二人で協力し合って過ごすことが大切です。

また、万一体調に異変を感じた場合でも、長年の経験から危機的な状況を察知しやすいというメリットもあります。体の変化やサインを早期に捉え、速やかに受診することで、母子の健康を守ることにつながります。

高齢出産は、若い世代の出産と比べてリスクが高くなる傾向にありますが、人生経験の豊富さや経済的な安定性、危機管理能力の高さなど、高齢出産ならではのメリットもあるのです。

3. 35歳以上の女性が直面する婚活の難しさと男性の印象

男性が結婚を考える際、子供を望むことが多く、女性の若さを重視する傾向があります。そのため、20代から30代初めの女性に関心やお見合いの提案が集中します。この結果、35歳を超えた女性は、婚活市場での人気が下がり、男性との出会いのチャンスが減少します。

35歳以上の女性が出会う男性の平均年齢は上昇し、大きな年齢差のあるカップルになる可能性が高まります。女性は通常、男性との年齢差を最大で5歳までと考えることが多いですが、35歳を超えると、10歳の年齢差を許容しないと、関係が成立しづらくなります。年齢差に抵抗がない女性にとっては問題ありませんが、同年代から5歳までの年齢差を希望する女性にとっては、35歳〜39歳の時期は婚活の難易度が上がります。

時は金なり。可能な限り早く婚活を始め、理想的な男性を見つけることが最も賢明な選択です。

では、35歳以上の独身女性に対して、男性はどのようなイメージを持っているのでしょうか。

出産へのリスクに対する男性の不安

結婚後に子供を望む男性から見ると、35歳の女性に対して「出産は難しそう」と思うケースがあります。

35歳でも妊娠・出産は可能ですが、年齢が若いほどリスクは軽減されると考えられています。このため、男性は35歳以上の女性の出産に不安を感じることがあります。

子供を複数持ちたい男性の場合、早い段階で家族計画について十分に話し合う必要があるでしょう。

自立した女性に対する男性の安心感と距離感

35歳の女性に対して、男性は「精神的に自立していてしっかりしている」と思うケースもあります。社会的地位のある女性は、経済的にも安定しているため、憧れの対象となることもあります。

ただし、こだわりが強そうだと感じたり、近寄りがたい印象を持たれたりすることもあるでしょう。女性に頼られたいと思う男性にとっては、あまりにしっかりしている女性だと、自分の存在意義を見出せないと感じてしまうこともあります。

35歳までに結婚しなかった理由への男性の関心

35歳まで独身である理由を気にする男性もいます。直接的に質問したり、遠回しに「結婚に興味はないの？」と聞いてきたりすることがあるでしょう。女性の返答次第では、男性も納得する場合があります。

例えば、「仕事に夢中になりすぎて、恋愛や結婚のことを考えていなかった」と伝えると、男性も本音を話してみようと考えるかもしれません。

35歳以上の女性が婚活する際は、これらの男性の印象を理解した上で、自分の魅力を最大限にアピールすることが重要です。年齢に関わらず、前向きな姿勢と自信を持って婚活に臨むことが、理想的なパートナーを見つけるための鍵となるでしょう。

4. 35歳以上の女性の婚活市場における価値の変化

先に述べたように、35歳～39歳の女性の婚活市場における価値は、時間の経過とともに低下する傾向にあります。多くの男性が、女性の妊娠の可能性を重視して選ぶ傾向があるため、年齢が高い女性は出産のリスクが高いとみなされがちです。

このような状況下で、少しでも早く婚活を開始し、男性とのコミュニケーションを深めていくことが重要です。お見合いやデートの機会を増やすことで、理想のパートナーとの出会いを早めることができるでしょう。

日々の仕事や趣味、人間関係などに時間を割くことも大切ですが、35歳～39歳という時期は、婚活に集中するべき非常に重要な時期だと言えます。子供を持つ可能性が少しずつ狭まっていく中で、今こそ行動を起こすべき時なのです。

結婚は、あなたの人生をより豊かにするだけでなく、両親に安心感を与え、社会的な認知を得ることにもつながります。だからこそ、結婚についての決断は非常に重要なのです。

35歳以上の女性が結婚するためのポイント

35歳以上の独身女性が結婚するためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。ここでは、その内容について詳しく説明していきましょう。

年齢に囚われず、自信を持つ

年齢のことを気にしすぎると、行動が制限され、ネガティブな感情に支配されてしまいます。年齢などの条件にとらわれず、積極的に行動することで、理想の相手との出会いの可能性が高まります。女性の魅力は若さだけではありません。

35歳以上の女性には、人生経験に基づく大人の魅力があります。落ち着きがあり、会話が弾むと男性から好印象を持たれることも多いでしょう。

自分磨きに励む

自分を高めるために、まずは外見から始めるのも一つの方法です。

外見を磨くことで第一印象が良くなり、出会った相手に関心を持ってもらえる可能性が上がります。その結果、結婚できる確率もアップするでしょう。メイクやヘアスタイル、ファッションなどは、ショップのスタッフに相談しながら、自分に合ったものを見つけていくと良いですね。

自分に合った婚活スタイルを選択する

様々な婚活方法がある中で、自分が活動しやすいと感じる場所を選ぶことが大切です。一人で婚活をするのに不安を感じる人は多いですが、仲人型の結婚相談所なら、担当カウンセラーのサポートを受けられるので安心です。婚活ノウハウを学ぶこともできるので、前向きな気持ちで活動に取り組めます。また、出会いの幅を広げられるなどのメリットもあるでしょう。

35歳以上の女性が結婚するためには、年齢に囚われず自信を持ち、自分磨きに励み、自分に合った婚活スタイルを選択することが重要です。

以上のポイントを意識しながら、積極的に婚活に取り組んでいきましょう。

アラフォー女性と子持ち男性との結婚を考える

38歳〜42歳のアラフォー女性にとって、出産をあきらめる選択肢も考えられます。妊娠への希望は持ちつつも、現実的に妊娠しないという前提で、子供がいる男性との再婚を検討するのも一つの方法です。 幼い子供がいれば、その子を自分の子として愛情を注ぎ育てることができ、自分の子供を持てないことへの不安も解消されるでしょう。

自分の子供を望む気持ちは誰もが理解できますが、人生の新しいステージに進むためには、柔軟に選択を変更することも重要です。 「自分の子供ではなくても幸せを感じられるだろうか？」 この問いに対して、子供がいない人生を「受け入れる」ことで、考え方が変化することもあります。 子供に対する強い願望やこだわりは、時として心の重荷になりますが、それを手放すことで心の平安を得ることもできるのです。

婚活をする中で、子連れの男性とのデートやお見合いを通じて、自分の内面の変化に気づくこともあるでしょう。子供のいる男性と接することで、子供への愛情を感じたり、子育ての喜びを共有したりできる可能性があります。

アラフォー女性が結婚を考える際、出産へのこだわりを柔軟に変化させ、子持ち男性との再婚を選択肢の一つとして検討してみるのも良いかもしれません。人生の新たな可能性を探ることで、新しい幸せを見つけられるチャンスが広がるはずです。

まとめ

35歳以上の女性にとって、結婚と出産は人生の大きな岐路となります。子どもを望むなら、今すぐ婚活を始めるべき理由は明確です。

まず、初産の母親の平均年齢は年々上昇しており、35歳以上での出産はリスクが高まります。また、35歳を超えると婚活市場での価値が下がり、理想のパートナーとの出会いが難しくなる傾向があります。加えて、男性は35歳以上の女性に対して、出産への不安や独身でいる理由への疑問を抱きがちです。

しかし、35歳以上の女性にも希望はあります。自信を持ち、自分磨きに励み、自分に合った婚活スタイルを選択することで、理想の相手との出会いを引き寄せることができるでしょう。高齢出産には確かにリスクがありますが、人生経験の豊富さや経済的な安定性など、高齢ならではのメリットもあるのです。

もし出産へのこだわりを柔軟に変化させられるなら、子持ち男性との再婚も選択肢の一つとして検討できます。幼い子供への愛情を注ぎ、子育ての喜びを共有することで、新しい幸せを見つけられるかもしれません。

35歳以上の女性の皆さん、年齢に囚われず、自信を持って婚活に臨みましょう。時間は待ってくれません。

今すぐ行動を起こし、理想の結婚と家族を手に入れるために一歩を踏み出してください。あなたの幸せな未来が待っています。