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結婚相談所は「モテない人の集まり」?最新データで徹底検証

「結婚相談所に登録している人って、やっぱりモテない人ばかりなんでしょ?」
こんな質問を、私は婚活・恋愛専門家として数多くの方から受けてきました。多くの結婚相談所関係者への取材を重ねる中で見えてきたのは、この認識が現実とは大きくかけ離れているという事実です。
むしろ現代の結婚相談所は、仕事もプライベートも充実している人が、効率的に理想のパートナーを見つけるために利用する場所へと変化しています。
本記事では、実際の会員データと取材で得た情報をもとに、結婚相談所の真実をお伝えします。
結婚相談所はモテない人の集まりではない【データで証明】
結論から言うと、結婚相談所はモテない人の集まりではありません。
IBJの最新成婚白書2024によると、2024年におけるIBJの成婚組数は過去最多となる16,398組に達し、日本の婚姻件数の約3.3%を占めています。年収600万円以上の男性が全体の約半数を占め、短大・四大・大学院を卒業した方が70%以上となっています。これは厚生労働省の賃金構造基本統計調査の全国平均を大きく上回る数値です。
昔のイメージの「最後の砦」とは全く違い、出会いの効率良さを魅力的に感じるタイパ世代が増えています。
現代の結婚相談所利用者の実像
年収・学歴から見る会員プロフィール
実際の会員データを見ると、一般的な独身者よりもハイスペックな方が多いことがわかります。
項目 | 結婚相談所の成婚者 | 一般平均 |
---|---|---|
年収600万円以上(男性) | 約50% | 約25% |
大学卒以上 | 70%以上 | 約45% |
正社員率 | 90%以上 | 約70% |
若年層の結婚相談所利用急増
さらに注目すべきは若年層の利用拡大です。2019年と比較した場合、20代のIBJにおける新規入会者数は約2.5倍、30代は約1.8倍に増加しており、若年層の利用者層が大幅に拡大しています。
なぜ魅力的な人が結婚相談所を選ぶのか
取材を通じて見えてきた利用理由は以下の通りです。
効率性を重視する現代的な考え方
30代の大手商社勤務男性は「時間は有限。合コンで5回飲み会に参加するより、結婚相談所で1人の質の高い女性と出会う方が合理的」と語ります。
真剣度の高い相手との出会いを求める
IT企業で管理職を務める女性は「マッチングアプリでは遊び目的の人も多い。結婚相談所なら本気度の高い人だけと出会える」と選択理由を話しています。
「モテない人の集まり」という誤解が生まれる理由
古い固定観念の残存
この誤解の背景には、かつての結婚相談所のイメージが影響しています。20年前まで「お見合いおばさん」的な存在だった結婚相談所は、現在はIT化が進み、まったく別のサービスに進化しました。
完全オンラインで完結する店舗を持たいないタイプの結婚相談所も出てきました。
メディアによる偏った描写
テレビドラマや映画では、結婚相談所がネガティブに描かれることが多く、これが視聴者の印象に強く残っています。しかし現実は全く異なります。
私が取材した結婚相談所経営者は「ドラマの描写を見るたび、現実との違いに驚きます。実際の会員様は皆さん素敵な方ばかりです」と苦笑いしていました。
他の婚活方法との成婚率比較で見る優位性
各婚活サービスの成婚率データ
リクルートブライダル総研の最新調査と各種公開データを総合すると、以下のような結果が見えてきます:
婚活方法 | 成婚率・結婚率 | 特徴 |
---|---|---|
結婚相談所 | 約29.8%(2023年婚姻者のうち各婚活実施者ベース) | 最も高い成婚率 |
婚活サイト・アプリ | 約45.2%(同上) | 利用者数は多いが |
婚活パーティー | 約16.1%(同上) | 第一印象重視 |
知人紹介 | 約14.4%(同上) | 信頼性は高いが機会は限定的 |
注目すべき点として、2023年婚姻者のうち婚活サービスを通じて結婚した人の割合は15.3%に達しており、特にネット系婚活サービス(11.4%)の割合が過去最高となっています。
結婚相談所の成婚率の高さは、会員の真剣度とプロのサポートによるものです。
結婚相談所はやばい?出会えない?よくある不安を解消
「結婚相談所はやばい業者もある?」
確かに一部に問題のある業者も存在します。しかし、大手結婚相談所連盟に加盟している相談所なら安心です。IBJ、BIU、JBAなどの連盟は厳格な審査基準を設けています。
私の取材経験では、問題のある業者には以下の特徴があります。
- 法外な料金設定
- 成婚率や会員数の虚偽表示
- 強引な勧誘や契約
これらを避けるためには、複数の相談所を比較検討することが重要です。
「結婚相談所では出会えない?」
「出会えない」と感じる方には共通点があります。取材で明らかになった主な理由は、
条件設定が現実的でない→年収1000万円以上、身長180cm以上など、該当者が極端に少ない条件を設定している場合です。
自己改善への意識が低い→外見や内面の魅力向上に取り組まない方は、どの婚活方法でも苦戦します。
積極性の不足→お見合い申し込みをほとんど行わない、返事が遅いなど、消極的な姿勢では出会いは生まれません。
「結婚相談所で結婚できない人の特徴は?」
複数のカウンセラーへの取材から見えてきた「結婚しにくい人」の特徴。
- 理想が高すぎる:全ての条件を満たす完璧な相手を求める
- コミュニケーション能力の不足:会話が一方的、相手の話を聞かない
- 自分磨きを怠る:身だしなみや内面の向上に無関心
- 結婚への覚悟が中途半端:なんとなく登録しただけ
逆に、これらを改善すれば成婚確率は大幅に向上します。
結婚相談所で本当にモテる人の特徴
男性会員でモテる人の共通点
取材を重ねる中で見えてきた、結婚相談所でモテる男性の特徴。
経済的安定性だけでなく人間性も重要
年収が高いだけでなく、家事分担への理解や思いやりがある男性が選ばれています。特に共働きを希望する女性が増えている現在、「家事は女性がするもの」という考えの男性は敬遠されがちです。
清潔感と年齢相応の身だしなみ
高級ブランドである必要はありませんが、清潔で整った外見は必須条件です。
女性会員でモテる人の共通点
年収を公開している女性の方がお見合い率が高い
IBJの成婚白書データによると、年収を公開している女性は非公開の女性に比べて約2倍成婚しやすく、お見合いの申受数やお見合い数が約2倍となっています。これは共働きを望む男性の増加を示しています。
結婚後のビジョンが明確
「専業主婦希望」「共働き希望」など、結婚後の働き方について明確な意思を持っている女性が好まれる傾向にあります。
年齢別:結婚相談所利用のメリット・デメリット
最新データで見る結婚相談所の実績
代表的な成婚者像
2024年における初婚者は、女性34歳、男性36歳となりました。また、在籍日数「約9ヶ月」、交際日数「約4ヶ月」と短い期間で意思決定していることが特徴的です。これは一般的な平均交際期間4.3年の1/12の期間となります。
成婚組数の増加
IBJでは年々お見合い数が増加することで成婚組数が比例して増加しており、主体的な行動や出会いの機会を最大限に活用することが、成婚の可能性を高めるための根拠となっています。
年齢別:結婚相談所利用のメリット・デメリット
20代で利用する場合
メリット
- 競争率が低い(特に男性は10.7%のみ)
- 選択肢が豊富で成婚率が最も高い
- 若年層利用が2.5倍に急増中
デメリット
- 費用負担が重い場合がある
- 同世代の登録者がまだ少ない
結婚相談所の利用は『早すぎる』と思われがちですが、20代は男女ともにモテます。マッチングアプリの激しい競争の中にいるより、効率よく落ち着いてお相手探しができます。

30代で利用する場合
メリット
- 最も会員数が多い年代(利用者の中核)
- 経済的余裕があり結婚への真剣度が高い
- 男性の30~34歳は約半数が成婚に至る
デメリット
- 競争が激しい
- 条件面での妥協が必要な場合も
30代は結婚相談所利用者の中核を占める年代です。仕事も安定し、結婚への意識も高まる時期であり、最も成功しやすい年代と言えます。

40代で利用する場合
メリット
- 人生経験が豊富で内面の魅力がある
- 経済的に安定している
- 真剣度が非常に高い
デメリット
- 選択肢が限られ、年齢による成婚率低下
- 初婚希望者との年齢差が課題
筆者の取材では、40代でも諦めずに活動を続けた方が成婚に至るケースを多く見てきました。年齢を重ねるほど、内面の魅力や人生経験が重要になります。

結婚相談所選びで失敗しないためのチェックポイント
信頼できる結婚相談所の見分け方
取材を通じて明らかになった、優良な結婚相談所の特徴:
透明性の高い情報公開
- 会員数、年齢層、年収分布を具体的に公開
- 成婚率の算出方法を明示
- 料金体系が明確で追加費用の説明がある
サポート体制の充実
- カウンセラーの経験年数や実績
- 定期的な面談やアドバイスの提供
- お見合い後のフィードバック
実績とデータの豊富さ
- 成婚者数の具体的な公表
- 在籍期間や交際期間の平均値
- 年齢別・職業別の成婚率
入会前に確認すべき重要事項
確認項目 | チェックポイント |
---|---|
会員数・属性 | 自分の希望する相手層がいるか |
料金体系 | 初期費用、月会費、成婚料の総額 |
サポート内容 | カウンセラーとの面談頻度 |
成婚の定義 | 何をもって成婚とするか |
退会条件 | 中途退会時の返金規定 |
結婚相談所での婚活を成功させる5つの戦略
1. 現実的な条件設定と優先順位の明確化
理想の相手の条件を3つに絞り、「絶対条件」「希望条件」「あれば嬉しい条件」に分類しましょう。全てを満たす相手を求めると、出会いの機会を大幅に減らしてしまいます。
2. プロフィール写真とプロフィール文の戦略的作成
第一印象を決める写真は、プロのカメラマンに撮影してもらうことをお勧めします。投資額は3-5万円程度ですが、お見合い成立率に大きく影響します。
3. お見合いでのコミュニケーション術
相手の話を聞く姿勢を重視し、自分の話は3割程度に留めましょう。質問を通じて相手の価値観や考え方を引き出すことが、お互いの理解を深めるコツです。
4. 真剣交際での関係構築
お見合いからプロポーズまでの平均期間は約4ヶ月です。この短期間で相手を見極めるには、結婚後の具体的な生活について率直に話し合うことが重要です。
5. カウンセラーとの効果的な関係構築
カウンセラーは婚活のプロです。遠慮せずに相談し、客観的なアドバイスを積極的に求めましょう。時には厳しい指摘もありますが、それが成婚への近道となります。
結婚相談所の料金は高い?コストパフォーマンスを検証
一般的な料金体系
結婚相談所の年間費用は20-60万円程度です。高額に感じるかもしれませんが、他の婚活方法と比較してみましょう:
マッチングアプリを1年利用した場合
- 月額料金:3,000-5,000円 × 12ヶ月 = 36,000-60,000円
- デート費用:月2回 × 5,000円 × 12ヶ月 = 120,000円
- 合計:約15-18万円
婚活パーティーを月2回参加した場合
- 参加費:5,000円 × 2回 × 12ヶ月 = 120,000円
- 二次会費用:3,000円 × 月1回 × 12ヶ月 = 36,000円
- 合計:約15-20万円
結婚相談所の方が高額ですが、成婚率を考慮すると決して高くないことがわかります。
費用対効果の考え方
私が取材した成婚者の多くは「婚活期間が短縮できたので、トータルコストは安くなった」と話しています。2-3年間他の方法で婚活を続けるより、結婚相談所で半年-1年で成婚する方が結果的に経済的です。
まとめ:結婚相談所は現代的な婚活手段
多くの結婚相談所関係者への取材を通じて確信したのは、結婚相談所は決して「モテない人の集まり」ではないということです。
現代の結婚相談所は、
- 高学歴・高収入の会員が多数在籍
- 効率的な出会いを求める現代人のニーズに対応
- 他の婚活方法より高い成婚率を実現
- プロのサポートによる質の高いマッチング
これらの特徴を持つ、極めて合理的な婚活手段へと進化しています。
「モテない人が行く場所」という古い固定観念に惑わされず、自分の婚活スタイルに合った方法を選択することが重要です。真剣に結婚を考えているなら、結婚相談所は有力な選択肢の一つになるでしょう。
理想のパートナーとの出会いは、正しい情報と行動から始まります。
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