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結婚相談所にサクラはいる?婚活で失敗しないための真実と対策法

「サクラに騙されるかも…」その不安、解消します。
結婚相談所への入会を検討しているあなたは、「高いお金を払ったのにサクラばかりで全然出会えない」という話を聞いたことがあるかもしれません。実際、ネット上にはそうした体験談が散見されます。
しかし、筆者が婚活業界の専門家への取材を重ねた結果、現在の大手結婚相談所においてサクラが存在する可能性は極めて低いことが判明しています。とはいえ、全ての結婚相談所が安全とは限りません。
この記事では、結婚相談所のサクラ問題の実態と、本当に信頼できる相談所を見極める方法について、業界の内情を知る専門家の声も交えながら詳しく解説します。あなたの大切な時間とお金を無駄にしないために、ぜひ最後までお読みください。

執筆:佐藤祐介
婚活パラダイス運営のLIFRELL代表取締役。自ら婚活や恋愛に関する専門家へインタビュー取材、インタビュー数35名以上、また結婚相談所へのインタビュー、利用者へのインタビューは100本以上実施。専門家から得られた知識を記事に反映しています。

編集:婚活パラダイス編集部
婚活や結婚相談所、マッチングアプリなど、多様な出会いの形をサポートするために、正しい情報と実践的なノウハウを発信することを目指しています。年齢や性別を問わず、すべての方が自分らしい出会いを楽しめるよう、専門家や経験豊富なアドバイザーの知見を取り入れながら、信頼できる情報をわかりやすくお伝えしています。▷著者プロフィールを見る
なぜ「結婚相談所=サクラ」という疑念が生まれるのか
マッチングアプリとの混同が原因
多くの人が結婚相談所にサクラがいると考える背景には、マッチングアプリでのトラブル経験があります。実際、出会い系サイトやマッチングアプリでは、運営側が雇ったサクラや外部業者の存在が度々問題になってきました。
筆者が業界関係者に取材したところ、「結婚相談所とマッチングアプリを同じカテゴリで考える利用者が多い」という指摘がありました。しかし、両者のビジネスモデルや規制環境は全く異なります。
過去のトラブル事例の影響
結婚相談所業界も過去には問題のある事業者が存在していたことは事実です。国民生活センターによると、結婚相手紹介サービスに関する相談件数は年間約3,000件に上ります。ただし、これらの多くは契約内容や料金に関するトラブルであり、サクラ問題とは性質が異なります。
大手結婚相談所にサクラがいない明確な理由
厳格な入会審査が物理的な壁となる
現在の結婚相談所では、以下の公的書類の提出が必須となっています:
必要書類 | 発行機関 | 確認内容 |
---|---|---|
独身証明書 | 市区町村役場 | 未婚状態の公的証明 |
収入証明書 | 勤務先・税務署 | 年収の実証 |
在職証明書 | 勤務先 | 職歴の確認 |
学歴証明書 | 卒業校 | 最終学歴の証明 |
住民票 | 市区町村役場 | 居住地の確認 |
身分証明書 | 公的機関 | 本人確認 |
これらの書類をすべて偽造してサクラを潜り込ませることは、現実的に不可能に近い状況です。
連盟システムによる業界全体の健全化
大手結婚相談所の多くは以下のような連盟に加盟しています。
主要な結婚相談所連盟
- IBJ(日本結婚相談所連盟):約9万人の会員
- BIU(日本ブライダル連盟):約6万人の会員
- JBA(日本結婚相談協会):約3万人の会員
これらの連盟では、加盟時に厳格な審査が行われ、サクラを利用するような不正な運営をしている事業者は排除される仕組みが確立されています。
月額定額制によるビジネスモデルの違い
かつての出会い系サイトは「メッセージ1通◯円」といったポイント制でしたが、現在の結婚相談所は月額定額制が主流です。このため、サクラを使ってメッセージのやり取りを引き延ばしても、運営側に追加の利益は生まれません。
筆者が取材した業界関係者によると、「成婚してもらうことが最大の利益につながるため、サクラを雇う動機が存在しない」とのことでした。
結婚相談所はやばい?よくある不安とその真実
「高額な費用を払ったのに出会えない」は本当?
結婚相談所の年間費用は30〜50万円程度と決して安くありません。「こんなに払ったのに理想の相手に出会えない」という不満を持つ人がいるのも事実です。
しかし、厚生労働省の人口動態統計によると、結婚相談所での成婚率は一般的に10〜30%とされており、他の婚活手段と比較して決して低い数字ではありません。
重要なのは、結婚相談所は「出会いの場の提供」であり、「結婚の保証」ではないという点です。
「結婚相談所では結婚できない」という噂の実態
国立社会保障・人口問題研究所の調査では、結婚相手との出会いのきっかけとして「結婚相談所・お見合い」は3.1%となっています。
この数字だけ見ると少ないように感じますが、結婚相談所の利用者数自体が全体に占める割合が小さいことを考慮する必要があります。利用者に限定した成婚率では、むしろ高い効果を示していることが筆者の取材で明らかになっています。
「サクラじゃないけど変な人ばかり」という声について
結婚相談所には確かに様々な人が登録しています。中には、社会性に欠ける方や結婚への本気度が疑われる方も存在するでしょう。
ただし、これらの人々は「サクラ」ではなく、一般の会員です。どんなサービスでも、利用者の質にはばらつきがあるのが現実です。重要なのは、担当カウンセラーと密にコミュニケーションを取り、適切な相手を紹介してもらうことです。
サクラがいる可能性のある危険な結婚相談所の特徴
料金体系が不透明で追加費用が多い
以下のような特徴がある結婚相談所には注意が必要です:
- お見合い1回につき1万円以上の高額な料金
- 「特別プラン」「プレミアム会員」など曖昧な追加サービス
- 成婚料の定義が不明確
- 契約時に説明されていない費用の後出し
入会審査があまりにも簡単すぎる
信頼できる結婚相談所では前述の6種類の書類提出が必須ですが、以下のような相談所は避けるべきです:
- 身分証明書のみで入会可能
- 年収証明や独身証明書の提出不要
- 即日入会を強く勧める
- 審査なしで「誰でも入会OK」を謳っている
好条件すぎる会員ばかりを宣伝している
入会前の説明で以下のような特徴がある場合は要注意です:
- 年収1000万円以上の男性会員が異常に多い
- モデルのような美女ばかりの写真を見せられる
- 「こんな素敵な方がいますよ」と具体的な会員を紹介される
- 入会すれば「すぐに理想の相手と出会える」と断言される
絶対に安心できる結婚相談所の見極め方
マル適マーク認証は必須条件
マル適マークCMSは、経済産業省のガイドラインに基づいて第三者機関が厳格な審査を行い、法令遵守が確認された結婚相談所にのみ付与される認証マークです。
日本ライフデザインカウンセラー協会(JLCA)による審査では、以下の項目がチェックされます。
- 特定商取引法の遵守状況
- 個人情報保護法への対応
- 契約内容の適正性
- サービス品質の確保
- 財務状況の健全性
筆者が取材した業界専門家によると、「マル適マークを取得していない結婚相談所は、何らかの理由で審査をクリアできない可能性がある」とのことです。
大手連盟加盟で会員数と信頼性を確保
以下の大手連盟に加盟している結婚相談所は、一定の信頼性があると考えられます:
連盟名 | 運営母体 | 会員数 | 特徴 |
---|---|---|---|
IBJ | 東証プライム上場企業 | 約90,000人 | 業界最大手 |
BIU | 老舗連盟 | 約60,000人 | 全国展開 |
JBA | 中堅連盟 | 約30,000人 | 地域密着 |
TMS | 関東中心 | 約26,000人 | 質重視 |
上場企業グループの安心感
以下のような大手企業グループが運営する結婚相談所は、企業としての信頼性が担保されています。
- ツヴァイ(IBJグループ・東証プライム上場)
- オーネット(株式会社オーネット)
- サンマリエ(IBJグループ・東証プライム上場)
- パートナーエージェント(タメニー株式会社)
結婚相談所で失敗しないための具体的な対策
入会前に必ずチェックすべき10項目
結婚相談所選びで失敗しないために、以下の項目を必ず確認してください。
- マル適マーク取得の有無
- 大手連盟への加盟状況
- 料金体系の詳細説明
- クーリングオフ制度の説明
- 中途解約時の返金規定
- 成婚の定義と条件
- 担当カウンセラーの経験・資格
- 運営会社の財務状況
- 実際の店舗所在地の確認
- 契約書面の事前確認
無料カウンセリングで見極めるべきポイント
多くの結婚相談所で実施されている無料カウンセリングでは、以下の点に注目してください:
信頼できる相談所の特徴
- 料金について明確で詳細な説明がある
- デメリットやリスクについても正直に話してくれる
- 他社との比較を推奨している
- 即日契約を強要しない
- 質問に対して曖昧な回答をしない
避けるべき相談所の特徴
- 「今日契約すれば割引」などの営業トークが多い
- 他社の悪口を言う
- 具体的な会員情報を見せて勧誘する
- 質問に対してはぐらかすような回答をする
もしもサクラに出会ってしまった場合の対処法
万が一、サクラと疑われる相手に出会った場合は、以下の対処を行ってください。
- 担当カウンセラーに即座に相談
- 具体的な根拠を整理して報告
- やり取りの記録を保存
- 連盟やマル適マーク認証機関への通報検討
- 必要に応じて消費生活センターへ相談
他の婚活手段との比較で見る結婚相談所の位置づけ
マッチングアプリとの決定的な違い
項目 | 結婚相談所 | マッチングアプリ |
---|---|---|
身元確認 | 6種類の公的書類必須 | 身分証のみ |
サクラリスク | ほぼゼロ | 一定のリスクあり |
年間費用 | 30-50万円 | 3-5万円 |
専門サポート | 専任カウンセラー付き | 基本的になし |
結婚までの期間 | 平均1年以内 | 平均2-3年 |
婚活パーティーとの違い
結婚相談所主催のパーティーは、一般的な婚活パーティーとは参加者の質が大きく異なります:
- 参加者全員の身元が保証済み
- 結婚への本気度が高い
- 収入や学歴が証明されている
- 主催者による適切な管理
筆者が取材した婚活パーティー運営者によると、「一般的な婚活パーティーでは参加者の経歴確認が甘く、冷やかしや営業目的の参加者も混じってしまう」とのことでした。
婚活業界の最新動向とサクラ問題の今後
法規制の強化が業界を健全化
近年、結婚相談所業界では法規制の強化が進んでいます。特定商取引法の改正により、不適切な営業行為への罰則が厳しくなっており、サクラを使うような悪質な事業者は淘汰される傾向にあります。
AI技術による不正検知システムの導入
大手結婚相談所では、AI技術を活用した不正検知システムの導入が進んでいます。不自然な行動パターンや疑わしいプロフィールを自動的に検出し、適切な対処を行う仕組みが整備されつつあります。
業界全体の透明性向上
リクルートブライダル総研の調査によると、婚活サービス利用者の権利意識は年々高まっており、事業者側もより透明性の高い運営を求められています。
結婚相談所選びで人生を変える:まとめ
サクラ問題は過去の話
現在の大手結婚相談所において、サクラが存在する可能性は極めて低いというのが実情です。厳格な入会審査、連盟による監視体制、法的リスクの高さなどを考慮すると、サクラを雇うメリットは皆無に等しいからです。
重要なのは正しい選択基準
結婚相談所選びで失敗しないためには、以下の基準を必ず確認してください:
- マル適マーク取得済み
- 大手連盟への加盟
- 透明な料金体系
- 上場企業グループまたは長期運営実績
- 担当カウンセラーの質の高さ
あなたの婚活成功への第一歩
筆者が多くの業界関係者への取材を通じて確信しているのは、「正しく選択された結婚相談所は、真剣な婚活における最も効果的な手段の一つ」ということです。
サクラの心配よりも、あなた自身の結婚への本気度と、相談所選びの正確性の方がはるかに重要です。この記事で得た知識を活かして、ぜひ充実した婚活ライフをスタートさせてください。
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