婚活が辛い…もうやめたいと思ったあなたへ。疲れた心を軽くする13の対処法

「このまま婚活を続けても、本当に結婚できるのかな…」

「周りはどんどん結婚していくのに、どうして私だけ…」

終わりの見えない婚活に、心が折れそうになっていませんか？

私たち婚活パラダイス編集部が100名以上の婚活経験者へインタビューした結果、約8割の方が「婚活が辛い」と感じた経験があると回答しました。あなただけが、特別なわけではありません。その辛い気持ち、痛いほどよく分かります。

この記事では、なぜ婚活が辛くなってしまうのか、その根本的な原因を紐解き、婚活経験者や専門家の声を元にした具体的な13の対処法を徹底解説します。

この記事を読めば、あなたの辛い気持ちが少しでも軽くなり、もう一度ご自身のペースで、前向きに婚活と向き合うためのヒントがきっと見つかるはずです。

なぜ婚活は辛いのか？多くの人が経験する5つの原因

婚活の辛さを乗り越えるためには、まず「なぜ辛いのか」を正しく理解することが大切です。多くの方が抱える辛さの原因は、主に以下の5つに集約されます。ご自身がどれに当てはまるか、一度立ち止まって考えてみましょう。

①終わりの見えない活動への焦り

婚活は、いつ終わるか分からない暗いトンネルを歩いているような感覚に陥ることがあります。

• いつ結婚できるか分からない不安感
• 年齢を重ねることへのプレッシャー
• 友人や同僚の結婚報告による焦り

特に、周りが次々と結婚していく中で、自分だけが取り残されているような感覚は、大きな焦りと不安につながります。内閣府の調査によると、平均初婚年齢は年々上昇傾向にありますが（※1）、そうとは分かっていても、個人の感情としては焦りを感じてしまうものです。この「先の見えない不安」が、心をすり減らす大きな原因となります。

(※1) 出典:内閣府「令和4年版 少子化社会対策白書」平均初婚年齢の年次推移

②理想と現実のギャップ

婚活を始める前は、誰しも素敵な出会いへの期待を抱いています。しかし、実際に活動を始めると、理想と現実のギャップに直面し、がっかりしてしまうことが少なくありません。

• 思い描いていた理想の相手となかなか出会えない
• 希望の条件に合う人がそもそも少ない
• 会ってみたら、イメージと違った
• 「もっと良い人がいるはず」と、次々に求めてしまう

理想を持つことは決して悪いことではありません。しかし、高すぎる理想は、出会いの可能性を狭め、自分自身を苦しめる原因にもなり得ます。

③断られたり、うまくいかないことによる自己肯定感の低下

婚活は、ある意味で「評価される場」でもあります。そのため、お相手から断られたり、コミュニケーションがうまくいかなかったりすると、まるで自分自身を全否定されたかのように感じてしまうことがあります。

• お見合いやデートの申し込みを断られる
• メッセージの返信が途絶える
• 交際がうまくいかず、お断りされてしまう

こうした経験が続くと、「自分は誰からも選ばれないのではないか」「自分には魅力がないのかもしれない」と、どんどん自信を失ってしまいます。自己肯定感の低下は、婚活のモチベーションを奪う最も大きな要因の一つです。

④時間とお金の浪費

婚活には、時間もお金もかかります。

費用の種類	具体例
金銭的負担	マッチングアプリの月額費、結婚相談所の活動費、お見合いのお茶代、デート代、自分磨きのための費用（洋服、美容院など）
時間的負担	プロフィール作成、相手探し、メッセージのやり取り、デートのスケジュール調整、実際に会う時間

仕事で疲れている中で、休日を婚活に費やす生活が続くと、「こんなにお金と時間をかけているのに、何の結果も出ない…」と、虚しさや徒労感を感じやすくなります。

⑤周囲からのプレッシャーと孤独感

婚活をしていることを周りに言えず、一人で悩みを抱え込んでしまう方も少なくありません。

• 親や親戚からの「結婚はまだ？」という無言のプレッシャー
• 友人に相談しても、独身者には理解されにくく、既婚者には気を遣わせてしまう
• SNSで見る友人の幸せそうな結婚生活や子育ての様子に、孤独を感じる

誰にも本音を話せず、一人で辛さを抱え込むことで、社会から孤立しているような感覚に陥ってしまうのです。

【状況別】今すぐできる！婚活の辛さを乗り越えるための具体的な対処法13選

婚活が辛いと感じる原因は人それぞれです。ここでは、あなたの状況に合わせて試せる具体的な対処法を13個ご紹介します。「これならできそう」と思えるものから、ぜひ試してみてください。

心が疲れた時の応急処置

まずは、疲れ切った心を癒すための応急処置です。無理して活動を続ける必要はありません。

対処法1: 思い切って婚活を休む

「辛い」と感じたら、一度立ち止まる勇気を持ちましょう。

期間を決めて休む

「1ヶ月間」「次の連休まで」など、期間を決めて婚活に関する全ての活動（アプリの閲覧、お見合いなど）をストップします。期間を決めないと、ずるずると休み続けてしまい、再開のきっかけを失う可能性があるためです。

休み中は婚活を忘れる

休んでいる間は、仕事や趣味、友人との時間など、自分の好きなことに没頭しましょう。心と体をリフレッシュさせることが目的です。

休むことは、逃げではありません。次の一歩を踏み出すための、大切な準備期間です。

対処法2: 婚活の悩みを信頼できる人に相談する

一人で抱え込まず、誰かに話を聞いてもらうだけで、気持ちは楽になります。

• 友人や家族: あなたのことをよく知っている人に話すことで、客観的な意見や励ましをもらえるかもしれません。ただし、相手を選ばないと、逆に傷つく可能性もあるので注意が必要です。
• 婚活経験のある友人: 同じ経験をしたからこそ、共感してもらえる部分が多いでしょう。
• 結婚相談所のカウンセラー: 婚活のプロであるカウンセラーは、数多くの会員の悩みを聞いてきた専門家です。感情的な共感だけでなく、具体的な解決策を提示してくれる頼れる存在です。

対処法3: SNSから距離を置く（デジタルデトックス）

SNSは、他人の「幸せな瞬間」が切り取られて流れてきます。それを見ることで、無意識に自分と比較してしまい、落ち込む原因になります。

• アプリをスマホのホーム画面から消す
• 見る時間を決める（例: 夜寝る前は見ない）
• 特定の友人の投稿を一時的に非表示にする（ミュート機能の活用）

意識的にSNSから離れる時間を作ることで、心の平穏を取り戻し、自分自身の価値観を大切にできるようになります。

活動の進め方を見直す

少し心が回復したら、これまでの活動の進め方を客観的に見直してみましょう。辛くなる原因は、やり方にあるのかもしれません。

対処法4: 婚活の「目的」と「目標」を再設定する

なぜ婚活をしているのか、その原点に立ち返ってみましょう。

目的（Why）を明確にする

「なぜ自分は結婚したいのだろう？」と自問自答してみてください。「温かい家庭を築きたい」「生涯を共に歩むパートナーが欲しい」「子供が欲しい」など、あなただけの「結婚したい理由」を再確認することで、モチベーションが蘇ることがあります。

目標（What/How）を具体的にする

「年内に結婚する」といった漠然とした目標ではなく、「今月は3人と会ってみる」「週末に1時間はアプリで相手を探す」など、具体的で達成可能な行動目標を立てましょう。小さな目標をクリアしていくことが、自信につながります。

対処法5: 相手に求める条件の優先順位を見直す

理想が高すぎると、出会いのハードルも上がってしまいます。条件を見直すことで、これまで見えていなかった素敵なご縁に気づけるかもしれません。

【条件整理の3ステップ】

1. 書き出す: まずは思いつくまま、相手に求める条件を全て書き出します。
2. 分類する: 書き出した条件を、以下の3つに分類します。
3. 見直す: 「絶対に譲れない条件」が本当にそうなのか、もう一度考えてみましょう。もしかしたら、「妥協できる条件」に変えられるものがあるかもしれません。

分類	説明	具体例
①絶対に譲れない条件	これがないと結婚生活が考えられない、最も重要なこと（2〜3個に絞るのが理想）	価値観が合う、金銭感覚が近い、子供を望むかどうか
②できれば満たしていてほしい条件	必須ではないが、満たしていると嬉しいこと	年収600万円以上、身長175cm以上、同じ趣味がある
③妥協できる条件	正直、そこまでこだわらなくても良いこと	長男ではない、住んでいる場所が近い、学歴

この作業をすることで、自分が本当に大切にしたい価値観が明確になり、相手探しの軸が定まります。

対処法6: プロフィールや写真を見直す

自分では良かれと思っているプロフィールが、相手に魅力を伝えきれていない可能性があります。

• 写真は最新のものか？: 3ヶ月〜半年以内に撮影した、笑顔で清潔感のある写真を選びましょう。可能であれば、プロに撮影してもらうのがおすすめです。自然光の下で撮った、他人に撮ってもらった写真が好印象です。
• 自己紹介文は具体的か？: 「趣味は旅行です」だけでなく、「年に一度は温泉旅館でのんびりするのが好きです」のように、具体的なエピソードを添えると、人柄が伝わりやすくなります。
• ネガティブな表現はないか？: 「〜な人は苦手です」といった否定的な表現は避け、「〜な人と一緒に過ごせたら嬉しいです」とポジティブな言葉に変換しましょう。

友人やカウンセラーなど、第三者に見てもらい、客観的なアドバイスをもらうのも非常に有効です。

対処法7: 活動場所（婚活サービス）を変えてみる

もし今の婚活方法が合っていないと感じるなら、思い切って場所を変えるのも一つの手です。サービスによって特徴や会員層が異なります。

婚活サービス	メリット	デメリット	こんな人におすすめ
マッチングアプリ	・手軽に始められる ・費用が安い ・出会える人数が多い	・結婚への本気度に差がある ・自分で全て進める必要がある ・身元の安全性が低い場合も	・自分のペースで多くの人と出会いたい人 ・恋愛から始めたい人
婚活パーティー	・一度に複数の人と直接会える ・コミュニケーション能力が磨かれる	・短時間で相手を判断する必要がある ・プロフィール情報が少ない ・カップリングしないと次に繋がらない	・直接会って話すのが好きな人 ・効率的に出会いたい人
結婚相談所	・結婚への本気度が高い人が集まる ・身元が保証されていて安心 ・カウンセラーのサポートがある	・費用が高い ・ルール（お見合いなど）がある	・1年以内の結婚を目指したい人 ・プロのサポートを受けながら活動したい人

「アプリで疲れたから、サポートの手厚い結婚相談所に」「相談所は堅苦しいから、まずは気軽にパーティーに」など、今の自分の状況に合わせて最適な場所を選びましょう。

マインドセットを変える

辛い気持ちは、物事の捉え方を変えることで、軽くなることがあります。婚活との向き合い方を少し変えてみましょう。

対処法8: 小さな成功体験を積み重ねる

大きな目標だけを見ていると、達成できずに心が折れてしまいます。日々の活動の中に、小さな目標を設定し、それをクリアしていくことで達成感を得ましょう。

• 「1日5人に『いいね』を送る」
• 「マッチングした人と、3往復メッセージを続ける」
• 「週末に一人とお茶の約束をする」

どんなに小さなことでも、「できた！」という感覚を積み重ねることが、自己肯定感を回復させ、次への活力になります。

対処法9: 自分を褒める習慣をつくる

婚活を頑張っているあなたは、それだけですごいことです。うまくいかないことがあっても、自分を責めないでください。

• 「今日も疲れているのに、アプリを開いてえらい！」
• 「知らない人と会って話すなんて、すごい勇気だ」
• 「断られてしまったけど、次へ進むための良い経験になった」

一日頑張った自分を、美味しいものを食べたり、好きな映画を観たりして、ねぎらってあげましょう。

対処法10: 婚活以外の楽しみを見つける

生活の全てが婚活になると、視野が狭くなり、一つ一つの結果に一喜一憂してしまいます。

• 新しい趣味を始める
• 資格取得の勉強をする
• 友人との旅行を計画する

婚活以外の世界で充実した時間を持つことで、心に余裕が生まれます。その余裕が、あなたの魅力をさらに引き出し、結果的に良いご縁につながることも少なくありません。

視点を変えてみる

最後に、婚活そのものに対する見方を変えるアプローチです。

対処法11: 相手に求めるだけでなく、自分が何を与えられるか考える

「年収は？」「身長は？」と、相手をスペックで判断し、「自分に何をしてくれるか」ばかりを考えていませんか？

視点を変えて、**「自分はこの人と一緒にいたら、何をしてあげられるだろう？」**と考えてみてください。

• 「料理が好きだから、美味しいご飯を作ってあげたいな」
• 「聞き上手だから、疲れて帰ってきた彼（彼女）の話を聞いてあげたいな」

「与える」という視点を持つことで、相手への感謝の気持ちが芽生え、より温かい関係性を築けるようになります。

対処法12: 婚活を「自分を知る機会」と捉える

婚活は、単なる結婚相手探しの場ではありません。様々な価値観を持つ人と出会い、対話することで、**「自分はどんな人生を送りたいのか」「何を大切にしているのか」**を深く知る絶好の機会です。

うまくいかない経験も、自分の弱さや課題と向き合うきっかけになります。婚活を通して人として成長できたなら、それは結婚と同じくらい価値のある経験と言えるでしょう。

対処法13: 結婚だけが幸せではないと考える

婚活が辛くなると、「結婚＝幸せのゴール」という考えに縛られがちです。しかし、人生の幸せは、結婚だけで決まるものではありません。

仕事、趣味、友人、家族… あなたの人生を豊かにする要素は、たくさんあります。一度、「結婚しなくても、私は幸せに生きていける」と考えてみてください。そう思うことで、肩の力が抜け、不思議と心に余裕が生まれます。その余裕が、結果として良いご縁を引き寄せることもあります。

それでも辛いなら…婚活のプロに頼るのも一つの手

これまで紹介した対処法を試しても、どうしても辛い気持ちが晴れない…。そんな時は、一人で抱え込まず、婚活のプロである結婚相談所を頼るのも有効な選択肢です。

結婚相談所が辛い婚活の味方になる理由

結婚相談所は、単に出会いの場を提供するだけではありません。あなたの婚活がうまくいくように、伴走してくれるサポーターです。

①客観的なアドバイスがもらえる

自分では気づけない魅力や改善点を、プロの視点から的確にアドバイスしてくれます。服装や髪形、プロフィールの書き方、コミュニケーションの取り方まで、トータルでサポートしてくれます。

②悩みをいつでも相談できる

安心感活動中の悩みや不安を、専任のカウンセラーにいつでも相談できます。「お見合いで何を話せばいいか分からない」「交際相手との関係が進まない」といった具体的な悩みから、「もう疲れた」という愚痴まで、親身に聞いてもらえる存在がいるのは、非常に心強いです。

③自分に合った相手を紹介してもらえる

あなたの希望や価値観をヒアリングした上で、数多くの会員の中から相性の良さそうな相手を紹介してくれます。自分で探す手間が省け、ミスマッチが少ないため、効率的に活動を進めることができます。

婚活を乗り越えた先輩たちの体験談

婚活パラダイス編集部がインタビューした方々の中にも、辛い時期を乗り越えて幸せな結婚をされた方がたくさんいます。3名の体験談をご紹介します。

Aさん（32歳女性）「条件を見直したら、素敵な人と出会えました」

年収や学歴など、条件ばかりを気にしていました。お会いする方はスペックは高いのですが、どうも話が合わず、お断りが続く日々。「私には魅力がないんだ…」と落ち込んでいた時、相談所のカウンセラーさんから「一度、条件を忘れて、話していて楽しいと思えるかを基準にしてみませんか？」とアドバイスをいただきました。

半信半疑でしたが、趣味が同じ男性とお会いしたところ、驚くほど会話が弾み、そのまま成婚に至りました。自分が本当に大切にしたかったのは、条件ではなく、一緒に笑いあえる時間だったんだと気づかされました。

Bさん（38歳男性）「一度婚活を休んだことで、客観的に自分を見つめ直せました」

アプリでの婚活に疲れ果て、半年間、完全に婚活を休みました。その間、昔やっていたロードバイクを再開し、週末はツーリングに出かけるように。

心身ともにリフレッシュできた頃、ツーリング仲間から「良い人がいるよ」と紹介されたのが、今の妻です。婚活から離れて自分の時間を楽しんでいたことで、心に余裕が生まれ、自然体でいられたのが良かったのかもしれません。がむしゃらに活動するだけが全てではないと実感しました。

Cさん（29歳女性）「アプリから相談所に変えて、成婚できました」

マッチングアプリで出会った方に、実は既婚者だったという経験をし、人間不信になりかけました。もう婚活はやめようかと思いましたが、最後に信じられる場所で活動したいと思い、結婚相談所に入会。

身元が保証されている安心感と、カウンセラーさんの手厚いサポートのおかげで、不安なく活動に集中でき、3ヶ月で今の夫と出会うことができました。辛い経験もしましたが、あの時、諦めずに行動して本当に良かったです。

まとめ 辛いのはあなただけじゃない。自分を大切にしながら、もう一度前へ

婚活が辛くなるのは、あなたが真剣に、そして誠実に結婚と向き合っている証拠です。決して、あなたがおかしいわけでも、魅力がないわけでもありません。

今回ご紹介した13の対処法を参考に、まずはご自身を労わることから始めてみてください。

• 辛い原因を客観的に分析する
• 時には思い切って休む勇気を持つ
• 活動方法や考え方を少しだけ変えてみる
• 一人で抱え込まず、周りやプロの力を借りる

婚活は、誰かと比べるものではありません。あなたには、あなたのペースがあります。

この記事が、あなたの辛い気持ちを少しでも軽くし、自分らしい幸せな未来へ向かうための一助となれば、私たち編集部にとって、これ以上の喜びはありません。