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既婚者マッチングアプリが「やばい」と言われる5つの理由と、あなたが本当に求めるべき関係の見つけ方

「家庭はあるけれど、どこか満たされない…」 「パートナーとの会話もなく、家の中に自分の居場所がないように感じる…」
そんな孤独感や心の渇きから「既婚者マッチングアプリ」という言葉が、頭をよぎったことはありませんか?
インターネットで検索すれば、新しい出会いの可能性に心惹かれるかもしれません。しかし同時に、「やばい」「危険」といった不穏な言葉も目につき、期待と不安の狭間で揺れ動いている方も多いのではないでしょうか。
この記事を読んでいるあなたも、現在の状況を変えたい一心で情報を集めつつも、その先に待つかもしれないリスクに一歩踏み出せずにいるのかもしれません。
恋愛専門家として数多くの男女の悩みを取材してきた筆者から見ても、その不安には明確な理由があります。特に、安易な刺激や不倫関係を目的とした利用は、あなたの人生を根底から揺るがしかねない、深刻なリスクと隣り合わせです。
一方で、あなたが抱えている問題が「パートナーからのDVやモラハラ」「家庭内での完全な孤立」といった深刻なものである場合、誰かとの繋がりを求めるその気持ちは、切実なSOSサインなのかもしれません。
この記事では、まず既婚者マッチングアプリが「やばい」と言われる客観的な理由を徹底的に解説します。その上で、本当にあなた自身が心から満たされるための、より安全で建設的な方法を示していきます。

執筆:LIFRELL 婚活パラダイス編集部
婚活や結婚相談所、マッチングアプリなど、多様な出会いの形をサポートするために、正しい情報と実践的なノウハウを発信することを目指しています。年齢や性別を問わず、すべての方が自分らしい出会いを楽しめるよう、専門家や経験豊富なアドバイザーの知見を取り入れながら、信頼できる情報をわかりやすくお伝えしています。▷著者プロフィールを見る
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LIFRELL代表:佐藤祐介
婚活パラダイス運営のLIFRELL代表取締役。自ら婚活や恋愛に関する専門家へインタビュー取材、インタビュー数35名以上、また結婚相談所へのインタビュー、利用者へのインタビューは100本以上実施。専門家から得られた知識を記事に反映しています。
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なぜそこまで?既婚者マッチングアプリが「やばい」と言われる5つの深刻な理由
手軽に始められるように見える既婚者マッチングアプリですが、その利用、特に安易な目的での利用が「やばい」と言われるのには、明確な理由があります。それは、あまりにも大きな代償を支払う可能性があるからです。ここでは、多くの人が直面する可能性のある、5つの深刻なリスクについて解説します。
1. 人生を破壊する「慰謝料請求」という法的リスク
最も深刻なリスクは、法的なトラブルです。既婚者が配偶者以外の人と肉体関係を持つことは「不貞行為」と見なされ、民法上の不法行為にあたります。
これが発覚した場合、あなたの配偶者は、あなたとアプリで出会った相手の両方に対して、高額な慰謝料を請求する権利を持ちます。
▼ 不貞行為による慰謝料の相場
状況 | 慰謝料の相場 |
---|---|
離婚しない場合 | 50万円~100万円 |
離婚に至った場合 | 200万円~300万円 |
慰謝料の金額は、婚姻期間の長さ、不貞行為の期間や頻度、子供の有無などによって変動し、場合によっては300万円を超えるケースも少なくありません。
「ただの遊びのつもりだった」では済まされない、金銭的にも精神的にも極めて大きなダメージを受ける可能性があることを、まず最初に理解しておく必要があります。これは、法律の専門家も一致して指摘する、既婚者向けアプリの最大のリスクです。
【参考データ】 厚生労働省「令和4年度 離婚に関する統計の概況」によると、2020年の離婚件数約19万3千件のうち、司法統計では異性関係を理由とした離婚調停申立てが約15%を占めており、年間約2万9千件の夫婦が浮気・不倫を原因として離婚していると推計されています。
2. 逃れられない「身バレ」の恐怖と社会的信用の失墜
「匿名だから大丈夫」そう思っていませんか?しかし、その考えは非常に危険です。
多くのマッチングアプリでは、知り合いにバレないようにするための機能(プライベートモードなど)が用意されていますが、100%安全とは言い切れません。
- ふとした気の緩み: スマホの通知を見られた、アプリを開いているところを目撃された。
- 共通の知人: 相手のプロフィール写真や情報から、偶然にも共通の知人が見つかってしまう。
- 行動パターン: 特定の地域や時間帯での活動から、あなたの存在が推測されてしまう。
一度身バレしてしまうと、その影響は計り知れません。職場での立場、友人関係、ご近所付き合い、そして何よりも家族からの信頼。あなたがこれまで築き上げてきた社会的信用は、一瞬にして崩れ去る可能性があります。
失った信用を取り戻すのは、極めて困難です。このリスクは、慰謝料請求とはまた別の、社会的なダメージを負わせる可能性があるのです。
3. 善意の仮面を被った「危険人物」との遭遇リスク
既婚者マッチングアプリは、匿名性が高いがゆえに、悪意を持った人物が潜む温床にもなっています。国民生活センターも、マッチングアプリを介したトラブルについて繰り返し注意喚起を行っています。
【国民生活センターによる注意喚起】
国民生活センターは2022年3月3日に「ロマンス投資詐欺が増加しています!−その出会い、仕組まれていませんか?−」として正式に注意喚起を発表しており、マッチングアプリ等をきっかけとする投資詐欺について詳細な被害事例を公表しています。
- ロマンス詐欺・投資詐欺: 恋愛感情を利用して信頼させ、最終的に金銭をだまし取る手口です。「二人で将来のために投資しよう」などと持ちかけられ、気づいた時には数百万円もの被害に遭っていたというケースも報告されています。
【実際の被害事例】
国民生活センターの相談事例では、マッチングアプリで知り合った自称外国人経営者に500万円を騙し取られた事例が報告されています。少額投資で利益が出ることを確認させた後、借り入れをしてまで高額投資をさせる手口が詳細に記録されています。
- 美人局(つつもたせ)・恐喝: 親密な関係になった後、突然「夫(妻)にバレた」などと言いがかりをつけられ、高額な金銭を要求されるケースです。背後に反社会勢力が関わっていることもあり、非常に危険です。
これらの危険人物は、あなたの「誰かに癒されたい」「刺激が欲しい」という心の隙間に巧みに入り込みます。甘い言葉の裏に隠された本当の目的を見抜くのは、非常に困難です。
【警察庁による注意喚起】
警察庁の特殊詐欺対策ページ「SNS型ロマンス詐欺」では、マッチングアプリでの出会いから始まる詐欺被害について具体的な手口と対策が詳しく解説されています。
4. 家庭崩壊へとつながる精神的ダメージ
たとえ誰にもバレなかったとしても、あなた自身の心は平穏ではいられません。
- 配偶者への罪悪感: 嘘をつき続けることへのストレスは、徐々にあなたの精神を蝕んでいきます。
- 常にバレるかもしれないという不安: スマートフォンが鳴るたびに、パートナーの些細な言動に、心が休まる時がありません。
- 相手への依存と現実逃避: アプリでの関係が深まるほど、現実の家庭生活が色あせて見え、家庭を顧みなくなる可能性があります。
こうした精神的な負担は、やがてあなたの言動を不自然なものにし、結果的に配偶者に疑念を抱かせるきっかけとなり得ます。最終的に家庭が崩壊するという結末は、決して珍しい話ではないのです。
5. 本当の目的を見失う「時間の浪費」
既婚者マッチングアプリに費やす時間は、本当にあなたの人生を豊かにする時間でしょうか?
メッセージのやり取り、プロフィールの作成、そして実際に会う時間。それらの時間は、本来であれば家族との対話や、自分自身のスキルアップ、趣味などに使えるはずの時間です。
刺激的な出会いを求めるあまり、本当に大切にすべきものを見失い、気づいた時には多くの時間と、取り返しのつかないものを失っていた、ということになりかねません。これは、多くの専門家が指摘する点ですが、ユーザー自身が最も気づきにくいリスクかもしれません。
心のSOSか、ただの気の迷いか。あなたがアプリに惹かれる本当の理由
ここまで厳しいリスクについて解説してきましたが、あなたがアプリに惹かれる背景には、単純な「気の迷い」では片付けられない、深刻な事情が隠れているのかもしれません。
目的で考える「やばい」の境界線
あなたがアプリに求めるものは何でしょうか。筆者が思うに、その目的によってリスクの深刻度は大きく変わってきます。
危険度の高い目的(やばい):「刺激」「不倫」「割り切った関係」
これらは、明確に「不貞行為」に直結しやすい目的です。前述した慰謝料請求や家庭崩壊といった最悪の事態を招く可能性が極めて高く、安易に足を踏み入れるべき領域ではありません。人生を賭けるには、あまりにも代償の大きい「火遊び」と言えるでしょう。
検討の余地がある目的:「悩み相談」「話し相手」「同じ境遇の友人探し」
一方で、あなたが求めているのが、このような「人との繋がり」そのものである場合はどうでしょうか。
例えば、パートナーからのDV(身体的・精神的暴力)やモラハラに苦しんでいる。家庭内での会話が一切なく、完全に孤立している。誰にも言えない悩みを抱え、ただ話を聞いてほしい。異性関係なく、同じ境遇の友人が欲しい。
このような状況下で「誰かと繋がりたい」と願うのは、人間として自然な感情であり、一種のSOSサインです。その意味で、悩みを共有できる場を求めること自体は、決して責められるべきではありません。
そのような場として既婚者マッチングアプリを検討する気持ちは、理解できます。 しかし、です。 たとえ目的が純粋な悩み相談であったとしても、「出会い」を前提としたマッチングアプリである限り、先に挙げた5つのリスクが常につきまとうという事実は変わりません。
あなたの善意とは関係なく、相手は不純な動機で近づいてくるかもしれないのです。
それでも既婚者ならではの悩みを共有したいという場合の安全な選択肢
もしあなたが既婚者特有の悩みを抱え、同じ境遇の人と情報交換したいのであれば、出会いを目的とするのではなく、コミュニティ機能を活用するという選択肢があります。
例えば、「ヒールメイト」のような既婚者向けサイトには掲示板機能があり、そこでは、既婚者ならではの悩み相談が数多く寄せられています。同性同士での悩み交換も活発に行われており、家族や友人には相談しにくい問題について匿名でのコミュニケーションが可能です。
重要なのは、これらを「お悩み相談プラットフォーム」として利用することです。 出会いを求めるのではなく、情報収集や心の支えを得る場として活用するのであれば、直接的な出会いによるリスクを大幅に軽減できます。 ただし、この場合でも以下の点にご注意ください。
- 個人情報の開示は避ける
- 個人的なやり取りには発展させない
- あくまで情報収集・相談の場として利用する
- 公的な相談機関の利用も並行して検討する
人生を棒に振らないために。あなたが今、本当にすべきこと
既婚者マッチングアプリに救いを求める前に、一度立ち止まって、あなたの状況に合った、より安全で建設的な方法を検討してみませんか。
ステップ1: なぜ「寂しい」のか、自分の心と向き合う
まず、あなたが抱える問題の根本原因を冷静に分析してみましょう。それは「刺激が欲しい」という一時的な感情ですか? それとも「家庭に居場所がない」という深刻な問題ですか?
もし後者なのであれば、その問題を解決するために本当に必要なのは、リスクの高いアプリ上の出会いではなく、安全な環境からの専門的なサポートかもしれません。
ステップ2:【重要】より安全な「相談先」を検討する
あなたの悩みが深刻であるほど、直接的な出会いを前提とした既婚者マッチングアプリは不適切な選択肢です。まずは匿名で、無料で相談できる公的な窓口や、より安全な情報共有の場を活用することをお勧めします。
【緊急性の高い問題の場合】
- 配偶者からのDVやモラハラに悩んでいる場合 一人で抱え込まず、専門機関に相談してください。あなたの安全を確保することが最優先です。
【公的な相談窓口】
- DV相談プラス: https://soudanplus.jp/ (内閣府男女共同参画局が運営。24時間対応の電話やメール、チャットで相談可能) 電話:0120-279-889(つなぐ・はやく)
- 配偶者暴力相談支援センター: 内閣府男女共同参画局 DV相談について 全国の自治体に設置されています。DV相談ナビ(#8008)で最寄りの窓口につながります。
既婚者特有の悩みを安全に共有したい場合
もしあなたが既婚者ならではの悩みを抱え、同じ境遇の人と情報交換したいのであれば、出会いを前提とするのではなく、コミュニティ機能を活用するという選択肢があります。
例えば、既婚者向けサイトの掲示板機能では、
- 既婚者ならではの悩み相談が数多く寄せられている
- 同性同士での悩み交換も活発に行われている
- 家族や友人には相談しにくい問題について情報共有できる
- 匿名でのコミュニケーションが可能
重要なのは、これらを「お悩み相談プラットフォーム」として利用することです。 出会いを求めるのではなく、情報収集や心の支えを得る場として活用するのであれば、直接的な出会いによるリスクを大幅に軽減できます。
【コミュニティ活用時の注意点】
- 個人情報の開示は避ける
- 個人的なやり取りには発展させない
- あくまで情報収集・相談の場として利用する
- 公的な相談機関の利用も並行して検討する
孤独感や精神的な辛さを抱えている場合
プロのカウンセラーや、公的な相談機関があなたの心の支えになります。
【専門相談機関】
- よりそいホットライン: https://www.since2011.net/yorisoi/ (24時間365日、無料で相談可能。一般社団法人社会的包摂サポートセンター運営)
- いのちの電話: https://www.inochinodenwa.org/ (日本いのちの電話連盟。様々な悩みについて相談可能)
これらの選択肢は、既婚者アプリのように即効性のある刺激はないかもしれません。しかし、あなたの人生を長期的に、そして根本的に好転させる可能性を秘めています。
ステップ3: どうしてもパートナーとの関係が難しい場合
あらゆる努力をしても、パートナーとの関係改善が見込めない、あるいは一緒にいることが精神的な苦痛でしかない、という結論に至ることもあるでしょう。
その場合は、アプリで「次の相手」を探すのではなく、まず弁護士などの専門家に相談し、離婚や別居といった法的な手続きについて正しい知識を得ることが先決です。自分の人生をリセットし、晴れて自由な立場になってから、新しい出会いを探す方が、遥かに安全で誠実な道と言えるでしょう。
【法的相談窓口】
- 法テラス: https://www.houterasu.or.jp/ (国が設立した法的トラブル解決の総合案内所。無料法律相談あり)
- 日本弁護士連合会: https://www.nichibenren.or.jp/ (弁護士による相談窓口の案内)
もしあなたが独身なら、選ぶべき道は一つ
もし、あなたが現在独身で、真剣なパートナー探しに悩んでいるのであれば、話は全く別です。
既婚者向けという危険な選択肢ではなく、多くの人が真剣な出会いを求めて活動している、健全なマッチングアプリを利用することを強くお勧めします。
当メディア「婚活パラダイス」では、真剣な恋愛や結婚を目指す方のために、数多くの優良マッチングアプリを比較・紹介しています。
- 厳格な本人確認で安全性が高い
- 結婚を真剣に考えるユーザーが多い
- 豊富な会員数で出会いのチャンスが広い
といった特徴を持つアプリを選べば、リスクを最小限に抑えながら、理想のパートナーと出会える可能性が格段に高まります。
安全性の高いマッチングアプリの特徴▼
- インターネット異性紹介事業の届出を行っている
- 本人確認書類の提出が必須
- 24時間365日の監視体制
- 不審なユーザーの通報・ブロック機能

まとめ:賢明な選択が、あなたの未来を守る
「既婚者マッチングアプリは、やばいのか?」
その答えは、特に安易な刺激や不倫目的の利用であれば、間違いなく「やばい」と言えます。法的なリスク、身バレの恐怖、犯罪被害。その代償は計り知れません。
一方で、あなたが家庭内で深刻な問題を抱え、誰かとの繋がりを切実に求めているのであれば、そのSOSの気持ちは非常に重要です。しかし、その解決の場として容易に既婚者マッチングアプリを選ぶのは、あまりにも危険な賭けです。
筆者は、恋愛の専門家として多くの事例を見てきましたが、安易な刺激を求めた結果、すべてを失ってしまった人を何人も知っています。あなたの切実な悩みが、悪意ある第三者によって利用されることほど、悲しいことはありません。
どうか、その心のSOSを、より安全で、あなたを本当に守ってくれる場所に向けてください。公的な相談機関や専門家は、あなたの味方です。
【まとめ:安全な相談先一覧】
- 緊急時のDV相談: DV相談プラス(内閣府)
- 一般的な悩み相談: よりそいホットライン、いのちの電話
- 法的相談: 法テラス、日本弁護士連合会
- 既婚者特有の悩み: 既婚者向けサイトのコミュニティ機能(出会い目的ではなく情報共有として)
- ロマンス詐欺相談: 国民生活センター
この記事が、あなたが危険な道から一歩踏みとどまり、自分自身の人生を大切にするための、賢明な選択の一助となれば、これに勝る喜びはありません。
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