マッチングアプリは危険？安全に出会えるアプリの見極め方

マッチングアプリは、恋愛や結婚を希望する人々にとって、出会いの可能性を大きく広げる便利なツールです。しかし、その一方で、一定のリスクがあることも事実です。

「知らない人と会うのは危険ではないか」「職場や知人に利用していることがばれないだろうか」といった不安から、マッチングアプリの利用をためらう人も少なくありません。

しかし、マッチングアプリを安全に活用するためには、そのリスクを正しく理解し、適切な対処法を知っておくことが大切です。正しい知識があれば、多くのリスクを回避し、安心して利用することができます。

本記事では、婚活パラダイスがマッチングアプリを安全かつ効果的に活用する方法をお伝えします。

マッチングアプリを使うリスク

マッチングアプリは新しい出会いの場として人気を集めていますが、その便利さの陰に潜む危険性を理解しておくことが重要です。ここでは、アプリ利用時に注意すべき主なリスクと、それらを回避するための具体的な対策について詳しく解説します。

詐欺や勧誘といったトラブル

マッチングアプリを悪用した詐欺や勧誘は、残念ながら後を絶ちません。一見魅力的に見える相手が、実は悪意ある目的を持っている可能性があるのです。

例えば、こんな事例があります。Aさんは、マッチングアプリで知り合った相手から「確実に儲かる投資がある」と誘われました。最初は小額の投資で利益が出たように見えましたが、大金を投資した途端に相手と連絡が取れなくなってしまったのです。

このような被害を防ぐためには、以下の点に注意しましょう。

たとえ相手の印象が良くても、これらの話題が出たら即座にやり取りを中止することが賢明です。

個人情報流出のリスク

マッチングアプリを利用する際、個人情報の取り扱いには細心の注意が必要です。一度流出した情報を取り戻すのは非常に困難だからです。

例えば、Bさんは気軽にLINE IDを教えてしまいました。しかし、そのIDから本名が特定され、SNSアカウントも見つかってしまいました。結果、望まない形で私生活の詳細が相手に知られることになったのです。

個人情報を守るためのポイントは以下のとおりです。

この4つの注意点を守るだけでも、個人情報流出のリスクを大幅に減らすことができます。

危険人物とマッチングして会ってしまう

マッチングアプリでは、様々な目的を持った人々と出会う可能性があります。中には、迷惑ユーザーや他のマッチングアプリを強制退会になっているような危険な人物も含まれる可能性があるのです。

例えば、Cさんは、マッチングした相手からしつこく会うよう求められ、断ると怒鳴られるようになりました。これは典型的なストーカー行為の始まりでした。

安全に利用するための注意点は以下になります。

これらの対策を心がけることで、より安全にアプリを利用することができます。

マッチングアプリは、使い方次第で素晴らしい出会いの場となる可能性を秘めています。しかし、そのためには上記のようなリスクを十分に理解し、適切な対策を取ることが不可欠です。安全性を最優先に考え、慎重に利用することで、素敵な出会いを見つけられることでしょう。

マッチングアプリを安全に利用するために注意すること

マッチングアプリを安全に利用し、不快な経験を避けるためには、以下の点に注意しましょう。

要注意ユーザーを見分けて安全に出会う

マッチングアプリで安全に出会うためには、事前に危険な兆候を持つユーザーを見分けることが最も重要です。少しでも不安や違和感を感じたユーザーとは、会わないようにすることが賢明です。

マッチングした相手については、以下の6つの点を慎重にチェックしてください。

プロフィールや会話の中でこれらの特徴が見られる場合、その相手は危険である可能性が高いです。ある程度会話を重ねた後に不審に感じた場合は、実際に会うことは避けるべきです。

マッチング後もすぐには会わない

マッチングアプリでは、マッチングからデートの誘いまでが非常に早いユーザーも少なくありません。しかし、ほとんど知らない相手とすぐに会うことに不安を感じるのは当然の対応です。

相手のことをよく知ろうとせずにすぐに会いたがる場合、不純な目的や詐欺の可能性が高いと考えられます。十分な会話を重ねてから会う約束をすることが安全です。

実際に会う前に必ず電話やビデオ通話を行う

メッセージでは丁寧な印象の人でも、実際に通話してみると印象が大きく変わることがあります。また、サクラや業者は複数の相手と同時にメッセージをやり取りしていることが多く、電話やビデオ通話を避ける傾向があります。

実際に通話すると、攻撃的な話し方をしたり、相手の意見を聞かなかったりする場合があります。危険を感じた場合は、絶対に会わないようにしましょう。

通話は安全確認だけでなく、会話のテンポや話の弾み具合などで相手との相性も判断しやすくなります。会う前に必ず通話を提案することをお勧めします。

これらの注意点を守ることで、マッチングアプリをより安全に、そして効果的に利用することができます。常に自身の安全を第一に考え、慎重に行動することが大切です。

安全なマッチングアプリを選ぶための重要なポイント

安全なマッチングアプリを選ぶには、個人情報の管理体制や監視システムの整備状況を確認することが重要です。以下に、信頼できるマッチングアプリに共通する特徴を解説します。

インターネット異性紹介事業の届出確認

マッチングアプリの安全性を判断する上で、インターネット異性紹介事業の届出の有無は重要な指標です。この届出は、18歳未満の保護を目的として法律で義務付けられています。届出が受理されていれば、国の認可を得たアプリとして信頼性が高まります。

例えば、tapple（タップル）では公式サイトの下部に受理番号が記載されています。届出の有無は簡単に確認できるので、利用前に必ずチェックしましょう。

タップル

タップルは、気軽な出会いを探している人におすすめのマッチングアプリです。
真剣な婚活や本気の恋活を求める人よりも、気軽な恋人探しや友達探しを目的とする人に適しています。

利用者の年齢層は20～30代が中心で、男女ともに20代の割合が50～60%を占めているのが特徴です。
直感的で使いやすいインターフェースに加え、趣味や行きたい場所などを基準にマッチングできる多彩な機能が備わっています。

驚くべきことに、利用者の約70%がマッチングしてから2週間以内に初デートを経験しているというデータもあります。
以上のことから、タップルは20～30代の若者が気軽にデートの相手を見つけられるアプリだと言えます。

しっかりした個人情報管理

個人情報の管理が徹底されているアプリは、安全性が高いと言えます。信頼性を確認するには、TRUSTeなどの第三者機関による認証を受けているかどうかをチェックしましょう。TRUSTeは、事業者の個人情報保護方針がOECDプライバシーガイドラインに適合しているかを審査する機関です。

Pairs（ペアーズ）やwith（ウィズ）などでは、サイトのトップページ下部にTRUSTeのマークが表示されています。プライバシーポリシーのページにも認証に関する記載がある場合があるので、確認してみるとよいでしょう。

Pairs（ペアーズ）

Pairs(ペアーズ)は、日本国内で最も多くの会員を誇り、累計会員数は2,000万人で、アクティブな会員数も数百万人に及びます（2024年3月時点）。
そのため、地方にいても出会いに不自由することはありません。

また、20代・30代の男女がペアーズを特に多く利用している傾向があります。
しかし、ペアーズは業界トップレベルの会員数を誇っているため、年齢層が低い割合でも十分な数の人々が利用しています。他の恋活アプリと比べても、ペアーズは広い年齢層に対応しており、マッチングの機会が与えられています。
主なユーザーは20代や30代ですが、他の年齢層でも充分なマッチングの可能性があります。

24時間体制の監視システム

24時間365日の監視体制を整えているアプリは、不正会員や悪質な業者への対応が迅速であり、安全性が高いと考えられます。

例えばPairs（ペアーズ）では、常時プロフィールや質問内容の監視、違反報告への対応、サイト内パトロールを行っています。不適切な写真や内容の投稿、利用規約違反のユーザーに対しては、警告や強制退会などの措置を取っています。このような対応により、詐欺や悪質ユーザーとのトラブルリスクを低減することができます。

通報・ブロック機能が備わっている

利用者が不適切なユーザーを通報したり、ブロックしたりできる機能は、安全な利用環境を維持する上で重要です。

例えばtapple（タップル）では、相手のプロフィールページやメッセージから通報が可能で、運営側で調査確認後、利用規約違反が認められれば適切な措置が取られます。

また、メッセージのやり取りをしている相手に対してブロック設定も可能です。ブロックしても相手には通知されず、自分のアカウントは相手から「退会済み」と表示されます。こうした機能により、自分だけでなく他の利用者の被害も未然に防ぐことができます。

本人確認が厳しい

登録時に公的な本人確認書類の提出を求めるアプリは、なりすましや虚偽の登録を防ぐ効果があり、安全性が高いと言えます。

例えばwith（ウィズ）では、運転免許証、健康保険証、パスポート、マイナンバーカードのいずれかの提出が必要です。書類全体が写った画像の送信が求められるため、詐称のリスクは大幅に低減されます。公的証明書による本人確認が必須のアプリを選ぶことをお勧めします。

with（ウィズ）

with(ウィズ)は、メンタリストが監修した恋愛心理学に基づいて作られたマッチングアプリです。

相性の良い相手がわかる性格診断や心理テストによって、客観的データにより、自分の性格や趣味が相性が良い相手を探すことが可能です。「性格診断」などの機能があるため、外見重視より内面重視のユーザーが多く登録しています。

with（ウィズ）の登録は男性女性ともに無料。高校生を除く18歳以上なら誰でも登録可能。

登録方法はFacebook・LINE・電話番号・Apple ID(※ios限定)の4種類あります。

既婚者・交際中の人の利用制限

独身者のみの利用を明確に規定しているアプリは、不適切な出会いや人間関係のトラブルを防ぐ努力をしていると判断できます。

例えばPairs（ペアーズ）では、利用規約で交際相手がいない独身者のみの利用を定めています。違反が発覚した場合は会員登録が抹消されるため、既婚者や交際中の人の登録はある程度防止できます。

ただし、完全な防止は難しいため、利用者自身も注意が必要です。

月額制の料金システム

ポイント制ではなく月額制の料金システムを採用しているアプリは、サクラの存在が少ない傾向にあります。

例えばPairs（ペアーズ）では、男性は月額3,700円からの料金プランで利用可能です。基本プランでもメッセージは無制限に送信でき、プレミアムオプションではより詳細な機能が利用できます。女性の場合は基本機能が無料で利用可能です。定額で無制限にメッセージのやり取りができるシステムは、利用者にとって透明性が高く、安心して利用できる目安の一つです。

ここに記載したポイントを総合的に判断し、自分に合った安全なマッチングアプリを選びましょう。信頼できるアプリを利用することで、より安心して出会いを探すことができます。

まとめ

本記事では、マッチングアプリの利用に不安を感じている人向けに、潜在的なリスクとその対策方法、そして信頼できるアプリの選び方について詳しく解説しました。

インターネットを介して見知らぬ人と出会うことに対して不安を感じるのは当然です。しかし、適切な注意を払いながら利用すれば、マッチングアプリは効果的な出会いのツールとなります。

特に、日常生活では出会いの機会が限られている人にとって、マッチングアプリは新たな可能性を開く強力な味方になり得ます。安全に配慮しつつ、自分に合ったアプリを選んで活用することで、充実した出会いの機会を得られるでしょう。