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結婚相談所は変な人しかいないって本当?本当の実態と理由を解説
結婚相談所って変な人しかいないって聞いたけど、本当かな?
結婚相談所って、結婚できない人ばかりだから、変な人が多そう
結婚相談所の利用を考えている方の中には、「結婚相談所には変わった人ばかりいるのでは」と心配する方もいるかもしれません。しかし、実際はそうではありません。結婚相談所の会員の大多数は、私たちの日常生活で出会うような一般的な方々です。魅力的な外見の人や優秀な人材もいれば、特徴的な印象の人もいます。これは普段の生活環境とさほど変わりません。
では、なぜ結婚相談所についてそのようなイメージが広まっているのでしょうか。この記事では、そうした考えが生まれる背景や、結婚相談所で「変わっている」と見られがちな人の特徴、そういった方々と接する際の対応方法について解説します。
実際のところ、「変わっている」と感じる人は結婚相談所に限らず、どんな場所にもいるものです。自分の価値観と合わない人を「変わっている」と決めつけ、すぐに断ってしまっては、良いご縁に恵まれる機会を逃してしまうかもしれません。
お互いの理解を深めるための対話を重ね、歩み寄る姿勢を持つことが大切です。一つ一つの出会いを大切にする心構えが、素敵なご縁につながる可能性を広げてくれるでしょう。
人気のおすすめ結婚相談所はこちらの記事で紹介しています。
結婚相談所に変わった人が多いと思われる理由
結婚相談所に対して「変わった人が多い」というイメージを持つ方は少なくありません。しかし、これは本当なのでしょうか。この記事では、そのような印象が生まれる背景について考えてみましょう。
世間のイメージと実際の利用者とのギャップ
結婚相談所に対して、「結婚できない人が入会する所」「婚活の最後の砦」「ここでダメなら一生独身」といったネガティブなイメージを持つ人が多いようです。これが「結婚相談所には変わった人しかいない」という印象につながっているのかもしれません。
マッチングアプリは「出会い系」というイメージを払拭することに成功しましたが、結婚相談所側のイメージ戦略にも課題があるかもしれません。しかし、実際に利用している方の多くは、ごく普通の人たちです。魅力的な外見の人もいれば、平均的な人もたくさんいます。入会理由は様々ですが、共通点は「真剣に婚活したい」という一点です。
結婚相談所を利用し結婚した人を知らない
結婚相談所に対する世間のネガティブなイメージや偏見が広く浸透しています。そのため、結婚相談所で出会い結婚したことや、入会したことを周りの人に言いづらい現状があります。結婚式でも「お二人の出会いは結婚相談所でした!」と公に発表することは珍しく、「双方の知人を介して」などとぼかすことが多いようです。
日本の婚姻数が減少傾向にある中、IBJ(日本結婚相談所連盟)に登録する会員同士の成婚数は年々増加しています。婚活方法の一つとして、今後さらに一般的になっていくでしょう。変わった人ばかりというイメージもいずれ変化していくと思われます。
SNSに書かれた悪口を鵜呑みにしている
SNSで婚活のアカウントをフォローすると、結婚相談所で活動中の方のアカウントも多く見かけます。活動内容や交際状況の詳細、お相手の印象などをSNSやブログに書き込むことは禁止されていますが、時々相手の悪口を書き込む人がいます。
SNSや口コミサイトは、否定的な意見や大げさなエピソードの方が広まりやすく、影響力が大きいものです。ある調査では、不満を強く感じている人は、満足している人の3倍以上の文字数を使って不満を訴えることがわかっています。
100人が幸せな結婚を決めても、1人の「変わった人しかいない」という口コミやSNSの書き込みで多くの人が影響を受けてしまう仕組みになっているのです。こういった書き込みをする人は、モラル意識が低かったり、SNSで注目を集めたがる傾向がある可能性があります。そのまま信じ込むのは避けた方が良いでしょう。
結婚相談所で変な人に出会った体験談
結婚相談所を利用した方々に話を聞くと、時には「変わった人がいた」という経験をすることがあるようです。どんな人たちだったのか、実際にあった話をいくつか紹介します。
体験①自分の話ばかりする男性
お見合いで、相手の男性が自分の趣味について1時間以上も話し続けたんです。アニメのキャラクターグッズを集めることが好きだそうで。私の興味を聞いてくれることも、会話のキャッチボールをする様子も全くありませんでした。
趣味を持つことは素晴らしいですが、初対面の方に一方的に話すのは控えめにしましょう。お見合いは互いを知る貴重な機会です。自分の話をする時間と相手の話を聞く時間のバランスを取り、会話のキャッチボールを心がけることが大切です。相手の興味にも耳を傾け、共通点を見つける努力をしてみてはいかがでしょうか。
体験②ほとんど無言の女性
仮交際のデートで、お相手の女性がほとんど会話に参加してくれなかったんです。『お仕事は楽しいですか?』と聞いても『はい』とだけ。『休日は何をして過ごしますか?』と尋ねても『特に何も』と短い返事だけで。2時間のデートがすごく長く感じました。
お見合いやデートでは、お互いのことを知るためのコミュニケーションが大切です。相手の質問に丁寧に答えたり、自分から質問したりする姿勢があると、もっと楽しい時間になったのではないかと思います。
体験③お金の扱いに違和感のある男性
初デートで、相手が高級レストランに連れて行ってくれたんです。でも会計の時、『財布を忘れた』と言われて、私が全額立て替えることに。後日お金を返してくれましたが、レシートを見ながら円単位まで細かく計算していて。自分が頼んだドリンクの金額まで厳密に計算されました。
デートでの支払いは、事前に計画を立てておくことが大切です。財布を忘れるようなことがないよう、準備は万全にしましょう。また、細かい金額計算は相手に不快感を与える可能性があります。特に初デートでは、お互いに良い印象を持ってもらえるよう配慮することが重要です。金銭面での気遣いも、相手との良好な関係を築く上で大切な要素の一つです。
体験④プロフィールと違った女性
お見合い前に読んだプロフィールがとても魅力的で期待していたんです。でも実際に会うと、書かれていた内容と現実が全然違っていました。『音楽鑑賞が趣味』とあったので聞いてみると、『実はあまり聴かない』って。『料理が得意』だったはずなのに、『ほとんどしない』と言われて。理由を聞いたら『カウンセラーに言われるまま書いた』とのことでした。
プロフィールは自分を正しく伝える大切なツールです。嘘や誇張は避け、素直に自分の姿を表現しましょう。同時に、自分の良いところや魅力もしっかりアピールすることが大切です。カウンセラーのアドバイスは参考にしつつも、最終的には自分の言葉で書くことをお勧めします。正直で誠実なプロフィールが、良い出会いにつながる第一歩となります。
結婚相談所で変な人と出会ってしまう理由
実際に変な人と感じる人がいることも事実ですが、そう感じてしまう原因が自分側にある場合もあります。ここでは、そのような状況が起こる代表的な理由をいくつか見てみましょう。
仲人とのコミュニケーション不足
カウンセラーとしっかり話ができていない人は、自分に合わない人と出会う可能性が高くなります。自分の好みについて自分でもよくわかっていない人も多いので、仲人と話すことで自分の希望を整理できます。
例えば、「全然話を盛り上げる気がない変な人」と不満を伝えてきた方が、実際には大人しく真面目そうな男性ばかりを選んでいるというケースもよくあります。この場合、自ら自分に合わない人を選んでしまっているのです。
自分の気持ちを仲人に伝えることで、状況を整理し、どんな人が自分に合うのかが明確になります。それを仲人に相談することで、アドバイスを得たり、ミスマッチを減らしたりできるでしょう。
希望条件やプロフィールの読み込み不足
結婚相談所で最初に確認するプロフィールは、その人を知るための重要な情報源です。プロフィールを見て「変わった人、自己主張が強い人」だと感じたら、避けた方が良いかもしれません。また、IBJにふさわしくない写真を使っている場合も注意が必要です。
違和感のある写真の例としては、自撮り、暗い写真、加工しすぎた写真、笑顔がぎこちない写真などがあります。こういった写真を使う人は、コミュニケーションが苦手だったり、相手の立場に立って考えることが苦手だったりする可能性があります。
プロフィールで違和感を感じる人は、自分にとって変な人である可能性が高いです。変な人に出会いたくない場合は、自分と合わなそうな人には申し込まないことが大切です。少なくとも、自分で選んでいるという自覚は必要かもしれません。申し込みや申し受けの基準を見直してみるのも良いでしょう。
自分に原因があるパターンも
「いつも自分だけ変な人ばかり当たってしまう!」と感じている場合、実は自分が原因で相手にとって変な人になっている可能性もあります。
相手にそのつもりがなくても、会話の中で相手の言葉尻を捉えて、変な人に仕立て上げてしまう人もいます。例えば、実家暮らしの男性が「料理や家事は得意じゃないんです」と言っただけで、「私は家政婦じゃない!」と相手をモラハラ気質の人だと決めつけてしまう方もいます。
また、自分と違う考え方や行動を取る人を理解できず、拒否感を抱いてしまう人もいます。例えば、20万円のパソコンを買う男性を「お金の使い方が荒い人」と批判する女性が、自分は20万円の海外旅行に毎年行っているというケースもあります。使い道が違うだけなのに、理解できないことに対して拒否感を抱く大人は意外と多いのです。
「変な人」と感じる原因が自分側にあることもあります。自分の考え方や行動を振り返ることで、より良い出会いにつながる可能性があります。
ある人にとって変な人でも別の人にとっては素敵な人
ある女性が厳しく評価していた男性Aさんの例を見てみましょう。この女性は、Aさんのことを「割り勘で奢ってくれない」「極端に節約する人」「クーポンを使うなんて婚活では非常識」と感じていました。金銭面での価値観が合わず、不満を抱いて早めに交際を終了しました。
しかし、Aさんはその後すぐに成婚退会を果たしました。お相手の女性は、Aさんのことを「金銭感覚がしっかりしている」「無駄遣いしない人」と魅力的に感じたのです。実は、Aさんはその女性に時々ご馳走することもあったそうです。「自分を受け入れてくれる彼女に何かしてあげたいと思って」と照れ笑いで話していました。
結婚相談所で婚活していると、自分にとって変だと思う人でも、他の人にとっては魅力的な人だということはよくあります。価値観が違うからといって、必ずしもその人が変だというわけではありません。
「変な人」に当たってしまう要因に活動改善のヒントがある
「結婚相談所は変な人ばかり!」そう思っている方は、その原因を考えてみる必要があります。考えずにいると、「変な人としか出会えない」という悪循環に陥ってしまうかもしれません。
結婚相談所の「変な人」の例として、よく女性から報告を受けるのは以下のような特徴です。
- 相手が自分の話ばかりする
- お店の予約もしてくれない
- コンビニに寄った時、自分の飲み物だけを買ってくる
- 気が利かない
しかし、これらの人は本当に変なのでしょうか?例えば、自分から行きたいお店を提案したり、先にお相手に気を利かせたりすることはできないでしょうか。また、会話が一方通行だと感じたら、自分の話を交えてお相手に話を振ってみるのも良いでしょう。
自分から相手に与えることで、相手からも大切にされる関係が築けるかもしれません。「変な人」と感じてしまう状況を、自分の行動を変えることで改善できる可能性があります。
結婚相談所に「変わった人しかいない」は誤解である
結婚相談所には変わった人しかいないという考えは、実際には間違いです。その理由として、以下の3点が挙げられます。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
結婚相談所には数万人規模のお相手候補がいる
多くの結婚相談所は「連盟」に加盟しており、連盟内で会員情報を共有しています。この仕組みにより、男女ともに数万人規模のお相手候補から結婚相手を探すことができます。
例えば、日本最大の結婚相談所連盟IBJには約88,000人の会員がいます。男女比率はほぼ半々なので、IBJに加盟する結婚相談所を利用すれば、約44,000人の中からお相手を探すことになります。88,000人もいれば、中には少し変わった人もいるかもしれません。
「変わった人しかいない」ということはあり得ません。
入会審査や書類審査で不適切な人物が除外される
結婚相談所には、一般的に以下のような入会条件があります。
- 独身であること
- 安定した収入があること(男性の場合)
これらの条件は決して厳しいものではありませんが、遊び目的の既婚者や無職、フリーターの方は入会できません。また、入会条件を満たしているかを確認するため、様々な書類の提出が必要です。
さらに、すべての条件を満たしていても、結婚相談所が「この人は入会させるべきではない」と判断した場合は入会できません。このように、結婚相談所には不適切な人が入りにくい仕組みが整っています。一方、マッチングアプリなど他の婚活サービスは、厳しい審査や書類の提出なしで利用できてしまいます。
結婚相談所の利用者層が最近では広がっている
「婚活」という言葉は2008年に流行語大賞にノミネートされました。20年30年前までは「婚活はどうしようもない人の選択肢」というイメージを持つ人も多かったでしょう。
しかし最近では、マッチングアプリや街コンといった選択肢が登場したこともあり、婚活が幅広い層に浸透しています。それに伴い、結婚相談所の利用者層も広がってきています。
最近の結婚相談所利用者には、普通に恋愛経験がある人も多いです。「職場で出会いがないから」と、一見モテそうな人もたくさん入会しています。またマッチングアプリに飽きて、真剣に出会いを探すために結婚相談所の利用を決める人も増えています。
結婚相談所には本当に様々な人がいます。「変わった人しかいない」ということは決してありません。
まとめ
結婚相談所に「変な人しかいない」というのは誤解です。実際には、多様な人々が真剣に結婚を考えて活動しています。時に「変だ」と感じる相手に出会うこともありますが、それは価値観の違いや自分自身の偏見が原因かもしれません。大切なのは、オープンな心を持ち、相手を理解しようとする姿勢です。
また、仲人やカウンセラーとよくコミュニケーションを取り、自分の希望や価値観を明確にすることで、より良い出会いにつながる可能性が高まります。結婚相談所は、自分を見つめ直し、成長する機会にもなるのです。