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28歳女性の私が勇気をもってパートナーエージェントで婚活したリアルレポート
私は28歳で婚活をしました。それまで婚活は30歳を過ぎたらすれば良いと思っていました。幼馴染の結婚式で、結婚をして既に子供までいる友人と会いました。私は独身で、ずっとこのままだと思うとお先真っ暗で、不安でたまりませんでした。
しかし思い切って結婚相談所に一歩踏み出したお陰で、私の世界はガラリと変わりました。
この体験談は、私が結婚相談所「パートナーエージェント」を訪れるきっかけ〜成婚退会した時のお話です。
ぜひ、参考までにご覧ください。
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婚活のきっかけは、幼馴染の結婚式
「今度結婚するんやけど、式に来てくれへん?」
幼馴染の Yちゃんからのメールを見て、私は固まりました。
『結婚』。
考えるのはまだ早いだろうと思い、頭の片隅に追いやっていた言葉でした。
当時、私とYちゃんは27歳。
《結婚は早くて25歳くらい〜》と漠然とイメージしていたので、早すぎる訳ではありませんが‥‥‥。
私は高校卒業と共に故郷の三重県を出て上京し、東京で暮らしています。
以前見たテレビの特集では、『都内の結婚平均年齢は遅めで、女性は30代が多い』と言っていました。
私はテレビの情報を聞いて、「じゃあ30歳くらいになったら考えるか〜」くらいにしか考えていませんでした。
なぜなら、私は『声優になりたい』という夢を叶えるために上京し、毎日必死だったからです。
一人上京してからは、下記の経緯をたどりました。
- 東京の専門学校と養成所に通う
- 声優事務所に入って、たまにお仕事をもらいながらアテレコの勉強
- 不可抗力の事由で声優事務所の社長に嫌われ、仕事をもらえなくなる
- 声優事務所を退所
- 特定の劇団でお手伝いばかりする日々
声優としての活動はとても苦しい日々でしたが、「まだ頑張れば希望があるのではないか」と足掻いていました。
結婚は、声優としての活動を大きく制限してしまう。自分のことだけでも手一杯なのに、人の面倒まで見ていられない。
私にとって結婚=面倒事でした。
しかし将来のことを思うと、結婚しない訳にもいかないだろうとも思っていました。
色々考えると面倒なので、考えないようにしていたのです。
私「おぉ〜、おめでとう!行く行く!」
私はYちゃんにメールを返信し、結婚式に参列しました。
生まれて初めてドレスを着て参列した結婚式は、新しい世界を見た気分でした。
テレビで光景を見たことはあるけど、実際はこんなにも綺麗で、幸せに満ちているんだ‥‥‥。
結婚式には私の他に、小中と学校が同じだったKちゃんも参列していました。
私ともYちゃんとも仲が良かった子です。
驚くほど外見も中身も変わっておらず、内心ホッとしました。
しかし、久し振りに会ったKちゃんは既に結婚して子供を産んでいたのです。
私と同じく一人で参列していたので、気が付きませんでした。
「田舎は結婚が早いって言うけど、本当なんだな〜」と思いながらも、私の中で少しずつ『結婚』に意識が向き始めました。
「やっぱり行き遅れたか。」と親に毒づかれて私は少しイライラしていましたが、『自分はもう結婚を考える年なのかもしれない』とも考えるようになりました。
結婚式の数日後、Yちゃんに「結婚は考えてへんの?付き合っとる人は?」と聞かれました。
私は「良さそうな人もおらんし、出会いがないんよな〜。」と答えました。
そうしたらYちゃんは
「何かで見たんやけど、結婚相手の相談?紹介?ができる所もあるらしいで?」と教えてくれました。
このYちゃんの一言が、私の人生を変えるきっかけになったのです。
Yちゃんには感謝してもし切れません。
周りが求めるのは、偽りの私
結婚式の参列を終えて東京に戻ってきた私は、相変わらず「劇団のお手伝い」と「アルバイト」と「演技の勉強」で忙しくしていました。
そんな中、声優事務所の元同期の男性T君(ほぼ同い年)と交際することになりました。
T君と私は、「オンラインゲーム」という同じ趣味を持っていました。
元同期でもあるので、気兼ねも少なかったです。
ただT君は上杉謙信の熱狂的なファンで、プライドだけは高いようでした。週15時間も働いているか怪しいアルバイトでしたが。
加えて「女は男を立てるべきだ」という古い考えも透けて見えてきて、結局半年もしない内に別れました。
T君と別れて数ヶ月たった頃。
ありがたくも舞台出演のお誘いがあり、更に忙しくなりました。
この業界の人には非常に多いのですが、共演者のほとんどがヘビースモーカーでした。
私は、煙草の臭いが大の苦手です。
10m以上離れていても感知してしまい、頭が痛くてたまらなくなります。
そんなヘビースモーカーだらけの中での稽古の日々でしたが、舞台に出たいのでとにかく耐えて頑張りました。
メンバーは年上が多く、50歳以上が多かったです。
私が一番若手だったので、雑事など色々と気を配りました。
そんな私に「大好きだよ!」「結婚しよう!」と言ってくる、ご年配で大先輩の男性俳優の方もいらっしゃいましたが、正直笑えなかったですね‥‥‥。
主催の男性俳優さん(50歳くらい)に「頑張ってくれているから、ご褒美に酒場でおごってあげよう」と時々連れていかれることもありました。
しかし私にとっては、煙草が苦手でお酒も飲めないので拷問のようなものでした。
声優・俳優業界では「好かれるかどうか」は仕事量にものすごく関わってくるので、
「本当は煙草が苦手です」なんて、口が裂けても言えませんでした。
そうやって余裕のない日々が続きましたが、何とか舞台公演を最後までやり切ることができました。
舞台公演が終わって少したった頃。
数年前にお世話になった、劇作家のAさんから「会えない?」と連絡がありました。
Aさんは私より10歳くらい?年上の男性です。
正直「面倒臭いな〜」と思いながらも、お仕事に繋がる可能性もあるので応じました。
新宿で待ち合わせ、たわいない話をしたり、舞台公演の話をしたりして過ごしました。
もちろん立場はAさんが上なので、気を配り・時々自分の意見を飲み込み・Aさんが気持ち良く過ごせるように極力聞き役に徹します。
しかし、何だかAさんも私に気をつかってきているような?
しばらくして、Aさんが切り出してきました。
Aさん「今、誰かお付き合いしている人いる?僕なんてどうでしょう?」
私「‥‥‥?」
一瞬、何を言われているのか分かりませんでした。
そして失礼ながら、こう思いました。
この人は、私の何を知っているというの?
ひょっとして、今の『自分を押し殺している私』を『素の姿』だと思われている?
それはそれで、役者の営業としては順調ですが‥‥‥
万が一この誘いに応じたら
私は一生、『自分を押し殺している私』で居なくてはいけないのでは?
元々Aさんに恋愛感情は無かったし、何とかはぐらかしつつ断りました。
思えば、声優・俳優業界に入ってから「本当の自分」を見せたことは、ほとんどありませんでした。
しかも、同業者のほとんどは収入面が非常に不安定で、結婚相手としては絶対に選びたくありません。
アルバイト先も一人で受付業務をしていたので、出会いも期待できませんでした。
恋人や結婚相手を見つけるのは、いよいよ八方塞がりだと感じていた時‥‥‥幼馴染Yちゃんの言葉を思い出しました。
『何かで見たんやけど、結婚相手の相談?紹介?ができる所もあるらしいで?』
そういえば、そんなことも言っていたな‥‥‥。
何て調べれば良いだろう?結婚…相談…?
インターネットで調べてみると、結婚相談所の情報が出てきました。
最初の一歩が最難関
インターネットで結婚相談所を調べていると、まず驚いたのがお値段。平気で10万円以上します。高過ぎませんか!?
値段を見て、既に半分くらい戦意をそがれました。しかし他にアテもないので、とりあえず調べます。
徹底的に調べていき、最終的に2社に絞り込みました。
パートナーエージェント | オーネット | |
会社の規模 | 小さめ | 大手 |
サポート内容 | コンシェルジュによる紹介 | マッチングやイベント |
アクセス | 新宿◎ | 新宿◎ |
口コミ | (逆に悪いものが少なくて怪しい) | 良さそうおおむね良さそう | 大手なので色々だが、
値段 | 高い(オーネットより高い) | 高い |
パートナーエージェント
最初に予約が取れたのは、パートナーエージェントでした。
人通りが少なめの通り沿いに、支店が入ったビルがありました。(オフィスビルはあまり入ったことがないので、ドキドキです)
支店の中は仕切り壁が沢山あって、見渡せない構造のようです。こっそり通いたい人への配慮だと思われます。
優しそうな店員さんに導かれて、店内へ。(「店」というよりオフィスな雰囲気)
システムの説明や、訪れた理由などを聞かれました。
パートナーエージェントの特徴は
- 人の「内面」を大事にしている
- コンシェルジュがお互いの希望なども踏まえた上で紹介
だいたい上記の2つでした。
好印象でしたが、やっぱり値段が気になります。
親が仕送りしてくれている生活費も、無駄にはできません。
アルバイトもしていますが、また舞台出演が決まったこともあり、出費がかさみます。
(舞台出演では稼げません。むしろ毎回大赤字です!)
私は「大事な決断は即決しない!」と決めているので、今回も一度身を引くことにしました。
稽古で忙しくなりそうなので、「舞台が終わったら、また連絡します。」と約束をして相談を終えました。
「登録して、先に準備だけでも進めては?」とも言われましたが、稽古期間中はすごく忙しいので断りました。
向こうも「月に◯回以上は紹介する」という縛りがあるらしく、渋々了承してくれました。
オーネット
先日相談に行ったパートナーエージェントの近くにある、すごく綺麗なビルの中にありました。
中の造りはパートナーエージェントとも似ている印象です。
ハキハキした店員さんに導かれて店内へ。
前回同様、システムの説明や、訪れた理由などを聞かれました。
オーネットのシステムの特徴は
- 機械によるマッチングをして、自分で選ぶことができる
- 婚活パーティーも開催されているので、参加して気になる相手を見つける
まとめてみると……
パートナーエージェント | オーネット |
内面重視 | 希望重視 |
コンシェルジュが紹介 | チャンスは用意されるから自分で探す |
という感じでしょうか。
2者とも同じ結婚相談所でありながら、システムがだいぶ違って驚きました。
「これはじっくり考えなくては!」と思い、パートナーエージェント同様に「一度家でじっくり考えます。」と言って身を引こうとしました。
しかし、ここからがオーネットはすごくて‥‥‥
『今がチャンス』というスタンスで、ぐいぐい来ます。
私としては、引いてしまって「オーネットには入らない」と決めました。
そんな訳で、私は『パートナーエージェント』に希望を託すことにしました。
素敵なコンシェルジュさん
舞台公演も終わり、私は再びパートナーエージェントを訪れました。
契約書にサインをする時は、清水の舞台から飛び降りる気持ちでした。
こんな大金を使うのは、生まれて初めてです。
もう後戻りはできません。
不安を抱えながらも契約を終え、早速コンシェルジュのHさんと婚活設計をすることになりました。
「20代の女性は貴重だから、モテモテになりますよ!」と冗談を言われながら(笑)
『相手に求める条件や理想』をコンシェルジュHさんと煮詰めていきました。
- 煙草を吸わない人(絶対条件)
- 沢山はお酒を飲まない人(私が飲めないため)
- 浮気をしない人
- 同業じゃない人
- できれば共通の趣味がある人
- ある程度収入のある人(まだ役者業を続けたかったため)
- 将来犬を飼っても良い人
- 優しい人
- あまり年が離れていない人
コンシェルジュHさんと話していて、自分が求める理想が具体的になりました。
ただ20代の私と年が近い人は多くないので、「年齢の条件はある程度緩和させて欲しい」と言われました。
『浮気をしない』という条件は、当たり前だと力説されました。
独身証明書も提出義務なので、既婚者の心配もないようです。
『煙草を吸わない』という条件に関しては、そもそもパートナーエージェントに入会する男性には煙草を控えるよう伝えているらしく、「あまり心配しなくて良い」とのこと。
それでも吸う人はいるので、そういう人は紹介しないということに決まりました。
『収入』に関しては、私の状況を加味して、相手に求める収入額をコンシェルジュHさんが提案してくれました。
更に、紹介に関して「相手が会いたいとリクエストを出せば、こちらの条件に合っていなくても提案をすることはある。その時は、条件外の相手であることも伝える」とのことでした。
婚活設計の一環で、『これまでの恋愛歴』も聞かれました。
私の恋愛歴といえば‥‥‥元同期のT君くらい?
コンシェルジュHさんから、元同期T君について色々と聞かれたので答えました。
「どれくらい会っていたのか」
「(仕事は)何をしている人だったのか」
「どうして別れたのか」など。
そして最後に、コンシェルジュHさんに聞かれました。
Hさん「アルバイトを週3〜4日やって、会うのは月1〜2回で……元同期のTさんは、他の日は何をしていたのか分かりますか?」
私「さあ?他の女にでも会いに行ってたんじゃないですか?(ちょっと心当たりある)」←思い出してイライラしてしまっています。
Hさん「‥‥‥」
コンシェルジュHさんは何か考え込んでいたのか、呆れていたのか。
黙々とシートに何かを記入していきました。
記入が終わったコンシェルジュHさんは
「絶対素敵な人に出会えますから。大丈夫ですよ!」
「昔のことは忘れましょう!」と励ましてくれました。
コンシェルジュHさんのお陰で気持ちが軽くなり、他の設計も済ませてお開きになりました。
まだ少し準備することは残っているけれど、もう少しで本当に『婚活』が始まる。
緊張する〜!
お見合い
婚活設計が終わって少したった頃、コンシェルジュHさんから連絡がきました。
お見合いの提案です。ついにきました。
コンシェルジュHさんのオススメは『公務員Mさん』ですが、スケジュールがなかなか合わないため『会社員Oさん』『エンジニアDさん』と先にお見合いしてみることに。
会社員Oさん(30代前半)
初めてのお見合い相手です。
待ち合わせには、「赤い傘を持っています」や「白い上着を着ています」など、お互い特徴を事前に伝えておきます。
無事に合流できたら、ちょっとおしゃれなカフェへ。
その後30分くらい?談笑して終了。など、簡単なマニュアルがあります。
Oさんとは初回だったので、手順を確認することに意識が向いていて。正直あまり覚えていません(笑)
可もなく不可もなく。
お見合い後に、今後も会うかどうかの◯✕をつけるのですが‥‥‥
私にとっては初めてだし、何となく◯にしてみました。
相手は✕だったので、二度と会うことはありませんでした。
エンジニアDさん(40代前半)
会ってすぐ、「この年の差で、よくお見合いOK出したね?」と言われました。
Dさんは予想外な様子で、とりあえず付き合っている様子でした。(だったらNG出せば良かったのに‥‥‥)
私としては、兄がエンジニアなので、少し親近感が湧いたんですよね。
今までの周りの人たちを考えれば、まだ若い方だと思いますし。(←感覚狂っていますね)
ゲームの話で盛り上がりましたが、完全に友人感覚でした。
「何しに来たんだっけ」とDさんが何度も呟いていました。
結果はもちろん✕をつけたのですが、なぜかDさんからは◯でした。
今思えば、体裁をものすごく気にする方だったのかもしれません。
公務員Mさん(30代前半)
私と同じく、コンシェルジュHさんがコンサルしている方だそうです。
結婚相手としては敬遠されがちな職業のようでした。
先に暴露しますと、今の夫です。出会いから3ヶ月後くらいに、一緒に成婚退会しました。
第一印象は‥‥‥『元同期T君と顔が似ている』でした!残念ながら。
嫌いな人に似ているというのは、かなりのマイナスです(笑)
内心動揺しながらも、お見合いが始まります。
「あまり人には話せないけど‥‥‥。」と、Mさんもアニメが好きだと打ち明けてくれました。
それからお互い好きなアニメや趣味の話などで盛り上がり、時間終了。
結果としては「嫌いな人に似ている」ということを忘れて、話に夢中になりました。
評価は、お互い◯でした。
本当の望み
Mさんとの交際がスタートし、初デート。
前から気になっていた、パートナーエージェントのビルの近くにあるカフェに付き合ってもらいました。
Mさんの誕生日が近かったのでサプライズでお祝いをし、私のリクエストでゲームセンターへ行って遊びます。
その次のデートでは、一緒に映画を見に行きました。
Mさんとの交際中も、コンシェルジュHさんからの紹介がありました。
Hさん「指名してくださっている方がいます。マインド的にも、多分合う方かなと思います。ただ煙草を吸われる方で-」
私「断ってください!!」
『煙草を吸う人』を一度だけ、相手の要望で紹介されたことがあります。(20代熱望だったのでしょうね)
もう本当に!絶対に!煙草は嫌!なので、詳細を聞く前に断りました。
Hさん「承知しました。では、今後どんなに好条件の方でも、煙草を吸われる方は全てお断りしておきますね」
それ以降、コンシェルジュHさんは二度と『煙草を吸う人』を紹介してくることはありませんでした。
とりあえず一安心です。
ミュージシャン?Bさん(30代後半)
次は、音楽関係のお仕事をされているというBさんを紹介されました。
同業という訳ではないけど、私と近い業種の人です。
待ち合わせ場所の近くにカフェがなくて、「どこで話をすれば?」としばらく一緒に探しました。
さすがに私もお見合いに慣れてきたので、あまり緊張はしませんでした。
Bさんはきちんとお給料をもらっている人だけど、業界が近いだけあって
『契約を打ち切られたら収入も一気に止まる』という怖さがあります。
それは会社員も一緒かもしれませんが、退職金も何もないと思われます。
Bさんは楽器も扱っているということで、私は専門学校時代に少しベースを触っていたことも話題に出し、話は盛り上がりました。
時間終了後「UNIQLOに行く。」とBさんが言っていたので、私もちょうど買いたい物があったので同行してショッピングをし、その後お開きになりました。
Bさんとのお見合いが終わり、お互い評価を入れる前。
コンシェルジュHさんから連絡がありました。
Hさん「Mさんが真剣交際を希望されています。どうされますか?」
真剣交際とは。
他のお見合いを全てストップして、結婚を視野に入れて一対一で真剣なお付き合いをすることです。
つまり
- Bさんに◯評価 → Mさんとの真剣交際を断るしかない
- Mさんとの真剣交際を受ける → Bさんに✕評価をするしかない
ということです。
Bさんから◯評価がくるとは限らないし、Mさんとのお付き合いは楽しかったので、私はMさんとの真剣交際を取りました。
しかし、ここで終わりではなく‥‥‥
何とBさんが「また会えると信じておりました。もう一度だけ会ってもらえませんか?」と、追加で連絡をくださったのです。
ここまでアプローチをしてくれるのは嬉しい‥‥‥はずですが。
私は自分の気持ちに違和感がありました。
そして、Bさんとお見合いをした日のことを振り返り、よく考えてみました。
「私はBさんが近い業界にいる人だと知って、営業をかけていなかった?」
「自分を偽って接していなかった?」
「本当の私を見せた?」
私は、Bさんが『近い業界の人=お仕事に影響する人』だと判断して接してしまっていたことに気が付きました。
そして、『結婚相談所に入る前に思い描いていたこと』を思い出しました。
『いつも求められるのは、偽りの私。私は、本当の私を受け入れてくれる人が良い。』
私はBさんの申し出を断り、Mさんと真剣交際することに決めました。
コンシェルジュHさんは、「Bさんにはしっかり伝えておくので、安心してください」と言ってくれました。
成婚へ
Mさんとの真剣交際がスタートしました。
Mさんとは、ほとんど毎週末に会っていました。
『結婚』というゴールが見えてきて、内心ドキドキです。
とはいえ、少なくとも「真剣交際中は他の人に会う必要がない」という点は、気が楽になりました。
頻繁に初対面の人と会うのは、人見知りにはキツいですね……。
更に何回かデートして、私の誕生日が近付いてきた頃。
Mさんが私の誕生日を祝ってくれました。
ちょっと内容は忘れてしまいましたが(ごめん、夫よ)、素敵なお祝いをしてくれたような気がします。
そしてその後、夜の公園を散歩して‥‥‥
「これからも一緒にいよう。」とプロポーズされました。
私はもちろん、OKをしました。
お互いものすごくドキドキしていたと思います。
数日後、二人で成婚退会の申し出をしに行くことに。
コンシェルジュHさんもすごく喜んでくれました。
手続きが終わり、あとは帰るだけになった時‥‥‥
Hさん「少しだけ、ここでお待ちくださいね!」
Hさんは部屋を出ていき、Mさんと部屋で待つことになりました。
もう手続きは終わったと思うけど。何だろう?
待っていると、何やら人が集まってくる気配がします。
え‥‥‥まさか?
Mさんも同じ予想をしたらしく、Hさんが顔を出した隙に聞きました。
私「すみません!裏口はどこですか!」
恥ずかしいので、辞退させていただきたい!
Hさん「ダメですよ?みんなコレ(成婚)を楽しみに頑張っているんですから!」
笑いながら、Hさんは逃がしてくれず。
大勢のコンシェルジュさん達が花道を作ってくれて、拍手と共に見送られながら、逃げ帰りました(笑)
私が結婚相談所に行き着いた経緯〜成婚退会までのお話は、ここまでになります。
思い切って一歩踏み出したことにより『素敵な出会い』に恵まれ、今は幸せな毎日を送れています。
特にコンシェルジュHさんには、感謝してもしきれません。
パートナーエージェントとHさんは、私の人生を大きく変えてくれました。
本当に、ありがとうございました。
成婚退会をした後に待っている「両親への挨拶」や「同居」も、幸せながらもトラブルがつきものです。
パートナーとの会話や話し合いは、ずっと大切にしていくことをお勧めします。
この体験談が、素敵な出会いを得られず不安になってしまっている方々の、お役に立ちますように。