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結婚が難しすぎる…その理由と抜け出す方法を詳しく解説します

「婚活しているけど、全然うまくいかない…」 「なんで結婚ってこんなに難しいのだろう?」
そう感じている方は決して少なくありません。実は今の日本では、2030年には男性の3人に1人、女性の4人に1人が生涯結婚しない時代になると予測されています。
この記事では、なぜ結婚がこんなに困難になったのか、そしてどうすれば結婚できるのかを、婚活業界の専門家への取材をもとに解説します。

執筆:佐藤祐介
婚活パラダイス運営のLIFRELL代表取締役。自ら婚活や恋愛に関する専門家へインタビュー取材、インタビュー数35名以上、また結婚相談所へのインタビュー、利用者へのインタビューは100本以上実施。専門家から得られた知識を記事に反映しています。

編集:婚活パラダイス編集部
婚活や結婚相談所、マッチングアプリなど、多様な出会いの形をサポートするために、正しい情報と実践的なノウハウを発信することを目指しています。年齢や性別を問わず、すべての方が自分らしい出会いを楽しめるよう、専門家や経験豊富なアドバイザーの知見を取り入れながら、信頼できる情報をわかりやすくお伝えしています。▷著者プロフィールを見る
結婚できない人が急増中|数字で見る衝撃の現実
まずは現実を知ることから始めましょう。数字を見ると、結婚の難しさがよくわかります。
生涯独身の人がこんなに増えている
2020年の調査で、50歳になっても一度も結婚したことがない人の割合は、男性で28.3%、女性で17.8%でした。つまり男性の約3人に1人、女性の約6人に1人が生涯独身という状況です。
しかもこの数字は年々増加しています。1970年には男性1.7%、女性3.3%だったものが、50年で約10倍に増加。2040年には男性30.4%、女性22.2%になると予測されています。
年代 | 男性の生涯未婚率 | 女性の生涯未婚率 |
---|---|---|
1970年 | 1.7% | 3.3% |
1990年 | 5.6% | 4.3% |
2010年 | 20.1% | 10.6% |
2020年 | 28.3% | 17.8% |
2040年(推計) | 30.4% | 22.2% |
本当は結婚したいけど…という人が多い
「一生結婚しない」と答える人は確かに増えており、近年増加傾向にあります。しかし、筆者が婚活カウンセラーに取材したところ、これは「諦め」から来ている場合が多いということでした。
「結婚したいけれど、もう難しいかもしれない…」そんな気持ちから「結婚しない」と答えている人が実は多いのです。
なぜこんなに結婚が難しくなったのか
結婚が難しくなった理由は、個人の問題だけではありません。社会全体の構造が変化したことが大きな要因となっています。
お金の不安が結婚の大きな障壁に
最も大きな理由は経済的な不安です。給料は上がらないのに、住居費や生活費はどんどん高くなっています。正社員になれない人も増加しており、雇用の安定性も失われています。
結婚は一人で生活するより確実に費用がかかります。しかし現在の若い世代は、一人で生活するのが精一杯という状況。これでは結婚を考える余裕がないのも当然といえるでしょう。
昔のように「結婚して当たり前」ではなくなった
以前は「25歳までに結婚しないと行き遅れ」などと言われていました。しかし現在は異なります。結婚しなくても普通に生活でき、社会的な圧力もほとんどありません。
むしろ「無理に結婚する必要はない」という考え方が主流になっています。
出会いの場所がなくなった
昔は職場恋愛や友達の紹介で結婚する人が多かったんですが、今はそれも難しくなりました。
職場では「セクハラになってしまうのでは」と男性が距離を置くようになり、リモートワークで顔を合わせる機会も減りました。友人に紹介を頼むのも、断られた際の関係悪化を考えると躊躇してしまいます。
昔の出会いの場 | 今の状況 |
---|---|
職場 | セクハラを気にして距離感が変化 |
友人の紹介 | 断ったときの関係悪化を恐れて頼みにくい |
地域の集まり | 都市部では地域のつながりが薄い |
学校関係 | 晩婚化で同級生は既婚者が多い |
男性の結婚が難しい理由
女性が求める年収のハードルが高い
正直なところ、多くの女性が男性に「年収400万円以上」を求めています。しかし、年収400万円以上の男性は全体の6割程度しかいません。
つまり、4割の男性は年収だけで結婚対象から外されてしまう構造になっています。これは決して容易ではない現実です。
「話が合う」のレベルが上がりすぎている
筆者が結婚相談所の代表に取材したところ、「女性の求める『話が合う』レベルが年々高くなっている」という証言を得ました。
ただ会話ができるだけでは不十分で、共通の趣味があったり、価値観が合ったり、ユーモアのセンスまで求められることが多いということです。
清潔感の基準がどんどん厳しくなっている
「清潔感が大事」とよく言われますが、その基準が非常に厳しくなっています。入浴して髪を整えるだけでは不十分です。
服装のセンス、体型管理、肌のケアまで気にする必要がある時代になりました。
男性が改善できるポイントは、まず基本的な身だしなみをもう一度見直すこと。そして女性とのコミュニケーションスキルを磨き、経済力を安定させ、相手への思いやりを忘れないことです。全部一度にやろうとしなくても、一つずつ改善していけば必ず変わります。
女性の結婚が難しい理由
理想が高すぎて現実的じゃない
「年収、身長、年齢、学歴、職業」すべてが理想通りの男性って、実際にはほとんどいません。でも、どの条件も譲れないと思ってしまう女性が多いんです。
仕事が楽しくて結婚のタイミングを逃す
働く女性が増えて、「今は仕事が面白い時期だから」と結婚を後回しにする人が多くなりました。特に20代前半の女性で、仕事に集中したいという理由が一番多いという調査結果も出ています。
キャリアを積むのは素晴らしいことですが、気づいたら周りはみんな結婚していた…なんてことも。
「いつか素敵な人が現れる」と待ってしまう
「自分から積極的に動かなくても、いつか運命の人が現れるはず」と思っている女性も多いです。でも現実は、何もしないで理想の相手に出会える確率はとても低いんです。
女性が取り組むべき最重要課題は、現実的な相手選択基準の設定から始まります。その上で積極的な婚活への取り組み姿勢を持ち、キャリアと結婚の両立設計を明確にし、自己成長への継続的投資を怠らないことが求められます。
年代別|結婚困難の変化とリスク
20代|動機不足による機会損失
厚生労働省「年齢階級別未婚率の推移」によると、20代の未婚率は急上昇を続けています。
20代の主な課題として、結婚への必要性を感じないことが最も大きく、次に仕事・学業への集中、そして遊びや自由を優先する価値観が挙げられます。この時期は結婚への動機不足が顕著に現れる傾向があります。
30代|条件のミスマッチと出会いの減少
30代に入ると、結婚に対する条件が具体化・厳格化する一方で、出会いの機会は急激に減少します。
30代になると「適当な相手にめぐり会わない」ことが主要理由となり、同時に職場での出会いがほぼ期待できない状況に陥ります。さらに友人の多くが既婚となるため紹介も期待薄となり、出会いの機会が急激に狭まるという深刻な現実に直面します。
40代以降|条件の乖離と時間的制約
40代以降は最も厳しい状況に直面します。
年代 | 主要課題 | 成功率 | 重要対策 |
---|---|---|---|
20代 | 動機不足 | 高 | 将来設計の明確化 |
30代 | 出会い減少 | 中 | 積極的婚活開始 |
40代~ | 条件乖離 | 低 | 現実的条件設定 |
「婚活疲れ」|やばい状況に陥る人の特徴
婚活疲れが深刻化する背景
筆者が婚活アドバイザーに取材した結果、婚活疲れに陥る人には共通した特徴があることがわかりました。
婚活疲れに陥る人の第一の特徴は、すべての条件を満たす相手を探し続ける完璧主義すぎる条件設定です。次に、数ヶ月で結果を求めるような短期的な成果への過度な期待があります。さらに相手にばかり条件を求めて自己改善を怠る傾向、そして失敗を必要以上に重く受け止めてネガティブ思考に陥る循環が見られます。
婚活疲れのサイン
婚活疲れのサインとして注意すべきは、婚活アプリを開くのが苦痛に感じたり、デートの約束を取り付けることに意欲を感じなくなることです。さらに結婚に対してネガティブな感情を抱いたり、周囲の幸せな夫婦を見るのが辛くなったりした場合は要注意といえるでしょう。
出会えない理由|なぜ理想の相手と巡り会えないのか
出会いの「量」と「質」の両方が不足
現代の出会い不足は深刻です。
出会いの量的不足については、日常生活での出会い機会の激減、コロナ禍による社交機会の削減、リモートワークによる職場出会いの消失が主な要因です。一方、出会いの質的問題としては、マッチングアプリでの表面的な出会いや結婚意識の差によるミスマッチ、短期的な関係性への傾向が指摘されています。
マッチングアプリの限界
マッチングアプリの主な限界として、写真重視による外見偏重の傾向があります。加えてプロフィールの誇張や虚偽の問題、選択肢の多さによる決断回避、真剣度の差によるトラブルなども挙げられます。これらの限界を理解した上で活用することが重要です。
結婚相談所への期待と現実
結婚相談所の課題としては、費用の高さによる利用者限定があり、カウンセラーとの相性問題も無視できません。さらに活動の型にはまった進行や成婚率の個人差の大きさなど、万能ではない現実があります。
結婚できない人の末路|将来への不安
経済的リスクの増大
生涯未婚者が直面する経済的リスクは深刻です。
収入面のリスクとして、共働きによる世帯収入増が望めず、病気・介護時の収入途絶リスクを抱え、老後資金を単独で負担しなければなりません。支出面でも家族支援を受けられず、介護・医療費の全額自己負担や老後の生活支援費用が重くのしかかります。
社会的孤立のリスク
高齢独身者の社会的孤立として、友人・知人の減少や地域コミュニティとのつながり不足が深刻な問題となっています。特に緊急時の支援者不在は、社会保障制度だけでは補いきれない重大なリスクです。
精神的な影響
長期的な独身生活は精神面にも影響を及ぼし、将来への不安の増大や自己肯定感の低下、うつ状態のリスク増加といった問題が生じる可能性があります。ただし、これらは必ずしも結婚していれば解決するわけではありません。重要なのは、独身であっても充実した人生設計を立てることです。
結婚困難を打破する具体的方法
1. 現実的な自己分析と目標設定
まず客観的に自分の現状を把握することが重要です。
分析すべきポイントとして、まず経済状況と安定性を正確に把握し、外見的魅力度を客観的に評価することが重要です。さらにコミュニケーション能力の現状確認と、相手に求める条件の妥当性を検証する必要があります。
2. 戦略的な出会いの場の活用
現代では複数の出会いの場を並行活用することが重要です。
効果的な出会いの場として、マッチングアプリによる効率的な初期接触、結婚相談所での真剣度の高い出会い、婚活パーティーでの直接的なコミュニケーション、趣味・習い事による自然な関係性構築、友人紹介による信頼性の高いマッチングを組み合わせることが重要です。
3. 自分磨きへの継続的投資
外見面の改善では、プロによるスタイリング指導を受け、定期的な美容・健康管理を行い、適切な体型維持と表情・姿勢の改善に取り組むことが効果的です。内面的成長については、コミュニケーション技術の習得、相手への共感力向上、経済力の安定・向上、精神的自立の確立が求められます。
4. 専門家のサポート活用
婚活を成功させるために、専門家の力を借りることも重要です。
婚活を成功させるために活用できる専門家として、結婚相談所のカウンセラーに相談することも効果的です。婚活のプロなので、資格をもったカウンセラーに相談しましょう。
5. メンタルケアと継続力の維持
婚活は長期戦です。メンタルケアを怠らないことが重要です。
メンタルケアの方法として、適度な休憩期間の設定、趣味・娯楽によるストレス発散、カウンセリングの活用、サポートグループへの参加などが有効です。これらを組み合わせることで、長期間の婚活を継続する精神力を維持できます。
まとめ|現代の結婚困難を乗り越えるために
現代日本の結婚困難は、個人の問題を超えた社会構造的な課題です。生涯未婚率が男性30%、女性20%を超える時代を迎えようとしている今、従来の婚活手法では限界があることも事実です。
筆者がこれまで多くの婚活・恋愛専門家に取材してきた経験から言えることは、結婚困難を乗り越えるためには以下の要素が不可欠だということです:
結婚困難を乗り越えるための5つの要素として、統計データが示す厳しい現実を正しく理解する現実認識から始まり、感情論ではなくデータに基づいた戦略的アプローチが必要です。さらに短期間での成果を求めず長期的な自己改善を継続し、理想の調整と現実的な条件設定という柔軟性を持ち、自己流に固執せずプロの知見を積極活用することが重要です。
結婚困難な時代だからこそ、従来の常識にとらわれない新しいアプローチが必要です。統計データは厳しい現実を示していますが、適切な戦略と継続的な努力があれば、必ず道は開けるはずです。
重要なのは諦めることではなく、現実を受け入れた上で効果的な行動を起こすことです。あなたの婚活が成功することを心から願っています。
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