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成婚退会後の破談確率は?原因と後悔しないための対策を専門家が徹底解

結婚相談所で出会った素敵なパートナーと、晴れて「成婚退会」。ようやく婚活が終わった安堵感と、これからの新生活への期待で胸がいっぱいなはず。
しかし、いざ結婚式の準備を始めたり、新居を探したりする中で、「こんなはずじゃなかった…」と相手との間に見えない壁を感じていませんか?幸せの絶頂であるはずなのに、「本当にこの人で良いのだろうか」「もし破談になったら…」と一抹の不安を抱える方は、決して少なくありません。
この記事では、年間100名以上の婚活男女や専門家への取材を行う「婚活パラダイス」が、気になる破談のリアルな確率から、その背景にある5つの代表的な原因、そして関係悪化の危険なサインまでを徹底解説します。さらに、後悔しないために二人で話し合うべき「対話型チェックリスト」や、破談を回避するための具体的な時系列ステップ、万が一の時のための慰謝料に関する法的知識まで、あなたが抱えるあらゆる不安を解消するための情報を網羅しました。
この記事を読み終える頃には、あなたの漠然とした不安は解消され、パートナーとより強固な信頼関係を築くための具体的な道筋が見えているはずです。

執筆:佐藤祐介
婚活パラダイス運営のLIFRELL代表取締役。自ら婚活や恋愛に関する専門家へインタビュー取材、インタビュー数35名以上、また結婚相談所へのインタビュー、利用者へのインタビューは100本以上実施。専門家から得られた知識を記事に反映しています。

編集:婚活パラダイス編集部
婚活や結婚相談所、マッチングアプリなど、多様な出会いの形をサポートするために、正しい情報と実践的なノウハウを発信することを目指しています。年齢や性別を問わず、すべての方が自分らしい出会いを楽しめるよう、専門家や経験豊富なアドバイザーの知見を取り入れながら、信頼できる情報をわかりやすくお伝えしています。▷著者プロフィールを見る
【重要】まず確認!あなたの「成婚」はどの段階?相談所による定義の違い
本題に入る前に、非常に重要な点を確認しておきましょう。それは「成婚」の定義が、所属する結婚相談所や連盟によって異なるという事実です。この認識のズレが、後の「こんなはずじゃなかった」につながる最初の落とし穴になり得ます。
一般的に、成婚の定義は大きく分けて以下のパターンがあります。
婚約(プロポーズの成功)をもって成婚とするケース
大手連盟のIBJ(日本結婚相談所連盟)などが採用している定義です。プロポーズが成功し、お互いが明確に「婚約」した段階で成婚退会となります。この場合、退会後の流れは比較的スムーズに進みやすい傾向にあります。
結婚を前提とした真剣交際が成立した段階で成婚とするケース
これは一部の相談所で採用されている定義です。「結婚を前提にお付き合いします」という双方の合意が取れた段階で成婚とみなされます。この場合、正式なプロポーズは退会後に行われることが多く、退会後に「本当にプロポーズしてくれるのか」という不安を抱えるケースもあります。
宿泊を伴う旅行や婚前交渉をもって成婚とするケース
お二人の関係性が一定のラインを超えた時点で成婚とみなされます。大手連盟のIBJ(日本結婚相談所連盟)も採用しており、上記2つのケースに加えて成婚と見なす相談所は非常に多いです。
なぜこの確認が重要なのでしょうか。例えば、自分は「成婚=婚約」だと思っていたのに、相手は「成婚=お試し期間のスタート」くらいに考えていたとしたら、結婚への温度差が生まれるのは当然です。まずはご自身が所属していた相談所の規約を改めて確認し、お二人が今どの段階にいるのか、共通の認識を持つことから始めましょう。
決して他人事ではない!成婚退会後の破談、その気になる確率とは
「成婚」の定義を確認した上で、次に皆さんが最も知りたいであろう「成婚退会後に破談する確率」について解説します。
前述の通り、国や結婚相談所連盟が公式に発表している、正確な統計データは存在しません。 これは、退会後の個人のプライバシーに関わる問題であり、相談所がその後の経過をすべて追跡調査することが難しいためです。
しかし、婚活パラダイスが多くの結婚相談所のカウンセラーへヒアリングを行ったところ、肌感覚として「5%未満」、丁寧なサポートを心がけている相談所では「3%未満」という回答がほとんどでした。
この数字を見て、「意外と少ない」と感じるか、「20組に1組は可能性があるのか」と不安に思うかは人それぞれでしょう。ただ、一つ言えるのは、一般的な恋愛結婚における婚約破棄と比べると、この数字は低い傾向にあると考えられます。なぜなら、結婚相談所では交際中からカウンセラーという第三者の視点が入り、お互いの条件や価値観をある程度すり合わせた上で成婚に至るからです。
それでも破談がゼロにならないのは、成婚退会が法的な拘束力を持つ「入籍」とは異なる、あくまで「結婚の約束」の段階だからです。高額な成婚料を支払った後だからこそ、些細な問題では関係を解消しないカップルが多い一方で、「お金を払ってでも、この人との結婚は考えられない」という、よほど深刻な問題が退会後に発覚するケースがあることも事実なのです。
もしかして…?破談につながる危険なサイン5選
深刻な事態に至る前に、関係の悪化を示すサインに気づくことができれば、軌道修正も可能です。成婚退会後に以下のようなサインが見られたら、少し注意が必要かもしれません。
- 連絡頻度が目に見えて減り、内容も事務的になる
- 結婚に向けた具体的な話(両家挨拶や新居など)を避ける、はぐらかす
- 会う約束を「仕事が忙しい」などの理由でキャンセルすることが増える
- 金銭感覚や生活習慣に関する小さな嘘やごまかしが発覚する
- 二人でいてもスマホばかり見ていて、会話が続かない
これらのサインは、コミュニケーション不足やマリッジブルーの初期症状である可能性が高いです。一つでも当てはまる場合は、決して相手を責めず、「最近、何か悩みでもある?」「少し疲れ気味に見えるけど大丈夫?」など、相手を気遣う言葉から対話を試みることが大切です。
なぜ?成婚退会後に破談してしまう5つの代表的な原因
幸せなはずの成婚退会後に、なぜ破談という悲しい結果に至ってしまうのでしょうか。多くの専門家への取材から見えてきた、代表的な5つの原因を、具体的な事例と共に詳しく解説します。
原因1:価値観の「つもり」すり合わせ
成婚退会前に、お金や仕事、家族観など、将来に関わる大切な話をした「つもり」になっていませんか?活動中は「お相手に良く思われたい」という気持ちから、つい本音を隠したり、核心に触れる話を避けたりしがちです。
▼実際にあった価値観のズレの事例
金銭感覚 | 「倹約家でしっかりしている」と思っていた彼が、実は高額な趣味(車や時計)にはお金を惜しまないタイプだと判明。将来の貯蓄計画で意見が衝突した。 |
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衛生観念 | 「綺麗好き」と聞いていた彼女の家に行ったら、水回りの掃除が苦手なことが発覚。潔癖症気味の自分にはどうしても耐えられなかった。 |
食の好み | 毎日の食事は健康的な和食を理想としていたが、相手は外食やジャンクフードが大好き。食生活の違いが想像以上のストレスになった。 |
原因2:退会後のコミュニケーション不足
意外に多いのが、成婚退会した途端に安心しきってしまい、コミュニケーションの「量」と「質」が低下するケースです。相談所在籍中は「毎週1回は会う」「毎日LINEする」といった目標があっても、退会後は日常の忙しさに紛れてしまいがち。
▼コミュニケーション不足が招く心の溝
連絡の頻度が激減 | 今まで毎日あったLINEが、気づけば「おはよう」「おやすみ」だけに。仕事の愚痴をこぼしても「大変だね」の一言で終わらせれ、寂しさが募った。 |
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感謝や謝罪の欠如 | 一緒にいることが当たり前になり、「ありがとう」「ごめんね」といった基本的な言葉がなくなった。小さな不満が積み重なり、相手への尊敬の念が薄れていった。 |
原因3:「親ブロック」という大きな壁
お二人の間では結婚の意思が固まっていても、ご両親への挨拶がきっかけで関係がこじれてしまうことがあります。いわゆる「親ブロック」です。
▼「親ブロック」の具体的な状況
親からの反対 | 挨拶に行った際、親からお相手の学歴や年収、家族構成について執拗に質問され、気まずい空気に。後日、親から「あの人との結婚は認めない」と猛反対された。 |
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パートナーの対応への失望 | 自分の親がお相手に失礼な態度をとった際、パートナーが自分を守ってくれなかった。「君の親が言うことも一理ある」などと言われ、味方だと思えなくなった。 |
原因4:幸せなはずなのに…突然襲ってくるマリッジブルー
マリッジブルーは、結婚という大きなライフイベントを前に、プレッシャーや漠然とした不安に襲われる心理状態です。これは決して珍しいことではなく、男女問わず多くの人が経験します。
▼マリッジブルーの具体的な症状
- 結婚式の準備(ドレス選び、招待客リスト作成など)が全く楽しく感じられない。
- 一人になると、理由もなく涙が出てきたり、ため息が増えたりする。
- 「本当にこの人で、残りの人生を共に過ごしていいのだろうか」という考えが頭から離れない。
原因5:理想と現実のギャップ
結婚相談所での活動中は、お互いに「結婚相手」として相応しい自分でいようと、ある意味で”よそ行き”の顔を見せています。しかし、成婚退会後は、よりプライベートな素の部分が見えるようになります。
▼幻滅につながりやすいギャップの例
外面と内面の差 | デート中は優しかったのに、二人きりになると店員への態度が横柄だったり、車の運転が荒くなったりする。 |
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生活習慣の違い | 一緒に旅行に行ったら、脱いだ服を散らかしっぱなしにする、いびきがうるさいなど、生理的に受け入れがたい面が見つかった。 |
【実践編】後悔しないための「対話型」チェックリスト&話し合いのコツ
成婚退会後の破談を防ぐ鍵は、「話し合いの質」にあります。ここでは、ただ確認するだけでなく、二人でどう対話し、理解を深めていくかに焦点を当てたチェックリストと、話し合いの具体的なコツをご紹介します。
カテゴリ | チェック項目 | 話し合いのコツ&会話例 |
お金のこと | お互いの年収・貯金・借金の有無 | 【切り出し方】 「これから二人で頑張るために、一度お金の作戦会議しない?将来設計みたいでワクワクするね!」とポジティブに。 【ポイント】 お互いの給与明細や通帳を見せ合うくらいのオープンさが理想。借金などは言い出しにくいですが、後で発覚する方が遥かに大きな問題になります。 |
結婚後の家計管理の方針 | 【切り出し方】 「家計管理ってどうするのがいいかな?お財布一緒にする?それとも別々?」と選択肢を提示して聞く。 【落としどころ】 意見が割れたら「毎月決まった額を共通口座に入れて、残りは各自で管理する」というハイブリッド案も有効です。 | |
働き方・住まい | 結婚・出産後のキャリアプラン | 【切り出し方】 「〇〇さんは仕事が好きだよね。結婚してもずっと続けてほしいな。もし子どもができたら、どういう働き方が理想?」と相手を尊重する姿勢で。 【ポイント】 「当然、仕事は辞めるよね?」といった決めつけはNGです。お互いのキャリアを応援し合える関係を目指しましょう。 |
住みたい場所や家の希望 | 【切り出し方】 「休日に、住みたい街の候補を一緒に散歩しながら探してみない?」とデートプランとして提案する。 【ポイント】 お互いの職場へのアクセス、子育て環境、実家との距離など、優先順位をリストアップしてすり合わせましょう。 | |
家族のこと | お互いの家族との付き合い方 | 【切り出し方】 「私の実家、年末は親戚が集まって賑やかなんだ。〇〇さんのご実家はどんな感じ?」と自分の話から始めると、相手も話しやすくなります。 【ポイント】 帰省の頻度や親の誕生日など、具体的なイベントについて話し合っておくとスムーズです。 |
将来の親の介護について | 【切り出し方】 「まだ先の話だけど、お互いの親が年を重ねた時のこと、少しだけ話しておかない?」と真剣なトーンで。 【落としどころ】 「すぐ同居は難しいけど、何かあれば全力で協力する」という意思確認だけでも、将来の不安が和らぎます。 |
【悩み別】専門家が答える!成婚退会後のトラブルQ&A
ここでは、実際に多くの成婚カップルから寄せられる、具体的な悩みについてQ&A形式でお答えします。
Q1. 成婚退会したのに、相手からプロポーズされません。どうすればいい?
A. まずは焦らないことが大切です。男性側も、指輪の準備やプロポーズのタイミングなど、色々と考えている最中かもしれません。「成婚の定義」の章で述べたように、そもそも「プロポーズは退会後」という認識の可能性もあります。
しびれを切らして「いつプロポーズしてくれるの?」と問い詰めるのは逆効果です。「新しい名字になるの、ちょっとドキドキするね」「友だちの結婚指輪を見せてもらって、素敵だなって思ったんだ」など、あなたの結婚への前向きな気持ちを、さりげなく伝えてみましょう。それでも進展がない場合は、男性側がマリッジブルーに陥っている可能性も考えられます。相手を気遣い、不安に寄り添う姿勢で話を聞いてみてください。
Q2. 相手の親に結婚を反対されています。もう諦めるしかないのでしょうか?
A. 諦めるのはまだ早いです。ここで最も重要なのは、「パートナーがあなたの絶対的な味方でいてくれるか」です。
親の意見に流されたり、「君にも悪いところがある」などと言い出したりするようであれば、その関係は考え直す必要があるかもしれません。しかし、パートナーが「必ず説得するから、信じて待っていてほしい」と行動してくれているのであれば、その姿勢を信じましょう。
親の反対は、時間をかけて誠意を見せることで乗り越えられるケースも多くあります。二人で何度も実家に足を運び、真剣な気持ちを伝える努力を続けましょう。どうしても難しい場合は、元担当カウンセラーなど、信頼できる第三者に間に入ってもらうのも一つの方法です。
Q3. デート代や食事代など、相手の金銭感覚に違和感があります。どこまで許容すべき?
A. 金銭感覚の違いは、結婚生活において非常に大きな問題に発展しやすいテーマです。まずは、その違和感が「価値観の違い」なのか「問題行動」なのかを見極めることが重要です。
例えば、「自分は貯金を優先したいが、相手は旅行など経験にお金を使いたい」というのは価値観の違いであり、話し合いによる歩み寄りが可能です。しかし、「収入に見合わないブランド品ばかり買う」「ギャンブルが好き」「友人にお金を貸してしまう」などは、将来を共にする上でリスクとなる問題行動かもしれません。
「二人で1ヶ月だけ、お試しで家計簿をつけてみない?」と提案し、お金の流れを可視化することをお勧めします。そこで初めて、お互いが何にお金を使っているのかを客観的に把握でき、建設的な話し合いができます。
【完全ガイド】破談を回避する!成婚退会後の理想的なステップ&過ごし方
破談を防ぎ、幸せな結婚生活へとスムーズに移行するためには、成婚退会後こそ計画的な行動が重要です。ここでは、退会後の理想的な過ごし方を時系列でご紹介します。
Step1:退会直後~1ヶ月目「二人の意思を固める期間」
お互いの結婚観の再確認
カフェなどでリラックスした状態で、「どんな家庭を築きたいか」「将来どこに住みたいか」「子どもは何人欲しいか」など、改めて夢や理想を語り合いましょう。この時間が、今後の様々な決定の土台となります。
両親への報告と挨拶の日程調整
まずはそれぞれの親に、結婚したい相手がいることを正式に報告します。その後、いきなり両家顔合わせを設定するのではなく、まずは自分の親にパートナーを会わせる場を設けるのがスムーズです。
お金の話を具体的にする
退会前にも話していると思いますが、より具体的に「結婚式や新婚旅行の予算」「新生活にかかる費用」「毎月の生活費」などをExcelやアプリでリストアップし、二人で共有しましょう。
Step2:1ヶ月~3ヶ月目「両家を巻き込む準備期間」
両家顔合わせの実施
お店選びや当日の進行など、二人で協力して準備を進める最初の共同作業です。お互いの家族を紹介し合い、結婚を公のものにする重要なイベントです。事前にそれぞれの家族の性格やNGな話題などを共有しておくと、当日のトラブルを防げます。
婚約指輪・結婚指輪選び
デザインや予算について、お互いの希望を尊重し合いながら選びましょう。特に男性は、女性の好みを事前にリサーチしておくことが大切です。
新居探し・情報収集
すぐに入居しなくても、どのエリアに住みたいか、家賃の予算はいくらか、間取りの希望は、など具体的に話し合い、物件情報サイトでシミュレーションを始めましょう。
Step3:3ヶ月~6ヶ月目「具体的な新生活への移行期間」
入籍日の決定と結婚式の準備
二人の記念日や覚えやすい日など、入籍日を決めましょう。結婚式を挙げる場合は、式場探しや招待客のリストアップなど、本格的な準備がスタートします。喧嘩が増えやすい時期でもあるので、お互いを思いやることが大切です。
同棲の開始(またはその準備)
入籍前に同棲を開始する場合は、家具・家電の購入や引っ越し準備を進めます。生活リズムや家事分担など、同棲前にルールを決めておくとスムーズです。
会社への報告・各種手続きの確認
身上変更や結婚休暇の申請など、会社への報告のタイミングを相談します。また、名義変更などの各種手続きについてもリストアップしておきましょう。
このスケジュールはあくまで一例です。大切なのは、二人で話し合い、協力しながら、一つ一つのステップを楽しみながら進めていくことです。
【法的知識】もしもの時に知る、婚約破棄と慰謝料のリアル
考えたくないことですが、万が一、婚約破棄に至ってしまった場合の法的な知識も持っておくと、冷静な対応につながります。
「婚約」が法的に成立しているか?
慰謝料請求の可否を判断する上で、まず「法的に有効な婚約」が成立していたかどうかが最大のポイントになります。口約束だけでは弱く、以下のような客観的な事実があると婚約成立が認められやすくなります。
- 結納を交わした
- 両家の顔合わせを済ませた
- 婚約指輪を贈った、または受け取った
- 結婚式場を予約した
- 周囲の人々(親、友人、職場)に婚約したことを報告している
- 新居の契約や、具体的な新婚旅行の計画を進めていた
慰謝料を請求できるケース・できないケース
婚約が成立していると認められた上で、「正当な理由なく、一方的に」婚約を破棄された場合に、破棄された側は慰謝料を請求できます。
▼慰謝料請求が認められやすい主な理由
- 相手が浮気(不貞行為)をした
- 相手からDV(暴力)やモラハラを受けた
- 他に好きな人ができたなど、一方的な心変わり
- 深刻な経歴詐称(学歴、年収、離婚歴など)が発覚した
一方で、以下のようなケースでは慰謝料請求は難しいとされています。
- 性格の不一致など、どちらか一方に非があるとは言えない理由
- お互いが合意の上で婚約を解消した場合
慰謝料の金額は、破棄された側の精神的苦痛の度合いや、結婚準備にかかった費用などを考慮して決定され、数十万円から200万円程度が相場と言われています。もし金銭的なトラブルに発展した場合は、当事者同士で話すよりも、まずは弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。
(参考:法テラス 公式ホームページ)
破談の経験を「最高の学び」に変えるための3つの思考法
もしも破談という辛い経験をしてしまったら、その悲しみは計り知れません。しかし、その経験を次に活かすための「学び」に変えることは可能です。
「自分」を責めずに「原因」を分析する
「私の何がいけなかったんだろう」と自分を責めるのはやめましょう。人格を否定するのではなく、「コミュニケーションの取り方に改善の余地があったかも」「価値観のすり合わせが不十分だった」など、行動や状況を客観的に振り返ることが、次へのステップにつながります。
結婚相手に求める「絶対条件」を再定義する
今回の経験を通して、あなたが結婚相手に本当に求めるもの、そして絶対に譲れないものが明確になったはずです。「優しい人」という漠然とした条件ではなく、「意見が対立した時に、感情的にならずに話し合いができる人」というように、具体的な言葉で自分の理想を再定義してみましょう。
幸せの形は一つではないと知る
結婚だけが幸せのすべてではありません。辛い経験を経て、あなたは人として一回りも二回りも成長したはずです。まずは自分の人生を充実させることに目を向け、趣味や仕事に打ち込む時間も大切にしてください。心が回復し、視野が広がった時、また新たな出会いが訪れるはずです。
まとめ、成婚はゴールじゃない!幸せな結婚生活への本当のスタート
最後に、この記事の重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。
▼成婚退会後に後悔しないための3つの心得
- 「成婚=ゴール」ではないと心得る。 成婚退会は、二人で未来を築くための本当のスタートラインです。
- 違和感を放置しない。 小さなズレを感じたら、感情的にならず、早めに対話する習慣をつけましょう。
- 一人で悩まない。 パートナーはもちろん、時には元担当カウンセラーや信頼できる友人の力も借りましょう。
成婚退会後の破談は、誰にとっても避けたい未来です。しかし、その確率は決して高いものではありません。何よりも大切なのは、活動中には見えなかった相手の一面を「違い」として受け入れ、二人でどう乗り越え、理解を深めていけるかです。
不安を乗り越えた先には、より強固な二人の絆が待っているはずです。この記事が、あなたの幸せな一歩を後押しできれば幸いです。
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