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結婚相談所でうまくいかない時の原因と対処法!プロが教える婚活立て直し術

「結婚相談所に入会すれば結婚できると思ったのに、全然うまくいかない…」
そんな悩みを抱えている方は決して少なくありません。実際、大手結婚相談所IBJのデータによると、お見合いが成立する率は全年齢で6.6%。つまり15回申し込んで、やっと1回お見合いができる計算です。
さらに厳しい現実として、経済産業省の調査では結婚相談所を通じて結婚に至った人の割合は男女ともに約10%というデータも存在します。
私はこれまで多くの婚活・恋愛専門家への取材を通じて、婚活の現実と成功の法則を見つめてきました。その中で分かったのは、うまくいかない人には共通する特徴があり、それらは改善可能だということです。
この記事では、結婚相談所での婚活がうまくいかない具体的な原因と、実践的な解決策をお伝えします。

執筆:佐藤祐介
婚活パラダイス運営のLIFRELL代表取締役。自ら婚活や恋愛に関する専門家へインタビュー取材、インタビュー数35名以上、また結婚相談所へのインタビュー、利用者へのインタビューは100本以上実施。専門家から得られた知識を記事に反映しています。

編集:婚活パラダイス編集部
婚活や結婚相談所、マッチングアプリなど、多様な出会いの形をサポートするために、正しい情報と実践的なノウハウを発信することを目指しています。年齢や性別を問わず、すべての方が自分らしい出会いを楽しめるよう、専門家や経験豊富なアドバイザーの知見を取り入れながら、信頼できる情報をわかりやすくお伝えしています。▷著者プロフィールを見る
結婚相談所はやばい?現実的な成婚率を知る
成婚率の真実
多くの結婚相談所が掲げる「成婚率50%超」といった数字に惑わされてはいけません。IBJの成婚白書2024年の発表によると、2024年成婚者数15,374名です。(会員数は約9万人)
重要なのは、この数字に落胆するのではなく、自然な出会いよりも確実に結婚への道筋があることを理解することです。
他の婚活方法との比較
リクルートブライダル総研の婚活実態調査2024によると、2023年婚姻者のうち各婚活を実施(利用)した人を母集団とした際に、利用サービス・活動ごとの結婚した人の割合は以下の通りです:
- 婚活サイト:45.2%
- 結婚相談所:29.8%
- オンラインでの飲み会・交流会:16.7%
- 婚活パーティー・イベント:16.1%
- 知人の紹介:14.4%
- 趣味や習い事の場:11.9%
この数字を見れば、結婚相談所が効率的な婚活方法の一つであることは明らかです。
なぜお見合いが成立しないのか?3つの致命的要因
プロフィール写真で9割が決まる現実
私が取材した複数の結婚相談所カウンセラーが口を揃えて言うのは「写真で第一印象は決まる」ということです。自撮り写真や暗い表情の写真では、どんなに条件が良くてもお見合いは成立しません。
プロのカメラマンによる撮影は必須投資です。清潔感があり、自然な笑顔が撮れる写真に変更しただけで、お見合い申し受け率が3倍になったケースも珍しくありません。
プロフィール文の「空欄」が致命傷
趣味や興味の欄が空欄だらけのプロフィールは、相手に「この人は婚活に本気ではない」という印象を与えます。特に女性は男性のプロフィール文をしっかり読む傾向があるため、具体的で魅力的な自己PRが不可欠です。
条件設定の現実と理想のギャップ
年収、身長、年齢など、すべての条件を満たす相手を探していては、いつまで経ってもお見合いは成立しません。優先順位を明確にし、譲れない条件を3つまでに絞ることが重要です。
男性が結婚相談所で出会えない理由
清潔感の欠如が最大の障壁
私が取材した婚活専門家は「男性の9割は清潔感で損をしている」と指摘します。具体的には以下の点です。
- 髭の手入れ不足
- 髪型への無関心
- サイズの合わない服装
- 体臭・口臭への無自覚
これらは一朝一夕には改善できませんが、意識を変えるだけで大きく変わります。
プライドが邪魔をする現実
「自分は年収が高いから」「大企業勤務だから」という理由で、相手に対して上から目線になる男性は多く存在します。しかし、結婚相談所では女性も同様に相手を選ぶ立場です。謙虚さと相手への敬意が不可欠です。
コミュニケーション力不足の深刻さ
特に理系職種や女性の少ない職場で働く男性は、女性との会話に慣れていません。自分の話ばかりするのではなく、相手の話を聞く姿勢が重要です。私が取材した中で、聞き上手な男性ほど短期間で成婚している傾向が顕著でした。
女性が結婚相談所で結婚できない理由
恋愛市場の感覚を持ち込む危険性
マッチングアプリや合コンでちやほやされた経験がある女性ほど、結婚相談所では苦戦する傾向があります。恋愛と結婚では男性が求める要素が全く異なるからです。
結婚相談所の男性は、顔やスタイルだけでなく、家事能力、経済観念、将来への考え方など、現実的な条件で女性を判断します。
条件への固執が機会を奪う
「年収800万円以上」「身長175cm以上」「大卒以上」など、複数の条件を同時に求める女性は多く存在します。しかし、これらすべてを満たす男性は全体の5%程度しかおらず、その男性たちはさらに条件の良い女性を求める可能性が高いのが現実です。
受け身姿勢の限界
「男性からアプローチされるのを待つ」という受け身の姿勢では、結婚相談所での成功は困難です。自分からお見合いを申し込み、積極的にコミュニケーションを取る姿勢が求められます。
年代別の現実と対策法
20代:若さという武器を活かす戦略
20代は結婚相談所において最も成婚しやすい年代層です。選択肢が豊富で、将来への柔軟性があることが大きなアドバンテージとなります。
ただし、私が取材した婚活専門家によると「20代だからといって油断は禁物」とのこと。結婚への真剣度や将来設計の具体性が重要な判断材料になります。
20代の注意点
- 結婚への真剣度をしっかりアピールする
- 将来設計を具体的に描く
- 相手の本気度を見極める力を身につける
30代:効率性と現実性のバランス
30代は婚活において最もボリュームゾーンとなる年代です。これまでの人生経験と現実的な判断力が武器になりますが、時間的な制約も意識する必要があります。
私が取材した結婚相談所のカウンセラーは「30代は最も成婚に結びつけやすい年代でもある」と話します。経済的安定性と精神的成熟度を兼ね備えているからです。
30代の戦略
- 経済的安定性をアピールポイントにする
- 人生経験の豊富さを活かす
- 効率的な活動を心がける
- 条件設定を現実的に調整する
40代:戦略的で集中的なアプローチ
40代での婚活は確かに厳しい現実があります。しかし、自分の人間的魅力を最大限にアピールし、ターゲットを明確にすることで成功の可能性は十分にあります。
私が取材した40代成婚者の共通点は、同年代や年上の相手も視野に入れ、人生経験の豊富さを活かしたアプローチをしていたことです。
40代の成功戦略
- ターゲット層を明確に設定する
- 人間的魅力を最大化する
- 現実的な条件設定を行う
- 集中的で効率的な活動を展開する
お見合いから交際に進めない時の対処法
第一印象で決まる5つのポイント
お見合いでは最初の15分で印象が決まります。私が取材した婚活アドバイザーによると、以下の5点が特に重要です。
- 時間通りに到着する
- 清潔感のある身だしなみ
- 相手の目を見て話す
- 適度な笑顔を保つ
- 相手の話に興味を示す
会話の組み立て方
自分の話をするのは全体の3割程度に留め、7割は相手の話を聞くことに集中しましょう。質問力が高い人ほど、相手に良い印象を与えます。
お店選びと支払いのマナー
男性の場合、お店選びのセンスと支払い時の気遣いが重要です。高級すぎず、落ち着いて会話ができる環境を選び、支払いはスマートに済ませることが求められます。
交際から成婚に至らない時の見直しポイント
価値観の共有不足
交際期間中に最も重要なのは、将来への価値観の共有です。結婚後の働き方、子どもについて、お金の使い方、親との関係など、具体的な話し合いが必要です。
コミュニケーション頻度の調整
連絡の頻度や内容も重要な要素です。相手のペースに合わせつつ、自分の気持ちも適切に伝える必要があります。
将来設計の具体化
「いつ頃結婚したいか」「どんな家庭を築きたいか」など、具体的な将来設計を共有することで、相手も安心して関係を深められます。
結婚相談所選びで失敗しないための基準
仲人型と データマッチング型の選択
私が取材した中で感じるのは、婚活初心者には仲人型、自主性がある方にはデータマッチング型が向いているということです。自分の性格と婚活経験に応じて選択しましょう。
成婚実績の見極め方
成婚率の数字だけでなく、その算出方法と実際の成婚者数を確認することが重要です。「成婚退会者数÷総会員数」で計算された数字が最も信頼性が高いと考えられます。
カウンセラーとの相性
結婚相談所の成功は、カウンセラーとの相性に大きく左右されます。無料相談の段階で、この人なら信頼できると感じるかどうかを重視しましょう。
プロフィール改善の具体的手順
写真撮影のポイント
プロのカメラマンに依頼する際は、以下の点を意識しましょう。
- 自然な笑顔の練習を事前に行う
- 清潔感のある服装を準備する
- 複数パターンの写真を撮影する
- 全身写真も必ず含める
自己PR文の構成
効果的な自己PR文の構成は以下の通りです。
- 簡潔な自己紹介
- 趣味や興味の具体的な説明
- 結婚に対する考え方
- 相手に求めること
- 締めくくりのメッセージ
趣味・特技欄の活用法
空欄を作らず、相手が興味を持ちそうな内容を具体的に記載します。特に、一緒に楽しめそうな趣味があると、お見合いの話題作りにも役立ちます。
婚活疲れとメンタル管理
ストレス軽減の重要性
婚活は精神的な負担が大きい活動です。私が取材した成婚者の多くは、適度な休息と息抜きを大切にしていました。
すべての時間を婚活に費やすのではなく、趣味や友人との時間も確保することで、心のバランスを保つことができます。
失敗を成長の機会に変える思考法
お見合いがうまくいかなかった時、それを失敗ではなく学習の機会と捉えることが重要です。何が良くなかったのかを分析し、次回に活かす姿勢が成功への近道です。
目標設定の見直し
「1年以内に結婚する」といった明確な目標設定は重要ですが、達成できなかった時の柔軟性も必要です。期限を見直しつつ、活動を継続する意志力が求められます。
カウンセラーとの効果的な関係構築
アドバイスを素直に受け入れる姿勢
私が取材した成婚者に共通するのは、カウンセラーのアドバイスを素直に受け入れる姿勢です。時には耳の痛い指摘もありますが、それを真摯に受け止めることが成長につながります。
定期的な振り返りと戦略調整
月に一度は活動の振り返りを行い、必要に応じて戦略を調整することが重要です。うまくいかない原因を客観的に分析し、改善策を実行に移しましょう。
具体的な質問の準備
カウンセラーとの面談では、具体的な質問を準備しておくことが効果的です。漠然とした相談よりも、具体的な課題と解決策を一緒に考える姿勢が重要です。
条件設定の現実的な見直し方法
優先順位の明確化
結婚相手に求める条件は、重要度順に並べて上位3つまでに絞ることをお勧めします。すべての条件を満たす相手を探すのではなく、本当に大切な要素にフォーカスしましょう。
妥協と譲歩の違い
妥協は我慢することですが、譲歩は相手を理解し受け入れることです。この違いを理解し、建設的な譲歩ができる姿勢が重要です。
市場価値の客観的評価
自分の市場価値を客観的に評価し、それに見合った相手にアプローチすることが効率的です。カウンセラーからの客観的な意見を参考にしましょう。
今すぐ実践できる改善アクション
第一段階:外見の改善
- プロフィール写真の見直し
- 清潔感のある身だしなみの確認
- 服装のサイズ感とコーディネートの改善
- 髪型・髭の手入れ
第二段階:内面の充実
- コミュニケーション力の向上
- 聞き上手になる練習
- 相手への気遣いの表現方法
- 将来設計の具体化
第三段階:戦略の最適化
- 条件設定の見直し
- アプローチ方法の改善
- 活動ペースの調整
- カウンセラーとの連携強化
婚活成功のための心構え
結婚相談所での婚活は、確かに簡単ではありません。しかし、日本国内の婚姻件数のおよそ3%が結婚相談所で出会ったカップルという事実は、この方法が確実に成果を出していることを示しています。
私がこれまで取材してきた成婚者に共通するのは、うまくいかない時期を乗り越える忍耐力と、常に改善を続ける向上心です。一時的な挫折に負けず、継続的に努力することで、必ず理想のパートナーとの出会いが実現できるはずです。
重要なのは、自分自身を客観視し、必要な改善を恐れずに実行することです。結婚相談所での婚活は、自分自身を成長させる貴重な機会でもあります。前向きな気持ちを持って、一歩ずつ確実に進んでいきましょう。
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