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”元モテ男”アラフォー男性が見た、婚活の現実!?20歳年下の元教え子と婚約するまで
顔は悪くないはず。それなりにモテてきた。でも、気づけば40代間近…
一念発起して始めたアプリ婚活は、挫折と絶望の連続でした。
現在私は、43歳。非公務員の学校職員として働いており、年収は430万程度、貯金はほぼ皆無と、決して高スペックとはいえません。
そんな私ですが、婚活の果てに20代の彼女と婚約し、今は将来に希望を持って日々を過ごすことができています。
アプリでの婚活に挫折した私が、なぜ20歳も年下の元教え子と婚約することになったのか?
その経緯を、この記事ではご紹介していきます。
偶然の要素も大きく、誰かの参考になるかどうかはわからないのですが、婚活の息抜きにでもご一読いただければ幸いです。
モテ期が生んだ落とし穴?自信のなさが招いた40代の焦燥
正直、ルックスにはそこそこの自信がありました。
10代の頃から「自分は顔が良くてモテるほうだ」という自己認識を持っています。
こう言うと、「ナルシストかよ」と思われるかもしれないのですが…いちおう断っておくと、これは自己評価ではなく、統計的にそうなのだろうと考えているのです。
たいていの初対面の女性からは「かっこいい」「イケメン」と言われますし、20代から30代にかけて、付き合う女性に困ったことはありません。
これって、「モテる」と言っていいですよね?
ただ、これには2つの落とし穴がありました。
私はそのことに、ごく最近まで気がついていなかったのです。
「彼女がほしい」と思ったことがなかった
1つめの落とし穴は、簡単に言えば「結婚について真剣に考える機会がない」ということ。
とくに苦労せずとも彼女ができるので、女性との付き合いがルーティン化してしまうのです。
その結果、私はいつの間にか婚活市場から取り残されていきました。
表面はモテ男、心の中は自信のない子供
2つめの落とし穴は、内面的な問題でした。
私は自尊心が強いわりに、自分に自信が持てないタイプだと自覚しています。
本来は、社会に揉まれる中で様々な経験を経て、徐々に自分を認められるようになっていくものだと思います。
しかし私は、自分にとってイージーな「モテること」でそれを安易に補完してしまっていたのです。「モテ男」を演じることで自尊心を満足させてしまい、自信のなさにきちんと向き合うことを避け続けていたのでしょう。
そのせいで私は、大人の男らしい振る舞いがいつまでも身につかず、ずっと20代の延長線上にいるような気分で過ごしていました。
そして気づかぬうちに、周りの景色はすっかり変わっていたのです。
40代、気づく。取り残された孤独
そして40代になりました。
気づけば、友人のほとんどは結婚し、家庭を築いています。
仕事と家庭の両立に奮闘する彼らの姿が、眩しすぎるほど輝いて見えました。
一方の私は、未だ独身。自由を謳歌しているつもりでいましたが、家に帰れば、そこには孤独だけが待っている日々でした。
社会から取り残されたような、言いようのない敗北感と孤独感。まるで、人生というゲームで「負け組」の烙印を押されたかのような、底知れぬ不安に襲われるようになりました。
子どもとの接点が生む残酷な現実
学校職員という仕事柄、子どもたちと接する機会が日常的にありました。
私は自分の精神的な幼さのためか、子どもたちによく懐かれるほうだと思います。
そのため、学校では正規の教員ではないにもかかわらず、保護者から頼られる場面も少なくありませんでした。
しかし、あるとき気づいたのです。
笑顔で話しかけてくる親のほとんどが、自分と同年代、あるいは年下であることに。
「先生、いつまでもお若いですね」
ーーかつては満更でもない気持ちで受け止めていた、そんな言葉を聞いたとき、言いようのない衝撃が走りました。
いまやそれは、大人になりきれない自分を罵る言葉に聞こえたのです。
そうして虚構の自信は崩れ去り、残ったのは、後悔と、焦燥感だけでした。
\イチオシ結婚相談所/
アプリ婚活の洗礼…孤独を埋めるはずが、自信を喪失
少し年下の同僚から結婚の報告を受けたとき、私の焦燥感はピークに達していました。
彼から話を聞いてみると、出会いのきっかけはマッチングアプリとのこと。
「彼にできるなら、自分もできるはず」
根拠のない希望と自信を胸に、その日の晩にはスマホでアプリを検索していました。 そして片っ端からインストールして、片っ端から登録。 そのとき入れたアプリは、以下の6つです。
- Pairs(ペアーズ)
- タップル
- with(ウィズ)
- ティンダー
- マリッシュ
- アンジュ
東カレは、審査落ちしました(苦笑)。
イケメンのはずなのに…空振りだらけの現実に自信喪失
とはいえ、最初は使い方も全くわかっていませんでした。
とりあえず自己紹介文を考え、スマホに保存してある中から良さそうな写真を設定し、恐る恐るメッセージを送ります。
正直、この歳になってこんなことをするなんて、思ってもみませんでした。
ルックスにはまだまだ自信があったからです。
「こんなことしなくても、その気になればすぐ結婚できると思うけどね?」
と、内心は余裕でした。
自分なら、アプリでもすぐに上手くいくだろうとタカをくくっていたのです。
でも、現実は残酷でした。
なかなかマッチングしないし、いいねの数も、期待していたほど集まりません。
「あれ? イケメンじゃなくなっちゃった…? 」
鏡に映る自分の顔を見つめながら、自虐の念とさらなる焦燥感に駆られました。
同世代の知人たちは、とっくに結婚して家庭を持っています。子どもを連れて家族で過ごす姿を見ると、羨ましさよりも、焦りや不安の方が大きくなっていくのを感じました。
「このままじゃ、一生独身かも…?」
そんな不安が心を締め付け、藁にもすがる思いで「マッチングアプリ 40代」と検索してみました。
月額30万のコンサルに投資する
アプリで成功するためのノウハウを調べていると、「婚活コンサル」なるものに出くわしました。
「非モテ脱却」
「半年後のリア充を保証」
のような文言が踊っており、最初は自分には関係ないと思っていたのですが… LPを読んでいるうちに、その気になってきてしまいました。
試しにLINEに登録すると、すぐにメッセージが!
今ならZOOMですぐに話を聞いてくれるとのことなので、ものは試しと相談してみました。
「イケメンじゃないですか!やり方さえ分かれば絶対すぐいけますよ!」
甘い言葉に乗せられ、費用として30万円を入金してしまいました。
高いお金を払ったのだからと余計必死になり、プロフィール写真の選び方、自己紹介文の書き方、メッセージのコツなどについて、山ほど質問を投げかけました。
しかし、ある日からコンサルの人とは連絡がつかなくなり、それっきりに。
その後も指導を受けたとおりに婚活を進めましたが、結果は変わらずでした。
年収800万の男
「自分が高望みし過ぎなのでは?」
「ちょっと見た目がイマイチに思えても、いいねを送ってみようかな」
とも考えましたが、やはりどうにもテンションがあがりません。
「モテてきた自分だから、それなりに美人の女性じゃないと釣り合わない」といった、中途半端なプライドみたいなものもあったのでしょう。
しかし、自分が良いと思う相手とは一向にマッチングしないので
「可愛い子は全部サクラなのでは?」
という疑いを持ち始め、モチベーションが下がってしまいました。
そんなとき、ふとあることを思いつきました。 プロフィールの年収を、実際の400万円から800万円に「倍増」させてみたのです。
すると効果はてきめんで、マッチングもいいね数も明らかに増えているようでした。
とはいえ、まだ自分の理想と思えるような相手からは反応がありません。
そこで、年収をさらに盛って1200万円に。
職種に対して収入が多すぎると疑われそうなので、「システム開発の副業で稼いでいる」ということにして、写真もお金持ちっぽいものに変えてみました。すると…
効果は絶大でした。嘘のようにマッチングします。
「サクラじゃなかった。そうか…そういうことか…」
だけど、これでいいのだろうか。 偽りの自分で掴んだ縁に、未来はあるのだろうか…?
自問自答の末、やはり年収の欄は元に戻すことにしました。
結局、アプリ婚活の現実は想像以上に厳しいということを、余計に思い知らされる結果となったのでした。
待ちに待った初デート、しかし…
それでも、めげずに3ヶ月ほど頑張ってみたところで、やっとまともな相手とマッチングできました。
お相手は30代半ばの、薬剤師さん。
可愛い系というよりは美人OLという雰囲気で、独身でいるのが不思議に思える容姿でした。
むしろ「この人もサクラじゃないか?」と不安になりもしたのですが、逆に向こうからも
「イケメン過ぎて、サクラだと思ってました」
と言われたことで一気に打ち解けた感じになり、実際に会ってお話することに。
彼女の住まいは藤沢(神奈川県)とのことだったので、横浜で落ち合い、私の車で少しドライブがてら食事へ行こうということになりました。
行き先は、三浦半島の海岸沿いにあるお好み焼きレストラン。
「ちょっとカジュアル過ぎるかな?」とも思いましたが、写真を見たところ店構えがとても洒落ていて、ちょっと意外性があるほうが良いかもしれないと考えました。
さらに言えば、私には、別な点で絶対の自信を持っているものがあったのです。
愛車である、1960年式ビートル・タイプ1。
私はクラシックカーが好きで、この車には相当入れ込んでいました。
湘南の海沿いにあるレストランは、この車の雰囲気に絶妙にマッチしていたのです。
自分の大好きな車は、絶対に女性ウケも良いはず、と思い込んでいたがための慢心でした。
そしてデート当日。
実際に顔を合わせてみると、写真で見ていたよりもむしろ美人なくらいに思えました。
彼女の方も少し緊張している様子で、なんだか若い頃に戻ったような、高揚した気分でした。
彼女を助手席に乗せ、”空冷フラットフォー” のエンジン音を響かせながらレストランへ。
助手席でもレストランでも、彼女は愛車を可愛いと褒めてくれ、気に入ってくれた様子でした。
「次はレンタカーで」ビートルは響かなかった
楽しい時間はあっという間に過ぎ、帰り道。
そこで事件は起きました。
「今日はありがとう。次は、レンタカーにしましょうね!」
笑顔でそう言う彼女に、私は返す言葉を失いました。
確かに、乗り心地が良いとは言えないし、冷房もない、便利とは程遠い車です。でも…
おそらく彼女は、私が新しい車を買うお金がないので、仕方なく旧型の車に乗っていると思ったのでしょう。
自慢の愛車への愛情も、彼女を魅了しようと頑張った努力も、全く伝わってはいませんでした。
よく考えれば、「次は」と言ってくれたということは脈アリだったのかもしれません。 でも、そのときの私はショックで何も考えられませんでした。
彼女は私の価値観をまるで理解してくれなかった。
大事なものを否定されたような、言いようのない敗北感に打ちひしがれて帰途につきました。
今にして思えば、自分の価値観を押し付けていたのは自分の方だったとわかります。
自分で書いていても、実に「イタい」体験談ですね。
【婚活地獄絵図】写真詐欺、投資話、SNS叩き…
婚活市場に足を踏み入れた私は、じきに「あること」に気づきました。
ここは、ほとんど地獄に近い場所だと。
プロフィールの写真は別人級に可愛かったのに、会ってみたら全然違う…
そんな「写真詐欺」なんて、はっきり言って序の口でしかありませんでした。
イイ感じのデートかと思いきや…まさかの投資話
この投資、すごく儲かるんだけど、興味ないですか?
デート中に突然バイナリオプションの勧誘が始まったときは、「本当にこんなことがあるのか」と目を丸くしてしまいました。
他にも、別のマッチングアプリへの誘導や、あからさまな金銭目的の女性もいました。
プロフィール写真との落差に愕然…あげくSNSで袋叩きに
極めつけは、写真詐欺の逆襲にあったことです。
その女性は、実際に会ってみたらあまりにも写真と違ったので、挨拶の時点で丁重にお断りしました。
すると、
そっちこそぜんぜん写真と違う
と逆ギレされてしまいました。
でも、それだけでは終わりませんでした。
逆上した彼女に ”詐欺師” 呼ばわりされた挙句、インスタで私のアカウントを晒し上げられたのです。
この男、女性差別主義者のサディストでした。自分が別人のイケメン写真で釣っておいて、人のことをブス呼ばわりって何様?詐欺師のくせに自信過剰のナルシストさいあく
ありもしない誹謗中傷の嵐。
しかも、その投稿のコメント欄には彼女のフォロワーから称賛が集まっていました。
このときは本当に、人間不信になるところでした。
挫折しかない婚活に燃え尽き、あきらめかける
挫折に次ぐ挫折を経験し、やがて私は自問自答するようになりました。
「一体俺は何を求めて、どこに向かっているんだ…?」
何が自分の幸せなのか、どうすればいいのか…出口の見えない迷路に迷い込み、心が折れそうになっていました。
「もう、結婚なんて無理なんじゃないか…?」
自己肯定感は地に落ち、諦めにも似た感情が芽生え始めました。
正直、こんなに難しいとは思っていませんでした。
婚活諦めモード…「お一人様」か「元カノ」か?
婚活に疲れ果てた私は、もう「お一人様」の人生を覚悟するしかないか、と思いかけていました。
いっそ元カノにでも連絡して、まだ独身だったら
「お互いの便利のために結婚しない?」
なんて持ちかけてみようかな、などと考える始末。だいぶ精神的に参っていたと思います。
放っておけない再会
自暴自棄になりかけていた矢先、運命のいたずらか、かつての教え子とばったり再会しました。
当時小学生だった彼女はすっかり大人びて、大学生になっていました。
でも、彼女の表情は曇っていました。話を聞いてみると、妻子ある男性との辛い恋愛に苦しんでいるとのこと。
「彼は離婚するって言うんですけど、全然その気配がないんです…」
精神的に追い詰められ、自傷行為に及んでさえいるという彼女。他人事とは思えませんでした。
私は、既婚男性と縁を切って生活を立て直すよう、説得を試みることにしたのです。
年の差は20歳近く、恋愛対象とは思っていなかった
彼女とは偶然にも住まいが近かったため、かなり頻繁にあって話を聞くように。
平均して週に3、4回は会っていたでしょう。
最終的に彼女は既婚男性と別れ、その後も私は彼女の世話を焼き続けることになりました。
こうなると、自然にその先の成り行きを期待してしまいそうですが…
しかし実際は、20歳近く年が離れている彼女を恋愛対象とは考えてはおらず、当然彼女もそうだと思っていました。
というより、「自分が彼女に好かれてるかもしれない」なんて、考えること自体が「キモい」行為だと考えていたのです。
娘でもおかしくない年齢差、まさかの恋人関係に
ところがある日、彼女のほうから告白されました。
彼女は精神的に不安定な状態が続いており、さしたる理由もなく泣き出すことがしばしばありました。
その日も、私は泣いている彼女の肩をそっと抱いてなだめていたのですが、急に彼女が顔を上げて
「キスしてほしい」
と言ってきました。
最初は優しく断ったのですが、結局誘惑に負けて付き合うことに。
ただ、迷いはずっとありました。
同世代の友達には、彼女と同い年くらいの娘がいます。
もし、私たちの関係を知ったら、どう思うだろう?
もし、自分が彼女の父親だったら?断固反対するに違いありません。
いい年して若い子に手を出すなんて
世間知らずの子を騙して、まともな大人のやることじゃない
逆に利用されてるだけなんじゃないの?
本当に彼女のこと考えるなら、付き合うべきじゃないよね
シンプルにキモい
そんな風に言われるのが目に浮かびました。
でも、何より自分が情けなかったのです。守るべき彼女に手を出すなんて…罪悪感と自虐心にさいなまれました。
アプリ婚活時代を思えば、勝ち組?でも苦悩のほうが多い
アプリで婚活していた頃のことを思えば、40代の私が20代の彼女と付き合えるなんて、とてつもない幸運だし、「超勝ち組」と言えるかもしれません。
しかし、実際には苦悩のほうがずっと多いのが現実でした。
周りの視線が気になり、年齢差からすれ違いが生じることもしばしば。自分の年齢を意識して、自信をなくしてしまうこともありました。
なにより、若い彼女と付き合えるのは嬉しいけれど、それ以上に、彼女の人生を狂わせてしまうのではないかと不安でした。
自分みたいな「おじ」と付き合うことで、彼女が将来後悔するのではないか…と。
年の差恋愛に悩む日々
私が40代、彼女はまだ20代。
当然ながら年齢差は、お互いを理解することを難しくしていました。
彼女から見れば、ほとんどの私の経験は未知のものです。
他方、私から見れば、彼女の経験は忘れかけていた若さの一部。
一方的に彼女の悩みを聞いていたときとは違い、恋人として付き合うとなると、すれ違うことも多々ありました。
周囲の視線が気になる
年の差カップルとして歩み始めたものの、周りの目が気になって仕方ありませんでした。
年齢差の大きいカップルは、他人から理解されにくいもの。
自分たちがそれでいいと思っていても、冷ややかな態度や奇異な視線を感じることが少なくありませんでした。
彼女のほうは、人前でも気にせず手を繋いで歩きたがります。
でも私は、その姿が他人の目にどう映るか心配で、気が気でないのです。
職場の知人や、生徒の保護者に見られたら?
どう思われるだろう?
「〇〇先生、若い子と手つないで歩いてませんでしたか?もしかして娘さん?違うの?それって…」
と、いつか言われるのではないか。
本人同士がどう思っていたとしても、他人から見れば、私のしていることは「良識ある大人のすることではない」と思われるのではないでしょうか。
社会的信用を失うことを恐れ、私は外でのデートを心から楽しむことができませんでした。
価値観や感覚の差は思った以上
価値観や感覚の違いは思った以上に大きく、徐々にこれが彼女との間に深い溝を生んでしまいました。
私たちはときに大声で言い合いをし、大人気なく怒鳴りつけもしました。
「やっぱり別れたほうが良さそうだな…」
と、私の心はどちらかといえば別離の方向に傾いていたのでした。
「結婚して子どもがほしい」彼女の言葉で変わった景色
ところがある日、彼女は真剣な顔で、私に打ち明けたのです。
「結婚して、子どもがほしいよ」
若い彼女のひたむきな言葉に、私の心は大きく揺さぶられました。
「本当にそれでいいのか…? 俺で…」
それからまた、自問自答を繰り返しました。
彼女の真剣な思いに心を揺さぶられる
彼女が求めていたのは、安定した生活と愛情深いパートナー、そして家族でした。
その真剣さに打たれ、私は自分が彼女に何を提供できるのかを改めて考え始めたのです。
結婚なんて考えられなかったはずなのに、彼女の真っ直ぐな思いが、少しずつ自分の価値観を変えていくのを感じました。
私は他人の目ばかりを気にして、彼女の気持ちに真剣に向き合ってこなかったのではないか?
自分の本当の気持ちはどうなのだろう?
自分の心境の変化を感じる
自分自身の心境にも変化が訪れました。
以前は自由な時間を楽しむことを優先していましたが、今では結婚について真剣に悩む日々。
客観的な意味ではありがたい状況ともいえるのですが、正直なところ、かなり精神的に追い詰められていたと思います。
この年になって、自分の価値観を揺さぶられるような事態になるとは…
自分の行動や価値観が他人にどう影響するかを深く考えるようになり、自己認識も変わってきました。
それまでの私は、「女性にモテる」ことを隠れみのにして、自信のなさと向き合うことを避け続けていました。
40歳を過ぎて「モテ期」の終焉に直面し、ようやくそのことに気づいたのです。
自信のなさから「他人にどう見られるか」ということばかりを気にして、女性からのモテ加減によってその不安を埋め合わせていたのでしょう。
だから、アプリ婚活でモテない状況に直面して、自分を見失ってしまったのです。
でも今は、まっすぐに彼女の気持ちに向き合うべきだと考え直しました。
そして徐々に、他人の目ばかり気にして生きる人生はもうやめよう、という気持ちになっていったのです。
同棲を決意した二人の新生活
そこで、彼女との同棲を決意しました。
同時に、長く勤めた職場を離れてフリーランスで働くことに。
同棲を始めた当初は、慣れない生活に戸惑うこともありました。でも今、彼女の存在が、私の毎日を鮮やかに彩っています。
20歳差の恋。依然として周囲の目は気になるけれど、そんなことはどうでもよくなるくらい、かけがえのない日々となりました。
恋人?保護者?…20歳差の恋の苦悩
とはいえ、楽しいだけの毎日が続くと思っていたのは、やはり楽観的に過ぎました。
いつの間にか、恋人から保護者のような存在へと、私の役割は変わっていきました。経済的にも精神的にも大きなアンバランスがあるため、当然の帰結だったかもしれません。
「頼りになる優しい彼氏」
そんな風に思ってもらえるのは、もちろん男として嬉しいことです。でも、心のどこかで「父親代わり」になってしまっているような、そんな息苦しさを感じてもいました。
「やっぱり、同世代の女性と恋愛するべきだったのか…?」
20歳という年齢差は、やはり色々な面で響いてきます。
追い打ちをかけるように、ある変化が訪れました。性欲の減退です。もちろん、年齢的なものもあるのかもしれません。
でもそれ以上に、彼女が「守るべき娘」のようになってしまったことが、大きな要因ではないかと思うのです。
「このまま、男として終わってしまうんじゃないか…」
拭い去れない不安が、私を苦しめていました。
腹をくくってプロポーズ!…そして
このままじゃダメだ。
何かを変えなければいけない。
意を決して、私は彼女に婚約を申し込みました。
彼女の答えは「YES」でした。
正直、不安はたくさんあります。しかし、どこかで決めなければならないということもわかっています。
悪あがきかもしれないけれど、これからはより健康に気を遣い、できる限り若さを保つ努力をしようと心に決めました。
人生には多くの困難や挑戦がありますが、その中でどう成長し、どのような決断を下すかが重要なのだと思います。
これからの道のりは決して平坦ではないかもしれませんが、最後に悔いることのないよう、精一杯生きようと思っています。