SNS運用代行の選び方|社内で続かない理由と、発注前に決める型・予約・確認

SNS運用代行を検討している発注担当者向け / 自社運用と施策の実務から

SNS運用代行の選び方は、
発注側が決めることから

ANSWER / 先に結論

SNS運用代行を選ぶ前に、発注側が「投稿の型」「予約と確認の順番」「止まったときの担当」の3つを決めておくと、代行会社を正しく比べられます。社内でSNSが続かない原因は、ネタ切れより、この3つが誰のものか決まっていないことにあるからです。

この記事では、当社が自社のX・LinkedIn・noteを運用して決めたルールと、クライアントのインフルエンサー施策で起きた遅れを、発注側の目でまとめます。代行会社の比較ランキングではなく、「どこを見て選ぶか」の観点です。

この記事は、当社が2026年10月〜11月に行った自社のX・LinkedIn・note運用の記録と、2026年7月〜10月に進行に入ったSNS・インフルエンサー施策のやり取りをもとに書いています。社名・人名・商品名は伏せています。

執筆:佐藤祐介(株式会社LIFRELL代表。業界歴15年、担当500社・300商材以上) 最終更新:2026年11月7日※提携ASP・代理店を含む実績

こんな方向け

  • SNS運用代行を頼むか迷っている、または代行会社を比べている
  • 社内でSNSを始めたが、数週間で投稿が止まった
  • X・LinkedIn・noteなど、BtoB向けの発信を続けたい
  • インフルエンサー施策を外部に頼む予定がある

この記事でわかること

  • 社内でSNS運用が続かない本当の理由
  • 発注の前に、社内で決めておく6つのこと
  • 代行会社を比べるときに確かめる観点と質問
  • インフルエンサー施策で遅れが出たときの見方
  • 契約前に使えるチェックリスト(例)
01 / What
目次

SNS運用代行とは?任せられる範囲と、先に決めること

SNS運用代行とは、企業のSNSアカウントの企画・投稿づくり・予約・確認・分析などを、外部の会社に任せるサービスのことです。どこまで任せるかは会社ごとに違うので、最初に範囲を決めます。

たとえば「Xの投稿を週に何本か作ってほしい」という依頼でも、ネタを考えるのは誰か、写真を撮るのは誰か、出してよいかを決めるのは誰か、で中身が大きく変わります。日本では「SNS運用代行」が月16,000回検索されています(Ahrefs調べ、2026年11月7日時点)。探す人が多いぶん、同じ名前でも中身の違うサービスが並んでいます。

作業中身頼む前に決めること
企画目的、テーマの配分、シリーズの組み方何のために発信するか(認知・採用・商談など)
素材集め取材・撮影、手持ちの写真や動画の整理撮りに来てもらうか、社内の素材を渡すか
投稿づくり投稿文、画像、短い動画言ってよいこと・いけないことの線引き
予約・配信日時を決めて自動で出す設定予約の前に誰がOKを出すか
コメント対応返信、問い合わせへの案内どこまで代行会社が答えてよいか
分析・報告表示回数や反応の集計、次の企画何を成果とみなすか
広告・インフルエンサー広告の配信、インフルエンサーへの依頼広告の表記、投稿前の確認の有無

運用とは、投稿を「作る」だけでなく、予約して、出たかを確かめ、反応を見て次を決めるまでの一連の流れのことです。代行会社によって、この一部だけを受けるところも、全部を受けるところもあります。

02 / Why

社内でSNS運用が続かない本当の理由は?

社内でSNS運用が続かないのは、ネタが足りないからというより、「投稿の型」「予約と確認の順番」「止まったときの担当」の3つが決まっていないからです。当社の自社運用でも、手が止まったのはこの3か所でした。

社内のSNS運用が止まる3つの空白の図。空白1は投稿の型が決まっていない、空白2は予約と確認の順番がない、空白3は止まったときの担当がいない。代行を頼んでもこの3つは自動では埋まらない
図1:社内のSNS運用が止まる「3つの空白」(当社の運用記録より)

図のとおり、3つとも「誰が決めるか」が空いていると、手が止まります。代行会社に頼んでも、この空白は自動では埋まりません。順番に、当社で何が起きたかを書きます。

空白1:投稿の型が決まっていない

型がないと、毎回「今日は何を書こう」から始まります。当社は代表のXを始めるとき、先にテーマの配分を決めました。「AIと広告の実務」4、「日米中の新しいAIを広告で使えるか判定」3、「海外の現場」1.5、「広告主側の裏側やD2C(自社で作って自社で売る通販)の数字」1.5、という割合です。

もうひとつ決めたのが、自社の宣伝や営業の話を投稿に入れないことです。始めてすぐに「営業っぽい投稿はしない」と決め直し、話題への意見は「この技術はこう使える」という前向きな考察だけにしました。型には、書くことだけでなく「書かないこと」も入れます。

空白2:予約と確認の順番がない

当社は、展示会の取材から作った投稿を、Xに43本、LinkedInに20本予約しました。ここで分かったのは、XもLinkedInも、予約した投稿は後から編集画面が開けないことです。直すなら、予約を削除して作り直すしかありません。

つまり、確認は予約の前に全部済ませる必要があります。「出してから直せばいい」という感覚のまま予約すると、直しのたびに作り直しになります。

空白3:止まったときの担当がいない

noteは、当社が使っているプランでは予約投稿が使えませんでした。そこで、書きためた体験記を毎朝8時に1本ずつ自動で公開する仕組みを作りました。ところが2026年11月7日の朝、この自動の公開が「許可待ち」の状態で止まりました。その日の1本目は、手で公開しました。

自動化しても、止まることはあります。大事なのは、止まったときに誰が気づき、誰が手で出すかを先に決めておくことです。代行会社に頼む場合も同じで、「止まったら誰に、どう知らせるか」は契約の前に決めておきます。

03 / Decide

SNS運用代行に頼む前に、発注側が決めておく6つのこと

発注の前に決めておくのは、①目的とテーマの配分、②投稿の型、③言ってよいことの線引き、④予約と確認の順番、⑤止まったときの担当、⑥効果の見方、の6つです。これが決まっていれば、代行会社への説明も、見積りの比べ方も明確になります。

① 目的とテーマの配分

認知を広げたいのか、採用につなげたいのか、商談のきっかけにしたいのかで、書く内容が変わります。目的を決めたら、テーマの割合まで決めておきます。前の章で書いた当社の「4・3・1.5・1.5」の配分が、その例です。

② 投稿の型

当社の運用で反応がよかったのは、冒頭の1行で結論を言い切る投稿と、保存したくなる実務のリスト・比較・手順でした。Xが公開している、おすすめ表示の仕組みのコード(xai-org/x-algorithm、2026年10月12日に当社が確認)では、いいねの重みが0.5なのに対し、返信・引用・DMでの共有は5、リンクのコピーでの共有は20でした。重みは更新されますが、「同僚に送りたくなる中身」が強いという考え方は、型づくりの目安になります。

③ 言ってよいこと・いけないことの線引き

表現のルールは、1枚にまとめて代行会社に渡します。当社が進行に入ったインフルエンサー施策でまとめたルールは、「事前確認の有無」「必ず守ること」「禁止すること」の3つに分けました(中身は6章で書きます)。広告の表現を確認する流れは、広告クリエイティブの審査が詰まる原因と直し方でも詳しく書いています。

④ 予約と確認の順番

予約までの順番の図。1型で下書き、2事実と見立てを確認、3社内のOK、4予約、5配信の確認。予約のあとに直すと削除して作り直しになる。配信後は空行が消えていないか、動画が出ているかを見る
図2:予約までの順番。確認は予約の前に寄せる(当社の運用記録より)

図のとおり、確認はすべて予約の前に置きます。予約したあとに見るのは、出たかどうかと、表示が崩れていないかです。当社では、LinkedInに本文を文字だけで貼ると段落の間の空行が消えて詰まって見えたため、段落の形(HTML)で貼るように変えました。

⑤ 止まったときの担当

自動の公開が止まる、予約の操作で確認の画面が閉じない、動画の容量が上限を超える。当社の運用では、どれも実際に起きました。止まったときに気づく人、知らせる先、手で出す人を決めておきます。

⑥ 効果の見方

何を成果とみなすかを、先に決めます。ある案件では、需要が高まる時期に、インフルエンサーの投稿と広告の強化が重なり、どれが効いたのかを切り分けにくくなりました。複数の施策を同時に動かすときは、「どの数字を、いつ、何と比べるか」を始める前に決めておきます。

この6つを、社内と代行会社でどう分けるかを表にすると、下の図のようになります。

発注前に決める分担表の例。テーマ配分と言ってよいことの線引き、予約前の最終OKは社内が決める。素材集め、投稿文の仕上げ、出典の確認、予約と配信の確認、止まったときの連絡は代行会社が主担当。AIは下書きに使う
図3:発注の前に決める分担表(例)

社内に残すのは「判断」、外に出すのは「手を動かす作業」

テーマ配分、言ってよいことの線引き、出すか出さないかの最終判断は、社内に残します。素材集め、下書き、予約の操作は、外に出せます。「全部お任せ」にすると、どこかで見たような投稿が増えていきます。

04 / How to choose

SNS運用代行の選び方:比べる観点と、代行会社に聞く質問

SNS運用代行の選び方は、「同じ目的での実績」「作業の範囲」「確認の流れ」「止まったときの連絡」「契約の条件」の5つを、具体的な質問で確かめることです。料金や本数だけで比べると、確認や連絡の手間が社内に残ります。

選び方を解説する記事の多くは、実績、KPI(目標の数字)、報告の中身、契約期間を挙げています。どれも大事です。当社はそこに、自社の運用で効いた「確認の流れ」と「止まったときの連絡」を加えて確かめることをおすすめします。

観点代行会社に聞く質問確かめる理由
同じ目的での実績同じ業種・同じ目的(例:BtoBの商談づくり)で、実際の投稿を見せてもらえますか?フォロワー数の大きさより、目的が近い実績のほうが参考になる
代行会社自身の発信御社のアカウントでは、どんな型で運用していますか?自社で試していない型は、説明が抽象的になりやすい
作業の範囲月の料金に、素材集め・コメント対応・報告は入っていますか?範囲外の作業は、あとから追加の費用になるか、社内に残る
素材の集め方取材や撮影に来てもらえますか?手持ちの素材から作りますか?素材が足りないと、本数を増やすほど中身が薄くなる
確認の流れ予約の前に、どの段階で何を確認させてもらえますか?予約後は直せない媒体がある。確認が後ろだと作り直しになる
事実と意見の分け方数字の出典はどう確かめますか?意見と事実はどう書き分けますか?1本の誤りで、ほかの投稿まで疑われる
AIの使い方AIで作った下書きを、誰がどう確かめますか?確かめずに出すと、事実の誤りや不自然な言い回しがそのまま出る
止まったときの連絡予約や自動の公開が止まったら、誰がいつ知らせてくれますか?止まったことに誰も気づかないと、発信が途切れる
担当と引き継ぎ担当者が変わるとき、型やルールはどう引き継ぎますか?担当が変わるたびに言い方が変わると、アカウントの印象がぶれる
契約の条件最低の契約期間、解約の連絡期限、成果の報告の形は?続けるか止めるかを、数字で判断できるようにする

「全部お任せ」で頼むと起きやすいこと

社内の情報が代行会社に届かないと、どの会社でも言えるような投稿が増えます。発注側は、素材(現場の写真・動画、よく聞かれる質問、社内の数字)を定期的に渡す役割を持ちます。

05 / Cost

SNS運用代行の費用は、何で比べる?

SNS運用代行の費用は、「1投稿いくら」ではなく、素材の集め方・媒体と本数・確認の重さの3つで比べます。同じ月額でも、どこまでが料金に入っているかで、社内に残る手間が変わります。

費用の相場を書いた記事は多くありますが、前提とする作業の範囲が会社ごとに違うため、数字だけを並べても比べられません。見積りをもらったら、次の3つをそろえてから比べます。

比べる項目中身確かめること
素材の集め方取材・撮影に来てもらうか、手持ちの写真・動画を渡すか撮影の回数と時間。素材を渡す場合、誰が選ぶか
媒体と本数どの媒体に、何本を、何週間で出すか媒体ごとに文章を書き分けるか、同じ文面を貼るだけか
確認の重さ社内の確認が何段階あるか、表現のルールの厳しさ確認の往復が何回まで料金に入っているか

たとえば当社の展示会の実例では、1日の取材からXに43本、LinkedInに20本を作りました。素材を1回にまとめると、1本あたりの手間は下がります。逆に、毎回ゼロからネタを探して1本ずつ作るやり方だと、本数を増やすほどネタ探しの回数が増えます。見積りを比べるときは、「1回の素材から何本出す前提か」も聞いてみてください。

06 / Influencer

インフルエンサー施策を頼むときに決めること

インフルエンサー施策を頼むときは、広告であることの表示、投稿前の確認の有無、守ってほしい表現、進み具合の報告、終わり方の5つを契約の前に決めます。ステルスマーケティング(広告であることを隠した宣伝)の規制は、広告主が対象です。

消費者庁によると、2023年(令和5年)10月1日から、ステルスマーケティングは景品表示法の違反になりました。規制の対象は、商品やサービスを売る事業者(広告主)で、依頼を受けたインフルエンサーなどの第三者は対象になりません(消費者庁「ステルスマーケティングに関する景品表示法の規制」)。代行会社に任せても、責任を負うのは発注側だということです。

表現のルールは「事前確認」「必ず守ること」「禁止」の3つに分ける

2026年10月、当社が進行に入っていたオンライン教材のクライアントのインフルエンサー施策で、投稿のルールを次のようにまとめました。成果報酬の形だったため、投稿前の確認はなしにして、投稿後に確認し、ルールに合わないものは修正か削除をお願いする形にしました。中身の要点は次のとおりです。

区分中身(要点)
事前確認投稿前の確認はしない。投稿後に確認し、合わないものは修正・削除をお願いすることがある
必ず守ること広告であることを明記する(「#PR」などを、冒頭や「続きを読む」で隠れない位置に)。各SNSのタイアップ表示の機能があれば使う。料金やキャンペーンの条件は、投稿時点の公式サイトと同じにする
禁止すること成果を保証・断定する表現。根拠を示せない「No.1」などの最上級の表現。他社を名指しで否定・比較する表現。実際に使っていない体験談。医療や診断にかかわる表現。お子さまの顔・氏名・学校名など個人が特定できる情報(保護者の同意がない場合)。公式アカウントと誤解される名前やプロフィール

2026年10月7日にまとめたルールの要点。商材や媒体によって、必要な項目は変わります。

実際、そのあと別の案件で、メディア側から「インフルエンサーで実施してよいか」「アカウントの事前確認はあるか」「広告の表記はどうすればよいか」という問い合わせが、商材ごとに届きました。この3つは、聞かれる前にルールに書いておくべき項目だと分かりました。

遅れは「3つの層」に分けて見る

同じクライアントで、それより前に動いていたインフルエンサー施策では、計画では8月末〜9月頭に最初の投稿が出る予定でした。実際の初投稿は9月11日です。9月18日の時点で、依頼した16名のうち投稿が済んだのは8名、辞退や実施できなかった方が3名でした。

インフルエンサー施策の遅れを3つの層に分けた図。層1は代行会社の進行の管理、層2は自社の申し込みの動線、層3は家庭の事情などの不可抗力。代行会社のせいだけで片付けると自社の層を見落とす
図4:インフルエンサー施策の遅れを3つの層に分ける(オンライン教材のクライアントの案件)

図のとおり、遅れの原因は1つではありませんでした。代行会社の進行管理の問題だけでなく、クライアント側の申し込みの画面の不具合や、端末の制約もありました。さらに、教材は「送るだけ」で使える商品と違い、体験してもらうのに最低2週間かかります。この前提が、最初の日程に入っていませんでした。

このとき取った手当ては、窓口を1人にまとめること、代行会社の負担で3名を差し替えること、クライアント側でリンクの一覧を用意して飛び先をそろえることでした。次からは、契約の前に次のことを決めておきます。

  • 進み具合の表を、最初の週から出してもらう
  • 体験に時間がかかる商品は、その日数を日程に入れる
  • 自社の申し込みの画面を、発注前に最初から最後まで試す
  • 辞退や差し替えが出たときの負担を、契約で決めておく

終わり方も決めておく

施策を終えるときは、インフルエンサーに貸し出したアカウントやお試しのIDを解約します。解約するとインフルエンサー本人に通知が届くため、つながっている連絡手段で先に一言伝えておくと、関係がこじれずに済みます。終わり方まで決めておくと、次にまた頼みやすくなります。

07 / Failures

実際にあった失敗

当社の運用で実際に起きた失敗は、予約後に直せなかったこと、自動の公開が止まったこと、そして外部施策の遅れの原因を1つに決めつけかけたことです。

失敗1:予約したあとに、直したくなった

XとLinkedInに63本を予約したあと、予約した投稿の編集画面が開けないことが分かりました。直すには削除して作り直すしかありません。それ以降、確認はすべて予約の前に寄せています。

失敗2:LinkedInで、段落の空行が消えた

本文を文字だけで貼ると、空行が消えて詰まって見えました。段落の形で貼る方法に変えて解決しました。媒体ごとに、1本目は実際の画面で見てから残りを入れます。

失敗3:自動の公開が「許可待ち」で止まった

noteの毎朝8時の自動公開が、2026年11月7日の朝に止まりました。気づいたあとに、1本目を手で公開しています。止まることを前提に、気づく人と手で出す人を決めておく必要がありました。

失敗4:返信だけでは、ほとんど増えなかった

ほかの人の投稿への返信を中心にしていた時期は、フォロワーがほとんど増えませんでした。自分の一次素材(取材の映像など)の投稿を増やす必要がある、と判断しました。一方で、同じシリーズの追加投稿や固定の投稿の差し替えは「しつこい」と考えてやめ、予約した分だけで十分としました。

失敗5:遅れの原因を、代行会社だけにしかけた

インフルエンサー施策の遅れは、最初は代行会社の進行の問題に見えました。やり取りを読み直すと、自社側の申し込みの画面や、体験にかかる日数の見込み違いも原因でした。原因を1つに決めつけると、次の発注でも同じ遅れが起きます。

08 / Checklist

そのまま使えるチェックリスト(例)

チェックリストは「社内で決めること」「代行会社に聞くこと」「契約に入れること」の3つに分けると使いやすくなります。下は当社の運用をもとにした例です。

社内で決めること(例)

  • 発信の目的(認知・採用・商談など)を1つ決めた
  • テーマの配分を割合で決めた
  • 投稿の型(冒頭・本文・締め)を1枚にした
  • 書かないこと(自社の宣伝、名指しの批判など)を決めた
  • 言ってよいこと・いけないことを1枚のルールにした
  • 予約前に最終OKを出す人を決めた
  • 止まったときに連絡を受ける人を決めた
  • 何を成果とみなすか、いつ見るかを決めた

代行会社に聞くこと(例)

  • 同じ目的での実際の投稿を見せてもらえるか
  • 月の料金に、素材集め・コメント対応・報告が入っているか
  • 予約の前に、どの段階で確認できるか
  • 数字の出典の確かめ方と、意見と事実の書き分け方
  • AIの下書きを誰がどう確かめるか
  • 止まったときに、誰がいつ知らせてくれるか
  • 担当者が変わるときの引き継ぎ方

契約に入れること(例)

  • 作業の範囲と、範囲外の作業の扱い
  • 最低の契約期間と、解約の連絡期限
  • 進み具合の報告の形と頻度(最初の週から)
  • インフルエンサー施策なら:広告の表記、投稿前の確認の有無、辞退・差し替えの負担、終わるときの手順
09 / FAQ

よくある質問

Q.SNS運用代行は、何から頼むのがいいですか?

A.まずは「素材集め」と「予約」の作業から頼むのがおすすめです。テーマの配分や言ってよいことの線引きは社内に残し、手を動かす作業を外に出すと、社内の判断を保ったまま本数を増やせます。

Q.SNS運用代行の選び方で、いちばん大事なことは何ですか?

A.予約の前にどの段階で確認できるかを確かめることです。XやLinkedInでは予約した投稿を後から編集できなかったため、確認が後ろにずれると作り直しになります。

Q.社内でSNSが続かないのは、なぜですか?

A.ネタが足りないことより、投稿の型、予約と確認の順番、止まったときの担当が決まっていないことが原因になりやすいです。当社の自社運用でも、手が止まったのはこの3か所でした。

Q.SNS運用代行の費用は、どう比べればいいですか?

A.1投稿の単価ではなく、素材の集め方、媒体と本数、確認の重さの3つをそろえて比べます。月の料金にどこまで入っているかで、社内に残る手間が変わります。

Q.インフルエンサーの投稿で、広告の表記は必要ですか?

A.必要です。消費者庁によると、2023年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法の違反となり、規制の対象は広告主です。「#PR」などを見える位置に入れるよう、ルールに書いておきます。

10 / Summary

まとめと、まず今日やること

SNS運用代行の選び方は、代行会社を比べる前に、発注側が「型」「予約と確認の順番」「止まったときの担当」を決めることから始まります。それが決まれば、比べる観点も見積りの見方もはっきりします。

当社の自社運用では、予約後に直せない、自動の公開が止まる、といったことが実際に起きました。インフルエンサー施策では、遅れの原因が代行会社と自社と不可抗力の3つに分かれていました。どれも、発注の前に決めておけば防げたか、小さくできたことです。

社内に残すのは判断、外に出すのは手を動かす作業。この線引きができていれば、代行会社は「任せる相手」ではなく「一緒に回す相手」になります。外部の人に事業の判断までどう任せるかは、外部CMOとは(代行・顧問・代理店との違い)でも書いています。

まず今日やること3つ

1

発信の目的を1行で書く

認知・採用・商談のどれか1つに決めます。決まらなければ、まだ発注の段階ではありません。

2

「書かないこと」を3つ書く

自社の宣伝、名指しの批判など。型より先に、線引きを決めると迷いが減ります。

3

予約前にOKを出す人を決める

名前を1人決めます。止まったときに連絡を受ける人も、同じ人か、もう1人決めておきます。

SNS運用を、型と分担から一緒に組み立てます

テーマの配分、投稿の型、予約と確認の順番、止まったときの連絡まで、発注の前に決めることから一緒に整理します。素材集めから予約までの運用もお受けします。Chatworkにお困りごとを一言いただければ、代表の佐藤がすぐにヒアリングします。押し売りや営業のお電話はいたしません。

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AUTHOR

佐藤祐介株式会社LIFRELL 代表取締役/アドアフィ専門・成果報酬型マーケター

オプト(全社MVP)、電通デジタルを経て、すららネットでマーケティング責任者としてBtoC事業を35倍に伸ばし上場に貢献。2018年にLIFRELLを設立。業界歴15年、担当500社以上・300商材以上。年間150億円規模のアドアフィ取扱に関わり、月15億円規模の広告費をマネジメント。医薬品・美容・健康食品・家電・デンタル・キッズのメーカー各社の事業側に外部CMOとして入り、数十商材の成果報酬型獲得を同時に運用。育毛剤D2Cでは0件から3か月で月30,000件、3年継続、大型メディア25社と取引。商材企画、オファー設計、LP・BOT、薬機法対応、メディアリクルーティング、計測・不正管理、在庫・与信・CRMまで、獲得の全工程を担当しています。本記事の内容は、クライアント名・メディア名・ASP名・商品名を伏せた上で、実際に起きた出来事だけを書いています。※提携ASP・代理店を含む実績

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