漫画記事LPの作り方
台本・作画指示書・スマホ確認の手順とテンプレ
漫画記事LPとは、記事LPの中で、悩み・原因・解決の流れを漫画で見せる広告用のページです。作り方は「お手本の型を決める→守る線を書く→台本→登場人物表と作画指示書→検品→直し→仕上げ」の7つの手順です。なかでも差が出るのは、台本を1行=1コマで1つのファイルにまとめること、作画指示書に「描かせないこと」まで書くこと、スマホでの読みやすさを「文字56px以上」のような数字で確かめることの3つでした。41コマの漫画を作った実例の記録から、そのまま使える書式(例)と一緒にまとめます。
執筆:佐藤祐介(株式会社LIFRELL代表。業界歴15年、担当500社・300商材以上) 最終更新:2026年11月7日※提携ASP・代理店を含む実績
この記事は、当社が2026年11月4日〜6日に実際に制作した漫画記事LP(1本目は漫画41コマ、別の切り口の2本目は漫画16コマ)の作画指示書・台本・検品記録・修正依頼をもとに書いています。クライアント名・お手本にした広告の名前は伏せています。数字はすべて当社の制作記録によるものです。
こんな方向け
- 漫画記事LPを自社で作りたい、または外注したい広告主の方
- 漫画家さんやAIに絵を頼むときの指示の出し方に迷っている方
- できあがった漫画記事が、スマホで読みにくいと感じている方
この記事でわかること
- 漫画記事LPとは何か、どんな商材に向くか
- 台本1行の書式と、作画指示書に書く項目(例)
- スマホでの読みやすさを確かめる5つの検品と基準
- 実際にあった失敗と、直し方
漫画記事LPとは?向いている商材と向かない商材
ANSWER / 結論
漫画記事LPとは、記事LPの中で、悩み・原因・解決の流れを漫画で見せるページです。家庭の「場面」で起きる悩みや、説明すると単調になる商材に向いています。
漫画記事LPとは、記事LPの中で、悩み・原因・解決の流れを漫画で見せるページのことです。記事LPとは、広告から開く、ニュース記事や体験談のような読み物の形をしたページのことで、その説明の部分を漫画の場面に置きかえたものです。
たとえば、「子どもが宿題をしない」と悩むお母さんが主人公で、友だちに相談し、意外な原因を知り、ある方法に出会って、子どもが少しずつ変わっていく。そんな話を漫画で読んでもらい、最後に商品ページへのボタンを置きます。
漫画の入れ方には、大きく2つあります。冒頭から最後まで漫画が話を引っぱる形と、文章の記事の要所に漫画を挟む形です。当社の実例は前者で、漫画を背骨にして、そのあいだに文字のブロックと、実績・料金などの図を挟む形にしました。最新版の台本は、文字ブロック57・漫画42・図やバナー30の、計129行です。
| 当社の見方 | 理由 | |
|---|---|---|
| 向いている | 家庭や職場の「場面」で起きる悩み | 場面は、文章で説明するより絵のほうが一瞬で伝わる |
| 向いている | 特長を説明すると単調になる商材 | 会話の中で出会う形にすると、説明が「話の続き」として読まれる |
| 向いている | 気持ちの変化を見せたい商材 | 困った顔→驚き→ほっとした顔、の変化を絵で見せられる |
| 注意が必要 | 性能や価格の細かい比較が主役の商材 | 比較は漫画より表のほうが正確に伝わる。表と組み合わせる |
| 注意が必要 | 表現のルールで、悩みの場面を描きにくい商材 | 描けない場面が多いと、漫画の強みが出にくい |
漫画の弱みは、「作り話に見える」ことです。だからこそ、漫画の中の数字や画面は、本物で裏づけます。実例では、漫画の中のタブレットの画面に、実際の教材の画面をはめ込みました(仕上げで詳しく書きます)。
漫画記事LPの作り方:7つの手順
ANSWER / 結論
漫画記事LPは「お手本の型を決める→守る線を書く→台本→登場人物表と作画指示書→検品→直し→仕上げ」の7つの手順で作ります。実例では着手から納品まで2日でした。
図の要点:漫画記事LPは、①お手本の型を決める、②守る線を書く、③台本、④登場人物表と作画指示書、⑤検品、⑥直しと再検品、⑦仕上げと納品、の7つの手順で作ります。実例では、①〜④が1日目、⑤⑥が2日目、⑦が3日目でした。

実例は、2026年11月4日に作り始め、11月6日に納品しました。漫画は1本目が41コマ、同じ流れで作った別の切り口の2本目が16コマで、2本目は1日で作りました。
日数が短くなったのは、絵を描く速さより、手順のあいだの「待ち時間」と「やり直し」を減らしたからです(作り方を組み直した経緯は記事LPづくり、1〜2か月が2日にに書いています)。この記事では、その手順の中身、つまり台本と指示書と検品の書き方を、そのまま使える形で書きます。
お手本の型の決め方と、先に書く「守る線」
ANSWER / 結論
お手本からは、コマの順番・縦横比・テンポなどの「型」だけを借り、絵と言葉は新しく作ります。言わないこと・描かないことは、台本より先に書き出します。
最初にやるのは、お手本にする漫画記事を1本決めることです。いま広告がたくさん出ている漫画記事を調べ、その中から、自社の商材と「話の骨組み」が同じものを選びます。実例では、扱う商品は違っても、「子どもの困った行動→意外な原因→親を責めない→解決策」という骨組みが同じ記事を選びました。
| お手本から借りること | 借りないこと |
|---|---|
| コマの順番と、話の運び(テンポ) | 絵・写真・人物の顔や髪型・服 |
| 同じ位置のコマの縦横比 | 構図や線をなぞること(トレース) |
| 文字ブロックの並びと、色・マーカーの使い方 | セリフや見出しの言葉そのもの |
| 表情・背景・効果文字の「強さ」の水準 | 商品の主張・数字・実績 |
実例では、コマの番号をお手本の画像の番号とそろえました(自社のC-08が、お手本の8枚目にあたる)。こうしておくと、検品のときに、お手本の同じ位置のコマと横に並べて比べられます。合格かどうかの目安は、並べたときに「同じ絵」に見えないことです。同じ絵に見えたら、やり直しにします。
守る線は、台本より先に書く
台本を書く前に、「言わないこと」と「描かないこと」を書き出します。後から気づくと、絵を描き直すことになるからです。実例で先に決めた線は、次のとおりです。
- 暴力やいじめを思わせる描写をしない(叩く・怒鳴りつける・囲まれる など)。子どもが泣く・机に突っ伏すまではよい
- 診断名・障害名を出さない。名前ではなく、家庭で起きている場面で描く
- テスト用紙やプリントは、点数や文字が読めないようにぼかす
- タブレットやスマホの画面は白い枠のまま描いてもらい、本物の画面を後から入れる
- 商品のロゴやパッケージ風の絵は描かない。実在の商品に見える小物も避ける
- 病名に「治る」を付けない。作った声・根拠のない割合・架空の期限は使わない
- 専門家として出すのは、実在して許可をもらった方だけ
この線は商材ごとに変わります。実例の線は、クライアントがこれまでの広告で決めてきたルールをもとにしています。迷うものは、まとめて後で聞くのではなく、1つずつその場で確認しました。
台本の書き方:1行=1コマで1つのファイルに
ANSWER / 結論
台本は、漫画・文字ブロック・図やバナーを、ページの上から順に1行ずつ、1つのファイルに書きます。1行は「種類|番号|縦横比|場面|描き方|文字」の6つです。
図の要点:台本は、ページの上から順に、1行に1つの部品を書きます。1行は「種類|番号|縦横比|場面|描き方|文字」の6つです。種類は、M=漫画のコマ、T=文字ブロック、B=図やバナーの3つに分けます。

漫画のコマも、コマのあいだの文章も、実績や料金の図も、すべて同じ1つのファイルに並べるのがポイントです。実例では、この台本からページが自動で組み上がるようにしてあるので、「このセリフを変えたい」ときは台本の1行を直すだけで済みました。クライアントの指摘で新しいコマを2つ足したときも、台本に2行を足しただけです。
縦横比は「高さ÷幅」で書きます。正方形が1.0、縦長が1.25・1.5・2.0などです。実例では、お手本の同じ位置のコマの縦横比をそのまま使い、読むテンポをそろえました。
文字の色や大きさも、台本の中に記号で書いておきます。実例では、[r]赤・[p]ピンク・[b]青・[o]オレンジ、[m]黄色のマーカー、[L]大・[XL]特大・[S]小、という記号を使いました。デザインの担当に「ここは赤で大きく」と別に伝える必要がなくなります。
物語の流れは、記事LPの型をそのまま場面に置きかえる
図の要点:物語は、記事LPの型「悩み→原因→解決→証拠→申込み」を、8つの場面に置きかえて作りました。いちばんコマを使ったのは冒頭の「日常の困りごと」(9コマ)で、読者と同じ悩みを1コマに1つずつ見せています。

ここで気をつけたのは、商品の実績や特長を漫画に描き込まないことです。受賞歴や導入実績、料金は、漫画の外の図やバナーで、公式の事実として見せました。漫画は「気持ち」、図は「事実」と役割を分けると、作り話っぽさが減ります。
もう1つは、申込みの直前で読者が不安に思うこと(どうやって試せるか、いくらかかるか、やめられるか)を、登場人物のセリフで先に答えたことです。実例では、クライアントからの指摘を受けて、この部分のコマを足しました。
コマ割りのコツ
- 1コマに入れる人物は1〜3人。顔のアップと、引きの画を交互にする
- 気持ちは背景で見せる。実例では、イライラ=うずまき、ショック=稲妻、ひらめき・決めゼリフ=集中線、と決めた
- 効果文字(「イライラ」「ズーン」など)は、太い縁取りで斜めに大きく入れる
- 1つの吹き出しに入れるのは、1つの意味のまとまりまで。長いセリフは吹き出しを分ける
- 話の山場の決めゼリフは、そのコマでいちばん大きい吹き出しに入れる
作画指示書に書く項目
ANSWER / 結論
作画指示書には、合格ライン、納品の形、画風と演出、吹き出し、似せてはいけないところ、描かないもの、文字の入れ方、登場人物表、コマの一覧、完了の確かめ方を書きます。
作画指示書とは、絵を描く人(漫画家さんやAI)に渡す、コマごとの注文書のことです。実例では、AIに絵を頼みましたが、書いた項目は人に頼むときと同じです。指示が具体的なほど、描き直しが減ります。実例の指示書に書いた項目を表にします。
| 項目 | 書くこと | 実例で書いた内容 |
|---|---|---|
| いちばん大事なこと | 合格ラインを1文で | お手本と並べて、話の強さが同じに見えること。迷ったらお手本の強さに寄せる |
| 前提 | もう決まっていること・触らないもの | 構成とページのデザインは決定済み。ページのファイルは触らない |
| 納品 | ファイル名・形式・サイズ | コマ番号の名前でPNG、幅1080px |
| 参考の渡し方 | 何を見て、どう比べるか | お手本のコマと、記事全体のスマホ画面。1コマ描くたびに横に並べて比べる |
| 画風 | 線・塗り・目・体の比率 | 太めの均一な線、影1段の塗り、頭身は低め |
| 演出 | 表情・背景・効果文字の強さ | 「ちょっと困った顔」は不合格。表情は大げさに |
| 吹き出し | 形・縦書き・書体 | 白の楕円に黒い線、縦書き、太めのゴシック |
| 似せてはいけないところ | なぞらない・人物を写さない | 線・塗り・構図を写さない。人物は設定から新しく作る |
| 守るルール | 描かないもの | 暴力・いじめ・診断名・読めるテスト・画面の中身・ロゴ |
| 文字 | 誰が、どう入れるか | セリフはAIに描かせず、後から一字も変えずにのせる |
| 登場人物表 | 全員の顔・髪・服 | 正面・横・怒り・驚き・笑顔を描いた表を最初に作る |
| コマの一覧 | コマごとの番号・サイズ・場面・描き方・文字 | 台本から自動で書き出した |
| 確認用に作るもの | 比較シートとスマホ画面 | お手本と並べた比較シート、スマホ幅で上から撮った画面 |
| 完了の確かめ方 | 全部「はい」になるまで直す項目 | 枚数とサイズ、人物の統一、文字の一字一句、守るルール など7項目 |
セリフの文字は、絵と別に入れる
実例でいちばん効いたのは、セリフやナレーションの文字をAIに描かせなかったことです。吹き出しと枠だけを空けて描いてもらい、文字は後から、指定した書体で縦書きにのせました。AIに文字ごと描かせると、字が崩れたり、1字だけ違ったりするからです。
文字が吹き出しに入らないときは、文字を削らずに吹き出しを広げてもらいます。実例では、セリフとナレーションは合わせて107項目あり、すべて台本の文字列と照らし合わせて、一字も違わないことを確かめました。
登場人物は、最初に「表」を作らせる
同じ人物の顔や服がコマごとに変わると、読者は別の人だと思ってしまいます。実例では、母・子ども・相談相手・先生の4人について、年齢、髪型、服の色と形を指示書に書き、全コマで同じ服にしました。そのうえで、絵を描く前に「キャラクター表」(正面・横・怒り・驚き・笑顔)を作ってもらい、それを見ながら全コマを描いてもらいました。
スマホでの読みやすさの確認手順
ANSWER / 結論
スマホでの読みやすさは、文字の大きさ(1080px幅で56px以上)・改行の位置・縦書きの読む順番・横のはみ出し・画像の読み込みの5つを、数字の基準で確かめます。
図の要点:スマホでの読みやすさは、文字の大きさ・改行の位置・読む順番・横のはみ出し・画像の読み込みの5つを、数字の基準で確かめます。実例では、1回目の納品で文字が小さい所が24か所あり、2回の直しで5つとも基準を満たしました。

文字の大きさは「1080px幅で56px以上」
漫画記事LPは、ほぼスマホで読まれます。実例では、お手本の吹き出しの文字が、1080px幅の画像に換算して約56〜60pxでそろっていました。そこで、基準を「セリフとナレーションは56px以上、決めゼリフは64〜72px、色で強調する語は60px以上」としました。
1080px幅で56pxの文字は、計算すると、幅430pxのスマホ画面ではおよそ22pxで表示されます。1回目の納品では、93か所のうち24か所が46px未満で、いちばん小さいところは36pxでした。並べてみると、お手本より明らかに弱く見えました。直しを1回依頼して、全94か所が56px以上になりました。
改行は、単語の途中で切らない
文字を大きくすると、今度は改行が文字数で機械的に決まり、「積み残/し」のように単語の途中で切れる所が出ました。これではスマホで一瞬で読めません。
2回目の直しでは、改行の位置を「/」で指定した表を渡しました。ルールは、改行は読点のあと、または「は・が・を・に・で・も・と」などの助詞のあとだけ。入らないときは文字を小さくせず、吹き出しを縦に伸ばす。結果、31コマ・52か所を指定し、52か所すべてが指定どおりになりました。
縦書きの読む順番と、記号の向き
縦書きは右の列から読みます。実例の1枚目の絵では、つかみの一言が左に、商品の説明が右に置かれていて、読む順番が逆になっていました。つかみを右へ、説明を左へ入れ替えてもらいました。
また、縦書きの「!?」「!!」が小さな横向きの記号になっていたので、ほかの文字と同じ大きさで縦にそろえる形(縦中横)にしてもらいました。決めゼリフがコマの中でいちばん小さい吹き出しに入っていたコマもあり、いちばん大きい吹き出しに移しました。
横のはみ出しと、画像の読み込みは機械で見る
最後に、ページをスマホ幅(430pxと375px)で開いて、横にずれないか、全コマの画像が表示されるか、仮の灰色の枠が残っていないかを、機械で確かめました。実例では、41点すべてが読み込まれ、仮の枠は0、どちらの幅でもはみ出しはありませんでした。ページの長さは、430px幅で29,803pxでした。
1つ注意があります。画面を表示せずにブラウザで撮影する仕組み(ヘッドレスChrome)は、幅を500px未満に指定しても、500pxで描いてしまうことがあります。スマホ幅で撮るときは、幅390pxなどの枠(iframe)の中にページを入れて撮ると、正しい幅で確かめられます。
直しの依頼は「合格した所」から書く
直しを頼むとき、実例では、最初に「合格した所」を書いて「ここは触らないでください」と伝えました。そのうえで、直す所だけを表にし、「絵は描き直さない」「文字は一字も変えない」と決めました。完了の報告には、吹き出しごとの新しい文字の大きさ(px)の一覧を付けてもらいます。こうすると、直したついでに別の所が崩れることを防げます。
仕上げ:本物の画面と、1ファイルでの納品
ANSWER / 結論
仕上げでは、漫画の中の画面に本物の画面を入れ、料金などの事実を公式情報で確かめます。納品は、画像を埋め込んだ「ファイル1つで開ける形」にします。
検品が終わったら、仕上げです。実例では、漫画の中でタブレットを使う12コマに、実際の教材の画面をはめ込みました。主人公がまだ商品を知らない場面の6コマは、電源の入っていない暗い画面にしています。作り物の画面は、読む人にすぐ見抜かれます。
画面を合成したコマには「画面はイメージです」と注記を入れ、コーチとのやり取りのコマには「やり取りはイメージです。連絡の頻度や内容は状況により異なります」と書きました。料金・入会金・やめ方などの事実は、すべてクライアントの公式情報と照らし合わせ、クライアントにも確認してもらいました。
クライアントからの指摘は、たとえば「ゲーム機の向き」「表情をもっと深刻に」「この場面は回想にしたい」「無料体験の説明を足したい」といったものでした。台本と指示書があるので、どれも該当する行を直して、その日のうちに反映できました。
納品は「ファイル1つで開ける形」に
納品のあと、「見られなかった」という連絡がありました。原因は、圧縮ファイルを展開せずにページのファイルだけを開いたため、画像のフォルダが見つからず、絵が表示されなかったことです。そこで、画像をページの中に埋め込んだ「ファイル1つで開ける版」を作り、圧縮ファイルの中にも「まずはこちら」として同じものを入れ、開き方の説明も添えました。
実際にあった失敗
ANSWER / 結論
実際にあった失敗は、文字が小さい、読む順番が逆、決めゼリフが小さい、改行が単語の途中、小物が実在の商品に見える、ページだけ開くと絵が出ない、の6つでした。どれも基準を数字と言葉で指示書に書くことで防げます。
ここまでの手順は、実例の失敗から決めたものです。失敗と、そこから決めたことを並べます。
文字が小さすぎた
起きたこと:1回目の納品で、93か所のうち24か所の文字が46px未満でした。いちばん小さい所は36pxです。
学んだこと:基準を「1080px幅で56px以上」と数字で決め、指示書の最初に書くようにしました。
縦書きの読む順番が逆だった
起きたこと:1枚目の絵で、つかみの一言が左に置かれ、商品の説明が先に読まれる並びになっていました。
学んだこと:縦書きは右の列から読む、と指示書に書き、つかみの一言をどの列に置くかまで指定します。
決めゼリフが、いちばん小さい吹き出しに入っていた
起きたこと:話の山場のセリフが、コマの右下の小さい吹き出しに入っていました。
学んだこと:「(大)」の印を台本に付け、そのコマでいちばん大きい吹き出しに入れる、と決めました。
改行が単語の途中で切れた
起きたこと:文字を大きくしたら、約30コマで「積み残/し」のように単語の途中で改行されました。
学んだこと:改行の位置を「/」で指定した表を渡し、読点と助詞のあとだけで改行するルールにしました。
小物が実在の商品に見えた
起きたこと:ゲーム機のコントローラーが2色に塗られ、実在の商品に見えるコマがありました。
学んだこと:形はそのままで1色に塗り直してもらいました。実在の商品やロゴに見える小物は、指示書の「描かないもの」に入れます。
ページだけ開くと、絵が出なかった
起きたこと:圧縮ファイルを展開せずにページを開くと、画像が表示されませんでした。
学んだこと:画像を埋め込んだ、ファイル1つで開ける版を必ず一緒に渡します。
そのまま使えるテンプレ(例)
ANSWER / 結論
テンプレは3つです。台本1行の書式、作画指示書の項目、スマホ確認のチェック項目。どれも実例の書式をもとにした「例」なので、商材に合わせて書きかえて使います。
最後に、実例の書式をもとにしたテンプレです。中身は説明用の例なので、自社の商材と守る線に合わせて書きかえてください。
テンプレ1:台本1行の書式(例)
テンプレ2:作画指示書の項目(例)
- いちばん大事なこと(合格ラインを1文で)
- 前提(もう決まっていること・触らないファイル)
- 納品(ファイル名・PNG・幅1080px など)
- 参考の渡し方(何と何を並べて比べるか)
- 画風(線・塗り・目・頭身)と演出(表情・背景・効果文字の強さ)
- 吹き出し(形・縦書き・書体・文字の大きさの基準)
- 似せてはいけないところ(なぞらない・人物を写さない)
- 描かないもの(守る線)
- 文字の入れ方(絵と別に入れる・一字も変えない・入らなければ吹き出しを広げる)
- 登場人物表(年齢・髪型・服。最初に表を作らせる)
- コマの一覧(番号・サイズ・場面・描き方・文字)
- 確認用に作るもの・完了の確かめ方・報告に書くこと
テンプレ3:スマホ確認のチェック項目(例)
- セリフ・ナレーションの文字は、1080px幅で56px以上ある
- 決めゼリフは、そのコマでいちばん大きい(64〜72px)
- 改行は、読点か助詞のあとだけ。単語の途中で切れていない
- 縦書きは右の列から読んで、意味の順番が正しい
- 「!?」「!!」が、ほかの文字と同じ大きさで縦にそろっている
- 同じ人物の顔・髪・服が、全コマで同じ
- セリフが台本と一字も違わない
- スマホ幅(430px・375px)で、横にはみ出さない
- 全コマの画像が表示され、仮の枠が残っていない
- 画面・数字・料金は本物で、必要な注記が入っている
よくある質問
Q.漫画記事LPは何コマくらい必要ですか?
A.決まった数はありません。お手本にする記事の長さとテンポに合わせて決めます。当社の実例では、1本目が41コマ、別の切り口の2本目が16コマでした。
Q.AIで漫画を描くと、登場人物の顔がコマごとに変わりませんか?
A.変わることがあります。実例では、指示書に年齢・髪型・服を書き、絵を描く前に正面・横・表情違いの登場人物表を作らせ、それを見ながら全コマを描いてもらいました。納品後も、全コマで同じ顔・同じ服かを確かめます。
Q.セリフの文字もAIに描かせてよいですか?
A.おすすめしません。字が崩れたり、1字だけ違ったりするためです。実例では、吹き出しを空けて絵を描いてもらい、文字は後から台本の文字列どおりにのせ、一字も違わないことを確かめました。
Q.スマホで読みやすい文字の大きさの目安は?
A.当社の基準は、1080px幅の画像で、セリフとナレーションが56px以上、決めゼリフが64〜72pxです。幅430pxのスマホでは、56pxの文字はおよそ22pxで表示されます。
Q.売れている他社の漫画記事を参考にしてもいいですか?
A.参考にしてよいのは、コマの順番や縦横比、テンポなどの型までです。絵・人物・セリフ・商品の主張はなぞらず、新しく作ります。並べて「同じ絵」に見えたらやり直します。
Q.漫画記事LPの制作費は、何で決まりますか?
A.主に、漫画のコマ数と図の数、作る本数、表現の確認の重さで決まります。当社では、内容を伺ってからお見積りしています。詳しくは記事LP・漫画記事LP制作のページをご覧ください。
まとめと、まず今日やること
ANSWER / 結論
漫画記事LPは、型を借りて絵と言葉は作り直し、台本を1行=1コマで1つのファイルにまとめ、作画指示書に描かないことまで書き、スマホでの読みやすさを数字で検品すると、早く、崩れずに作れます。
漫画記事LPの出来を分けるのは、絵のうまさより、台本と指示書と検品の細かさでした。実例の失敗は、どれも「基準を数字と言葉で書いていなかった所」で起きています。
逆に言えば、基準を書いておけば、描く人が漫画家さんでもAIでも、同じ品質に近づけられます。この記事のテンプレを、自社の商材に合わせて書きかえて使ってみてください。
まず今日やること3つ
- 1お手本にしたい漫画記事を1本選び、コマの順番と縦横比を書き出してみる
- 2「言わないこと」「描かないこと」を、商材に合わせて10行書いてみる
- 3いまの漫画記事をスマホで開き、いちばん小さい文字と、単語の途中の改行がないかを確かめる
漫画記事LPの制作をご相談ください
お手本選びから、台本、作画指示書、漫画、スマホでの検品、仕上げまで、この記事と同じ手順でお受けします。いまの漫画記事の読みやすさを見て、直す所をお伝えすることもできます。Chatworkにお困りごとを一言いただければ、代表の佐藤がすぐにヒアリングします。押し売りや営業のお電話はいたしません。
AUTHOR
佐藤祐介株式会社LIFRELL 代表取締役/アドアフィ専門・成果報酬型マーケター
オプト(全社MVP)、電通デジタルを経て、事業会社のマーケティング責任者としてBtoC事業の拡大と上場に関わる。2018年にLIFRELLを設立。業界歴15年、担当500社以上・300商材以上。年間150億円規模のアドアフィ取扱に関わり、月15億円規模の広告費をマネジメント。医薬品・美容・健康食品・家電・デンタル・キッズのメーカー各社の事業側に外部CMOとして入り、数十商材の成果報酬型獲得を同時に運用。育毛剤D2Cでは0件から3か月で月30,000件、3年継続、大型メディア25社と取引。商材企画、オファー設計、LP・BOT、薬機法対応、メディアリクルーティング、計測・不正管理、在庫・与信・CRMまで、獲得の全工程を担当しています。本記事の内容は、クライアント名・お手本にした広告の名前を伏せた上で、当社の制作記録だけをもとに書いています。※提携ASP・代理店を含む実績

