展示会のSNS活用|取材1回を投稿63本にする撮り方・1社1投稿の型・予約運用

展示会に出展・視察するBtoB企業向け / 取材1日の実例

展示会のSNS活用は、
「1社1投稿」で取材1回を63本に

ANSWER / 先に結論

展示会のSNS活用でいちばん効くのは、撮影を1回にまとめ、撮った会社や製品を「1社1投稿」に分けて、予約で何日も出し続けることです。当社は2026年10月、中国・広州の見本市「広交会」のロボット館を1日取材し、その素材からXに43本、LinkedInに20本、合わせて63本の投稿を予約しました。

コツは3つです。1ブースで「ポップ・社名・代表製品」の3点を撮ること。投稿は「事実」と「見立て」を分けて同じ型で書くこと。そして、予約は後から直せないので、文面は予約の前に確定させることです。

この記事は、当社が2026年10月に実際に行った広交会(中国・広州)ロボット館の取材と、X・LinkedInの予約運用の記録をもとに書いています。日付と数字は当社の運用記録によるものです。

執筆:佐藤祐介(株式会社LIFRELL代表。業界歴15年、担当500社・300商材以上) 最終更新:2026年11月7日※提携ASP・代理店を含む実績

こんな方向け

  • 展示会に出展するが、SNSは会期中に数本出して終わっている
  • 視察や出張で撮った写真・動画が、フォルダに眠ったままになっている
  • X・LinkedInで、同業者や取引先に向けた発信を続けたい
  • 展示会のSNS運用を外に頼むか、社内でやるか迷っている

この記事でわかること

  • 展示会の取材1回を、数週間分の投稿にする流れ
  • 話しかけられても困らない、1ブースの撮り方
  • 1社1投稿の書き方の型と、実際の文字数・動画の長さ
  • X・LinkedInの予約の組み方と、つまずいたところ
  • 出展する側・視察する側への置き換え方
01 / What
目次

展示会のSNS活用とは?取材1回を、数週間分の投稿にすること

展示会のSNS活用とは、展示会で撮った写真や動画を、会期の前後に何本ものSNS投稿として出していくことです。1日の取材でも、1社ずつに分けて予約すれば、1週間以上毎日出せます。

たとえば、展示会に行って写真を30枚撮ったとします。よくあるのは、帰ってから「展示会に行ってきました」と1本だけ投稿して終わる形です。せっかく撮った30枚のほとんどは、使われずに残ります。

当社がやったのは逆の順番です。撮った会社を1社ずつに分けて、1社につき1本の投稿にしました。予約投稿とは、日時を決めておくと、その時刻に自動で出る投稿のことです。予約を使えば、帰国してから1週間、毎日投稿が出続けます。

項目当社の実例(2026年10月)
取材した場所広交会(中国・広州)のロボット館。第140回の第1期
撮影10月19日の1日だけ。DJIのカメラで4K動画91本・合計69分
照合した一覧ロボット館の出展社一覧(約120社。ロボット関連はそのうち約70社)
投稿Xに43本、LinkedInに20本。合わせて63本(1社1投稿)
予約の期間Xは10月21日〜28日、LinkedInは10月22日〜28日
ほかの出し先自社のテックメディアに現地レポート記事(写真34枚・動画埋め込み)、noteに体験記

出典:株式会社LIFRELLの運用記録。広交会の会期は、第140回第1期が2026年10月15日〜19日です。

流れを1枚にすると、下の図のようになります。撮るのは1日、会社をそろえて、1社1投稿に分ける。そこから4つの出し先に分かれていきます。

展示会の取材1日(4K動画91本・69分)から、会社を特定して1社1投稿に分け、Xに43本、LinkedInに20本、現地レポート記事1本、noteの体験記に展開した流れの図
図1:取材1日が投稿63本になるまで(当社の運用記録より)

投稿の本数は、撮影の段階でほぼ決まります

1社1投稿に分けられるかどうかは、ブースごとに「どの会社の、どの製品か」が分かる素材があるかで決まります。今回は1ブースごとに3点をそろえていたので、長い動画をやめたあとでも、1社ずつ投稿を書く材料が残っていました。本数を増やしたいなら、書く工夫より先に撮り方を決めます。

02 / Before

会場に行く前に決めておく4つのこと

会場に行く前に、「回る順番」「1ブースの撮り方」「何を見て判断するか」「撮ったあと何をどの順で作るか」の4つを決めておきます。現地で考え始めると、撮り漏れと移動のロスが出ます。

広い展示会では、1日で全部を回ることはできません。当社が回った広交会は、第1期だけで出展企業が1.2万社を超える規模です(Global Times 2026年10月13日の報道)。その中のロボットの一角だけでも、1日では回り切れませんでした。だからこそ、前日のうちに4つを決めました。

1. 回る順番を、公式の会場図で決める

前日に、主催者の公式サイトで館内の配置図を確認しました。目当ての展示が会場の両端に分かれていたので、片方を午前、もう片方を午後に回り、移動は1回で済むように順番を組みました。受賞製品が一か所に並ぶ展示コーナーは、最初か最後に寄ると決めました。

2. 1ブースの撮り方を決める

次の章で詳しく書きますが、「ポップ・社名・代表製品」の3点を撮って次へ進む、と決めました。撮り方を先に決めておくと、ブースの前で迷いません。

3. 何を見て判断するかを決める

当社の取材は、仕入れや広告の目で「これは日本で売れそうか」を見るのが目的でした。そこで判断の基準を3つ、先に書き出しました。

基準見るところ
AIが入っているか音声操作・画像認識・アプリ連携の実物があるか。ポップに「AI」と書いてあるだけなら、そう判断する
日本で売れるか電源や無線まわりで日本の基準への対応が要るか、価格帯、最低ロット、日本語対応の有無
広告で見せられるか15秒で伝わる違いがあるか

当社の取材方針メモ(2026年10月18日作成)より。BtoB企業なら「自社の製品と組み合わせられるか」「取引先に紹介したいか」など、自社の目的に置き換えてください。

4. 撮ったあとに作るものの順番を決める

撮ったあとに作るものは、①社名・製品の一覧表 → ②1社ごとの判定メモ → ③長い動画の台本 → ④サイトの記事 → ⑤短い動画とX・LinkedInの投稿文、の順にすると決めていました。一覧表を最初に作るのがポイントです。一覧ができれば、そこから何本の投稿になるかが見えます。

03 / Shoot

1ブースの撮り方:3点そろえて次へ

1ブースでは「社名・ポップ」「代表製品の寄り」「価格表か名刺」の順に撮り、話しかけられたら離れます。社名は会社を特定する手がかりに、ポップは相手が何を売りたいかの手がかりに、製品の映像は投稿の見せ場になります。

ポップとは、ブースに掲げてある看板や、製品の横に置かれた説明の札のことです。この3点がそろうと、あとで1社1投稿にするとき、「どの会社か」「何を売りたいのか」「何を見せるか」の材料が全部そろいます。

1ブースの撮り方の図。1は社名・ポップを横長で撮る、2は代表製品の寄りを3秒止めて撮る、3は価格表か名刺を撮る。離れた直後に10秒の音声メモ、話しかけられたら名刺をもらって離れる
図2:1ブースの撮り方(当社の取材方針メモより)

図のとおり、離れた直後に10秒の音声メモを残す、と決めていました。言うのは「社名」「何が新しいか」「売れそうか」の3つだけです。何十ものブースを回ると、夜にはどれがどの会社だったか分からなくなります。その場の一言が、あとで投稿を書くときの手がかりになります。

顔を出さない「現場に行く編集部」という撮り方

今回は、撮る人の顔を出さないと最初に決めました。人で見せるのではなく、「現場に行く編集部」として、会場の様子と会社・製品で見せる方針です。手元で長く撮っていると、ブースの人と会話が始まります。だから短く撮って、話しかけられたら離れる前提にしました。

写真ではなく、動画で撮る

撮影は全部、動画にしました。動画で撮っておけば、あとから一番くっきりしたコマを写真として書き出せるからです。実際、自社メディアの現地レポート記事に載せた写真34枚に、写真用に撮り直したものは1枚もありません。どれも4K動画のカットの中から、最もくっきり写ったコマを選んで静止画にしたものです。

ブースの合間に撮っておくもの

会場の外観、入場の列、通路の人の波など、引きの映像です。1本目の投稿(会場に着いたところ)や、最後のまとめの投稿で使います。ブースの中ばかり撮っていると、「どんな場所なのか」を見せる映像が足りなくなります。

04 / Facts

撮ったあとにやること:会社を特定し、事実をそろえる

撮った動画を1社ずつに切り分け、出展社の一覧と照らして会社を特定します。投稿に書く数字は出典で確かめたものだけにし、確かめられなかったことは「分からない」と書きます。

91本の動画を見返して、まず1社ずつに切り分けました。看板やポップの表記から社名を読み取り、出展社の一覧(ロボット館で約120社、うちロボット関連は約70社)と照らし合わせます。

次に、会社ごとに公開されている情報を調べました。設立した年、上場しているか、発表されている出荷台数や売上などです。ここで決めたルールは3つです。

ルール理由
価格は、報道や公式で確かめたものだけブースでは価格表が取れなかったため。推測の価格は書かない
「意向受注」は確定した数字ではないと書く意向受注とは、正式な契約の前の「買いたい」という表明のこと。契約が決まった数字と混ぜない
会社の主張で、裏付けが取れないものは載せない「世界シェア○%」のような会社側の主張は、第三者の確認がなければ使わない

一部の会社は、看板の表記だけで社名を特定しました。そのため、中国語の正式な社名との対応が確認しきれていない会社もあります。自社メディアの記事には、このことを「この取材の限界」として書きました。

数字の確認は、本数が多いほど大事になります

63本も出すと、1本ずつの確認が甘くなりがちです。ひとつ間違った数字が出ると、ほかの62本まで疑われます。下書きをAIに作らせる場合も、数字と社名は人が出典と照らして確かめます。

05 / Template

1社1投稿の型:何を、どの順番で書くか

1投稿は「通し番号つきの見出し → 何を見たか → 現場で見たこと → 会社の事実 → 見立て → 締め」の順で書きます。当社がXに予約した43本は、本文の文字数の中央値が762字、動画の長さの中央値が38秒でした。

見立てとは、事実ではなく、書き手の判断のことです。「この製品は日本でも使い道がありそうだ」は見立てです。当社は、見立てを書いたところの末尾に必ず「(見立て)」と付けて、事実と分けました。

1社1投稿の型の図。冒頭にシリーズ名と通し番号、1行目に何を見たか、現場で見たこと、出典つきの会社の事実、(見立て)と明記した判断、締めの1行とハッシュタグ。43本の本文は中央値762字、動画は中央値38秒
図3:1社1投稿の型と、43本の実測(文字数は空白を除いて数えた値)

図の右側の数字は、実際に予約した43本を数えたものです。本文はいちばん短いもので368字、いちばん長いもので1,050字。動画は15秒から106秒でした。長さをそろえるより、型をそろえることを優先しました。

見出しは、身近なものにたとえる

2本目の投稿は、プールの壁をよじ登って掃除するロボットの展示でした。見出しは「水中のルンバ」にしました。知らない会社の知らない製品でも、身近なものにたとえると、何の話かが1行で伝わります。

最初の1本は「到着」、最後の1本は「まとめ」

シリーズの1本目は、会社の紹介ではなく「会場に着きました」という投稿にしました。展示会がどんな場所で、どれくらいの規模なのかを、最初に説明するためです。そして最後の1本は、全体を振り返る「まとめ」にしました。こうすると、途中の1本だけを見た人も、シリーズの全体像に戻れます。

撮れた量が少ない会社は、まとめて1本にする

全部の会社で、1本の投稿にできるほど撮れたわけではありません。短いカットしかない会社は、「小さめの人型と四足ロボット 5社」のように、テーマごとにまとめて1本にしました。撮った会社はできる限り全部扱う、という方針と、1本の中身の濃さを両立させるためです。

06 / Schedule

予約投稿の組み方:XとLinkedInの時間割

予約は「1日の本数」と「時刻」を先に決め、通し番号の順に入れていきます。当社はXを1日6本、LinkedInを1日3本にしました。予約した投稿は後から直せないので、文面と動画は予約の前に確定させます。

予約の時間割の図。Xは8時・10時30分・12時30分・15時・18時・21時の1日6本で43本、LinkedInは8時・12時30分・18時の1日3本で20本。予約した投稿は後から編集できないため、文面は予約前に確定させる
図4:XとLinkedInの予約の時間割(2026年10月の実例)

Xは1日6本、時刻は8時・10時30分・12時30分・15時・18時・21時に固定しました。1本目だけは10月21日15時45分にその場で投稿し、残りの42本を10月21日18時から10月28日15時まで予約しています。LinkedInは1日3本、8時・12時30分・18時です。

XとLinkedInは、同じ素材で文章を変える

素材は同じでも、媒体ごとに読まれ方が違います。LinkedInにはXの43本から20本を選び、冒頭と締めをLinkedIn向けに変えました。

項目XLinkedIn
本数43本(1日6本)20本(1日3本)。Xの43本から選んだ
冒頭「【広交会 Canton Fair|ロボット館 n/43】」と通し番号「中国最大の見本市・広交会(Canton Fair)のロボット館から|…」+「(シリーズ n/20)」
中身短い動画+長文の解説同じ素材。冒頭の2行で引き込むように書く
締め締めの1行と「#広交会」ハッシュタグ3つ(#広交会 #ロボット #中国ビジネス)
動画720p・10MB未満に書き出し直して添付動画を添付

出典:株式会社LIFRELLの運用記録(2026年10月)。Xの長文投稿は、有料プランの機能を使っています。

予約の操作でつまずいたことは、次の「実際にあった失敗」にまとめました。予約で一番大事なのは、予約ボタンを押す前に、文面と動画を確定させることです。

07 / For BtoB

出展する会社・視察する会社は、どう置き換える?

当社の実例は「視察する側」の取材ですが、同じ考え方は出展する側にも使えます。視察なら「1社1投稿」、出展なら「1製品1投稿」や「1来場者の質問1投稿」に置き換えます。

展示会のSNS活用というと、出展する会社が「ブースに来てください」と告知する使い方がよく紹介されます。主催者が出展社向けに、告知用の画像や招待券を用意している展示会もあります。これは大事な使い方ですが、会期が終わると投稿も止まりがちです。

ここでは、会期の後まで投稿が続く使い方として、当社の取材の考え方を当てはめてみます。なお、出展する側の列は、当社の視察の実例を出展に当てはめた考え方の例です。

視察する側(当社の実例)出展する側(当てはめた例)
1投稿の単位1社1投稿1製品1投稿、または「来場者によく聞かれた質問」1つで1投稿
撮るものポップ・社名・代表製品製品の実演、ブースの全景、説明している手元(来場者の顔は映さない)
会期の前回る順番・撮り方・判断の基準を決める撮るもの・投稿の型・予約の時間割を決める。告知も出す
会期中撮ることに集中する。音声メモを残す撮ることに集中する。聞かれた質問をメモする
会期の後1社1投稿に分けて、1週間かけて予約で出す1製品1投稿・1質問1投稿に分けて、予約で出す。名刺交換した相手へのお礼の連絡にも使える
気をつけること撮影してよい場所か。数字は出典のあるものだけ来場者や他社ブースが映り込まないか。製品の数字は社内で確かめたものだけ

BtoB(会社が会社に売る商売)では、SNSの投稿がそのまま商談になることは多くありません。それでも、展示会の投稿が1週間以上続くと、ブースに来なかった取引先にも「この会社はこういうものを扱っている」と伝わります。展示会のために作った資料や撮った映像を、数週間分の発信に変えられるのが、いちばんの利点です。

08 / Failures

実際にあった失敗

いちばん大きな失敗は、最初に作った15分36秒の動画を自分でボツにしたことです。ほかに、予約後に直せない、動画の容量の上限、LinkedInで空行が消える、の3つでつまずきました。

失敗1:カットを並べただけの動画は、伝わらなかった

最初は、撮った会社をできる限り全部入れた長い動画を作りました。撮ったカットを並べて、社名を入れただけの15分36秒の動画です。見返した結果、「ただの切り抜きのつなぎ合わせ」にしかなっていないと判断し、公開を取りやめました。

欠けていたのは、そもそも何のイベントかという説明、いまどこを歩いているかが分かる章立て、映っている会社と製品の解説の3つでした。説明がないと、見る側には「どこかの会社のロボットが動いている」以上の情報が残りません。そこで素材の使い道を変えて、1社ずつ「動画+解説」の投稿にしました。1本目を「到着」、最後を「まとめ」にしたのは、この反省からです。

失敗2:予約した投稿は、後から直せなかった

予約を入れたあとで文面を見直そうとしたところ、XでもLinkedInでも、予約済みの投稿は編集の画面に入れませんでした。変更する方法は、いったん消して、もう一度予約を作ることだけです。63本を予約するなら、全部の文面を予約の前に確定させておく必要があります。

失敗3:動画の容量に上限があった

当社がXへのアップロードに使った方法には、容量の上限がありました。元の4K動画のままでは重すぎるため、解像度を720pに落とし、1本10MB未満に収まるように書き出して添付しました。撮るときは高画質で撮り、出すときに出し先に合わせて書き出す、という順番です。

失敗4:LinkedInで、本文の空行が消えた

LinkedInでは、本文を文字だけで貼り付けると、段落と段落のあいだの空き行がなくなり、ぎっしり詰まった見た目になりました。本文を段落の形(HTML)で貼る方法に変えて、空行を残しました。予約の前に、1本目を実際の画面で確かめておくと安心です。

失敗5:予約の途中で、画面が思いどおりに進まないことがあった

Xの予約では、確認の画面が閉じずに残ったり、動画が2本付いてしまったりすることがありました。「画面が残ったら1回だけ押し直す」「動画が2本付いたら片方を消す」と手順に書き足して、43本を入れ切りました。

失敗6:全部は回り切れなかった

会場の地図には載っていたのに、時間切れで回れなかった会社もありました。1日で回れる範囲には限りがあります。回れなかったことは隠さず、記事や動画では「回り切れなかった」と正直に書くと決めました。

09 / Checklist

そのまま使えるチェックリスト(例)

展示会のSNS活用は、「行く前」「会場で」「帰ってから」の3つの時点でやることを決めておくと回ります。下は当社の実例をもとにした例です。自社の目的に合わせて書き換えてください。

行く前(例)

  • 公式の会場図を見て、回る順番を決めた(移動は少なく)
  • 1ブースの撮り方を決めた(ポップ・社名・代表製品)
  • 何を見て判断するかを、3つ以内で書き出した
  • 顔を出すかどうか、撮影してよい範囲を確かめた
  • 投稿の型と、1日の本数・時刻を決めた

会場で(例)

  • 写真ではなく動画で撮った(あとで写真を書き出せる)
  • 1ブースごとに3点をそろえた
  • 離れた直後に音声メモを残した(社名/何が新しいか/売れそうか)
  • 会場の外観や人の流れなど、引きの映像も撮った

帰ってから(例)

  • 動画を1社ずつに切り分け、出展社の一覧と照らして会社を特定した
  • 数字は出典で確かめたものだけにした。見立てには(見立て)と付けた
  • 1本目は「到着」、最後は「まとめ」にした
  • 出し先に合わせて動画を書き出し直した(容量・長さの上限)
  • 予約の前に、全部の文面と動画を確定させた
  • 1本目を実際の画面で確かめた(空行・動画の表示)

1投稿のテンプレート(例)

【シリーズ名 n/全体の本数】見出し(身近なものにたとえる)
1行目:何を見たかを一言で。
現場で見たこと:動画に映っている場面。
会社の事実:設立・上場・発表された数字など(出典名)。
見立て:自社や日本の市場で使えそうか(見立て)。
締めの1行/ハッシュタグ

10 / FAQ

よくある質問

Q.展示会のSNS投稿は、会期中に出すべきですか?

A.会期中に出す告知も大事ですが、当社の実例では、撮影の2日後から1週間かけて予約で出しました。会期中は撮ることに集中し、文面は帰ってから確定させるほうが、本数と正確さを両立しやすくなります。

Q.展示会では、写真と動画のどちらで撮ればいいですか?

A.動画をおすすめします。動画からは、あとで一番くっきりしたコマを写真として書き出せます。当社の現地レポート記事の写真34枚は、すべて4K動画から書き出したものです。

Q.1回の展示会で、何本くらいの投稿になりますか?

A.当社の実例では、1日の撮影からXに43本、LinkedInに20本、合わせて63本になりました。本数は、撮れた会社や製品の数で決まります。撮る前に「1社1投稿」にすると決めておくと、本数が出やすくなります。

Q.顔を出さずに、展示会のSNS運用はできますか?

A.できます。当社の取材では、撮る人は画面に出さず、「現場に行く編集部」として撮影しました。見せるのは人物ではなく、会場の様子と社名、製品です。

Q.予約した投稿を、あとから直すことはできますか?

A.当社が使ったXとLinkedInでは、予約した投稿の編集画面は開けませんでした。直すときは予約を削除して作り直します。そのため、文面と動画は予約の前に確定させます。

Q.展示会のSNS運用は、外部に頼めますか?

A.頼めます。撮影から、1社1投稿への切り分け、事実の確認、媒体ごとの書き分け、予約までを外部に任せる方法があります。ただし、何を言ってよいか、出すか出さないかの判断は、社内で決めておく必要があります。

11 / Summary

まとめと、まず今日やること

展示会のSNS活用は、撮影を1回にまとめ、1社1投稿に分けて、予約で出し続けるのが基本です。本数を決めるのは書く速さではなく、撮り方です。

当社は、広交会のロボット館を1日取材した素材から、Xに43本、LinkedInに20本、合わせて63本の投稿を予約しました。最初に作った長い動画は、説明が足りずにボツにしました。そこから学んだのは、同じ素材でも、長い動画1本にまとめるより、1社ずつの投稿に分けたほうが、撮ったものの大半を使い切れるということです。

次の展示会でもそのまま使うのは、3点をそろえて撮ること、事実と見立てを分けること、予約の前に文面を確定させることの3つです。

まず今日やること3つ

1

次の展示会を1つ決める

出展でも視察でも構いません。日付と場所が決まれば、撮り方と予約の時間割を逆算できます。

2

1投稿の型を1枚に書く

この記事のテンプレートを、自社の言葉に書き換えます。「見立て」の印の付け方も決めておきます。

3

過去の展示会の素材を数える

フォルダに眠っている写真・動画を、会社や製品ごとに数えてみます。それが、そのまま投稿の本数になります。

同じ取材から作った記事は、広交会ロボット館の現地レポート(LIF Tech)で読めます。取材の素材を広告用のバナーや動画に回したい場合は、AIクリエイティブ量産もあわせてご覧ください。

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AUTHOR

佐藤祐介株式会社LIFRELL 代表取締役/アドアフィ専門・成果報酬型マーケター

オプト(全社MVP)、電通デジタルを経て、すららネットでマーケティング責任者としてBtoC事業を35倍に伸ばし上場に貢献。2018年にLIFRELLを設立。業界歴15年、担当500社以上・300商材以上。年間150億円規模のアドアフィ取扱に関わり、月15億円規模の広告費をマネジメント。医薬品・美容・健康食品・家電・デンタル・キッズのメーカー各社の事業側に外部CMOとして入り、数十商材の成果報酬型獲得を同時に運用。育毛剤D2Cでは0件から3か月で月30,000件、3年継続、大型メディア25社と取引。商材企画、オファー設計、LP・BOT、薬機法対応、メディアリクルーティング、計測・不正管理、在庫・与信・CRMまで、獲得の全工程を担当しています。本記事の内容は、クライアント名・メディア名・ASP名・商品名を伏せた上で、実際に起きた出来事だけを書いています。※提携ASP・代理店を含む実績

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