「消える」と言えない美白美容液で、配信3か月目に月5,400件のラインへ。2商材目を立ち上げた記録

薬用美白美容液の2商材目立ち上げ事例
実録商材:薬用美白美容液(医薬部外品・定期型)技法:2商材目の立ち上げ・表現調整・件数管理期間:着手〜約5か月読了 約12分

「消える」と言えない美白美容液で、
配信3か月目に月5,400件のラインへ。2商材目を立ち上げた記録

育毛剤の成果報酬型広告で大きな獲得をつくってきた健康美容メーカーの、2つ目の柱です。医薬部外品の美白美容液が言えるのは「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」まで。一方で、買ってくれるのは「いまシミがある人」です。このずれを、表現を曲げずにどう埋めたか。1商材目でつくった型を移し、在庫と継続率を見ながら件数を決めた5か月を書きます。

5,400件

配信3か月目に合意した月の獲得ライン(月半ばで4,250件)

71%

初月獲得者の継続率。同時期の電話販売より約2割高い

約7週

商品の打合せから配信開始まで

440本超

配信前に1本ずつ確認した広告・台本

SCOPE / 関与した範囲

オファー・成果単価チャット型LP表現ルール・記事の調整メディア開拓在庫連動の件数管理継続率の確認次の商材の計画

クライアントの了承を得て掲載しています。クライアント名・商品名・パートナー名は伏せています。数字はプロジェクトのチャット記録と、クライアントから共有された実績にあるものだけを使っています。

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00 / Before

着手前:売れる理由と、言える範囲がずれている

クライアントは、育毛剤の成果報酬型広告で大きな獲得をつくってきた健康美容メーカーです。2つ目の柱として選んだのが、トラネキサム酸を有効成分にした薬用美白美容液でした。商品には自信がある。ただ、成果報酬型広告で獲得を広げるには、越えなければならない壁がありました。

言えるのは「予防」まで

医薬部外品の美白で言えるのは「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」。今あるシミが消える、とは言えない。

買うのは「シミがある人」

予防だけを求める人は少なく、ドラッグストアの商品で足りてしまう。売れるのは、いまシミに悩んでいる人。

1商材目と在庫を分け合う

主力の育毛剤も伸びている最中。2商材目の獲得が増えるほど、件数と在庫の調整は難しくなる。

「言える範囲」と「買う人」がずれている
01 / What We Did

やったこと:6つ

01

1商材目の型を、そのまま移した

最初の打合せで、条件書・表現ルール・使ってよいコンテンツの一覧・商品資料・他社の広告調査をそろえました。育毛剤で使ってきた「メディアが動く条件」「チャット型のLP」「出稿前の確認」をそのまま移し、ゼロから作るものを最小限にしています。商品の打合せから配信開始までは約7週間でした。

美白美容液・第2商品:第2商品の立ち上げ

02

入口を2つ用意し、成果単価から逆算した

初回価格2,480円の案を、クーポンで1,980円に下げる案と、ギフト券をつけて実質初回無料にする案の2つに組み直しました。そのぶん成果単価を調整し、採算が合う範囲に収めています。どちらの入口も、メールアドレスの入力を省いたチャット型のLPにして、申し込みまでの手間を減らしました。

美白美容液・第2商品:入口の設計

03

「今あるシミに効く」を、「シミの元にも効く」まで詰めた

最初に手を挙げたメディアの多くは、医薬品と同じ表現(「シミに効く」「シミを改善」)での掲載を望みました。医薬部外品ではそのまま使えず、いったんはほぼすべて見送りになっています。大手メディアの記事でも、最初の原稿には「今あるシミに効く」「シミを押し出す」が入っていました。

ここでメーカー・メディア・LIFRELLの3者で、言い換えを1語ずつ詰めました。

候補の表現判断
今あるシミに効く/シミを押し出す使わない(効能の範囲を超える・除去の意味になる)
シミの元抜き使わない(排出・除去の意味になる)
今あるシミの元にも効く/メラニンにも効く使う(「メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ」の注釈とセット)

「美容大国の韓国でも注目の成分」のように、事実として言える切り口も合わせて用意しました。表現の線を守ったまま「シミに悩む人」に届く記事にまとまり、配信が始まりました。

04

広告と台本を、配信前に1本ずつ確認した

配信が始まると、パートナーから毎日のように新しい広告と動画の台本が届きます。約3か月で440本を超えるクリエイティブを、配信前にすべて確認しました。「翌朝」のような即効性を思わせる言葉や、誤解を招くおそれのある演出は、言葉や素材の差し替えで直しています。判断の理由もその都度書いて戻したので、基準が少しずつパートナー側にも共有されていきました。

美白美容液・第2商品:出稿前の確認

05

件数の上限を、在庫と継続率から月ごとに決めた

配信初日の朝には、ある配信面で4時間半のうちに10件(CVR27%)、初回の追加購入率は40%という出だしでした。その後1日160件を超える日も出て、最初の月から上限の調整が必要になりました。

ここで大事にしたのは、まだリピートが見えない段階で踏み込みすぎないことです。初月は上限を3,000件から3,700件へ、翌月は3,500件へと、製造のペースと在庫の残りから逆算して少しずつ広げました。パートナーからもっと増やしたいという声が出ても、在庫が切れない線を先に決めています。

美白美容液・第2商品:獲得上限の調整

06

継続率を見てから、件数を広げた

初月の前半に獲得した人の継続率は71%で、同じ時期に電話販売で獲得した人より約2割高い水準でした。2回目への継続は50〜55%の見込みで、採算ラインに乗る予測が立ちました。購入者の平均年齢は73歳でした。この数字を確認してから、3か月目に月5,400件のラインまで上限を引き上げています。購入後のフォローメールも、このタイミングで初回購入者向けに設計し直しました。

IMAGE / 表現の線引き表

表現の線引き表の記入イメージ
薬用美白の効能の範囲で、使わない表現・注釈とセットで使う表現を分けた表のイメージです。
※事例の内容をもとに、LIFRELLが実務で使うテンプレートへ書き込んだイメージです。実際の資料ではありません。(画像をクリックすると拡大します)

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02 / Lessons

つまずいた場面と、そこから標準にしたこと

  • 最初に手を挙げたメディアの多くが、表現の壁で見送りになった。医薬品と同じ言い方を前提にした記事が多く、最初の提案はほぼ通りませんでした。いまは、医薬部外品の案件では「使える言い換え」と「使えない言い換え」の一覧を、最初の打合せの時点でパートナーに渡しています。
  • 獲得が想定より早く伸び、在庫との調整が後追いになった。週末には1日500件前後まで伸びる日もありました。いまは、月の上限・週の目安・止める基準を配信開始前に決め、在庫と製造の予定を週単位で共有しています。
  • 効能を言えないぶん、広告の切り口が尽きやすい。何百本も作るうちに、効能以外で伝えられる材料が足りなくなっていきました。いまは、効能以外で伝えられる材料(使い心地、販売の実績、店頭での展開など)を商品側で増やす計画を、立ち上げと同時に進めています。
03 / Results

2つ目の柱が立ち、3つ目の計画まで進んだ

配信3か月目に月5,400件のライン

初月の上限3,700件から始め、3か月目は月の半ばで4,250件。月5,400件のラインで運用しました。

継続率は電話販売より約2割高い

初月前半の獲得者の継続率は71%。件数を広げても採算が崩れないことを、数字で確かめてから踏み込めました。

表現の線を守ったまま、大手メディアで配信

「今あるシミの元にも効く」を注釈とセットで使う形に3者で合意し、その記事が獲得の中心になりました。

次の商材を、同じ型で計画

続く新商品も、同じ条件・LP・確認の流れで投入する計画まで進めています。1商材に頼らない獲得の形です。

2商材目の立ち上げは、1商材目の型をどれだけ早く移せるかで決まります。条件・LP・表現ルール・確認の流れがそろっていれば、効能を言えない商材でも、配信開始から数か月で月数千件の獲得に乗せることができます。

04 / FAQ

この事例について、よく聞かれること

Q.医薬部外品の美白で、成果報酬型広告は伸びますか?

A.伸びます。ただし、医薬品と同じ言い方を前提にしたメディアは動きにくいので、使える言い換えを最初に用意し、表現を守れるメディアと組むことが前提です。

Q.獲得が伸びすぎたら、どう止めますか?

A.月の上限を在庫と製造の予定から決め、パートナーに事前に伝えます。継続率が見えるまでは上限を少しずつ広げ、数字が確認できてから踏み込みます。

Q.2商材目は、1商材目とパートナーを分けるべきですか?

A.同じパートナーに頼むほうが早く立ち上がります。ただし1社への集中は、条件や件数の調整を難しくします。立ち上げ後は、複数社に分けていく計画を最初から持っておきます。

効能を言えない商材でも、獲得を広げられるか。
30分で判定します。

成果単価・記事・計測・審査の体制を見て、パートナーが動く条件との差と、最初に直す箇所をその場でお伝えします。費用はかかりません。

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