「言わない」と決めてから伸ばす。
シミ悩み向けスキンケアで、表現ルールを先に固めた成果報酬型広告
シミの悩みに向けた化粧品は、成果報酬型広告(アドアフィ)で件数が取れる一方、「消える」「薄くなる」といった言い過ぎの記事が出回りやすいジャンルです。LIFRELLは外部の支援者としてこのメーカーに入り、最初に「何を言わないか」を決めてから、パートナー網と成果単価を組み立てました。表現を守ると決めたことで断られた場面も含めて、その進め方を書きます。
10項目
配信前に全パートナーへ渡した表現ルール
100%
出稿前の記事チェック(全記事が対象)
月8,500件
配信経路別に積み上げた獲得目標の上限
日30万円
美肌・美白ジャンルで組み込まれた配信の規模(パートナーの報告)
クライアントの了承を得て掲載しています。クライアント名・商品名・パートナー名は伏せています。数字はプロジェクトのチャット記録とパートナーからの報告にあるものだけを使っています。
着手前:取れる商材なのに、社内の手が回らない
クライアントは複数のスキンケア商品を持つ化粧品メーカーです。主力はシミの悩みに向けたオールインワンジェルで、多い月には成果報酬型広告で1万件規模の獲得がありました。一方で社内のリソースが足りず、主力以外にも5つの商品があるのに手が回らない状態でした。広告代理店やパートナーとのやり取りも、契約の手続きが重く止まりがちでした。
表現の線引きが曖昧
化粧品で言える効能には限りがある。にもかかわらず、ジャンル全体では「消える」「数日で」といった記事が当たり前に回っていた。
窓口が分散している
代理店・ASP・パートナーごとに条件や素材の渡し方がばらばらで、「どの記事がどこで回っているか」をつかみにくい。
動き出しが遅い
契約・素材・計測URLの準備に時間がかかり、手を挙げたパートナーが待たされて離れていく。
すぐに相談したい方へ
Chatworkにお困りごとを一言いただければ、代表の佐藤がすぐにヒアリングし、その場で打ち手をご提案します。押し売りや営業のお電話はいたしません。お互いの課題と解決策がかみ合ったときだけ、お手伝いします。
やったこと:5つ
01
最初に「言わないこと」を10項目で決め、全パートナーに渡した
着手してすぐ、クライアントと一緒に表現ルールを文書にしました。「許容度は厳しめにする」「守られない場合は提携を解除する」「出稿前に必ず記事を確認する」を前提に、次のような表現を禁止しています。
- シミが「消える」「薄くなる」「除去する」「解消する」「剥がれ落ちる」など、化粧品の効能を超える言い方
- 「1週間で」「3日で」など、期間を区切った変化の記述や、期間を示したビフォーアフター
- 「?」をつけて言い切りを避けたつもりの表現(疑問形でも不可)
- ほくろまで消えて見えるなど、加工の強いビフォーアフター写真や動く画像
- 医師が推奨しているように見せる表現、医師が出演した番組の画面の利用、許可のない著名人の利用、そのほか事実と異なる内容
広告であることの表記(PR表記)を、どの名義で出すかもあわせて決めました。ルールは条件表・素材・計測URLと一緒に配り、どのパートナーにも同じものが届くようにしています。
02
「取れる記事」より「通る記事」を先に作った
ルールを厳しくすると、パートナーからは「この表現の幅では難しい」という声が出ます。実際、力のあるパートナーから「記事のルールがきつく、いったん保留にしたい」と言われたこともありました。ここで私たちはルールを緩めず、ルールの中で成果が出る記事の型を用意する側に回りました。言い過ぎに頼らない比較サイトの構成を参考に示し、商品を使っている場面の撮影素材を追加し、届いた記事には「画像の訴求力が弱い」など、表現以外の改善点を具体的に戻しています。
03
成果単価は、配信経路ごとに分けて設計した
記事広告を自分で配信するパートナーと、検索で上位をとる記事のサイトとでは、獲得にかかるコストが違います。経路ごとに単価を分け、テストしやすい特別単価も用意しました。
記事広告の配信(通常)
8,500円
税抜
記事広告の配信(特別単価)
9,000〜10,000円
テストを始めやすくするため
検索からの記事サイト
3,000円〜
税抜
04
獲得目標を、配信経路ごとに積み上げ直した
クライアントの目標は月6,500件でした。これを「どの経路で何件」に分けて組み直し、月6,500〜8,500件の計画にしています。
| 配信経路 | 月の目標 |
|---|---|
| 記事広告の配信 | 5,000〜7,000件 |
| 比較サイト | 500〜1,000件 |
| 検索からの記事サイト | 500件 |
検索経由については、ASPから「シミ・シワのジャンルで、検索だけで月3,000件取れている案件はない。今の水準でもASP基準では取れている方で、伸ばせて月800〜1,000件」という情報を得ていたため、検索に過大な期待をかけない計画にしました。そのぶん、表現を守ったまま配信できる面(審査の厳しい媒体向けのサイトなど)を増やす施策を並べています。
05
窓口を1つにまとめ、待たせない流れにした
条件表・表現ルール・素材の保管場所・計測URLの一覧・各社の直近レポートを、着手前にまとめて受け取り、パートナーへの案内をこちらで一本化しました。「手を挙げたのに入稿URLが届かない」という待ち時間をなくし、主力以外の商品も同じ型でパートナーに案内できる状態にしています。
表現ルールづくりから、まずは気軽にご相談ください
Chatworkにお困りごとを一言いただければ、代表の佐藤がすぐにヒアリングし、その場で打ち手をご提案します。押し売りや営業のお電話はいたしません。お互いの課題と解決策がかみ合ったときだけ、お手伝いします。
つまずいた場面と、そこから標準にしたこと
- ルールを理由に断られた。表現を攻めた記事で他の商品の件数を取っていたパートナーからは、参加を見送られました。いまは、表現ルールと一緒に「ルールの中で取れた記事の型」を最初から渡し、断られる前に代わりの道を示しています。
- 契約の手続きで動き出しが遅れた。手を挙げたパートナーを待たせてしまう場面がありました。いまは、契約・素材・計測URLの準備を着手前の確認項目に入れ、案内と同時に渡せる状態にしてから声をかけています。
表現を守ったまま、パートナー網に乗せた
同時期の商材の中で、いちばん獲得が出る商材に
LIFRELLが同じ時期にパートナーへ案内していた複数の商材の中で、いちばん獲得が出ている商材になりました。
美肌・美白ジャンルの大きな配信に組み込まれた
別のパートナーでは、美肌・美白ジャンルの配信が日30万円規模まで伸びており、その主力商材の一つとして扱われました。
検索経由は「ジャンルの上限」に近い水準
ASPの見立てでも、検索経由の獲得はジャンルの中で取れている側でした。上限が見えたぶん、予算を記事広告の配信に寄せる判断ができました。
ほかの商品にも同じ型で展開
表現ルール・単価・素材・計測の一式を、目元用や美白系の別商品にもそのまま流用し、主力以外の商品もパートナーへ案内できる状態になりました。
シミやシワの悩みに向けた商品ほど、言い過ぎの記事で一時的に件数を取るやり方が目につきます。LIFRELLは、表現ルールを先に決め、その中で取れる記事を育てるやり方を標準にしています。行政や業界団体の指摘で配信が止まるリスクを避けながら、長く回せる獲得の形をつくるためです。
この案件でLIFRELLが担当した領域
この事例について、よく聞かれること
Q.表現を厳しくすると、件数は減りませんか?
A.短期的には、言い過ぎの記事で回していたパートナーが離れることがあります。その分、表現を守ったまま取れる記事の型と素材を用意し、配信を止められるリスクのない獲得を積み上げます。
Q.表現ルールは、どこまで細かく決めるべきですか?
A.「禁止する言い方」「禁止する画像」「広告表記の名義」「違反時の対応」「出稿前の確認」の5つは最低限そろえます。疑問形なら大丈夫、という抜け道も先にふさいでおきます。最終的な判断は、専門家や各社の規定に従ってください。
Q.社内の担当者が少なくても回せますか?
A.回せます。この案件のように、パートナーへの案内と記事の確認をLIFRELLが一本化すれば、社内は最終判断に集中できます。
御社の商材で、表現を守ったまま伸ばせるか。
30分で判定します。
成果単価・記事・計測・審査の体制を見て、パートナーが動く条件との差と、最初に直す箇所をその場でお伝えします。費用はかかりません。








