施策の前に、生徒と保護者の声を聞く。
受験塾の集客を、LP・サイト・広告・アフィリエイトまで一本の線でつないだ記録
広告もサイトも記事もある。担当者もいる。それでも問い合わせが思うように伸びない。大学受験の専門塾から、外部のマーケティング責任者として入った9か月の記録です。最初の2か月はほとんど何も作らず、数字と体制を集め、生徒・メンター・保護者に話を聞きました。そこで見えた「ひとりの典型的な生徒」を軸に、LP、サイト、広告、アフィリエイトを順に作り直しています。
約2か月
LPの構成づくりから公開まで。公開当日の夜に初の問い合わせ
+3本
新LPの成果を受けて、保護者向けなど3本を追加で制作
3社
並行して立ち上げたアフィリエイトのASP
23名
メディア向け説明会の参加者(申込34名)
SCOPE / 関与した範囲
クライアントの了承を得て掲載しています。クライアント名・パートナー名は伏せています。数字はプロジェクトのチャット記録と、クライアントから共有された資料にあるものだけを使っています。
すぐに相談したい方へ
Chatworkにお困りごとを一言いただければ、代表の佐藤がすぐにヒアリングし、その場で打ち手をご提案します。押し売りや営業のお電話はいたしません。お互いの課題と解決策がかみ合ったときだけ、お手伝いします。
着手前:やっていることは多いのに、軸がない
クライアントは、推薦・総合型選抜(旧AO入試)の対策に特化した大学受験の専門塾です。合格実績は十分にあり、広告代理店、記事、YouTube、イベント、チャットボットと、集客の手段はひととおりそろっていました。足りなかったのは、それらをつなぐ一本の軸です。
誰に向けた言葉か曖昧
LPもバナーも、強みを並べる作りでした。どんな生徒の、どんな迷いに答えるのかが決まっていませんでした。
施策がばらばら
広告、サイト、記事、イベントを別々の担当が動かしていて、どれが問い合わせに効いているかを一枚で見られませんでした。
勝負の時期が決まっている
問い合わせは春と、出願前の6〜9月に集中します。準備が一度遅れると、取り返すのに1年かかる市場です。
やったこと:7つ
01
最初に、11種類の資料を集めた
着手の翌日に、数字計画、予算、カスタマージャーニー、競合比較、体制、広告とアクセス解析のレポート、過去の施策と結果、チャットボットのデータ、オファー別のデータなど11種類の資料をお願いしました。そのうえで、問い合わせ・面談・入塾の3段階それぞれに1件あたりの目標単価を置き、どこで詰まっているかを同じ物差しで見られるようにしています。
02
生徒・メンター・保護者に、直接話を聞いた
合格した生徒、指導するメンター、そして保護者に、入塾の前後で気持ちがどう変わったかを聞きました。あわせて、入塾前の相談を受けている担当者から、面談でよく出る悩みを書き出してもらっています。
見えてきたのは、「評定は高くない。でも、ずっと続けてきたことがある」という生徒の姿です。学力だけでは届かないと思っていた大学に、持っている強みで挑める。この発見が、以降のLP・バナー・メディア向け資料すべての軸になりました。保護者が一番知りたいのは「うちの子が受かる可能性はどのくらいあるのか」だ、ということもわかりました。
03
LPの構成は社内で作り、制作会社にはデザインに集中してもらった
インタビューの内容から、悩み・強み・カリキュラム・合格者の声・料金までの構成を、クライアントのマーケティング担当と一緒に組みました。構成の完成度が高かったので、制作会社はデザインに集中でき、費用も抑えられています。最初に声をかけた制作会社では春に間に合わないとわかり、獲得型のLPに強い別の会社へすぐ切り替えました。構成づくりから約2か月で公開し、公開当日の夜に最初の問い合わせが入っています。
04
サイトは「悩みの入口」と「問い合わせの近さ」を直した
トップページの最初に「こんなお悩みはありませんか」を置き、学力への不安から「やりたいことはあるのに、どう叶えればいいかわからない」まで、インタビューで出た言葉を並べました。問い合わせボタンは合格体験記などの読まれているページにも置き、フォームの項目は5つに減らす方針にしています。リニューアル後は問い合わせフォーム経由の件数が大きく伸び、その分チャットボット経由が減りました。2つの窓口が同じ人を取り合っていたことがわかり、チャットボットの役割も見直しています。
05
広告とバナーを、インタビューの言葉で作り直した
広告バナーには「総合型選抜という選択肢」と「この塾だから受かった」の2つを必ず入れるようにしました。イベント集客のバナーは、配信中の数字とクリエイティブを一枚で比べ、登壇者と内容を明示したものの方が成果がよいとわかったため、その型で回しています。既存の広告代理店とは毎回の定例で改善点を詰め、指名検索の整理や、成果のよかったキーワードの再開を進めました。SNS広告は別の運用会社を加えて、目標単価を決めたうえで並行して試しています。
06
アフィリエイトは「書かない理由」を先につぶした
メディアには毎日たくさんの案件の依頼が届きます。「いい塾です」では書いてもらえません。そこで、書かない理由を一つずつ先回りしてつぶしました。
- ・説明だけでは動かない → メディア向け説明会を開催(申込34名、参加23名)
- ・忙しくて参加しない → 説明会の参加者に期間限定の特別単価
- ・書くのが面倒 → 使ってよい写真、合格者の声、典型的な生徒像をまとめた素材ページ
- ・何を書けば売れるかわからない → 検索で問い合わせにつながっているキーワードと記事を共有
説明会では、合格した生徒をモデルにした「典型的な生徒像」をスライド1枚で示しています。メディアの書き手には保護者も多いので、読者の顔が浮かぶ資料が効きます。その後、掲載を強化してくれる有力メディアには個別に特別単価を出し、大手予備校が並ぶ比較記事で3番目に掲載されました。
07
チームの時間を見える化し、週次で3つだけ確認した
全体統括、デザイン、記事と動画、アフィリエイト、サイトの5つの役割それぞれが、このプロジェクトに週何時間使えるかを出してもらいました。そのうえで、できることから順に割り振っています。週次の定例で見るのは、数字と目標の差、施策の進み具合、制作物の品質の3つに絞りました。
すぐに相談したい方へ
Chatworkにお困りごとを一言いただければ、代表の佐藤がすぐにヒアリングし、その場で打ち手をご提案します。押し売りや営業のお電話はいたしません。お互いの課題と解決策がかみ合ったときだけ、お手伝いします。
つまずいた場面と、そこから標準にしたこと
- インタビューの日程が組めず、戦略づくりが年をまたいだ。受験を終えた生徒や、ほかのアルバイトを始めたメンターとはなかなか連絡がつかず、予定していた人数がそろいませんでした。いまは、対象を最初から広めにとり、協力してくれる人に先に候補日を出してもらいます。面談の記録や、入塾前の相談を受ける担当者の声も、インタビューと同じ重さで並行して使っています。
- アフィリエイトの成果計測が、正しく動くまでに約3か月かかった。計測方式の選び方と、申込番号の受け渡しでつまずき、テストを何度もやり直しました。いまは、申込番号の仕様と計測方式を最初の週に決め、テストを済ませてからメディア向けの告知を始めています。
- 成果の条件が「申込」だったため、連絡がつかない申込まで成果になった。承認率をめぐってメディアに説明が必要になりました。いまは、成果の条件を「無料カウンセリングの実施完了」にし、検討期間が長い商材では承認までの期限も長めに設定します。メディアにとっても、承認される理由がわかりやすくなります。
- 社内の検討が長引くと、外部パートナーの手が止まった。伸びている会社ほど、パートナーへの戻しが早く、判断の理由を言葉で渡しています。いまは、検討が必要な案件には「何を・いつまでに決めるか」を書いて共有し、止まりそうな作業は外に出せないかを先に確認しています。
一本の軸で、集客の手段がつながった
新LPが成果を出し、追加で3本を制作
公開当日の夜に最初の問い合わせ。成果を受けて、保護者向け・オンライン校向け・高校2年生向けのLPを追加で発注しました。
サイトからの問い合わせが増えた
リニューアル後に問い合わせフォーム経由が大きく伸び、窓口の重なりも見えて整理できました。
アフィリエイトが新しい集客経路に
ASP3社で立ち上げ、説明会には23名が参加。有力メディアの比較記事で大手に続く3番目に掲載され、成果の条件も実態に合う形に整いました。
売上目標から逆算する計画表ができた
売上目標に必要な問い合わせ・面談・入塾の数を、学年別・校舎別・集客経路別に落とす計画表を、クライアントのチームでまとめました。
集客の手段は、増やすほど成果が出るわけではありません。誰の、どんな迷いに答えるのかを一つ決めると、LPもサイトも広告もアフィリエイトも、同じ言葉で話せるようになります。この案件で一番効いたのは、最初の2か月で聞いた生徒と保護者の声でした。
この案件でLIFRELLが担当した領域
この事例について、よく聞かれること
Q.通販ではない、スクールや教室でも支援できますか?
A.できます。問い合わせ・面談・入会のように段階がある商材では、段階ごとの目標単価を置くところから始めます。アフィリエイトも、成果の条件を「面談の実施」などに合わせれば使えます。
Q.社内にマーケティングの担当者がいても、外部の責任者は必要ですか?
A.この案件でも担当者は5つの役割にそろっていました。外部が担うのは、施策をつなぐ軸を決めること、優先順位をつけること、外部パートナーを選んで動かすことです。手を動かすのは社内のチームのままです。
Q.インタビューは何人くらい必要ですか?
A.人数より、入会の背景が違う人を数人そろえることが大事です。この案件では、生徒・メンター・保護者に加え、入会前の相談を受ける担当者の記録も材料にしました。
SERVICES
同じ支援を、御社の商材で
デジタルマーケティング支援(総合)
この事例の中心。外部のマーケティング責任者として、戦略から広告・LP・体制まで
アドアフィ支援(完全成果報酬)
ASPの立ち上げ、説明会、成果条件の設計まで
D2C支援・商品プロデュース
定期通販の立ち上げ、オファー・LTV設計、商品づくりから
チャットボットコンサル
記事LPから決済までを1本の会話で。購入率と継続率を上げる受け皿
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掲載位置と情報提供でメディアを動かした記録
GUIDE / あわせて読みたい解説
施策は多いのに、問い合わせが伸びない。
どこから直すか、30分でお伝えします。
いまの数字・施策・体制を伺い、つなぐべき軸と、最初に手をつける箇所をその場でお伝えします。費用はかかりません。








