施策の前に、生徒と保護者の声を聞く。受験塾の集客を、LP・サイト・広告・アフィリエイトまで一本の線でつないだ記録

大学受験専門塾の集客をLP・サイト・広告・アフィリエイトでつないだ支援事例
実録業種:大学受験の専門塾(総合型選抜対策)役割:外部のマーケティング責任者期間:約9か月読了 約12分

施策の前に、生徒と保護者の声を聞く。
受験塾の集客を、LP・サイト・広告・アフィリエイトまで一本の線でつないだ記録

広告もサイトも記事もある。担当者もいる。それでも問い合わせが思うように伸びない。大学受験の専門塾から、外部のマーケティング責任者として入った9か月の記録です。最初の2か月はほとんど何も作らず、数字と体制を集め、生徒・メンター・保護者に話を聞きました。そこで見えた「ひとりの典型的な生徒」を軸に、LP、サイト、広告、アフィリエイトを順に作り直しています。

約2か月

LPの構成づくりから公開まで。公開当日の夜に初の問い合わせ

+3本

新LPの成果を受けて、保護者向けなど3本を追加で制作

3社

並行して立ち上げたアフィリエイトのASP

23名

メディア向け説明会の参加者(申込34名)

SCOPE / 関与した範囲

現状分析・KPI設計ユーザーインタビューLP構成・制作会社の選定サイト改修広告・バナー改善アフィリエイト立ち上げSEO・LINE施策社内体制・定例設計

クライアントの了承を得て掲載しています。クライアント名・パートナー名は伏せています。数字はプロジェクトのチャット記録と、クライアントから共有された資料にあるものだけを使っています。

すぐに相談したい方へ

Chatworkにお困りごとを一言いただければ、代表の佐藤がすぐにヒアリングし、その場で打ち手をご提案します。押し売りや営業のお電話はいたしません。お互いの課題と解決策がかみ合ったときだけ、お手伝いします。

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00 / Before

着手前:やっていることは多いのに、軸がない

クライアントは、推薦・総合型選抜(旧AO入試)の対策に特化した大学受験の専門塾です。合格実績は十分にあり、広告代理店、記事、YouTube、イベント、チャットボットと、集客の手段はひととおりそろっていました。足りなかったのは、それらをつなぐ一本の軸です。

誰に向けた言葉か曖昧

LPもバナーも、強みを並べる作りでした。どんな生徒の、どんな迷いに答えるのかが決まっていませんでした。

施策がばらばら

広告、サイト、記事、イベントを別々の担当が動かしていて、どれが問い合わせに効いているかを一枚で見られませんでした。

勝負の時期が決まっている

問い合わせは春と、出願前の6〜9月に集中します。準備が一度遅れると、取り返すのに1年かかる市場です。

01 / What We Did

やったこと:7つ

01

最初に、11種類の資料を集めた

着手の翌日に、数字計画、予算、カスタマージャーニー、競合比較、体制、広告とアクセス解析のレポート、過去の施策と結果、チャットボットのデータ、オファー別のデータなど11種類の資料をお願いしました。そのうえで、問い合わせ・面談・入塾の3段階それぞれに1件あたりの目標単価を置き、どこで詰まっているかを同じ物差しで見られるようにしています。

受験塾:獲得の見方

02

生徒・メンター・保護者に、直接話を聞いた

合格した生徒、指導するメンター、そして保護者に、入塾の前後で気持ちがどう変わったかを聞きました。あわせて、入塾前の相談を受けている担当者から、面談でよく出る悩みを書き出してもらっています。

見えてきたのは、「評定は高くない。でも、ずっと続けてきたことがある」という生徒の姿です。学力だけでは届かないと思っていた大学に、持っている強みで挑める。この発見が、以降のLP・バナー・メディア向け資料すべての軸になりました。保護者が一番知りたいのは「うちの子が受かる可能性はどのくらいあるのか」だ、ということもわかりました。

受験塾:訴求の土台

03

LPの構成は社内で作り、制作会社にはデザインに集中してもらった

インタビューの内容から、悩み・強み・カリキュラム・合格者の声・料金までの構成を、クライアントのマーケティング担当と一緒に組みました。構成の完成度が高かったので、制作会社はデザインに集中でき、費用も抑えられています。最初に声をかけた制作会社では春に間に合わないとわかり、獲得型のLPに強い別の会社へすぐ切り替えました。構成づくりから約2か月で公開し、公開当日の夜に最初の問い合わせが入っています。

受験塾:LPの展開

04

サイトは「悩みの入口」と「問い合わせの近さ」を直した

トップページの最初に「こんなお悩みはありませんか」を置き、学力への不安から「やりたいことはあるのに、どう叶えればいいかわからない」まで、インタビューで出た言葉を並べました。問い合わせボタンは合格体験記などの読まれているページにも置き、フォームの項目は5つに減らす方針にしています。リニューアル後は問い合わせフォーム経由の件数が大きく伸び、その分チャットボット経由が減りました。2つの窓口が同じ人を取り合っていたことがわかり、チャットボットの役割も見直しています。

05

広告とバナーを、インタビューの言葉で作り直した

広告バナーには「総合型選抜という選択肢」と「この塾だから受かった」の2つを必ず入れるようにしました。イベント集客のバナーは、配信中の数字とクリエイティブを一枚で比べ、登壇者と内容を明示したものの方が成果がよいとわかったため、その型で回しています。既存の広告代理店とは毎回の定例で改善点を詰め、指名検索の整理や、成果のよかったキーワードの再開を進めました。SNS広告は別の運用会社を加えて、目標単価を決めたうえで並行して試しています。

06

アフィリエイトは「書かない理由」を先につぶした

メディアには毎日たくさんの案件の依頼が届きます。「いい塾です」では書いてもらえません。そこで、書かない理由を一つずつ先回りしてつぶしました。

  • ・説明だけでは動かない → メディア向け説明会を開催(申込34名、参加23名)
  • ・忙しくて参加しない → 説明会の参加者に期間限定の特別単価
  • ・書くのが面倒 → 使ってよい写真、合格者の声、典型的な生徒像をまとめた素材ページ
  • ・何を書けば売れるかわからない → 検索で問い合わせにつながっているキーワードと記事を共有

説明会では、合格した生徒をモデルにした「典型的な生徒像」をスライド1枚で示しています。メディアの書き手には保護者も多いので、読者の顔が浮かぶ資料が効きます。その後、掲載を強化してくれる有力メディアには個別に特別単価を出し、大手予備校が並ぶ比較記事で3番目に掲載されました。

受験塾:媒体への情報提供

07

チームの時間を見える化し、週次で3つだけ確認した

全体統括、デザイン、記事と動画、アフィリエイト、サイトの5つの役割それぞれが、このプロジェクトに週何時間使えるかを出してもらいました。そのうえで、できることから順に割り振っています。週次の定例で見るのは、数字と目標の差、施策の進み具合、制作物の品質の3つに絞りました。

5つの役割の時間を出し、週次で見るのは3つだけ

IMAGE / インタビューの記録シート

インタビューの記録シートの記入イメージ
生徒・保護者の言葉から、LPとバナーの軸を拾っていく記録のイメージです。
※事例の内容をもとに、LIFRELLが実務で使うテンプレートへ書き込んだイメージです。実際の資料ではありません。(画像をクリックすると拡大します)

すぐに相談したい方へ

Chatworkにお困りごとを一言いただければ、代表の佐藤がすぐにヒアリングし、その場で打ち手をご提案します。押し売りや営業のお電話はいたしません。お互いの課題と解決策がかみ合ったときだけ、お手伝いします。

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02 / Lessons

つまずいた場面と、そこから標準にしたこと

  • インタビューの日程が組めず、戦略づくりが年をまたいだ。受験を終えた生徒や、ほかのアルバイトを始めたメンターとはなかなか連絡がつかず、予定していた人数がそろいませんでした。いまは、対象を最初から広めにとり、協力してくれる人に先に候補日を出してもらいます。面談の記録や、入塾前の相談を受ける担当者の声も、インタビューと同じ重さで並行して使っています。
  • アフィリエイトの成果計測が、正しく動くまでに約3か月かかった。計測方式の選び方と、申込番号の受け渡しでつまずき、テストを何度もやり直しました。いまは、申込番号の仕様と計測方式を最初の週に決め、テストを済ませてからメディア向けの告知を始めています。
  • 成果の条件が「申込」だったため、連絡がつかない申込まで成果になった。承認率をめぐってメディアに説明が必要になりました。いまは、成果の条件を「無料カウンセリングの実施完了」にし、検討期間が長い商材では承認までの期限も長めに設定します。メディアにとっても、承認される理由がわかりやすくなります。
  • 社内の検討が長引くと、外部パートナーの手が止まった。伸びている会社ほど、パートナーへの戻しが早く、判断の理由を言葉で渡しています。いまは、検討が必要な案件には「何を・いつまでに決めるか」を書いて共有し、止まりそうな作業は外に出せないかを先に確認しています。
03 / Results

一本の軸で、集客の手段がつながった

新LPが成果を出し、追加で3本を制作

公開当日の夜に最初の問い合わせ。成果を受けて、保護者向け・オンライン校向け・高校2年生向けのLPを追加で発注しました。

サイトからの問い合わせが増えた

リニューアル後に問い合わせフォーム経由が大きく伸び、窓口の重なりも見えて整理できました。

アフィリエイトが新しい集客経路に

ASP3社で立ち上げ、説明会には23名が参加。有力メディアの比較記事で大手に続く3番目に掲載され、成果の条件も実態に合う形に整いました。

売上目標から逆算する計画表ができた

売上目標に必要な問い合わせ・面談・入塾の数を、学年別・校舎別・集客経路別に落とす計画表を、クライアントのチームでまとめました。

集客の手段は、増やすほど成果が出るわけではありません。誰の、どんな迷いに答えるのかを一つ決めると、LPもサイトも広告もアフィリエイトも、同じ言葉で話せるようになります。この案件で一番効いたのは、最初の2か月で聞いた生徒と保護者の声でした。

04 / FAQ

この事例について、よく聞かれること

Q.通販ではない、スクールや教室でも支援できますか?

A.できます。問い合わせ・面談・入会のように段階がある商材では、段階ごとの目標単価を置くところから始めます。アフィリエイトも、成果の条件を「面談の実施」などに合わせれば使えます。

Q.社内にマーケティングの担当者がいても、外部の責任者は必要ですか?

A.この案件でも担当者は5つの役割にそろっていました。外部が担うのは、施策をつなぐ軸を決めること、優先順位をつけること、外部パートナーを選んで動かすことです。手を動かすのは社内のチームのままです。

Q.インタビューは何人くらい必要ですか?

A.人数より、入会の背景が違う人を数人そろえることが大事です。この案件では、生徒・メンター・保護者に加え、入会前の相談を受ける担当者の記録も材料にしました。

施策は多いのに、問い合わせが伸びない。
どこから直すか、30分でお伝えします。

いまの数字・施策・体制を伺い、つなぐべき軸と、最初に手をつける箇所をその場でお伝えします。費用はかかりません。

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