報酬単価では勝てない市場で、月500件を2,000件に。
ドッグフードのアフィリエイトを「掲載位置と情報提供」で4倍にした記録
ドッグフードのアフィリエイトは、検索上位のランキングサイトがほぼすべてを決める市場です。そこでは資金力のある大手ブランドが高い報酬を出し、上位を押さえています。報酬で張り合えば赤字になる。LIFRELLはこのメーカーで、報酬の額ではなく「掲載位置の条件」「メディアへの情報提供」「数字にもとづく交渉」で媒体を動かし、月500件だった新規獲得を月2,000件まで広げました。
500→2,000件
月間の新規獲得(4倍)
51→97件
取材記事の公開後、あるメディアの月間成果
約3倍
別のメディアの月間成果(約20件→約60件・半年)
約5倍
着手時、競合ブランドとのEPCの差(それでも拡大)
クライアントの了承を得て掲載しています。クライアント名・商品名・メディア名は伏せています。数字はプロジェクトのチャット記録、ASPの管理画面、クライアントから共有された実績にあるものだけを使っています。
着手前:月500件。良い商品なのに、ランキングで上に行けない
クライアントは、原材料にこだわったドッグフードを定期で販売するメーカーです。新規獲得は月500件ほどで、その多くは検索上位の「ドッグフードおすすめランキング」のようなアフィリエイトサイトから来ていました。ところが在庫の制約で広げられない時期が続き、成果を上げてくれるアフィリエイトサイトは一時期の半分ほどに減っていました。
報酬では勝てない
ASPで確認した1クリックあたりの報酬(EPC)は、最も強い競合が311.96円、このブランドは61.24円。ランキング上位の「Sランク」に入るには、1件5,000円以上の特別単価が相場でした。
否定的な記事も上位に
商品名で検索すると、「おすすめしない」と書いたサイトが上位に出ることがあり、コールセンターにも問い合わせが入っていました。
条件がばらばら
件数に応じた単価の表とは別に、メディアごと・ASPごとの特別単価が積み重なり、全体を見渡せる管理表がありませんでした。
すぐに相談したい方へ
Chatworkにお困りごとを一言いただければ、代表の佐藤がすぐにヒアリングし、その場で打ち手をご提案します。押し売りや営業のお電話はいたしません。お互いの課題と解決策がかみ合ったときだけ、お手伝いします。
やったこと:5つ
01
報酬の額では戦わない、と最初に決めた
EPCが5倍違う相手に、報酬の上乗せだけで追いつこうとすると、1件あたりの利益がなくなります。ドッグフードは原価も送料も重い商材です。そこで「報酬は通常より少し高い特別単価にとどめ、交渉はCVRとEPC、掲載位置の条件で進める」という方針を、最初にクライアントと合わせました。
02
特別単価は、必ず「掲載位置の変更」とセットにした
単価を上げるときは、何と引き換えにするかを先に決めます。「2位から1位へ」「Bランクから Aランクへ」「公式サイトからの紹介リンクをつける」など、メディア側の具体的な変更とセットで打診しました。上げる前には、そのメディアが「ドッグフード おすすめ」のような一般の検索語で取れているのか、商品名の検索で取れているのかも確かめています。商品名の検索が中心なら、もともと買うつもりの人なので、高い単価を払う意味が薄いからです。
たとえば、月30件前後の成果を見込める2つのメディアには「グロス1,950円(税別)+公式サイトからのリンク」で再打診し、月40〜50件を目標に調整しました。商品名で1位に表示されるメディアでは、掲載ランクをBからAに上げてもらっています。
03
メディアに「書ける材料」を渡した
ランキングサイトの運営者は、良い商品を紹介したいと思っていても、書ける材料が少ないと上位に置けません。あるメディアには、メーカーへの取材記事を作ってもらう機会を設け、商品のことを直接伝えました。総合ランキング以外の特集記事にも載せてもらえることになり、その後の月間成果は5月51件、6月97件、7月91件と、取材前の倍近くに伸びています。その実績をもとに、1位掲載を条件とした特別単価(グロス5,000円)に切り替えました。
04
否定的な記事には、お金ではなく事実で向き合った
「おすすめしない」と書いたサイトに対し、「特別単価を出してでも内容を変えてもらいたい」という声が社内から出ました。LIFRELLはこれを勧めませんでした。報酬で記事を書き換えさせる打診は、そのこと自体を記事にされ、かえって評判を落とすリスクが高いからです。代わりに、そのサイトが気にしている点(成分表や原料の一覧など)を一つずつ確認し、開示できる情報を整理してから、事実の修正をお願いする形にしました。商品名の検索上位10サイトほどを定期的に確認し、誤った記述があれば、ASPを通じて正確な情報を伝える運用にしています。
05
条件を1枚にまとめ、件数の伸びを毎月見た
ASPごと・メディアごとの特別単価を1枚の表にまとめ直し、どのメディアにどの条件で何件取れているかを、月単位で見られるようにしました。代理店ごとの日次レポートも1か所で見られる形に整えています。条件を変えたメディアの件数が伸びているか、伸びていなければ条件を戻すか。その判断を毎月できる状態にしたことが、報酬で戦わない方針を続けられた理由です。
競合の報酬が高いジャンルでお困りなら、まずは気軽にご相談ください
Chatworkにお困りごとを一言いただければ、代表の佐藤がすぐにヒアリングし、その場で打ち手をご提案します。押し売りや営業のお電話はいたしません。お互いの課題と解決策がかみ合ったときだけ、お手伝いします。
つまずいた場面と、そこから標準にしたこと
- 検索順位の変動で、強いメディアが一気に落ちた。単価を上げる交渉中だった上位メディアが、検索エンジンの更新で順位を落とし、成果が1日2〜3件から1件あるかないかまで減りました。いまは、1社の上位メディアに条件を集中させず、複数のメディアに分けて条件を出しています。
- 条件を上げても、見込みの件数に届かない月があった。1位掲載の見込み件数に届かなかった月もありました。いまは、クリック数とCVRの推移も一緒に見て、伸びている途中なら条件を続け、止まっていれば戻す判断にしています。
報酬で張り合わずに、月500件を2,000件へ
TOTAL
月間の新規獲得が、500件から2,000件に
競合よりEPCが約5倍低い状態から、報酬の上乗せに頼らず4倍まで広げました。下の4つは、その内訳となった動きです。
取材を受けたメディアで、月の成果がほぼ倍に
取材記事の公開後、5月51件・6月97件・7月91件と推移。実績をもとに1位掲載の条件へ進めました。
半年で約3倍に伸びたメディアも
ASPの報告では、ある時期に月20件ほどだったメディアが、半年ほどで月60件ほどに。成果の上位を争うメディアになりました。
商品名で1位のメディアで、掲載ランクが上がった
報酬の上乗せではなく、条件の調整と紹介リンクの追加で、BランクからAランクへ。
評判の守り方が決まった
否定的な記事に報酬で対抗せず、事実の確認と情報開示で向き合う手順が社内に残りました。
大手が高い報酬で上位を押さえる市場でも、月500件を2,000件にする道はあります。何と引き換えに条件を出すかを決め、メディアが書ける材料を渡し、数字で効果を確かめる。LIFRELLは、ペットフードに限らず、競合の報酬が高いジャンルでこの順番を標準にしています。
この案件でLIFRELLが担当した領域
この事例について、よく聞かれること
Q.報酬を上げずに、本当にメディアは動きますか?
A.まったく上げないわけではありません。上げるときは、掲載位置や紹介リンクなど、メディア側の具体的な変更とセットにします。何と引き換えかがはっきりしていれば、上げ幅は小さくても動いてもらえます。
Q.否定的な記事は、消してもらえないのですか?
A.報酬と引き換えに内容を変えさせることはお勧めしません。誤った記述があれば、根拠となる情報を示して修正をお願いします。事実にもとづく評価であれば、商品やページの改善に生かします。
Q.特別単価を出すメディアは、どう選びますか?
A.一般の検索語で上位にあり、すでに一定の件数が出ているメディアを優先します。商品名の検索で取れているだけのメディアは、単価を上げても増える件数が少ないことが多いです。
競合の報酬が高い市場でも、伸ばす道があるか。
30分で判定します。
成果単価・記事・計測・審査の体制を見て、パートナーが動く条件との差と、最初に直す箇所をその場でお伝えします。費用はかかりません。






