AIで照合し、人の手に残す100件に絞るまで
記事が増えるほど、「書いてあることは今も正しいのか」を確かめるのは難しくなります。当社は自社の婚活メディア「婚活パラダイス」の全472記事を、AIに分担させて公式・公的な資料と照合しました。AI検索の時代に古い情報が残るリスクと、AIに任せたこと・人に残したことを、企業のオウンドメディアの担当者の方に向けてまとめます。
執筆:佐藤祐介(株式会社LIFRELL代表。業界歴15年、担当500社・300商材以上) 公開・最終更新:2026年11月7日※提携ASP・代理店を含む実績
472記事
照合した記事
約3,500件
AIが出した修正案
29件
記事に残っていた閉業などの相談所
100件
最後に人の手に残したもの
数字は、2026年10月31日の当社の作業記録と「判断が必要なもの」の一覧(Excel)によるものです。紹介先の会社名・サービス名・監修者名は伏せています。
この記事は、当社が2026年10月31日に自社の婚活メディア「婚活パラダイス」で行った全記事のファクトチェックの作業記録と、最後に残した判断の一覧(100件・78記事)をもとに書いています。
先に結論
- 記事のファクトチェックとは、記事に書いた事実(料金・会社名・法律・統計など)を、公式サイトや公的な資料と1つずつ突き合わせて確かめる作業のことです。
- AI検索の時代は、記事の古い一文がそのまま回答の材料になるおそれがあります。いちばん危ないのは、間違った数字より「もう存在しない会社やサービス」です。
- 当社は472記事を20の担当に分けてAIで照合し、約3,500件の修正案を反映しました。直したかどうかは、読者が見る公開ページで数えて確かめています。
- AIは「根拠が見つからない」を見つけるのが得意で、置き換えは意外に苦手です。最後に人の手に残した100件のうち47件は、置き換えでは場所を1つに決められないものでした。
こんな方向け
- 企業のオウンドメディアを担当していて、記事が100本を超え、古い記事が気になっている方
- ChatGPTやGoogleのAI Overviewsで、自社の記事がどう使われるか気になっている方
- AIでファクトチェックを速くしたいが、どこまで任せてよいか迷っている方
この記事でわかること
- ファクトチェックとは何か、校正やリライトとどう違うのか
- AI検索の時代に、古い情報が残ると何が起きるのか
- 優先して確かめる情報と、AIで照合する7つの手順
- AIに任せないこと、実際の失敗、そのまま使えるシート(例)
記事のファクトチェックとは?校正・リライトとの違い
記事のファクトチェックとは、記事に書いてある事実を、公式サイトや官公庁などの公的な資料と1つずつ突き合わせて、今も正しいかを確かめる作業のことです。文字の誤りを直す「校正」や、構成や表現を書き直す「リライト」とは目的が違います。
たとえば、自社のサービスを紹介する記事に「月額3,000円」と書いてあったとします。料金が改定されていれば、その記事は今日から誤りです。取引先や他社のサービスを紹介する記事なら、相手が料金を変えても、社名を変えても、事業をやめても、こちらには知らせが来ません。記事は、書いた日から少しずつ古くなります。
| 校正 | リライト | ファクトチェック | |
|---|---|---|---|
| 見るもの | 誤字・脱字・表記のゆれ | 構成・表現・検索意図との合い方 | 料金・会社名・法律・統計・出典 |
| 照らし合わせる相手 | 表記のルール | 検索結果・読者の悩み | 公式サイト・公的な資料 |
| 終わりの判断 | ルールどおりか | 読者の役に立つか | 根拠のURLを示せるか |
| ずれたときの影響 | 読みにくい | 読まれない | 読者が誤った判断をする |
3つは別々の作業ですが、同時にやると混ざりがちです。リライトの途中で「ついでに数字も直す」と、根拠を残さないまま数字が変わります。当社は、ファクトチェックを独立した工程にして、直した文には根拠のURLを1つずつ付けることにしました。
AI検索の時代に、古い情報が危ない理由
AIの回答は、検索に登録されているページの文章を材料に作られるため、記事に古い一文が残っていると、その一文が切り出されて答えに使われるおそれがあるからです。記事全体が古くなくても、1か所の古い記述が問題になります。
GoogleのAI Overviews(検索結果の上に出るAIの要約)やAI Modeに使われるのは、インデックスに登録され、スニペット付きで表示できるページだとGoogleは説明しています(Google検索セントラル「AI機能とウェブサイト」、2026年11月7日に確認)。つまり、検索に残っている古い記事は、AIの回答の材料の候補にも残り続けます。

図1の「一節が切り出される」には、当社の観察があります。婚活パラダイスで2026年10月12日にSearch Consoleの直近28日を見ると、上位1,000URLの表示回数の61%が、URLの末尾に「#見出し」が付いた形でした。AI Overviewsなどで、ページの中の特定の見出しへリンクされた表示とみられます。読まれているのは記事全体ではなく、見出しごとの一節だと考えると、古い一節が1か所あるだけで足りることになります。ここまでは当社の見立て(有力な仮説)で、AIの各社は引用元の選び方を公開していません。
企業のオウンドメディアで起きやすい「古い一文」
婚活メディアに限らず、企業のオウンドメディアでも同じことが起きます。たとえば次のようなものです(例)。
- 自社サービスの改定前の料金や、終了した機能の説明
- 改正前の法律や制度にもとづく解説
- 取引先・紹介先の会社名の変更や、事業の終了
- 前の年の統計の数字(新しい年の数字が公表済み)
- すでに社内にいない監修者や、契約が終わった監修の表示
Googleは、有用なコンテンツかを確かめる問いの中に「簡単に確かめられる事実の誤りはないか」を挙げています(有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成)。読む人にとっても、AIにとっても、古い一文は「確かめれば分かる誤り」です。
何から確かめる?ファクトチェックで優先する6種類の情報
優先するのは、①もう存在しない会社・サービス、②料金、③法律・制度、④統計、⑤出典のない数字、⑥根拠のない最上級の言い方、の順です。読者の判断を誤らせる影響が大きいものから確かめます。
472記事を照合して見つかった誤りを、種類ごとに並べました。右の列は、企業のオウンドメディアに置き換えたときの例です。
| 優先 | 種類 | 婚活パラダイスで実際に見つかったこと | 企業メディアでの例 |
|---|---|---|---|
| 1 | もう存在しない会社・サービス | 閉業・休止・ドメイン切れの地元の相談所が29件、16記事に残っていた。ドメインが切れたあと、無関係のサイトに使われているものもあった | 紹介している取引先の廃業、提携の終了、終了した自社サービス |
| 2 | 料金 | 各社の改定前の料金。名前が変わったサービス、終了したサービス | 自社や他社の料金表、キャンペーンの条件 |
| 3 | 会社の情報 | あるサービスの運営会社を別の会社と書いていた。ある大手を、事実と違う企業グループの傘下と書いていた | 会社名・グループ・所在地・代表者 |
| 4 | 法律・制度 | クーリングオフの起算日、児童扶養手当、相続放棄などの説明の誤り | 法改正の前後で変わる手続き・義務・期限 |
| 5 | 統計 | 国勢調査は2026年9月29日に公表された令和7年の値に、国税庁の数字は令和7年分に更新した | 官公庁の調査の年度、業界団体の数字 |
| 6 | 出典のない数字・最上級 | 出典が見つからない調査の数字は外すか人の判断に回し、根拠を示せない最上級の言い方も減らした | 「No.1」「業界最安」「○%が満足」 |
見つかったことは2026年10月31日の当社の作業記録より。会社名・サービス名は伏せています。
共通パーツは、1か所直せば全部直る
ある大手の説明に事実と違う一文があり、それがサイト共通のパーツ(複数の記事に同じ内容を差し込む部品)を通じて、272記事に入っていました。1本ずつ直すのではなく、元のパーツを直せば全記事に反映されます。同じ誤りが何本にも出てきたら、まず共通パーツを疑います。
原典が消えていても、あきらめない
ある記事の内閣府の調査の表は、出典の年度が違い、数字も原典と合っていませんでした。正しい調査は平成26年度のもので、原典は内閣府のサイトからすでに消えていました。国立国会図書館のWARP(インターネット資料収集保存事業)で保存されていた原典を見つけ、数字を直しています。
AIで472記事をファクトチェックした7つの手順
手順は、①記事を種類で分ける、②照合の決まりを渡す、③本文を整える、④少数で試す、⑤共通パーツから直す、⑥公開ページで数える、⑦迷うものを一覧に残す、の7つです。

図2は、照合の体制です。記事の種類ごとに担当を分け、決まりを渡し、反映のあとは公開ページで数えます。7つの手順を順に説明します。
手順1:記事を種類で分け、担当を決める
472記事を、サービス紹介・地域・コラム・評判の4種類に分け、サービス5、地域3、コラム8、評判4の、合わせて20の担当に分けて並行で照合しました。担当とは、AIエージェント(指示を受けて、調べる・確かめる・直すを自分で進めるAI)を1つずつ動かす単位のことです。種類で分けるのは、確かめる相手が違うからです。料金なら各社の公式サイト、制度なら官公庁のページ、という具合です。
手順2:照合の決まりを渡す
全担当に同じ決まりを渡しました。中心は3つです。
- 根拠にしてよいのは、公式サイトと公的な資料だけ。ほかのまとめ記事や口コミサイトは根拠にしない
- 修正案は、該当箇所(原文そのまま)・直した文・根拠のURLの3点セットで出す
- 人の言葉は書き換えない。監修者のコメントや、かぎかっこの中の口コミ・発言は、AIが直さずに印をつけて人に回す
手順3:置き換える前に、本文を整える
修正は、記事の本文の文字を機械で置き換えて反映します。その前に、絵文字を数字で書いた記法(たとえば「🎉」のような文字列)を、普通の文字に直しておきます。これをしなかったために、13記事で置き換えの位置がずれました(失敗の章で詳しく書きます)。
手順4:少数で反映して、公開ページで確かめる
いきなり全記事に反映せず、まず数本で反映して、読者が見る公開ページで文が正しく変わったかを確かめます。キャッシュ(表示を速くするための一時保存)があると、反映が遅れて見えることもあります。
手順5:共通パーツから直す
同じ誤りが何本にも出ていたら、記事ではなく共通パーツを直します。272記事に入っていた一文は、この方法で直しました。
手順6:公開ページで「何件直ったか」を数える
反映したら、編集画面ではなく公開ページの文字を照合して、修正後の文が何件出ているかを数えました。
| 反映の回 | 修正案 | 公開ページで修正後の文になっていた件数 |
|---|---|---|
| 先に進めた分 | 2,122件 | 1,922件 |
| 後から進めた分 | 1,155件 | 1,137件 |
2026年10月31日の当社の作業記録より。差の分は、公開ページで修正後の文を確認できなかったものです。
「直したはず」ではなく「公開ページで何件直っているか」を数字で持っておくと、どこまで終わっていて何が残っているかを、あとから誰にでも説明できます。
手順7:迷うものを一覧に残し、人に回す

図3のとおり、AIが「根拠が確認できない」「判断が必要」と印をつけたものは約490件ありました。これを4つの担当に分けて、直せるものは直し、それでも残った100件(78記事)をExcelの一覧にしました。運営者が判断するもの52件と、手作業で直すもの48件です。一覧には、種類・記事のURL・該当箇所・理由と必要なことの4列を設けています。
AIに任せたこと、人に残したこと(残った100件の中身)
AIには照合・修正案づくり・反映の確認を任せ、責任を持つ人の言葉と、置き換えでは場所を特定できない箇所を人に残しました。AIは「根拠が見つからない」を見つけるのは得意でも、「消すか、確かめるか」を決める立場にはありません。

図4の右側が、人に残したものです。最後の100件の中身を見ると、人に残す理由は大きく2つに分かれました。
理由1:責任を持つ人の判断が要る(52件)
| 残したもの | 人が決めること |
|---|---|
| 監修者のコメントの中にある、出典のない数字 | 監修者本人に根拠を確かめ、なければ削除か言い方を変える |
| 体験談に、取材の記録(時期・方法)が書かれていない | 実際の取材なら時期と方法を書き足す。なければ節ごと外す |
| 独自調査と書いてあるのに、回答者数や時期がない | 社内の調査記録を確かめる。なければ結果を外す |
| 広告枠の文言に、根拠が示されていない | 広告主に根拠を求めるか、枠ごと外すかを決める |
| 記事タイトルに、根拠のない数字が入っている | 本文は直したうえで、タイトルは検索への影響も見て決める |
| 公式サイトが開かない紹介先(メンテナンス表示・認証が必要・名前が引けない) | 一時的な障害か閉鎖かを見きわめ、掲載を続けるか外すかを決める |
| サイトの評価の方針と、記事の点数の付け方が合っていない | どちらに合わせるかを決める |
「判断が必要なもの」一覧(2026年10月31日)の「理由・必要なこと」列から、種類ごとに要約。
理由2:置き換えでは、場所を1つに決められない(47件)
意外だったのはこちらです。100件のうち47件は、理由の欄に「同じ文字列がページ内に複数あり、自動では直せない」などと書かれていました(当社集計、2026年11月7日)。たとえば比較表で、ある会社の料金のセルだけを直したいのに、同じ金額が別の会社の行にもある。表の列ごと消したいのに、列の見出しが本文の別の場所にも出てくる。こうした場所は、文字の置き換えでは「どこを直すか」を1つに決められません。
もう1つ、記事のタイトルは本文の外にあるため、本文の置き換えでは直りません。タイトルに根拠のない数字が入っていた記事は、本文を直したあと、タイトルだけを人がWordPressの画面で直す必要がありました。
表は、置き換えより作り直し
料金表や比較表は、同じ数字や言葉が何度も並ぶので、置き換えで直すと別のセルを壊すおそれがあります。古い表は、公式の情報から表ごと作り直すほうが安全です。
実際にあった失敗と、その防ぎ方
失敗はどれも「エラーにならずに、静かに壊れる」種類のものでした。だから、反映のあとに公開ページで数える確認をやめられません。
失敗1:絵文字の書き方ひとつで、13記事の置き換えがずれた
記事の中に、絵文字を数字で書いた記法が入っていると、機械が数える文字の位置が1つずつずれ、別の場所が置き換わって文が壊れました。画面では普通の絵文字に見えるので、編集画面を見ても気づけません。13記事で起きていたため、2026年10月11日の版に戻してから置き換えをやり直しました。
防ぎ方:置き換えの前に、数字で書かれた記法を普通の文字に直す。直したあとは公開ページで文を照合する。
失敗2:一括更新の時期に、本文が別の記事と入れ替わっていた
ファクトチェックの前、2026年10月11日の点検で、本文が別の記事の本文と入れ替わっている記事が4件見つかりました。どれも、2026年4〜6月に記事を一括で更新した時期のものです。WordPressの変更履歴(リビジョン)から元の本文に戻しました。
防ぎ方:一括で更新するときは、更新の前の版を記録し、更新のあとにタイトルと本文の冒頭が合っているかを全件で確かめる。
失敗3:「リンク切れ」と「閉業」を同じに扱いかけた
2026年11月3日に外部リンクを点検すると、リンク切れの疑いは41件、1件ずつ開くと本当に開けないのは17件でした。その中に、最初は「公式サイトが無くなった」ように見えた相談所がありました。確かめると、閉業ではなく、公式サイトが別のドメインに移っていただけでした。この記事は前の版に戻し、リンク先のURLだけを新しいものに差し替えました。一方、移転先も見つからなかった別の相談所は、記事から節ごと外し、紹介していた4社を3社にしています。
防ぎ方:開けないリンクは「閉鎖」「移転」「一時的な障害(メンテナンス表示など)」「機械からのアクセスを断っている」に分けて、移転先を探してから決める。決めきれないものは保留にして、人が判断する。
そのまま使えるチェックリストとシート(例)
「もう存在しない会社・サービス」を見つけるチェックリストと、修正案を出すときのシートの列を、そのまま使える形で載せます(どちらも例です)。
閉業・終了を見つけるチェックリスト(例)
- 公式サイトが開くか(開かない場合、メンテナンス表示か、認証が必要か、ドメインの名前が引けないかを分けて記録する)
- 開いた先が、紹介している会社とは関係のない別のサイトになっていないか
- 新しい申し込み・会員の受付を続けているか
- 社名や屋号、所在地が変わっていないか(求人サイトなど、ほかの情報とずれていないか)
- 公式サイトが無い場合、別のドメインやSNSの公式アカウントに移っていないか
- 過去のページの保存サービスで、最後に営業していたと確認できる日はいつか
- 記事のタイトルや本文の「○社」「○選」の数が、外したあとも合っているか
修正案シートの列(例)
| 列 | 書くこと(例) |
|---|---|
| 記事URL | 直す記事のURL |
| 該当箇所 | 記事の文を、そのまま写す(言い換えない) |
| 直した文 | 修正後の文 |
| 根拠のURL | 公式サイト・公的資料のページ |
| 確認日 | 根拠を確認した日付 |
| 判定 | 直す/外す/人に回す |
| 理由・必要なこと | 人に回すときは、誰が何を決めるのかを書く(例:監修者に根拠を確認) |
| 反映の確認 | 公開ページで修正後の文が出ているか(はい/いいえ) |
「該当箇所」を原文そのまま写すのは、機械で置き換えるときの目印になるからです。同じ文がページ内に2回以上出てくる場合は、その時点で「人に回す」にしておくと、置き換えの事故を防げます。
ファクトチェックのあとに続けること
ファクトチェックは一度で終わりではありません。更新日を正しく示し、冒頭に答えを書き、決めた質問でAIの回答を定期的に確かめることで、古い情報が残りにくい状態を保ちます。
- 更新日を、画面と構造化データの両方で示す:Googleは、公開日・更新日を画面に見える形で示し、構造化データ(datePublished・dateModified)と一致させることをすすめています(Google検索セントラル「日付」)。中身を大きく直したときだけ日付を新しくします。
- 数字の横に、出典と確認日を書く:次に照合するとき、どこを見ればいいかがすぐ分かります。
- 冒頭の1文を答えにする:AIが材料にしやすいのは、質問への答えになっている一文です。婚活パラダイスでは、上位30記事の冒頭に答えの段落を足しました(効果は2026年11月13日〜27日に測定予定)。
- 決めた質問で、AIの回答を定期的に見る:よく聞かれる質問を決めておき、ChatGPTやGoogleのAI Overviewsで、自社の記事が使われているか、古い内容で答えていないかを記録します。
- 紹介している会社の一覧を持つ:記事に出てくる他社・取引先を一覧にし、半年に1回など決まった間隔で、公式サイトが開くかを確かめます。
正直に書くと、今回の照合で検索の順位が戻るかは、まだ分かりません。婚活パラダイスは、更新していない記事も含めてサイト全体が落ちていたので、記事の中身だけが原因とは限らないからです。効果は2026年11月下旬に数字を見て確かめます。それでも、存在しない会社を勧める記事や、古い料金のままの記事は、順位に関係なく読者の不利益です。
全記事のファクトチェックは、AI検索対策の土台の1つです。ほかに最初に直す場所は、AIO対策・LLMO対策は「一気に」|オウンドメディアで最初に直す10か所にまとめています。
よくある質問
記事のファクトチェックとAIの使い方について、よく聞かれる質問をまとめました。
Q.記事のファクトチェックは、AIだけでできますか?
A.照合と修正案づくり、反映の確認まではAIに任せられます。ただし、監修者や取材先の発言、体験談、広告主の文言、記事タイトル、閉業か移転かの見きわめは、責任を持つ人が判断します。当社の472記事では、最後に100件を人の手に残しました。
Q.どの記事からファクトチェックを始めればいいですか?
A.ほかの会社やサービスを紹介している記事からです。閉業やサービスの終了は、記事を読んでも古いと気づけないからです。次に、料金・法律・統計の数字が多い記事を見ます。
Q.照合の根拠にしてよい情報は何ですか?
A.公式サイトと、官公庁などの公的な資料です。ほかのまとめ記事や口コミサイトは根拠にしません。根拠が見つからない数字は、外すか人の判断に回します。
Q.古い情報を直したら、更新日を新しくしてよいですか?
A.中身を大きく直したなら、更新日を新しくして、画面と構造化データの両方で同じ日付を示します。Googleは、内容がほとんど変わっていないのに日付だけ変えることを、確かめるべき点に挙げています。
Q.ファクトチェックをすると、検索の順位は上がりますか?
A.上がるかどうかは、まだ分かりません。当社の婚活メディアでは、照合の効果を測っている途中です。ただ、存在しない会社や古い料金を載せたままの記事は、順位に関係なく読者の不利益になるので、直す必要があります。
Q.AIで文字を置き換えるときに、気をつけることはありますか?
A.置き換える前に、絵文字を数字で書いた記法などを普通の文字に直しておくことです。当社ではこれをせずに、13記事で置き換えの位置がずれました。表のように同じ文字列が何度も出る場所は、置き換えでは場所を1つに決められないので、人が直します。
まとめと、まず今日やること
全記事のファクトチェックは、AIに照合を分担させれば一気に進められます。ただし、公開ページで数えることと、迷うものを人に回すことを守ってはじめて、AIの速さをメディアの信頼を守るほうに使えます。
- ファクトチェックとは、記事の事実を公式・公的な資料と突き合わせる作業。校正・リライトとは別の工程にする
- AI検索の時代は、古い一節が切り出されて使われるおそれがある。いちばん危ないのは「もう無い会社・サービス」
- 種類で分けて照合し、共通パーツから直し、公開ページで反映を数える
- 人の言葉・タイトル・閉業か移転かの判断、置き換えで場所を決められない箇所は人に残す
まず今日やること3つ
- ほかの会社やサービスを紹介している記事を1本開き、紹介先の公式サイトが今も開くか、別のサイトになっていないかを確かめる
- 「最新」「現在」「○年時点」など、時間で古くなる言葉でサイト内を検索し、該当する記事を一覧にする
- 料金か法律の数字を1記事分だけ公式・公的な資料と照合し、上の修正案シートの形で記録してみる
全記事の事実確認と、AI検索対策の立て直しをご相談ください
AIに本文が見えているかの無料診断から始め、全記事の事実確認・閉業や古い情報の削除・内部対策までを2〜3か月で立て直します。この記事と同じ手順で、照合の体制づくりから、人が判断する一覧の作成までお受けします。Chatworkに一言いただければ、代表の佐藤がすぐにヒアリングします。
AUTHOR
佐藤祐介株式会社LIFRELL 代表取締役/アドアフィ専門・成果報酬型マーケター
オプト(全社MVP)、電通デジタルを経て、すららネットでマーケティング責任者としてBtoC事業を35倍に伸ばし上場に貢献。2018年にLIFRELLを設立。業界歴15年、担当500社以上・300商材以上。年間150億円規模のアドアフィ取扱に関わり、月15億円規模の広告費をマネジメント。医薬品・美容・健康食品・家電・デンタル・キッズのメーカー各社の事業側に外部CMOとして入り、数十商材の成果報酬型獲得を同時に運用。自社で婚活メディア「婚活パラダイス」を運営し、2026年10月には全472記事のファクトチェックを、AIエージェントの体制づくりから公開ページでの反映確認まで自ら行いました。本記事の内容は、紹介先の会社名・サービス名・監修者名を伏せたうえで、当社の作業記録と判断の一覧にある事実だけを書いています。※提携ASP・代理店を含む実績

