最新Yahoo!広告機能「アドパーソナライズセンター」の全て:ユーザー主導のプライバシー設定が可能に

監修者

佐藤 祐介
佐藤 祐介

株式会社LIFRELL代表取締役。大手代理店、株式会社オプト、電通デジタルの2社でアカウントプランナーを経験。その後、株式会社すららネットでインハウスマーケターとして事業の立ち上げからマザーズ上場水準まで事業を伸長させる。マーケティング戦略の立案からSEO/WEB広告/SNS/アフィリエイト等の施策で売上にコミット。

専門家

深瀬 正貴
深瀬 正貴

Yahoo株式会社 法人マーケソリューション出身。 鎌倉の海のそばでオフィスFHを運営。 リスティングやSEOをはじめとしたデジタルマーケティングで100社以上の売り上げ課題を解決。
最近の趣味はブームに乗っかったように見えてしまう「焚き火ごはん」。

目次

People using Ads for digital marketing concept, online advertisement, ad on website and social media for customer

日付:2023年7月12日、Yahoo!JAPANより、ディスプレイ広告の範囲内でユーザーに向けた新機能、「アドパーソナライズセンター」が公開されるという喜ばしい発表がありました。

この記事では、Yahoo!JAPANによって提供される、この画期的なアドパーソナライズセンターの特徴と利点についてご紹介します。

目次

  1. アドパーソナライズセンターって何?
  2. ご利用方法とメリット
  3. 総括

1. アドパーソナライズセンターって何?

アドパーソナライズセンターは、ディスプレイ広告のパーソナルデータの使用に関する新しい取り組みです。これは、ユーザーが自らのプライバシー設定をカスタマイズできるようにすることを目的としています。具体的には、ユーザーは自分に関する情報の使用範囲を自由に調整することが可能になります。

公開予定日は以下の通りです:

  • 公開開始:2023年7月26日(水)
  • 広告配信の適用開始:2023年8月23日(水)

この機能は、Yahoo!JAPAN IDにログインしているユーザーだけが利用できる特権です。

2. ご利用方法とメリット

広告のカスタマイズ

アドパーソナライズセンターを通じて、ユーザーは自分の関心事に基づいて広告の表示頻度を調整することができます。たとえば、特定のトピックの広告を減らしたり、完全に非表示に設定することが可能です。

プライバシーの自由な管理

さらに、性別、年齢、興味など、広告表示に使用される個人情報をユーザー自身が管理できます。これにより、ユーザーにとってより適切な広告が配信されるようになりますが、広告の対象ユーザーが広がるため、配信機会の増加も見込まれます。

補足事項

これまでYahoo!JAPANは、ユーザーのオンライン行動に基づいた広告配信を制限する設定を提供してきました。しかし、アドパーソナライズセンターの導入により、ユーザーはさらに細かい設定を行うことができるようになります

3. 総括

Yahoo!ディスプレイ広告におけるアドパーソナライズセンターの導入は、ユーザーにとっても広告主にとっても重要な進展です。ユーザーは自分のプライバシーをより細かく管理できるようになり、広告の個人化と利便性が向上します。一方で、広告主は新しい広告配信の動向に注意を払い、戦略を適応させる必要があります。この新機能がどのように展開されるか、今後の発展に期待しましょう。