婚活を頑張っているけれど、なかなか思うようにいかなかったり、周りの声や自分の年齢に焦りを感じてしまったり…。そんな風に、心が疲れてしまうことはありませんか?
今回、婚活パラダイス編集部は、オンラインを中心に活躍されている心理カウンセリングCREARの代表で、公認心理師でもある蔵野まどかさんにお話を伺いました。
約3000件もの相談に向き合ってきた蔵野さんが語る、「自分で自分を助ける力」や「生きやすさ」という視点は、きっと婚活中のあなたの心を軽くするヒントになるはず。幸せなパートナーシップを築くためのメンタルケアについて、たっぷりとお聞きしました。

心理カウンセラー・蔵野まどかさん× 婚活パラダイス編集部 インタビュー対談

心理カウンセラー
CREAR
蔵野まどかさん
公認心理師の蔵野まどかさんは、精神科・認知症病棟から恋愛・家族問題まで計3,000件超を担当してきたオンライン中心のカウンセラー。大阪・南森町のカウンセリングオフィスAXIAで約2,000件の臨床を積んだ後、2020年に独立し「心理カウンセリングCREAR」を設立した。依存症分野の豊富な経験と、丁寧な傾聴で“現状を動かし未来を創る力”を引き出す伴走型アプローチが支持され、講演・メディア協力も多数。
編集部: 本日はお忙しい中ありがとうございます! 蔵野さんはオンラインを中心にカウンセリングをされていますが、まずカウンセラーを目指されたきっかけから教えていただけますか?

こちらこそ、ありがとうございます。私が心理カウンセラーを目指したのは、高校2年生の時なんです。進路を考えたときに、自分が一番深く学びたい学問は何かと考えたら、それが心理学でした。
そこから心理学を活かせる仕事を調べていくうちに、心理カウンセラーという夢が見つかったのがきっかけですね。
編集部: 高校生の時から明確な目標があったのですね! 「CREAR(クレアル)」というカウンセリングルームの名前には、どんな想いが込められているのでしょうか?



悩みや問題から抜け出すためには、「これからどうしていくか」を見つけることが大切だと考えています。「状況が変われば…」と願うだけでは、なかなか前に進めませんよね。
どんな状況でも、自分でコントロールできる範囲で変えられることを見つけて行動することが重要なんです。自分次第で現状の見え方も、未来も変わっていく。
カウンセリングを通して、自ら「生きやすさを創り出す」という意識を持ってほしい、その想いから「創造」を意味する「CREAR」と名付けました。
オンラインだからこそ届く声:約3000件の経験から見えたこと
編集部: 以前は別のカウンセリングルーム(AXIA)で約2000件のご経験を積まれたのですね! (現在は臨床経験数約3000件) そこから独立され、オンライン中心の活動に移行されたのは、何かきっかけがあったのでしょうか?



実は、最初からオンライン中心にしようと思っていたわけではないんです。独立した2020年が、ちょうど新型コロナウイルスの流行と重なってしまって。
皆さんが外出を控える状況になり、必然的にオンラインカウンセリングが主な活動スタイルになりました。
編集部: なるほど、時代の流れも影響したのですね。実際にオンラインで続けてみて、どんなメリットを感じていますか?



はい、続けていくうちに、オンラインならではの需要がたくさん見えてきました。例えば、小さなお子さんがいて家から出られない方や、引っ越した後も以前のカウンセラーに相談したいという方など、「どこからでも利用できる」というメリットは本当に大きいと感じています。
今ではインターネットで検索すれば、日本全国、それこそ海外からも見つけていただける時代です。海外在住の日本人の方が、海外にいながら日本のカウンセリングを受けられるのも、オンラインならではの利点だと思います。
悩みの根っこに寄り添う:蔵野さんが大切にするカウンセリング姿勢
編集部: 依存症や夫婦・親子関係、恋愛、DVなど、本当に幅広い相談を受けていらっしゃいますが、一貫して大切にされている姿勢やモットーはありますか?



クライエント様が「本当に話したかったこと」を引き出せるような問いかけを大切にしています。心の奥底でずっと思っていたことを言葉にして誰かに聞いてもらうと、「やっと分かってもらえた」と嬉しくなる経験、ありませんか?
カウンセリングでは、「話してみてよかった」「少し心が軽くなった」と感じていただくことが、まず大切だと思っています。「そうなんですよ!」と前のめりになって話してくださる姿を見ると、この過程が本当に大事だなと感じます。
編集部: 確かに、自分の気持ちを言葉にすることでスッキリしますよね。



モットーとしては、クライエント様の「今」だけでなく、「未来」まで考えたカウンセリングを行うことです。その場しのぎの解決では、本当の意味でご本人のためにはならないと感じています。
これから先、もし同じような壁にぶつかっても乗り越えられるような考え方を身につけていただける、そんなカウンセリングを提供し続けたいですね。
編集部: 「自発的に変化を創れる人が生きやすさを手に入れる」という信念についてもお聞きしたいです。この考えに至った経緯は?



長年カウンセリングをしていると、回数を重ねるごとに良くなっていく方と、なかなか現状維持から抜け出せない方がいらっしゃることに気づきました。その違いは何かと考えたとき、良くなっていく方は、考え方や行動に変化を持たせ、それを続けようと努力されているんです。
一方で、現状維持が続く方は、今までの習慣を変えることに抵抗があることが多い。変わりたいという気持ちがあれば、自分なりの生きやすさを考えて、自然とそれに必要な変化を起こしていくんですよね。
多くの方との出会いを通して、自発的な変化の大切さを教えていただき、今の信念に繋がりました。
編集部: なるほど。でも、変わるのって勇気がいりますよね…。



もちろん、人間は変化をストレスと感じやすい生き物ですから、簡単ではないこともよく分かります。
ただ、これまでのやり方で生きづらかったのなら、何かを変えていく覚悟も必要になってきます。
もし、まだその段階に至っていない方には、まず変化への抵抗感や、変わりたいという気持ち(動機)の弱さに寄り添うことからサポートするようにしています。
婚活疲れを乗り越えるヒント:「自分で自分を助ける力」とは?
編集部: 婚活をしていると、人に頼りたくなったり、逆に誰にも頼れず一人で抱え込んでしまったりすることもあります。蔵野さんがおっしゃる「自分自身が自分を救う」という考え方を持つことのメリットを教えてください。



「誰かがいないと乗り越えられない」というのは、少し危うい状態だと思うんです。もちろん、カウンセラーや周りの人に頼ることは大切ですが、最終的にどうするかを決めるのはご自身です。
誰かから与えられた解決策だけを取り入れていると、また同じような問題が起きた時に躓いてしまいます。
生きていれば悩みは何度でも訪れますから、「自分で自分を助ける力」があれば、頼れる人がいない時でも、目の前の状況に対処できるようになります。
編集部: 自分で自分を助ける力、ですか。具体的にはどんな力なのでしょう?



例えば、考え方の整理方法、受け止め方の柔軟性、時には「これは仕方ない」とポジティブに諦めることなど、色々な心の技を自分の中に持っておくことです。
そうすると、悩む時間が減ったり、本当に悩むべきこととそうでないことの区別がつくようになったりします。
心の平穏を早く取り戻せることほど、救われることはないですよね。この力は本当に大きなメリットがあるので、ぜひ多くの方に培っていただきたいです。
編集部: その力を身につけるために、カウンセリングではどんなステップでサポートされているんですか?



まずは、今抱えている目の前の問題に取り組みます。それが少し落ち着いて、クライエント様に他の話を聴く余裕が出てきたら、「今回はどういう考え方で、どう対処したか」を一緒に振り返ります。
対処法だけでなく、その根底にある考え方の両方が大切で、今後似た状況になった時に応用できるようにお話しします。
ただ、すぐに定着するものではないので、継続的なカウンセリングの中で、反復学習のように繰り返し思い起こしていただくことが多いですね。
考え方が変われば行動も変わる:変化を起こすためのカギ
編集部: 「思考の習慣が行動をつくる」というお話がありましたが、思考を変えることと行動を変えること、どちらが難しいと感じますか?



私は、思考が行動を生み出すと考えています。なので、思考が変わる前に行動だけ変えようとしても、なかなか続かないはずです。例えば、禁煙に失敗したり、勉強を始めてもすぐ他のことをしてしまったり…。
思考は、その人の動機や経験に基づいて一貫性を持っているので、変えるのは簡単ではありません。相当な必要性や、「変わりたい」と強く願う動機がないと難しいですね。
行動は「とりあえず変えてみる」ことができますが、それを続けるには、それを支える思考がセットになっていないと、習慣化できずに終わってしまうことが多いです。
婚活中のメンタル、どう整える?:不安やプレッシャーとの向き合い方
編集部: 婚活をしていると、周りの声や年齢への焦り、過去の恋愛のトラウマなどで、不安やプレッシャーを感じやすい方も多いと思います。蔵野さんは、どんな背景があると感じますか?



やはり、ご家族や親戚、友人など、周りからの結婚に関する声がプレッシャーになることは多いでしょうね。
あとは、過去の恋愛経験がトラウマになっていたり、結婚が全てではない時代とはいえ、ご自身の年齢に対する焦りを感じてしまったり…色々な要因があると思います。
編集部: そういった中で、婚活や恋愛において心がけると良いメンタルケアの方法はありますか?



「心は熱く、頭は冷静に」というのが結構大事だと思っています。状況によってケアの方法は変わりますが、どんなに感情が揺さぶられても、まずは「今起きている事実だけ」を冷静に見るように心がけてみてください。
婚活や恋愛中は、起こった出来事から派生した想像や妄想で悩んでしまう方が本当に多いんです。
編集部: ああ、分かります…。「もしかして嫌われたかも」「あの発言はこういう意味だったんじゃ…」とか、どんどん悪い方に考えてしまうこと、ありますよね。



そうなんです。そうすると不安はどこまでも膨らんでキリがありません。もし不安でどうしようもなくなったら、スマホのメモでもノートでもいいので、「頭の中の不安」と「今起きている事実」を分けて書き出してみてください。
見比べてみると、「あ、これは自分で作り上げていた妄想だったな」と気づけるはずです。そうやって、不安がらなくていいことを見つけて手放し、気持ちを落ち着けていくことが大切です。
幸せの形は人それぞれ:「生きやすさ」を育むパートナーシップ
編集部: 蔵野さんは「幸せ」を「生きやすさ」と捉える、というお話をされていますが、この考え方は婚活やパートナーシップにおいて、どんな風に応用できるでしょうか?



婚活や夫婦関係において「生きやすさ」を育むためには、「お互いの違いを許せる意識」が大切だと思います。
言いたいことを言い合える関係も素敵ですが、長く一緒に生きていく中で、どうしても考え方や価値観が合わない部分も出てきますよね。
編集部: そうですね、全部が全部、同じ考え方の人なんていないですもんね。



はい。「考え方が違って当然。全部一緒じゃなくて良いんだ」という考え方がお互いにあると、それぞれの個性を尊重し合える、心地よい「生きやすさ」が育まれると思います。
深刻な悩み、一人で抱えないで:DVや依存症との向き合い方
編集部: DVや依存症などは、ご本人が気づきにくかったり、周りに相談しづらい問題だと思います。もしそういった状況にある方が相談に来られた場合、最初はどのようにアプローチされますか?



はい。「考え方が違って当然。全部一緒じゃなくて良いんだ」という考え方がお互いにあると、それぞれの個性を尊重し合える、心地よい「生きやすさ」が育まれると思います。
編集部: もし相談者の方が「相手を変えたい」と強く望んでいる場合は、どう対応されるのでしょうか?



まずは、「なぜそこまで強く相手を変えたいと思うのか」その経緯やお気持ちをじっくりと伺います。変えたいという感情自体は否定しませんが、「他人は、その他人の意思でしか変わらない」ということは、はっきりと言葉にしてお伝えします。
すぐに受け入れられる方もいれば、そうでない方もいらっしゃいます。後者の場合は、さらに時間をかけて、その方の辛い感情に寄り添うことが必要になります。
そして、「自分がコントロールできるのは自分のことだけ」という事実に気づいていただき、「相手が変わらなくても、自分が楽になるためにはどうしたらいいか」を探していく方向でカウンセリングを進めていきます。
「私なんて…」から抜け出すために:婚活で高めたい自己肯定感
編集部: 婚活をしていると、お相手から選ばれなかったり、他の人と比べたりして、「自分には価値がないのかも…」と自己肯定感が下がりがちな方も多いと思います。そんな方に向けて、アドバイスはありますか?



まず、「他人からどう見られたいか、どう評価されたいか」に重きを置きすぎていないか、考えてみてほしいです。
それだと、「他人の評価=自分の価値=自己肯定感」になってしまいます。他人の評価は、あくまで参考程度に留めておくのが良いでしょう。
それよりも、「自分が望む自分でいられているか」が大切です。「自己」肯定感ですから、他人軸ではなく、自分軸で「自分には価値がある」と感じられることが重要です。
編集部: とはいえ、婚活中は特に他人の目が気になってしまいます…。自己肯定感を損なわないためには、どんな視点を持つと良いでしょうか?



客観的な評価が気になるのは、自然なことですよね。ただ、覚えておいてほしいのは、「自分の価値を見失うきっかけになった他者の評価が、必ずしも正しいとは限らない」ということです。
「あの人にこう言われたから」「こんな態度を取られたから、私なんて…」と、全てを真に受ける必要はありません。
参考にしたいと思える意見だけを取り入れて、あとは「自分が好きな自分でいる」ことを大切にしてください。
「生きづらさ」に気づいたら:変化への一歩を踏み出すために
編集部: カウンセリングに来られる方で、ご自身が「生きづらさ」を抱えていると自覚されるのは、どんなタイミングが多いのでしょうか?



初めて悩んだタイミングで来られる方は少なく、過去からずっと同じようなことで悩み続けてきて、「もうどうにもならない」「自分だけではダメだ」とお手上げ状態になった時に、専門家を頼ることを決意される、という方が多いようです。
編集部: 生きづらさに気づいた後、実際に行動を変えていくためには、何が大切になりますか?



やはり、「変わりたい」という動機の強さと、「行動を変えるぞ」という意志の強さ。この二つがどれだけしっかりあるかが、大きなポイントだと思います。
カウンセリングをもっと身近に:公認心理師としての想いと未来
編集部: 蔵野さんは国家資格である公認心理師の資格もお持ちですが、今後はどのような活動を考えていらっしゃいますか?



これからも臨床、つまり実際のカウンセリングの現場をメインに活動していきたいという思いが強いです。
ただ、新しい形としては、カウンセラー全体の質を上げるために、若手の育成としてスーパーバイズ(指導・助言)を行う側になることも考えていきたいですね。
また、今日のようなメディアでの活動を通して、一人でも多くの方のお役に立てるような情報をお届けできる機会が増えたら嬉しいです。
編集部: カウンセリング業界全体については、どのように感じていますか?



昔に比べると、カウンセリングへの敷居はずいぶん低くなったと感じます。ただ、特に地方では、まだカウンセリングを利用することへの偏見や抵抗感が根強い部分もあるように思います。
最近はオンラインカウンセリングを行う事業者も増え、知り合いに会う心配なく利用できる環境が整ってきています。
必要な方がもっと気軽に頼れるように、カウンセリングが今よりもさらに身近なツールとして広まっていくことを願っています。
編集部: SNSでも積極的に情報発信されていますが、どんなことを大切にされていますか?



自己理解のヒントになるような情報発信と、カウンセリングを考えているけれど一歩踏み出せない方の背中を押せるようなメッセージを届けたいと思っています。
「いつかどこかの誰かが偶然私の記事に出会ったとき、心に響くものを残しておきたい」そんな思いで書いています。
SNSでの発信は、あくまで専門知識の普及やカウンセリングを検討するきっかけ作りだと考えています。
一人ひとり状況が違うので、実際のカウンセリングでは、その方に合ったアプローチで、「こうなりたい」という未来を創るお手伝いをしています。
迷っているあなたへ:最初の一歩を踏み出すために
編集部: 最後に、カウンセリングを受けようか迷っている読者の方へメッセージをお願いします。「こんな相談でも大丈夫かな?」と不安に思う方もいるかもしれません。



初めてカウンセリングを受ける時は、色々と分からないことが多くて不安になりますよね。もし事前に確かめたいことがあれば、お気軽にお問い合わせください。
カウンセリングの途中でも、不安なことは遠慮なくおっしゃってくださいね。カウンセリングを受けてみようと一歩踏み出してくださった勇気を大切に、丁寧に対応させていただきます。
私はこれまで、専門分野を狭めずに幅広いご相談に対応することを大切にしてきましたので、「こんな相談をしても大丈夫かな?」と躊躇されている方も、安心して、まずはお話を聞かせていただけると嬉しいです。
あなたにとって必要なタイミングで、お力になれたら幸いです。
編集部: 初回のカウンセリングは、どのような流れで進むのでしょうか?



まずはご挨拶から始まり、その日ご相談されたい内容について詳しくお伺いします。時間のおわりには、継続の必要性や望ましい頻度について、専門家としての見立てをお伝えしますが、継続するかどうかはクライエント様ご自身に決めていただいています。
一切強制ではありませんので、ご安心ください。もし次回のご予約を希望される場合は、最後に日程を調整して終了となります。
編集部: 蔵野さんが目指す、理想のカウンセリング像を教えてください。



悩んだ時に、やみくもに落ち込むのではなく「正しい悩み方」が身につくように導きながら、厳しい現実もしっかりと受け止める力とその先を自分で創っていく力を培える、そんなカウンセリングが理想です。
編集部: 蔵野さん、本日は貴重なお話を本当にありがとうございました! 婚活中の読者にとって、たくさんの勇気とヒントをいただけたと思います。



蔵野: こちらこそ、ありがとうございました。
編集後記
今回の蔵野まどかさんへのインタビューを通して、婚活やパートナーシップにおける悩みは、決して特別なものではなく、誰もが抱える可能性のあるものだと改めて感じました。そして、大切なのは、その悩みとどう向き合い、乗り越えていくか。「自分で自分を助ける力」や「生きやすさ」という蔵野さんの言葉は、つい他人軸で考えてしまいがちな婚活において、自分自身に立ち返ることの重要性を教えてくれます。
特に印象的だったのは、「心は熱く、頭は冷静に」というアドバイスと、「事実と妄想を分けて考える」具体的なワーク。不安に飲み込まれそうな時、この視点を持つだけで、少し心が軽くなる気がします。
もし今、婚活で悩んでいたり、心が疲れてしまっている方がいたら、一人で抱え込まず、蔵野さんのような専門家の力を借りることも選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。オンラインなら、場所を選ばず気軽に相談できます。この記事が、皆さんの心が少しでも晴れやかになり、前向きな一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。