
「パラサイトシングル」「婚活」「格差社会」――現代日本の家族と若者を読み解くキーワードを生み出し続ける、第一線の社会学者。
中央大学文学部教授。家族社会学・感情社会学・ジェンダー論を専門とし、「パラサイトシングル」や「婚活」「格差社会」など、多くの社会的キーワードを提起してきた第一人者。
親子・夫婦・恋人などの関係を通じ、少子化や未婚化といった現代社会の問題を鋭く分析し続ける。その研究は幅広い層から注目を集め、政策提言やメディア出演も多数。結婚や家族をめぐる状況を解きほぐす、婚活・恋愛分野に欠かせない存在である。
\山田 昌弘さん、特別インタビュー対談/

【資格】
- 男女共同参画会議 民間議員
- 内閣府「幸福度に関する研究会」委員
【経歴】
- 1957年 東京都生まれ
- 1983年 東京大学大学院 社会学研究科 修士課程修了
- 1986年 東京大学大学院 社会学研究科 博士課程 単位取得退学
- 東京学芸大学 社会学研究室 助手・専任講師・助教授を経て、カリフォルニア大学バークレー校 客員研究員を務める
- 2004年 東京学芸大学 教育学部 教授(~2008年3月)
- 2006年 「格差社会」で流行語大賞トップ10を受賞
- 2008年4月 中央大学 文学部 教授に就任
【著書】
- 『近代家族のゆくえ』(新曜社)
- 『結婚の社会学』(丸善ライブラリー)
- 『Japanese Family in Transition』(フォーリン・プレス・センター)
- 『家族のリストラクチュアリング』(新曜社)
- 『パラサイト・シングルの時代』(ちくま新書)
- 『家族というリスク』(勁草書房)
- 『家族ペット』(文春文庫2007年)
- 『パラサイト社会のゆくえ』(ちくま新書)
- 『希望格差社会』(ちくま文庫2007年)
- 『迷走する家族』(有斐閣)
- 『新平等社会』(文春文庫)
- 『少子社会日本』(岩波新書)
- 『ここがおかしい日本の社会保障』文春文庫
- 『なぜ若者は保守化するのか』(朝日文庫)
- 『なぜ日本は若者に冷たいのか』(東洋経済新報社)
- 『家族難民』(朝日文庫)→ 2016年 朝日文庫
- 『女性活躍後進国ニッポン』(岩波書店)
- 『結婚クライシス』(東京書籍)
- 『モテる構造-男と女の社会学』(ちくま新書)
- 『底辺への競争』(朝日新書)
- 『悩める日本人-人生案内に見る現代社会の姿』(ディスカヴァー21)
- 『結婚不要社会』(朝日新書)
- 『日本で少子化対策はなぜ失敗したのか』(光文社新書)
他多数
【得意分野】
- 家族社会学
- 感情社会学
- ジェンダー論
- 少子化・未婚化などの実証研究
- 家族を取り巻く経済格差や社会構造の分析と政策提言