『Google広告審査不合格対策:「悪質なソフトウェア」問題の解決ガイド』

監修者

佐藤 祐介
佐藤 祐介

株式会社LIFRELL代表取締役。大手代理店、株式会社オプト、電通デジタルの2社でアカウントプランナーを経験。その後、株式会社すららネットでインハウスマーケターとして事業の立ち上げからマザーズ上場水準まで事業を伸長させる。マーケティング戦略の立案からSEO/WEB広告/SNS/アフィリエイト等の施策で売上にコミット。

専門家

深瀬 正貴
深瀬 正貴

Yahoo株式会社 法人マーケソリューション出身。 鎌倉の海のそばでオフィスFHを運営。 リスティングやSEOをはじめとしたデジタルマーケティングで100社以上の売り上げ課題を解決。
最近の趣味はブームに乗っかったように見えてしまう「焚き火ごはん」。

目次

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概要

今回の記事では、長期にわたりGoogle広告の配信を行っているお客様が直面したある問題についてお話しします。その問題とは、「悪質なソフトウェアまたは望ましくないソフトウェア」という理由で突然広告が審査に合格しなくなったというものです。このような状況に直面した場合、どのように対応すれば良いのか、皆さんに分かりやすく説明したいと思います

この問題が発生した際、我々は迅速にGoogle広告のサポートチームに問い合わせを行いました。これは、広告配信が停止されるとビジネスに影響が出るため、できるだけ早く解決策を見つけたいと考えたからです。

Google広告サポートからの回答

私たちが問い合わせを行ったところ、Google広告のサポート担当者からメールで回答をいただきました。その内容は、広告審査に合格するために必要なステップや、悪質なソフトウェアが広告に関連していると判断された理由など、具体的かつ詳細な情報が含まれていました。サポート担当者の回答は非常に親切で、わかりやすい説明がなされていたため、我々にとって大きな助けとなりました。

この記事では、その回答の内容を基に、どのようにしてこの問題を解決できるのか、具体的な手順や考慮すべきポイントを解説していきます。また、将来的に同様の問題に直面した際に備えて、どのように対策を講じるべきかについても触れていきたいと思います。

Google広告:「悪質なソフトウェアまたは望ましくないソフトウェア」問題の具体的な解決策

具体的な解決策

「悪質なソフトウェアまたは望ましくないソフトウェア」による広告審査の不合格に直面した際、具体的な解決策を見つけることは容易ではありません。私たちは、Google広告サポートからのメールを参考に、いくつかの対応策を試みました。ここでは、そのプロセスと、それぞれのステップの結果について詳しくご紹介します。

まず、Googleから指摘された「感染の疑いがあるURL」に対応し、悪質なソフトウェアが含まれていると思われるページを修正しました。具体的には、疑わしいファイルを全て削除するという措置をとりました。しかし、残念ながらこの対応だけでは問題は解決せず、再度の審査でも不合格となってしまいました。Googleサポートによると、まだ悪質なソフトウェアが残っているとのことでした。

2. サーバーの引っ越し

次に、ウイルス感染の可能性があると考えられたレンタルサーバーを変更しました。新しいサーバーへの移行を完了した後、改めて審査を申請しましたが、結果は同様に不合格でした。Googleサポートに再度問い合わせたところ、依然として悪質なソフトウェアが存在するとの回答を受けました。

3. ドメインの変更

最後の手段として、ドメインの変更を行いました。ドメインを変更することには、SEOの観点で信頼性が一時的に低下したり、リスティング広告の広告ランクがリセットされるなどのリスクが伴います。しかし、他の方法で解決できなかったため、この手段に賭けることにしました。幸い、ドメインの変更後に審査に通過し、広告の配信が再開されました。

総括

サーバーにウイルスが感染している場合、新しいサーバーに切り替えることで問題が解決することが多いです。しかし、このケースではサーバーの引っ越しとドメインの変更を行った後にすぐに再審査を行ったため、Googleが過去のキャッシュを読み込んでしまい、審査が不合格となる可能性があったと考えられます。

サーバーの引っ越しだけで問題が解消されることもありますが、それがいつになるかは不確実です。運用型広告の場合、長期間待つことは難しいため、サーバーの引っ越しとドメインの変更をセットで行うことも有効な対策として考慮する価値があるでしょう。特に、「悪質なソフトウェアまたは望ましくないソフトウェア」の問題で広告が審査に落ちた場合、これらの手段を試すことをお勧めします。

Google広告:「悪質なソフトウェアまたは望ましくないソフトウェア」問題の解決へのまとめ

まとめ

さて、今回ご紹介した内容はいかがでしたでしょうか?この記事を通じて、Google広告の審査で「悪質なソフトウェアまたは望ましくないソフトウェア」という理由で不合格となった場合の対処法について、具体的な手順やその結果を詳しく解説しました。

お客様との協力により、私たちは最終的に広告の掲載を再開することができました。このプロセスは容易ではなかったものの、結果として有効な解決策を見つけることができたのです。

もし、あなたが同様の問題に直面した場合は、是非とも私たちが実践したステップを参考にしてみてください。ページの修正、サーバーの引っ越し、ドメインの変更という順序で対応することが、このような問題を解決する鍵となり得ます。

この記事が、Google広告を利用する皆さんの役に立つことを願っています。何か問題に直面した際は、焦らずに一つ一つ解決策を試してみることが重要です。そして最終的には、広告の掲載が再開されることを心より願っております。