ユーザビリティを上げるための施策

• モバイルファースト

  アクセスしてくるユーザーの端末・環境に合わせたコンテンツを作ることです。ユーザーが使用端末毎に用途を使い分けていたり、訪れる回数により見るコンテンツが違う場合、対応する必要があります。

• サイト表示スピード

  速度の向上はユーザーの立場やサーバーの運用を考えるととても重要な要素です。表示スピードが3秒以上かかると離脱率が40％上がるという情報もあるほど、表示スピードはコンバージョン率にも直結してきます。

• AMP対応

  Accelerated Mobile Pagesの略で、モバイル端末でページを高速表示するためのGoogleとTwitter等による仕組み化のことです。表示速度が従来に比べてスピードが４倍近くになるため、よりユーザーを獲得しやすくなります。

• https化

  https化とは、「Hypertext Transfer Protocol Secure」の略で、http通信をSecure（安全に）行うためのプロトコルです。脆弱性の問題を防ぐために考えられたのが、httpsです。

• エラーへの対処＋
  オリジナルエラーページの設置

  エラーページには、403,404,500など様々な種類があります。サイトの離脱を最小限に抑えるために、オリジナルのエラーページを作ることにより、グローバルナビや別コンテンツの情報への導線をつくりましょう。

クローラーの巡回を促す施策

• XMLサイトマップの設置

  クローラビリティの向上のためのサイトマップのことです。これがあるかないかではクローラーの回遊のしやすさが変わってくるため必ず設置することをオススメします。

• 内部リンクの最適化

  内部リンクがあることによってクローラーがサイト内を回遊しやすくなり、正当な評価がされやすくなるという利点があります。対ユーザーという観点では、ユーザーの回遊率を高めることが可能です。

• ディレクトリの階層を
  分かりやすくする

  Webサイトにおいて、理想は3クリック以内でページに到着できることといわれています。ディレクトリ構造とクリック階層を考慮した上で、正しく設計することでSEO評価の向上につながります。

• パンくずリストを適切に設置

  パンくずリストとは、サイトの階層において今どこにいるのかを示したものです。ユーザビリティという観点からも必要ですし、クローラーがサイトを読み込む際も、パンくずリストが設定されていると、うまく読み取られます。

• ページネーションを数字で表す

  ページネーションとは日本語で『ページ送り』『ページ割り』と呼ばれる機能のことで、内容量が多いコンテンツを分割表示するときに使用されます。矢印ではなく数字で表すことでよりクローラーもユーザーも遷移をしやすくなります。

• robot.txtの使用

  robots.txtとは、収集されたくないコンテンツをクロールされないように制御するファイルです。クロールさせる中でも優先順位をつけさせることができます。

• 構造化マークアップを行う

  構造化マークアップとは、ユーザー以外のクローラーにサイトのテキスト情報をより詳細に伝えることで、ページ内の情報をより正確に把握してもらうことです。構造化マークアップを行うことで、クリック率が向上するなどの利点もあります。

適切にインデックスしてもらうための施策

• canonicalタグ

  canonical(カノニカル)タグとは、重複するページが存在する場合、どのURLが1番重要であるかを検索エンジンに対して指定するHTMLタグのことです。

• noindexタグ

  noindexタグとは、そのページがインデックスされないようにブロックするタグのことです。Googleからの評価が下がってしまう可能性を防ぐため、noindexタグを設置し、回遊を防ぐ必要があります。

• 重複コンテンツ

  同じような内容の記事はGoogleから重複コンテンツとして判断されてしまい、悪い評価を受けてしまいます。メディア運営者の方は重複コンテンツになりそうな記事の削除や統合、noindexタグをつけるなどの対策に出る必要があります。

内容を適切に伝える施策

• meta description

  meta descriptionとは、検索結果に表示されるタイトルの下部に表示されているページの説明文章を指します。meta discriptionタグはユーザーのクリック率に影響があるといわれています。

• meta refresh

  meta refreshとは、サイト内にこのタグを設置した際に、特定のサイトにユーザーを飛ばすことのできるものになります。アドレスを変更した際や、https化した際などに新しいURLにユーザーを飛ばす時に活用されます。

• H2,H3などの見出しタグ

  見出しの文章にはキーワードの使い方などのルールがあります。無視するとユーザーにとって見にくいものになってしまうだけでなく、Googleからの評価も落としてしますので非常に重要な観点になります。

• altタグ

  Googleのクローラーは画像の内容を完全に読み取ることができないため、altタグを設定することで、画像の内容を文章でGoogleに教える必要があります。

• アウトバウンドリンク

  難しい言葉や専門的なことの説明をする際に、外部のサイトや記事のリンクを設置することがあると思います。リンクされている外部のサイトの信憑性なども評価に関わってきます。

ガイドライン違反

• 隠しテキスト・隠しリンク

  意図的に隠しテキスト・隠しリンクをすることにより検索順位を操作しようとする手法はペナルティの対象になります。しっかり確認した上でSEO対策をしていく必要があります。

• クローキング

  「クローキング」とは、クローラーとユーザーそれぞれに見せるページを別々のものを用意することで、検索順位を操作するというものです。クローキングはGoogleからのペナルティに当たるのでしてはいけません。

今後注目されるSEO内部対策

• ドメイン

  新たにメディアを運用する際に、新しいドメインを使用するか、もしくは中古のドメインを使用するかの問題が生じます。SEO対策を意識したドメイン変更が必要になります。

• 音声検索

  「Siri」や「アレクサー」のような音声による検索は、今までのキーワードを文字でうつ検索とは違う検索キーワードになっており、内部的にも対策が必要です。

• 海外におけるSEO対策

  ボーダーレス化が進み、海外進出を考える企業が増えています。日本だけを市場にするのと、海外も市場にするのでは大きな市場規模の差が生まれます。その上で、海外の検索エンジン上でもSEO対策が必要になります。