リアルタイムなコミュニケーション手段として注目を浴びているチャットボット。
そんなチャットボットをマーケティングに利用できるのをご存知でしょうか?
この記事では、チャットボットのマーケティング利用方法について詳しく紹介します!
チャットボットを導入する際のポイントや注意点について解説しています。
さらに、おすすめのチャットボット17選をご紹介します。効果的にマーケティング活動を行いたい方必見の内容です。
ぜひこの記事を参考に、チャットボットの力を存分に活かしましょう!
チャットボット=自動応答ロボットのこと
「チャットボットとは、文字通り「チャット」を行う「ボット(ロボット)」を指します。人間が行う会話を模倣し、自動的に応答を生成するコンピュータプログラムです。
チャットボットの応答は、単純なものから高度なものまでさまざまなレベルがあります。
特定の質問に対する答えを提供したり、サービスの予約、商品の提案、ユーザーのサポートなど、いろいろなタスクを実行することができます。
チャットボットの比較前にやるべき3つの準備とは?
チャットボットの導入は企業のコミュニケーション戦略に重要な役割を果たします。
戦略を成功させるためは、導入準備をいかに綿密に行うかどうかによって変わってきます。
準備①:導入目的を明確化する
チャットボットを導入する最初のステップは、導入目的を明確にすることです。
顧客サポートを自動化したいですか?
製品やサービスのおすすめやメリットを顧客に提供したいですか?
サイトの訪問者とのエンゲージメントを高めるために使いたいですか?
これらの質問の答えは、どのようなチャットボットが最適なのかを判断するための基礎を築きます。
準備②:欲しい機能を検討する
次のステップは、あなたが何を求めているかを明確にすることです。
どのような問い合わせを処理する必要がありますか?
チャットボットは顧客の質問に即座に応えるだけでなく、商品やサービスの推奨、アポイントメントの設定、FAQの提供など、様々な役割を果たすことができます。
加えて、あなたのビジネスの特定のニーズに応じてカスタマイズできるチャットボットを選ぶことも重要です。
例えば、多言語対応やCRMとの統合など、特別な要件を満たすことができるチャットボットが必要な場合もあります。
準備③:予算などの社内リソースを確認する
次に、チャットボット導入のための予算とリソースを評価します。
チャットボットには、無料のものから高額なエンタープライズレベルのソリューションが可能なものまで、さまざまな価格帯があります。
また、チャットボットの設定と維持には、IT部門のサポートや外部の開発者が必要になるかもしれません。
そのため、導入前には十分な準備と調査が不可欠です。
一方で、手間とコストを大幅に節約できる自己学習型のチャットボットも存在します。
AIを活用し、時間とともにユーザーの質問と要求を学習し、自己改善していきます。
チャットボットのおすすめ17選を比較表も含めて紹介!
では、おすすめのチャットボットを17個ご紹介します。
社内外の問い合わせにおすすめのチャットボット一覧
問い合わせ①IZANAI by Cloud CIRCUS
IZANAIは、CVRとCX(顧客体験)を改善するためのツールです。
通常のフォームをチャットボット入力フォームに変更することで、ユーザーの離脱を防ぎ、CVまでのハードルを下げることができます。
ユーザーに合わせた質問を出し分けることで顧客体験が向上し、結果CV数の増加につながります。
問い合わせ②:OfficeBot
OfficeBotは、ユーザーローカルが提供するサポートチャットボットで、人工知能(AI)を活用して顧客サポート業務や社内からの問い合わせ対応業務を自動化する法人向けのクラウドサービスです。
OfficeBotは、さまざまな業界・規模の企業で導入されており、多くの成功事例が存在します。
また、WebサイトやLINE、Teams、Slack等と簡単に連携することができます。
問い合わせ③:Salesforce Service Cloud
Service Cloudは、Salesforceが提供するカスタマーサービス向けのクラウドプラットフォームです。
Service Cloudは、コンタクトセンターやリモートのサービス担当者に、お問い合わせの管理、ライブチャット、ナレッジベース、セルフサービス型のコミュニティなどの機能を提供し、お客様の全体像を把握し、カスタマーサービスを強化することができます。
問い合わせ④:LINC Biz bo
LINC Biz botは、シャープ子会社の株式会社AIoTクラウドが提供するFAQチャットボットです。
LINC Biz botは、導入や運用が簡単で、特にテレワークで手薄になったオフィス対応業務をサポートすることを目的としています。
初心者でも簡単に使用でき、30日間の無料トライアルも提供されています。
問い合わせ⑤:AI-FAQボット
AI-FAQボットは、株式会社L is B(エルイズビー)が提供するFAQチャットボットサービスです。
AI-FAQボットは、ヘルプデスクや総務・サポート窓口などの社内・社外向けの問い合わせ対応を自動化することを目的としています。
事前学習は一切不要で、QAをExcelに登録するだけで簡単に利用開始できます。
カスタマーサポートにおすすめのチャットボット一覧
カスタマーサポートはビジネスにおいて重要な部分であり、チャットボットはこれを効率化し、顧客満足度を向上させる役割を果たします。
以下に、特にカスタマーサポート向けに設計されたチャットボットを4つ紹介します。
カスタマーサポート①:KARAKURI chatbot
KARAKURIは、国内88あるチャットボットの中で満足度No.1に選ばれたAIチャットボットツールです。
人を増やさずに満足度を向上させることができるチャットボットを提供しています。
さらに、FAQとの一元管理やCRMとの連携、有人チャットへの連携も可能で、CS部門の業務効率化と顧客体験のさらなる向上を強力に支援します。
カスタマーサポート②:Freshdesk Support Desk
Freshdeskは、オンラインのクラウドベースのカスタマーサービスソフトウェアで、すべてのスマート自動化を活用してヘルプデスクサポートを提供します。
カスタマーサポートをより迅速に進めることを目的としています。
カスタマーサポート③:COTOHA Chat&FAQ
COTOHA Chat & FAQ®は、NTT Communicationsが提供するAIチャットボットサービスです。
コンタクトセンターや社内のお問い合わせ窓口などで、人の代わりに応対するAIチャットボットとして機能します。
独自の意味検索エンジンを使用して、利用者が入力した質問の意図を正確に読み取り、適切な回答を提示します。
事前学習やチューニングの手間を省き、高い精度での回答が可能です。
AI Messenger Chatbot
AI Messenger Chatbot(AIメッセンジャーチャットボット)は、AIチャットボットと有人チャットを組み合わせて、カスタマーサポート部門のお問い合わせの負担を軽減し、業務効率化と顧客満足度の向上を目指すサービスです。
WEBだけでなく、LINE公式アカウントでも利用可能です。
社内ヘルプデスクにおすすめのチャットボット一覧
社内の問題解決や業務効率化のためには、チャットボットの活用が有効です。
社員が何か問題を抱えた際、チャットボットは即座に解答を提供したり、適切な部署や人物に問い合わせを振り分けることができます。
では次に、社内ヘルプデスク用に特化したチャットボットを4つ紹介します。
社内ヘルプデスク①:HRBrain
HRBrainは、顧客満足度No.1の人事・現場が使いやすいタレントマネジメントシステムです。
このシステムは、「人事評価」「人材育成・配置」「人材データ管理」「組織分析」などの人事の重要な業務を効率化し、蓄積したデータをもとに効果的な人事戦略を実現できます。
社内ヘルプデスク②:ASBOT
ASBOTは、社内で日常的に発生するよくある質問の対応を自動化するAIチャットボットです。
組織の業務効率化、コスト削減、および従業員の働きやすさに貢献するクラウドサービスとして提供されています。
社内ヘルプデスク③:HiTTO
HiTTOは、社内情報が正しく整理され、問い合わせをAIが自動で対応するAIチャットボットシェアNo.1の業務自動化ツールです。
バックオフィス部門を中心に利用され、従業員からの定型的な質問をチャットボットが対応し、対応工数の削減と社内ナレッジの体系化を実現します。
社内ヘルプデスク④:PEP
PEP(ペップ)は、問い合わせ応対を自動化するAIチャットボット作成ツールです。
顧客や社内からの問い合わせ応対はもちろん、様々なクラウドサービスと連携し、ユーザーの代わりに情報を探してくれます。
PEPは、誰でも簡単にチャットボットを作成し、社員の代わりに煩雑な情報を探してくれる「業務自動化チャットボット」です。
導入直後から効果をあげる業務改善ツールとして提供されています。
マーケティングにおすすめのチャットボット一覧
マーケティング活動においては、顧客との直接的なコミュニケーションや情報収集が重要です。チャットボットはその両方を効率的に行うためのツールとなります。
以下に、マーケティング活動に特に適したチャットボットを4つ紹介します。
マーケティング①:IZANAI
IZANAI(イザナイ)は、CVRとCX(顧客体験)を改善するためのツールです。
通常のフォームをチャットボット入力フォームに変更することで、ユーザーの離脱を防ぎ、CVまでのハードルを下げることができます。
また、ユーザーに合わせた質問を出し分けることで、より良い顧客体験を提供するチャットボットとして機能します。
マーケティング②:GENIEE CHAT
「GENIEE CHAT」は、株式会社ジーニーが提供するチャットツールで、CVR向上やかご落ち対策など、Webサイトからの売上向上に貢献します。
このツールは、来訪ユーザーの行動を全て可視化し、各ユーザーのニーズに合わせたオンライン接客を行うことができます。
さらに、「FAQボット」「有人チャット」「チャットEFO」など、Webサイト上でのおもてなし接客に必要なチャットを提供します。
マーケティング③: sinclo
sincloは、訪問者とのコミュニケーションを最適化するためのチャットツールです。
AIとオペレーターのハイブリッド対応が可能で、24時間365日、訪問者の質問に応えることができます。
さらに、sincloは訪問者の行動や属性に基づいて最適なタイミングでチャットを開始することができるため、CV率の向上やリピート率の増加に貢献します。
マーケティング④:KUZEN
KUZEN(クウゼン)は、LINE公式アカウントの高度な機能拡張を提供するツールです。
集客から顧客管理(CRM)、自動化(MA)まで、一連のマーケティング施策をサポートします。
KUZENは、来訪ユーザーの行動を全て可視化し、各ユーザーのニーズに合わせたオンライン接客を行うことができます。
チャットボットの比較ポイント
チャットボットの導入を検討する際には、特徴や機能を比較検討しましょう。
以下に、特に重要な比較ポイントを6つご紹介します。
ポイント①:AI型かシナリオ型か
チャットボットには大きく分けてAI型とシナリオ型の2つのタイプがあります。
AI型チャットボット | シナリオ型チャットボット | |
特徴 | 自然言語処理や機械学習を活用してユーザーの入力に対する反応を学習し、自然な会話を可能にします。 | 事前に設定したシナリオに基づいてユーザーとの対話を進行します。 |
対話の幅 | 広い | 限られる |
設定・管理 | 難しい場合がある | 比較的容易 |
選び方 | 用途や導入後の管理体制、予算によって適したものを選択 | 用途や導入後の管理体制、予算によって適したものを選択 |
AI型とシナリオ型、どちらを選ぶべきかは、その用途や導入後の管理体制、予算等によって決まります。
ポイント②:サポート体制が充実しているか
チャットボットを導入する際には、開発会社のサポート体制を確認することが重要です。
そのため、事前に初期設定やカスタマイズ、トラブル発生時の対応等、導入後も継続的なサポートを確認しておく必要があります。
開発会社が提供するサポート体制は、チャットボットの価値を最大限に引き出すためには大きな要素となります。
そのため、導入前にサポート内容や体制、追加費用が必要な場合もあるのでその点を確認することも重要です。
ポイント③:他社での導入実績が豊富か
チャットボットを選ぶ際のもう一つの重要なポイントは、他社での導入実績です。
多くの企業や組織で導入が進んでいるチャットボットは、その実用性や効果が証明されていると言えます。
具体的な導入事例を参考にすることで、自社のビジネスや課題解決にどのように役立つかを具体的にイメージすることができます。
また、同業種や同じようなビジネスモデルを持つ企業での導入実績がある場合、自社でも同様の効果が期待できる可能性があります。
ポイント④:設置費用はどのくらいか
チャットボットの設置費用も比較ポイントの一つです。
費用は、初期導入費用、月額利用料、カスタマイズ費用、サポート費用など、多岐にわたります。
これらの費用を合わせたトータルコストを比較し、予算内で最適なサービスを選びましょう。
また、チャットボットの性能や機能、サポート体制等を考慮した上で、その費用が適正であるかを判断することも大切です。
ポイント⑤:導入後の負担はあるか
チャットボット導入後の運用負担は重要な考慮事項の一つです。
AI型チャットボット | シナリオ型チャットボット | |
運用負担 | 学習データの更新やモデルのチューニングなど、専門知識を必要とする定期的なメンテナンスが必要。 | 事前に設定したシナリオの更新や修正が必要で、業務内容や顧客のニーズに応じた定期的な見直しが求められる。 |
リソース負荷 | 内部リソースをかなり消費する可能性がある。 | 一般的にはAI型よりもリソース負荷は軽いが、定期的な見直しには時間と労力が必要。 |
ポイント⑥:機能面が充実しているか
チャットボットの機能面も重要な比較ポイントです。
顧客の問い合わせに対する自動応答機能はもちろん、購入履歴や利用状況に基づいたパーソナライズされた対応が可能か、マルチチャネル対応が可能かなど、具体的な機能を詳しく比較することが重要です。
また、自社の業務フローやCRMとの連携機能、データ分析機能など、自社のビジネスに必要な機能が揃っているかを確認しましょう。
チャットボットを導入する大きなメリット3つ
チャットボットを導入することで、業務の効率化が期待できます。
メリット①:問い合わせ業務の負担軽減
チャットボットが自動的に基本的な問い合わせ対応を行うことで、企業のカスタマーサポートや販売部門の作業負荷が軽減されます。
担当者は複雑な問題や戦略的な業務に専念する時間が増えるため、より価値のある業務に注力できます。
また、チャットボットは24時間365日稼働可能であるため、非営業時間や休日でも顧客からの問い合わせに対応することができます。
時間的な制約を気にせずに顧客サービスを提供することが可能となります。
メリット②:顧客満足度の向上
チャットボットは、顧客からの問い合わせに対して即時に反応し、迅速に情報を提供することが可能です。
顧客の待ち時間を大幅に短縮し、顧客満足度を向上させることができます。
さらに、AIチャットボットは、過去の対話履歴や顧客データを利用して、個々の顧客に合わせたパーソナライズされた対応を提供できます。
より高度な顧客体験を提供し、顧客満足度の向上につながります。
メリット③:顧客とのコミュニケーションポイントが増える
チャットボットは、顧客との新たなコミュニケーションチャネルを提供します。
今よりもさらに頻繁に、また様々な場面で顧客と接触することができ、ブランドと顧客との関係を深めることが可能となります。
また、チャットボットから得られる対話データを解析することで、顧客のニーズや問題点を把握し、サービス改善のヒントを得ることができます。
対話データからの情報は、マーケティング活動や製品開発の重要な指標となり、ビジネスの成長につながります。
まとめ
チャットボットとマーケティングオートメーション(MA)ツールを連携させることで、見込み顧客の獲得や効果的なリードジェネレーションが可能となります。
MAツールとの連携によって、よりパーソナライズされたメッセージやターゲティングが行えるため、マーケティングの効果を最大化することができます。
チャットボットをマーケティングに活用することで、顧客とのコミュニケーションを強化し、効果的な情報提供やサポートを行うことができます。
顧客満足度の向上や顧客ロイヤルティの向上にも繋がるでしょう。
チャットボットはマーケティング活動において非常に有効なツールであり、積極的に活用することでビジネスの成果向上に貢献することができます。
ぜひ、チャットボットを活用してマーケティング戦略を強化してください!