Figma(フィグマ)とは?初心者向けに使い方・できることを徹底解説!

監修者

佐藤 祐介
佐藤 祐介

株式会社LIFRELL代表取締役。大手代理店、株式会社オプト、電通デジタルの2社でアカウントプランナーを経験。その後、株式会社すららネットでインハウスマーケターとして事業の立ち上げからマザーズ上場水準まで事業を伸長させる。マーケティング戦略の立案からSEO/WEB広告/SNS/アフィリエイト等の施策で売上にコミット。

専門家

深瀬 正貴
深瀬 正貴

Yahoo株式会社 法人マーケソリューション出身。 鎌倉の海のそばでオフィスFHを運営。 リスティングやSEOをはじめとしたデジタルマーケティングで100社以上の売り上げ課題を解決。
最近の趣味はブームに乗っかったように見えてしまう「焚き火ごはん」。

目次

Figmaはデザイナーやクリエイターにとって非常に重要なツールです。
デザインプロセスをスムーズに進め、チームメンバーと協力してプロジェクトを管理するためには欠かせないものになりました。

しかし、Figmaの豊富な機能とインターフェースに初めて触れる方々にとっては、最初は戸惑うこともあるかもしれません。

この記事では、Figmaの基本から応用まで、効果的に使いこなす方法について解説します。

デザインのプロフェッショナルから初心者まで、Figmaを活用して素晴らしいデザインを実現しましょう。

Figmaとは何?

Figma(フィグマ)は、ウェブデザイン、ユーザーインターフェース(UI)、ユーザーエクスペリエンス(UX)など、デザインワークフロー全般に使用されるクラウドベースのデザインツールです。

Figmaはブラウザを通じてアクセスでき、さまざまなプラットフォームで動作します。

Figmaの特徴

以下はFigmaの主要な特徴です。

1.クラウドベース

Figmaはデスクトップアプリケーションをインストールする必要がなく、クラウドベースのプラットフォームで提供されます。これにより、デザイナーはどこからでもプロジェクトにアクセスし、協力できます。

2.リアルタイム共同作業

Figmaはリアルタイムでの共同作業が可能で、複数のユーザーが同時にデザインを編集できます。チーム内のメンバーとの協力が簡単に行えます。

3.ベクトルエディター

Figmaは強力なベクトルエディターを備えており、アイコン、イラスト、UI要素などをデザインできます。

4.プロトタイピング

Figmaはプロトタイピング機能を提供し、デザインをクリック可能なプロトタイプに変換できます。ユーザーフローを評価するのに役立ちます。

5.コンポーネントとスタイル

Figmaではコンポーネント(再利用可能なデザイン要素)とスタイル(テキスト、ボタン、色などのデザインルール)を作成し、保守しやすいデザインシステムを構築できます。

6.プラグイン

Figmaにはさまざまなプラグインが提供されており、デザインプロセスをカスタマイズできます。これにより、ユーザーがさまざまな機能を拡張できます。

7.プレゼンテーションモード

プロジェクトをプレゼンテーションとして共有でき、フィードバックを収集しやすくなります。

8.バージョン管理

デザインプロジェクトのバージョンを追跡し、以前の状態に戻すことができます。

Figmaならではの機能

Figmaでは、パワポやイラストレーターなどではできなかったこともできるようになりました。

1. ベクターグラフィックス

ベクターグラフィックスを描画することができるため、アイコンやイラストを作成できます。 パスやシェイプの編集も可能です。

2. デザインプレゼンテーション

プレゼンテーションモードを使用してデザインを共有し、ステークホルダーにプレゼンテーションできます。

3. デザインのエクスポート

デザインをPNG、SVG、PDFなどのフォーマットでエクスポートできます。

Figmaは特にリモートワークや協力作業に適しており、デザインプロセスを効率化し、プロダクトの品質を向上させるのに役立ちます。また、無料プランから有料プランまで、さまざまな利用オプションが提供されています。

Figmaの料金は?

Figmaには無料をはじめ、いくつかのプランが含まれています。
ビジネス用途に応じて、最適なプランを選ぶようにしましょう。

スターター

無料

  • 3つのFigmaファイルと3つのFigJamファイル
  • 個人用ファイル数無制限
  • コラボレーター数無制限
  • プラグインとテンプレート
  • モバイルアプリ

Figmaプロフェッショナル

2,250円/月・編集者1人あたり

  • Figmaファイル数無制限
  • バージョン履歴数無制限
  • 共有プロジェクトとプライベートプロジェクト
  • チームライブラリ
  • 高度なプロトタイピング
  • (ベータ)開発モード

Figmaビジネス

6,750円/年払いのみ・編集者1人あたり

  • 組織全体のライブラリ
  • デザインシステムアナリティクス
  • 分岐・結合
  • ファイルの一元管理
  • 管理・請求の一元化
  • プライベートプラグイン
  • シングルサインオン
  • (ベータ)開発モード

エンタープライズ

1,250円/年払いのみ・編集者1人あたり

  • 専用ワークスペース
  • 高度なデザインシステム
  • ゲストアクセス管理
  • SCIM経由の役割設定
  • アイドルセッションタイムアウト
  • 強制パスワードリンク
  • ネットワークアクセス制限
  • オンボーディングおよびアカウントに関するサポート
  • 公開リンクの有効期間設定
  • (ベータ)開発モード

Figmaを使うメリットとは?

Figmaには多くのメリットがあります。
以下はFigmaを使うメリットをご紹介します。

1. クラウドベースで共同作業ができる

Figmaはクラウドベースのプラットフォームであり、複数のデザイナーやステークホルダーがリアルタイムでデザインファイルを共有し、同時に編集できるため、リモートチームでの共同作業が容易です。

2. 作業環境に依存しない

Figmaはブラウザベースで動作し、Windows、Mac、Linuxなどの異なるプラットフォームで利用できます。
また、モバイルデバイスでも利用可能です。これにより、デバイスや場所に依存せずにデザイン作業ができます。

3. リアルタイムプレビュー

Figmaはリアルタイムでデザインをプレビューできるため、デザインの変更が即座に反映され、効率的なデザインプロセスを実現します。

4. プラグインが豊富

Figmaは多くのプラグインをサポートしており、さまざまなワークフローを拡張できます。また、他のツールともシームレスに統合できるため、デザインから開発までのスムーズな連携が可能です。

5. 自動保存と過去のバージョン呼び出し

Figmaは自動保存機能を備えており、データの損失を防ぎます。
また、バージョン管理機能を使用して、過去のデザインバージョンに簡単にアクセスできます。

数々のメリットを持つことにより、Figmaはデザインプロセスを効率化し、デザイナーやチームが協力して高品質なデザインを生み出すのに役立つツールとなっています。

まとめ

Figmaはデザインとプロトタイピングのための強力なツールで、プロジェクトを円滑に進行させるのに役立ちます。

この記事では、Figmaの基本操作から高度な機能までを網羅的に紹介しました。

Figmaを利用することで、デザインプロセスを改善し、チームとのコラボレーションを強化できます。
是非、Figmaの使い方をマスターし、創造的なプロジェクトに取り組みましょう。