【わかりやすく解説】お客様の声は何に使う?集め方、作り方について解説します

監修者

佐藤 祐介
佐藤 祐介

株式会社LIFRELL代表取締役。大手代理店、株式会社オプト、電通デジタルの2社でアカウントプランナーを経験。その後、株式会社すららネットでインハウスマーケターとして事業の立ち上げからマザーズ上場水準まで事業を伸長させる。マーケティング戦略の立案からSEO/WEB広告/SNS/アフィリエイト等の施策で売上にコミット。

専門家

深瀬 正貴
深瀬 正貴

Yahoo株式会社 法人マーケソリューション出身。 鎌倉の海のそばでオフィスFHを運営。 リスティングやSEOをはじめとしたデジタルマーケティングで100社以上の売り上げ課題を解決。
最近の趣味はブームに乗っかったように見えてしまう「焚き火ごはん」。

目次

「お客様の声」は、顧客や利用者から提供される意見、評価、感想、批評などの情報のことを指しています。

これらの声は、製品、サービス、ブランド、ウェブサイト、アプリケーションなど、あらゆる種類のビジネスや組織に関連する重要なポイントとなります。

この記事では、お客様の声の活用事例、集め方、ヒアリングのポイントについて詳しく解説していきたいと思います。

お客様の声の活用事例

では、お客様の声の具体的な活用例について解説します。

1.製品・サービスの改善

お客様の声を収集し、分析することで、製品やサービスの強化点や問題点を特定できます。
不満や課題を解決し、顧客満足度を向上させるための方針やアクションプランを策定するのに役立ちます。

2.市場調査

お客様の声は市場調査の一部として活用できます。顧客の要望や嗜好を把握し、市場動向や競合情報を収集するのに役立ちます。

3.新製品・新サービスの開発

お客様からの意見や要望をもとに、新しい製品やサービスを開発するためのアイデアを得ることができます。これにより、市場に適した製品を提供し、競争力を高めることが可能です。

4.顧客満足度の測定

お客様の声を通じて、顧客満足度を評価できます。満足している顧客は忠誠心が高まり、リピート購入や口コミにつながる可能性が高まります。

5.ブランドイメージの向上

ポジティブなお客様の声を活用して、ブランドイメージを向上させることができます。顧客の成功体験や良い評価を公表し、信頼性や評判を高める手助けとなります。

6.問題の早期発見

お客様の声をモニタリングすることで、問題やクレームを早期に検出し、迅速に対応できます。これにより、クレームが顧客離れにつながる前に対処できます。

7.意思決定への支援

お客様の声は経営戦略や意思決定の根拠として活用できます。データに基づいた判断を行い、ビジネスの方針を調整する際に役立ちます。

お客様の声は、アンケート、オンラインレビュー、ソーシャルメディアの投稿、直接のフィードバックなど、さまざまな形で収集されます。

ビジネスや組織は、これらの情報を体系的に収集し、分析することで、持続可能な成長と顧客満足度の向上を実現するための戦略を策定できます。

お客様の声を集めるのに必要な情報

では、お客様の声を集めるのに必要な情報はなんでしょうか?
以下は、お客様の声を収集するために必要な情報です。

1.基本情報

お客様の名前、連絡先、購入履歴などの基本情報を収集します。これにより、フィードバックを追跡し、特定の顧客と連絡を取ることができます。

2.評価と評判

製品やサービスに対する評価や評判、満足度スコアを収集します。具体的な意見や感想も収集対象とします。

3.問題と課題

お客様が製品やサービスに関して抱える問題や課題を収集し、改善のための情報を得ます。

4.提案とアイデア

お客様からの提案やアイデアは、新製品開発やサービス改善に役立つことがあります。

5.使用状況

お客様が製品やサービスをどのように使用しているか、どの機能が役立っているかを把握します。

お客様の声の集め方とは?

一般的な方法には、アンケート、オンラインレビュー、ソーシャルメディアのモニタリング、顧客サポートへの連絡、フィードバックフォームの提供などがあります。
適切な収集方法を選択し、その方法に合った情報を収集します。

1.アンケート

オンラインまたは紙ベースのアンケートを使用して、具体的な質問に回答を得ます。
アンケートは標準化されたデータを収集するために便利です。

2.レビュー

商品やサービスのオンラインレビューサイトで、顧客の評価やコメントを収集します。

3.SNS

モニタリングソーシャルメディアプラットフォームでのハッシュタグやメンションを監視し、ユーザーの投稿からフィードバックを収集します。

4.カスタマーサポートの声

対応顧客からの問い合わせやフィードバックをサポート担当者が記録し、問題解決とフィードバック収集を結びつけます。

お客様に聞くべきポイント

お客様の声を効果的に収集するために、ヒアリング(聞き取り)する際に注意すべきポイントがあります。以下は、お客様の声を収集する際に考慮すべき重要なポイントです。

明確な目的設定

どのような情報を収集したいのか、明確に目的を設定します。製品の改善、顧客満足度の向上、市場ニーズの理解など、目的に合わせてヒアリングの焦点を合わせましょう。
オープンな質問:

オープンな質問を使用して、お客様に自由に意見や感想を述べてもらいます。具体的な情報や詳細なフィードバックを得るために、質問を具体的にすることも大切です。

感情と経験の共有

お客様に製品やサービスを使用した際の感情や体験を共有してもらいましょう。具体的なエピソードや事例を聞くことで、問題や課題を理解しやすくなります。

多様なアプローチ

お客様の声を集めるために、異なるアプローチを検討しましょう。アンケート、フィードバックフォーム、直接の面談、オンラインアンケート、ソーシャルメディアのモニタリングなど、複数の方法を組み合わせることが有益です。

継続的な収集

お客様の声を一度収集しただけでなく、定期的に収集を行いましょう。変化するニーズやトレンドを把握し、ビジネスに適した戦略を継続的に調整できます。

感謝と対応

お客様からのフィードバックに感謝の意を示し、問題を解決するための具体的な対応を行いましょう。
顧客が自分の声が尊重されていると感じると、協力的に意見を提供してくれる可能性が高まります。

まとめ

お客様の声は、ビジネスに多くの価値をもたらします。

例えば、製品やサービスの改善、顧客満足度の向上、市場ニーズの理解、新製品や新サービスの開発、問題の早期発見・解決などの役に立ちます。

そのため、お客様の声を収集し、分析することは、競争力を維持し、ビジネス成長を実現するために欠かせません。

ぜひお客様の声を数多く収集して、自社サービスの向上のために役立ててください。