Yahoo!広告運用の秘訣:MCCアカウントで広告管理を簡単に

監修者

佐藤 祐介
佐藤 祐介

株式会社LIFRELL代表取締役。大手代理店、株式会社オプト、電通デジタルの2社でアカウントプランナーを経験。その後、株式会社すららネットでインハウスマーケターとして事業の立ち上げからマザーズ上場水準まで事業を伸長させる。マーケティング戦略の立案からSEO/WEB広告/SNS/アフィリエイト等の施策で売上にコミット。

専門家

深瀬 正貴
深瀬 正貴

Yahoo株式会社 法人マーケソリューション出身。 鎌倉の海のそばでオフィスFHを運営。 リスティングやSEOをはじめとしたデジタルマーケティングで100社以上の売り上げ課題を解決。
最近の趣味はブームに乗っかったように見えてしまう「焚き火ごはん」。

目次

Yahoo!広告の運用において、MCC(マイクライアントセンター)アカウントは、非常に便利なツールです。

この記事では、MCCアカウントの特徴や利点について、分かりやすくご紹介します。

MCCアカウントとは何か?

MCCアカウントは、Yahoo!広告の複数アカウントを一箇所で管理できるツールです。このツールを使うことにより、広告運用の効率化が図れます。

MCCアカウントを使ってできること

MCCアカウントの使用によって、次のような便利な機能を活用することが可能です。

  1. 複数の広告アカウントを一括管理
  2. レポート作成が容易になる

それでは、これらの機能について詳しく解説しましょう。

複数の広告アカウントを一括管理

例えば、A・B・Cという3つの異なる広告アカウントを持っている場合、MCCアカウントを使うことで、これらを一元管理することができます。これにより、個別に各アカウントにアクセスする手間が省け、効率的な運用が実現します。

MCCアカウントには、一度アクセス権を付与するだけで、A・B・C全ての広告アカウントにアクセスできるようになります。これは、ユーザー管理の簡素化や関係者との情報共有を容易にする点で大きなメリットです。

さらに、通常は各アカウント内でのみ使用可能なオーディエンスリストも、MCCアカウントを通じてA・B・C全ての広告アカウント間で共有することが可能になります。

レポート作成が容易になる

MCCアカウントを利用すると、複数の広告アカウントにわたるレポート作成が容易になります。これにより、広告のパフォーマンスを横断的に分析することができます。

具体的には、「コンバージョン経路レポート」と「横断リーチレポート」などが作成可能です。コンバージョン経路レポートでは、コンバージョンに至るまでのユーザーのキャンペーン経路を確認できます。横断リーチレポートでは、キャンペーンや目的別に、クリック数やコンバージョンしたユニークユーザー数を把握できます。

まとめ

この記事では、Yahoo!広告におけるMCCアカウントの特徴とその利点について解説しました。MCCアカウントを使うことで、複数の広告アカウントの管理が容易になり、より効率的な広告運用が可能です。

MCCアカウントの削除ができないなどの注意点もありますが、適切に利用すれば、広告のパフォーマンス向上に大きく貢献します。

まだMCCアカウントを利用していない方は、この機会にぜひ活用を検討してみてください。