YDAコンテンツキーワードターゲティングの拡張: 新たな配信面で広告の可能性を最大化

監修者

佐藤 祐介
佐藤 祐介

株式会社LIFRELL代表取締役。大手代理店、株式会社オプト、電通デジタルの2社でアカウントプランナーを経験。その後、株式会社すららネットでインハウスマーケターとして事業の立ち上げからマザーズ上場水準まで事業を伸長させる。マーケティング戦略の立案からSEO/WEB広告/SNS/アフィリエイト等の施策で売上にコミット。

専門家

深瀬 正貴
深瀬 正貴

Yahoo株式会社 法人マーケソリューション出身。 鎌倉の海のそばでオフィスFHを運営。 リスティングやSEOをはじめとしたデジタルマーケティングで100社以上の売り上げ課題を解決。
最近の趣味はブームに乗っかったように見えてしまう「焚き火ごはん」。

目次

Digital Marketing. Mixed Media Business Background

ユーザーが今目にしているコンテンツを、キーワードを基に柔軟にターゲットすることができるYDAのコンテンツキーワードターゲティングについて、新しい情報が公開されました。

これまで、YDAを利用したターゲティングは、Yahoo! JAPANの特定のサービスに限られていました。しかしながら、2023年9月13日より、これが大幅に変化することになります。これは、YDAの機能がさらに向上し、より幅広い範囲でのターゲティングを可能にするということを意味します。これにより、マーケティング担当者は、ユーザーの興味やニーズにより密接に寄り添った広告の提供が可能となり、結果的にはより高いエンゲージメントとコンバージョンを期待することができます。

この新たな展開は、デジタルマーケティングの分野において非常に重要なステップと言えるでしょう。ターゲティングの範囲が広がることで、より多くのユーザーにリーチし、その結果として、ブランドや製品の認知度向上に大きく寄与することが期待されます。また、ユーザーにとっても、彼らの関心に基づいた広告が表示されるため、より関連性の高い情報に接することが可能となります。

YDAのこの新たな動きは、デジタルマーケティングの世界における新しい可能性を切り開くものであり、今後の広告業界における動向に大きな影響を与えることになるでしょう。私たちは、この新しい展開に期待を寄せつつ、引き続きこの分野の進化に注目していきたいと思います。

全てのウェブページが広告掲載可能

Yahoo!ディスプレイ広告に関する最新のアップデートについてお話ししましょう。この広告システムは、これまでYahoo! JAPANのコンテンツだけでなく、様々な提携パートナーサイトにも広告を配信する機能を持っていました。しかし、コンテンツキーワードターゲティングを利用する際には、配信対象がYahoo! JAPANの特定のサービスのウェブページやアプリに限定されていたのです。

この最新のアップデートによって、Yahoo! JAPAN内のコンテンツだけでなく、配信ネットワーク内の全てのウェブページに対して、コンテンツキーワードターゲティングを用いた広告掲載が可能になりました。これは、ウェブ上の幅広いコンテンツを活用し、より多様なユーザーへのリーチを図ることができるようになったということです。

また、このアップデートは、アプリの中でも、WebViewと呼ばれるアプリ内ブラウザで閲覧できるWebページに対しても広告配信が可能となります。これは、ユーザーがアプリ内で直接ウェブコンテンツを閲覧する際にも、広告主がターゲティング広告を効果的に展開できるという意味を持ちます

これまでのシステムでは、広告主が希望するような広範囲のターゲティングが難しかったり、Yahoo! JAPANのサービス外のコンテンツに合わせた広告配信を希望していた広告主にとっては、限定された範囲での配信に課題を感じていたことでしょう。このアップデートは、そうした広告主にとって非常に朗報と言えます。広告のリーチと影響力を大幅に拡大することが可能になり、より効果的なマーケティング戦略を展開する機会が増えることになります

Yahoo!ディスプレイ広告のこの新たな動きは、デジタル広告業界において重要な進展と言えるでしょう。これにより、広告主はより広範囲にわたるターゲット層にアプローチできるようになり、結果として、より多くのユーザーに対して、適切なコンテンツに基づいた広告を表示することが可能になります。これは、広告主にとっても、ユーザーにとっても、より良い広告体験を生み出す重要な一歩です

全ての配信面で利用可能ではない

Yahoo!ディスプレイ広告のアップデートに伴い、コンテンツキーワードターゲティングの使用可能範囲に関してもいくつかの重要な点があります。まず、全ての配信面でコンテンツキーワードターゲティングが利用可能となるわけではないことを理解する必要があります。特に、アプリ面(Yahoo! JAPANの特定サービスを除く)やYahoo! JAPANトップページなどのインフィード面では、現状ではコンテンツキーワードターゲティングを用いた広告配信は行えません

特にインフィード面に関しては、その仕様上、多様なコンテンツが読み込まれるため、コンテンツを特定してターゲティングすることが困難です。この点は、広告主が計画を立てる際に考慮すべき重要な要素です。インフィード面での広告配信を希望する場合、広告主は別のアプローチを検討する必要があります。具体的には、オーディエンスベースのターゲティング方法が有効な選択肢となります。これは、ユーザーの興味や行動を基にターゲティングを行う方法で、コンテンツの性質に左右されず、より精度の高い広告配信を目指すことができます

このように、Yahoo!ディスプレイ広告のアップデートは、広告配信の可能性を広げる一方で、特定の面では依然として制約があることを認識することが重要です。広告主は、これらの制約を踏まえ、異なるターゲティング方法を組み合わせることで、最適な広告戦略を構築することが求められます。オーディエンスベースのターゲティングは、特にインフィード面での広告配信の効果を最大化するための鍵となります。今後の広告配信においては、これらの新しいアプローチをうまく活用することが、成功への道と言えるでしょう。

変更に伴う注意点

Yahoo!ディスプレイ広告のコンテンツキーワードターゲティングにおける最新の配信対象の拡大は、広告主にとってさまざまな新しい可能性をもたらしますが、同時にいくつかの調整が必要になる可能性があります。ここでは、特に注目すべきいくつかのケースに焦点を当てて、それぞれの対応策について詳しく見ていきましょう。

Yahoo! JAPANのサービス以外への広告配信も可能

新しいアップデートにより、Yahoo! JAPANのサービス以外への広告配信も可能になります。しかし、もし広告主が引き続きYahoo! JAPANのサービスのみに広告を配信したい場合は、プレイスメントターゲティングを用いて、従来対象だった掲載先を配信対象として設定する必要があります。この方法により、広告主はYahoo! JAPANの特定のサービスに絞った広告配信を継続することができます。

広告配信先の増加に伴うパフォーマンスの変動

配信先の拡大は、広告のパフォーマンスに大きな影響を与える可能性があります。この変更がポジティブな結果をもたらすこともあれば、場合によっては望ましくない影響を及ぼすことも考えられます。そのため、パフォーマンスの変動に対応するためには、以下のような対応策を取ることが推奨されます

  • デバイスやアプリ面の除外:広告配信の対象デバイスを限定することで、特定のユーザーグループに焦点を当てることができます。たとえば、アプリ面での広告配信が増える場合や、デスクトップでの閲覧が多いサイトに対しての配信が増える場合には、これらの除外設定が有効です。
  • プレースメントターゲティングの追加・除外:特定のウェブサイトやアプリでの広告配信を制限することも、パフォーマンスを最適化するための方法です。
  • コンテンツキーワードターゲティングの除外:特定のキーワードをターゲティングから除外することで、関連性の低い配信を避けることができます。

これらの対応策は、広告主が配信先をより細かくコントロールし、ターゲットとするユーザーグループに合わせた最適な広告配信を実現するために重要です。特に、広告配信先の増加が広告主の目的と一致しない場合や、パフォーマンスにネガティブな影響を与えていると感じる場合には、これらの調整を検討することが推奨されます

最終的には、これらの対応策を通じて、広告主はより効果的な広告キャンペーンを展開し、最大の成果を上げることができるでしょう。広告配信の範囲が広がることは、新しいチャンスをもたらすと同時に、慎重な計画と適切な調整が必要とされます

まとめ

近年、SNSなどフィード型のプラットフォームの増加に伴い、オーディエンスベースのターゲティング手法への関心が高まっています。これらのプラットフォームでは、ユーザーが閲覧するコンテンツによって、その人の感情や態度に大きな違いが生じることがよくあります。たとえば、特定の趣味や関心事に関するコンテンツを見ているユーザーは、その分野に対して高い関心を持っている可能性が高いです。逆に、ニュースや教育関連のコンテンツを好んで見るユーザーは、情報に対する真剣な姿勢を持っていることが推測されます。

このような背景を踏まえると、配信先の拡大はマーケティング担当者にとって大きなチャンスとなります。より多様なオーディエンスにリーチすることが可能になるため、異なるニーズや関心を持つユーザーに対して、より適切なコンテンツを提供することができます。これにより、ユーザーの興味や関心に基づくパーソナライズされたアプローチを取ることが可能となり、広告の効果を最大化することができます

広告主は、この機会を最大限に活用するために、ユーザーのオンライン行動や好みを深く理解し、それに基づいてターゲティング戦略を練ることが重要です。例えば、データ分析を通じて特定のコンテンツを好むユーザーグループを特定し、彼らの関心に合致する広告を展開することで、ユーザーの反応率を高めることができます。

また、フィード型プラットフォームでは、ユーザーが日常的にどのようなコンテンツに触れているかを把握することが特に重要です。この情報を活用することで、ユーザーの現在の関心事やニーズに合った広告をタイムリーに配信することが可能になります。

このように、フィード型プラットフォームの増加とオーディエンスベースのターゲティング手法の組み合わせは、デジタルマーケティングの新たな可能性を開くものです。これを活用することで、広告主はより効果的な広告キャンペーンを実施し、ユーザーとの関係を深めることができるでしょう。