【SEOコンサル】内容や料金相場は?依頼するメリットや失敗しない選び方を解説

監修者

佐藤 祐介
佐藤 祐介

株式会社LIFRELL代表取締役。大手代理店、株式会社オプト、電通デジタルの2社でアカウントプランナーを経験。その後、株式会社すららネットでインハウスマーケターとして事業の立ち上げからマザーズ上場水準まで事業を伸長させる。マーケティング戦略の立案からSEO/WEB広告/SNS/アフィリエイト等の施策で売上にコミット。

専門家

深瀬 正貴
深瀬 正貴

Yahoo株式会社 法人マーケソリューション出身。 鎌倉の海のそばでオフィスFHを運営。 リスティングやSEOをはじめとしたデジタルマーケティングで100社以上の売り上げ課題を解決。
最近の趣味はブームに乗っかったように見えてしまう「焚き火ごはん」。

目次

現代のビジネス環境において、オンラインでの存在感は企業や個人ブランドの成功の鍵となっています。
そして、その存在感を確立するための最も効果的な手法の一つが、検索エンジン最適化(SEO)です。

しかし、SEOは専門的な知識や技術が求められ、特に初心者にとっては難解な分野と言えるでしょう。そこで、「SEOコンサル」の出番です。

この記事では、SEOコンサルを依頼した場合、どのような内容でのコンサルを受けられるか、料金相場、依頼する際のメリットや、失敗しないための選び方について詳しく解説します。

SEOコンサルタントとは

SEOコンサルタントは、ウェブサイトの検索エンジンのランキングを向上させるための専門的なアドバイスやサポートを提供する専門家です。

彼らは、ウェブサイトの構造、コンテンツ、リンク構築戦略などの多岐にわたる要素を分析し、その結果を基に最適化の提案を行います。
SEOコンサルタントは、ウェブサイトのトラフィックを増加させ、ビジネスの収益を向上させるための戦略を策定するのが主な役割です。

SEOコンサルの料金相場

SEOコンサルタントの料金は、提供するサービスの内容や範囲、経験や専門知識のレベル、契約の期間などによって異なります。

一般的に、初期診断やアドバイスのみを提供する場合は比較的安価で、長期的なサポートや実際の最適化作業を伴う場合は高額になることが多いです。
一例として
キーワード調査、競合調査、自社サイト分析・診断など:10~50万円程度
コンテンツに関する企画、ホームページ改善、ツール活用支援、カテゴリーの構成:5~30万円程度
コンテンツのライティング添削や指導、タグの使い方などの指導など:5~30万円程度
内部SEO対策費用:10万~100万円程度
外部SEO対策費用:1万~15万円程度
SEOサイト設計費用 10万~100万円程度
となっています。
実際にSEOコンサルを依頼する場合、具体的な料金を知りたい場合は、複数のSEOコンサルタントやエージェンシーに見積もりを依頼すると良いでしょう。

SEOをコンサルティング会社に依頼するメリット3つ

SEOをコンサルティング会社に依頼することには、多くのメリットがあります。
その中でも特に重要な3つのメリットを詳しく解説します。

メリット①: 短期間で成果を出せる

コンサルティング会社は、SEOに関する専門的な知識や経験を持っています。

そのため、自社だけでSEOを行う場合に比べ、効果的な戦略を短期間で策定し、実行することができます。
また、最新のSEOトレンドやアルゴリズムの変更にも迅速に対応することができるため、短期間でのランキング向上やトラフィックの増加が期待できます。

メリット②: 工数や人件費削減につながる

SEOを内製する場合、専門的な知識を持ったスタッフの採用や研修が必要となり、それに伴うコストが発生します。

しかし、コンサルティング会社に依頼することで、これらのコストを削減することができます。
また、専門家が最適な戦略を提供してくれるため、無駄な作業や試行錯誤を減少させることができ、全体としての工数も削減されます。

メリット③: 正しく理解し内製化できる

コンサルティング会社は、SEOの最適化だけでなく、その知識の伝達や研修も提供してくれることが多いです。

情報を提供してもらうことにより、企業内でのSEOの理解を深めることができ、長期的には自社でのSEO対策を強化することが可能となります。

正しい知識やスキルを身につけることで、将来的には外部のサポートに頼らずとも、効果的なSEO対策を行うことができるようになります。

SEOコンサルを依頼するデメリット3つ

SEOコンサルティング会社に依頼することには多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。
その中でも特に注意すべき3つのデメリットを詳しく解説します

デメリット①: 会社によってスキルがピンキリ

SEOコンサルティングの市場は非常に広く、多くの会社や個人がサービスを提供しています。

そのため、提供するサービスの質やスキルレベルは会社によって大きく異なることがあります。

一部の会社は非常に高いスキルを持っている一方で、経験や知識が不足している会社も存在します。そのため、適切な会社を選ぶことが非常に重要となります。

デメリット②: 費用が高額

専門的な知識や経験を持つSEOコンサルタントのサービスは、その価値に見合った費用がかかることが多いです。

特に、大手や実績のある会社の場合、高額な料金が設定されていることが一般的です。
そのため、自社の予算に合わせてどこまでSEOを行うべきかを選ぶ必要があります。

デメリット③: ブラックボックスになりやすい

SEOの最適化作業は、外部からの視点では具体的な作業内容や進捗が見えにくいことがあります。

そのため、コンサルティング会社に依頼すると、どのような作業が行われているのか、どれだけの効果があるのかを正確に把握することが難しくなることがあります。
内容が把握できないと不透明な部分が多くなり、信頼関係の構築やコミュニケーションが難しくなる可能性があります。

SEOコンサルタントを選ぶ時のコツ

SEOコンサルタントを選ぶ際には、多くのポイントを考慮する必要があります。
以下は、コンサルタントを選択する際に特に注意すべき3つのコツを詳しく解説します。

コツ①: スキルや実績を提示してもらう

SEOの専門家としてのスキルや実績は、そのコンサルタントの信頼性や能力を示す重要な指標となります。

具体的な成功事例や過去のクライアントからの評価、取得している資格や認定などを提示してもらうことで、そのコンサルタントの実力を判断する材料とすることができます。

コツ②: 円滑なコミュニケーションが取れる会社を選ぶ

SEOの最適化は、長期的な取り組みが必要となることが多いため、コンサルタントとのコミュニケーションが非常に重要です。

初回のミーティングや相談時に、相手の対応や説明が明確で、自社のニーズや疑問に対して適切に答えてくれるかどうかを確認することが大切です。
コミュニケーションが取りにくかったり、話が噛み合わないコンサル会社は、この先様々な問題が発生するリスクがあるため、避けた方が良いでしょう。

コツ③: 複数社からコンサル内容と見積もりをとる

一つのコンサルタントや会社に絞り込む前に、複数の候補からコンサルティングの内容や見積もりを取得することをおすすめします。

市場の相場や提供されるサービスの内容を比較し、最も自社のニーズに合ったコンサルタントを選ぶのが良いでしょう。
また、見積もりの内容を詳しく確認することで、予算内での対応が可能かどうかも判断することができます。

コツ④: 解約条件を確認しておく

契約を結ぶ前に、解約条件やペナルティについて明確に確認しておくことが重要です。

特に長期契約を結ぶ場合や高額なサービスを利用する場合、途中での解約が難しい、または高額なペナルティが発生する可能性があります。
そのため、事前に詳細な条件を確認し、自社の状況や計画に合わせて適切な契約を結ぶことが求められます。
ついつい契約書の確認は流れ作業で行ってしまいがちですが、解約に関しての条件は特に注意深くチェックする必要があります。

コツ⑤: SLA(Service Level Agreement)を設定しておく

SLAは、サービスの品質や対応時間、業務内容などを明確に定義した契約です。

SEOコンサルタントとの契約時に、具体的なサービスの内容や対応速度、報告頻度などをSLAとして明記しておくことで、双方の期待値を明確にし、後々のトラブルを防ぐことができます。

コツ⑥: コンサルタントがどこまで業務を巻き取ってくれるか

コンサルタントによっては、アドバイスや戦略提案だけでなく、具体的な実装や運用までをサポートしてくれる場合があります。

一方で、アドバイスのみを提供し、実際の作業はクライアント側で行うケースもあります。
そのため、自社のリソースやニーズに合わせて、コンサルタントがどの範囲の業務をサポートしてくれるのかを事前に確認しておくことが大切です。

まとめ:SEOコンサルは慎重に選ぼう

SEOコンサルタントを選ぶ際は、自社のニーズと目的を明確にし、それに合致したプロフェッショナルを選定することが重要です。
料金相場に関しては、対策の範囲や自社サービスの内容によって一概には言えませんが、結果や品質に対する投資として考えると、無理のない範囲でのサービスを選ぶことが肝心です。

依頼するメリットとしては、専門的な知識や技術に基づく効果的なSEO戦略の構築や、継続的なサポートが挙げられます。
信頼性や実績、そして自社の目的に合ったサービス内容を提供しているかどうかを重視して、コンサルタントを選ぶことが成功の鍵となるでしょう。