【未経験者必見!】初めて広告運用を人に任せる際のコツと注意点を伝授します

監修者

佐藤 祐介
佐藤 祐介

株式会社LIFRELL代表取締役。大手代理店、株式会社オプト、電通デジタルの2社でアカウントプランナーを経験。その後、株式会社すららネットでインハウスマーケターとして事業の立ち上げからマザーズ上場水準まで事業を伸長させる。マーケティング戦略の立案からSEO/WEB広告/SNS/アフィリエイト等の施策で売上にコミット。

専門家

深瀬 正貴
深瀬 正貴

Yahoo株式会社 法人マーケソリューション出身。 鎌倉の海のそばでオフィスFHを運営。 リスティングやSEOをはじめとしたデジタルマーケティングで100社以上の売り上げ課題を解決。
最近の趣味はブームに乗っかったように見えてしまう「焚き火ごはん」。

目次

新人さん、または新しく担当する人に広告運用を任せたい時、あなたはどのように教育をしていますか?

未経験者に広告を任せる場合、ある程度広告の仕組みを知っている人が望ましいです。

しかし、新入社員を教育する場合はそうもいきません。

今回は、未経験者に広告運用を任せる場合、どのようにマネジメントをしていくか、そのコツと注意点をお伝えしたいと思います。

ご自身が未経験の場合でもこの記事を読めば、広告運用の基本をマスターできますので、ぜひ最後まで読んでみてください!

自分で考える癖をつけさせる

広告運用に関しては細かい運用が求められます。

キーワードの選定に始まり、マッチタイプ、タイトルや説明文、予算まで設定しなければなりません。

こういった設定を全て「こうやりなさい」というマニュアルを与えてしまうと間違いなくその人は広告担当として伸びなくなってしまうといっても過言ではないでしょう。

もちろん未経験者に教えるわけですから、初めから全て丸投げはダメです。

広告運用の基本的な仕組み、管理画面の見方と操作方法はとにかく丁寧に教えるようにしてください。

その上で実際の管理画面を見てもらって、まずは真似をするところから覚えてもらいます。

そこから「まず一点」改善点がないかを自分自身で考えてもらい、仮説立てと検証を自らの力で行う癖をつけましょう。

そして運用前に複数のメンバーで検証し、いいところ、違っているところをディスカッションすることが大切です。

広告運用を社内で回せることのメリット

広告運用を社内の人間に任せることの大きなメリットは「スピーディーな対応」と「費用の削減」です。

一般的には広告運用の内製化と言いますが、広告代理店の担当者は複数案件を抱えているケースが多く、依頼に対してすぐに対応してもらえないケースもあります。

その点、自分たちで運用していれば何か変更があってもすぐに対応できるというメリットがあります。

また、外注費がかからないのも、Web広告運用を内製化するメリットです。

代理店に運用を依頼すると、当然ながら外注費が発生します。

自分たちで変更でき、運用費を抑えられ、さらに広告運用に関するノウハウも社内で蓄積できるため、社内での運用はメリットが多いと言えるでしょう。

実際に新人に広告運用を教える手順

1.広告運用の基礎を教える

Web広告の種類、そしてどういった仕組みで動いているのかを教えます。

リスティング広告

ディスプレイ広告

・ターゲットの絞り込み方

・リマーケティング

リターゲティング広告

・スマートフォンへの広告配信

・SEOの基礎

以上の項目が全て一通りわかるようにしておきましょう。

Googleが無料で行っている「Google 広告認定資格」を取得してもらうのも一つの方法です。

2.広告の管理画面の操作方法を覚える

広告媒体の管理画面はそれぞれ全く違う操作方法ですが、ある程度慣れてしまえばそれほど難しいものではありません。

どの画面で何が確認できるかを理解することが大事です。

管理画面の操作方法はマニュアルではなく、実際に触ってみて覚える方がマスターしやすいでしょう。

3.運用内容をマスターする

運用にあたって最も基本的なことは「予算」です。

1ヶ月の予算が〇〇円なのか、年単位なのか、会社によってさまざまです。

広告予算の基本は「日予算」という考え方になりますので、予算を日割りにした場合、1日いくら使用できるのかを計算しましょう。

では、実際の運用手順に移ります。

リスティング広告の場合、まずは「キーワード選定」からスタートします。

自分の会社で扱っている商材やサービスが、ユーザーからどんな言葉で検索されているかを知ることが重要です。

そして、Google広告の中のツール「キーワードプランナー」を使って、他にどんなキーワード候補があるのか、そしてどんな関連語があるかを少しずつ理解していきましょう。

次にテキスト・バナーの入稿方法を覚えましょう。

広告に表示するテキストやバナーを入稿します。

入稿方法は広告媒体によって異なりますが、どの管理画面でも大体構造は同じです。

疎かにされがちなのが「広告のタイトルと説明文」です。

ある程度の文章力も必要となるため、まずは他の企業の広告文を見て「これならクリックしたくなる」という視点で勉強してみるのが良いと思います。

そして次は分析です。

広告は入稿して終わりではなく、分析や評価、改善を繰り返す必要があります。

管理画面の中にインプレッション「クリック数」コンバージョン等の項目がありますので、まずそれらがどういう意味を持っているのか?

Googleで検索しまくってメモを取るようにしてください。

これも教えられてそのまま覚えるのではなく、自分の中できちんと理解するためにGoogle検索を活用することが重要です。

そして、分析ができるようになったら改善に進みます。

まず最初に改善するところから教えていると思いますが、新人さんもその時は正直何が何だかわかっていないはずです。

改善ポイントは「表示数」「クリック数」コンバージョンなどの項目をチェックします。

表示が少ない場合は、ユーザーのニーズとキーワードがマッチしていません。

クリック数が少ない場合は、タイトルと説明文が魅力的ではないことが考えられます。

そして、コンバージョンが発生しない場合は、広告だけの問題ではなくその先のランディングページ(LP)に問題がある可能性があります。

ここまで判断できるようになれば、広告運用担当としてようやく独り立ちできる一歩目を踏み出したと言えるでしょう。

まとめ

未経験者に広告運用を任せる場合は、現在の運用方法をただ引き継ぐという方法は絶対にNGです。

まずは自分で考えることからスタートするために、今の改善点を見つけてもらうところから始めましょう。

そして、広告運用が「目的」にならないよう、実際のビジネスとリンクさせながら、広告によってビジネスに与える影響力を理解してもらうことが重要です。

広告担当者の引き継ぎが発生した際に、完全無欠のマニュアルを作成しないようにくれぐれも注意してくださいね。

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