【初心者向け】TikTok広告とは?|見たい!と思われる広告の出し方のコツを紹介

監修者

佐藤 祐介
佐藤 祐介

株式会社LIFRELL代表取締役。大手代理店、株式会社オプト、電通デジタルの2社でアカウントプランナーを経験。その後、株式会社すららネットでインハウスマーケターとして事業の立ち上げからマザーズ上場水準まで事業を伸長させる。マーケティング戦略の立案からSEO/WEB広告/SNS/アフィリエイト等の施策で売上にコミット。

専門家

深瀬 正貴
深瀬 正貴

Yahoo株式会社 法人マーケソリューション出身。 鎌倉の海のそばでオフィスFHを運営。 リスティングやSEOをはじめとしたデジタルマーケティングで100社以上の売り上げ課題を解決。
最近の趣味はブームに乗っかったように見えてしまう「焚き火ごはん」。

目次

「TikTok」を利用している人なら、コンテンツを閲覧中に広告が表示されたことがあると思います。

では逆に「自分の商品やサービスを宣伝したいけど、TikTok広告ってどんな種類があるの?」とか「どうすれば自分の広告の効果を最大化できるの?」など、TikTok広告について疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、TikTok広告の種類やメリット、効果を最大化するコツをわかりやすく解説します。
また、広告の出稿手順についてもしっかりと解説しているので、初めての方でも安心です!

TikTok広告を利用して、より多くの人に自分の魅力をアピールしましょう。

TikTok広告とは?|若者に人気のSNSで広告を出そう

TikTokは若者を中心に人気のショートムービーシェアリングアプリで、広告としても新たなビジネスチャンスとなっています。

TikTok広告を運用する魅力は、ユーザーの興味や好みに合わせて自然に広告が流れる点で、強制的な広告感が少なく、効果的なターゲティングが可能なことです。

主要なユーザー層はトレンドに敏感な10代から20代前半で、特にファッションや音楽などの関連商品やサービス広告は効果的です。

一方で、個々のユーザーの好みやトレンドに対応した広告のコンテンツ作りが重要です。TikTok広告は新しい顧客獲得の可能性があり、従来の広告とは異なるアプローチが可能となっています。

TikTok広告を導入するメリットを3つご紹介

では、TikTok広告のメリットについて見ていきましょう。

メリット①:嫌悪感を与えにくい

TikTokの広告は、ユーザーの興味や好みに基づくコンテンツの中で自然に表示されます。

従来の広告がうっとおしいと感じるユーザーに対しても、広告としての存在感を下げた、嫌悪感を与えにくい形で情報を伝えることができます。

その結果、企業やブランドのメッセージをよりスムーズに伝えることが可能となります。

メリット②:ターゲティングの精度が高い

TikTokのアルゴリズムは、ユーザーの視聴履歴や好みに基づいてパーソナライズされたコンテンツを提供します。

年齢や居住地などのデモグラフィック情報から、興味関心、使用しているデバイスまでターゲティング設定が可能です。

これにより、広告は適切なターゲットに正確に届けられ、効果的なリーチを期待できます。

メリット③:コンバージョンに繋がりやすい

TikTok広告は、ユーザーのエンゲージメントを高めるコンテンツを提供することにより、コンバージョンに繋がりやすい傾向があります。

広告内で商品やサービスを体験できる「ショッピングタブ」や、ブランドとのインタラクティブなエンゲージメントを促す「ハッシュタグチャレンジ」などの機能を活用することで、ユーザーの購買行動を促すことが可能です。

TikTok広告の種類|自社に合う広告を選択しよう

広告の種類は主に4種類あります。

種類①:起動画面広告|費用が高く効果も高い

起動画面広告は、ユーザーがTikTokを開いた瞬間に表示される広告です。

視覚的なインパクトが大きく、ユーザーの全注意を瞬時に捉えるため、広告効果が非常に高いとされています。
他の広告形式に比べて費用は高めです。

予算に余裕があり、かつ短期間での大規模なブランド認知を目指す企業におすすめの広告形式です。

種類②:インフィード広告|二次拡散も期待できる

インフィード広告は、ユーザーがコンテンツをスクロールしている途中に表示される広告です。

自然な形でユーザーのフィードに溶け込むため、より自然な形での広告配信が可能です。

また、デザイン性の高い広告コンテンツを制作することで、ユーザーによる二次拡散(シェア)も期待できます。

これにより、広告費用対効果(ROAS)を向上させることができます。
ブランドのストーリーテリングや商品の魅力をより深く伝えたい場合に適した広告形式です。

種類③:ハッシュタクチャレンジ|TikTok独自の広告

ハッシュタグチャレンジは、TikTokの独特な広告形式で、ブランドが特定のハッシュタグを提示し、ユーザーがそのハッシュタグを使用してオリジナルの動画を投稿するという形式です。

ブランドの設定したハッシュタグは一定期間「ディスカバリーページ」のトップに固定され、多くのユーザーに露出します。

ユーザー間でのコンテンツの共有により、ブランドメッセージが自然に拡散し、口コミ効果を最大限に引き出すことが可能です。

種類④:運用型広告|詳細なターゲティングが可能

運用型広告は、従来のオンライン広告に近い形式で、詳細なターゲティング設定が可能です。

ユーザーの地域、年齢、性別、関心分野などに基づいて配信対象を設定できるため、より具体的なターゲットに向けた広告配信が可能です。

また、パフォーマンスをリアルタイムで確認しながら最適化を行い、広告効果を最大化することができます。
具体的な目標が設定されたキャンペーンに適した広告形式です。

TokTok広告の出し方をわかりやすく解説

手順①:アカウントを作成する

TikTok広告を出すためには、まずTikTok広告アカウントを作成する必要があります。

・公式ウェブサイトの「広告開始」のボタンをクリックし、ビジネスの詳細情報を入力して進みます。

入力項目にはビジネスの名前、ビジネスのウェブサイト、連絡先情報などがあります。
すべての情報を正確に入力したら、利用規約に同意し、アカウントの作成を完了させます。

手順②:支払い方法を選択する

アカウント作成後、次に行うのは支払い方法の設定です。

・アカウント設定ページから「支払い設定」を選択し、そこでクレジットカード情報などの支払い情報を入力します。

TikTokではプリペイドとポストペイドの二つの支払い方式を選択することが可能で、自社の予算管理に合わせて選びましょう。
予算の設定が終わったら、いよいよ広告の作成に移ります。

手順③:広告マネージャーモードを2種類から選ぶ

広告マネージャーモードには、「クイックスタート」モードと「詳細モード」の2つがあります。

・簡易モードはTikTok広告初心者におすすめで、広告設定が簡易化され、容易に広告を作成可能

・カスタムモードは広告の各種設定を詳細にカスタマイズでき、より緻密なターゲティングが可能

ご自身の広告運用経験や目的により、適切なモードを選択しましょう。

手順④:広告の目的を設定する

広告の目的は、広告の成功を測定するための重要な指標です。

目的には「認知」「検討」「コンバージョン」の3種類があり、それぞれ広告の目的に応じた目標設定が可能です。

・「認知」はブランドの露出を最大化する目的

・「検討」は情報収集やサイト訪問を促す目的

・「コンバージョン」は具体的なアクション(例えば、商品購入やアプリダウンロード)を目指す目的

まず自社のサービスを認知させたいのか、検討させたいのか、それとも申込させたいのか、などの目的に応じて適切な設定を行いましょう。

手順⑤:オーディエンスを作成する

TikTokでは詳細なターゲティングが可能なため、自社のターゲットとなるオーディエンスを作成します。
オーディアンスは以下の2つの中から選択できます。

・カスタムオーディエンス:手動で選択

・自動オーディエンス:システムが自動で見つける

また、既存の顧客リストからカスタムオーディエンスを作成することも可能です。

その後、以下の3つの中から、表示させる場所を選びます。

・TikTok

・Pangle(TikTok For Businessが運営するモバイル広告のプラットフォーム)

・キュレーションAPP(ニュース記事を自動的に収集し、まとめて閲覧できるアプリ)

手順⑥:予算を設定する

次に、広告の日予算、または通算の予算を設定します。

予算は広告キャンペーンの規模や目標によって決定します。

・日予算は1日あたりに使う予算

・通算予算は広告キャンペーン全体で使う予算

予算設定後、広告がどれだけのユーザーに表示され、どれだけの結果が期待できるかの見積もりが表示されます。
これにより、予算と期待結果のバランスを考慮しながら最適な予算設定を行うことができます。

手順⑦:キャンペーンを行う期間を設定する

広告キャンペーンの期間設定は、そのキャンペーンが何日間行われるかを決定します。

一部のキャンペーンでは、特定のイベントや季節に合わせて期間を設定することもあります。

期間を設定することで、広告の配信タイミングをより細かくコントロールでき、広告予算を最適に使用することが可能になります。

手順⑧:実際に広告を投稿する

最後に、作成した広告を投稿します。

・広告のテキスト、画像や動画、ボタンなどの設定を確認し、問題がなければ「公開」ボタンをクリックします。

広告は、「TikTokアカウント」または「TikTok広告タグマネージャアカウント」から投稿が可能です。

広告はTikTokの審査を経て承認され、指定した日時に配信が開始されます。その後は結果をモニタリングし、パフォーマンスに応じて広告の調整や最適化を行いましょう。

TikTok広告出稿時の注意点

注意点説明
ユーザーの行動を理解するTikTokのユーザーは主に若年層で特異な嗜好を持っています。そのため、ユーザーの行動を理解し、それに合わせた広告を作成することが重要です。
広告審査基準を満たすTikTokでは広告が公開される前に審査が行われ、不適切なコンテンツは承認されません。ユーザーにとって自然で楽しい体験を提供する広告作成が求められます。
クリエイティブの運用力が試されるTikTokは短い動画を中心としたプラットフォームであるため、制限された時間内でブランドや商品の魅力を伝えるクリエイティブ力が重要です。
データ分析と改善をする広告のパフォーマンスは定期的にチェックし、そのデータを基に広告の改善を行います。これにより、広告効果を最大化し、ROIを向上させることが可能になります。

もう一度見たいと思ってもらえるTikTok広告制作のコツ

3つのコツを踏まえて、広告の効果を最大化しましょう。

コツ①:フルビューで音楽・音声をつける

TikTokはフルスクリーンのビジュアルと音楽が一体となった体験をユーザーに提供します。これは他のSNSとは異なる重要な特性で、ユーザーが自身のスマホを縦に持って視聴するため、広告もフルビューで制作する必要があります。

さらに、音楽や音声はTikTokのコンテンツにとって重要な要素であり、ユーザーの感情に直接訴える力があります。

そのため、視覚と聴覚の両方からユーザーにメッセージを伝えることが効果的です。

コツ②:冒頭から人物を登場させる

TikTokの動画は一般的に非常に短いため、広告も最初の数秒で視聴者の注目を引く必要があります。

このため、冒頭から人物を登場させて、視聴者とのコネクションをすぐに作ることが重要です。

人物が画面に登場することで視聴者は自然と視線を引きつけられ、メッセージを伝えやすくなります。

コツ③:広告っぽさを出さない

TikTokのユーザーは広告が苦手なミレニアル世代やZ世代が多いです。

彼らは広告に対して抵抗感を持つ傾向があるため、あまりにも明らかな広告は逆効果になることがあります。

そのため、広告らしくないコンテンツを作成することが重要です。
例えば、エンターテイメント要素を含めたり、ユーザーが共感できるストーリーを描いたりすることで、広告のメッセージを自然に伝えることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

TikTokは現在、若い世代を中心に急速に人気を集めており、その広告媒体としての活用方法に注目が集まっています。

この記事ではTikTok広告の種類やメリット、効果を最大化するコツ、広告の出稿手順についても触れ、広告を出稿する際に知っておくべきポイントを紹介しました。

TikTok広告は、インフルエンサーやブランドの露出度を上げることができ、効果的な広告運用が可能です。

この記事で紹介されたコツを実践し、TikTok広告で最大限の効果を引き出してみましょう。

    WEB広告無料相談会フォーム


    プライバシーポリシーに同意する