【初心者向け】noindexとは何?nofollowとの違いや書き方・使い方について解説!

監修者

佐藤 祐介
佐藤 祐介

株式会社LIFRELL代表取締役。大手代理店、株式会社オプト、電通デジタルの2社でアカウントプランナーを経験。その後、株式会社すららネットでインハウスマーケターとして事業の立ち上げからマザーズ上場水準まで事業を伸長させる。マーケティング戦略の立案からSEO/WEB広告/SNS/アフィリエイト等の施策で売上にコミット。

専門家

深瀬 正貴
深瀬 正貴

Yahoo株式会社 法人マーケソリューション出身。 鎌倉の海のそばでオフィスFHを運営。 リスティングやSEOをはじめとしたデジタルマーケティングで100社以上の売り上げ課題を解決。
最近の趣味はブームに乗っかったように見えてしまう「焚き火ごはん」。

目次

サイトの制作に関わったことのある人なら一度は耳にしたことがある「noindex」。

文字通り「インデックスさせない」ためのHTMLタグになりますが、どのようなシチュエーションで使用すればいいのでしょうか。

そこで本記事では、noindexの意味や設定方法、利用すべきシチュエーション、そしてnofollowとの違いについて解説します。

noindexとは何?

noindexは、ウェブサイトの特定のページを検索エンジンがインデックスしないように指示するためのメタタグの一つです。

ウェブサイト管理者が特定のページを検索結果に表示させたくないという場合に使用されます。

ページにタグを追加することで、多くの検索エンジンクローラーはそのページをクロールはするが、インデックスに含めないようにします。
つまり、そのページが検索結果に表示されなくなります。

例えば、プライバシーを保護するために個人情報が含まれるページや、一時的なコンテンツ、重複コンテンツ、テストページ、管理ページなど、検索エンジンに表示されては困るページに使用されることが一般的です。

noindexとnofollowの違い

noindexとよく間違われるものに「nofollow」があります。
この2つの違いを以下で詳しく解説いたします。

noindex”メタタグは、特定のウェブページが検索エンジンのインデックスに含まれないようにするために使用されます。
つまり、検索結果に表示させる必要がないページにnoindexを設定します。

一方のnofollowは、ウェブページ内からのリンクに対して設定されます。

リンクを検索エンジンのクローラーがたどらないように設定するのがnofollowです。

nofollowは通常、信頼性の低い外部サイトへのリンクや、広告など、特定のリンクを信頼しない場合に使用されます。
また、ページ内のSEOパワーをを外に逃したくない場合にも使用されます。
例えば、Wikipediaのサイトから貼られている外部リンクは全てnofollowが設定されています。
巨大サイトであるWikipediaから自社のサイトにリンクをもらうとSEOに良い影響が出ると思われがちですが、そういったことが無いように設定されています。

noindexを使うのはどんな場合?

noindexを使用する場面はいくつか存在します。
以下で解説していきます。

1.プライバシーを保護するため

ウェブページに個人情報が含まれている場合、そのページを検索エンジンのインデックスから除外し、検索結果に表示させないためにnoindexを使用します。

2.一時的なコンテンツ

ウェブサイトに一時的なコンテンツや仮のページがある場合、それらのページをインデックスから除外するケースがあります。

例えば、プロモーションイベントのランディングページや期間の短いセールのページなどが該当します。

3.重複コンテンツ

ウェブサイト内で同じコンテンツが複数のURLで利用されている場合、これらのページの中から1つだけをインデックス対象にし、他のページにnoindexを設定して、検索エンジンに重複コンテンツとして認識されるのを防ぐために設定します。

4.管理ページ

ウェブサイトの管理者向けのページや、内部的なページは一般のユーザーには不要であり、これらのページをインデックスから除外するためにnoindexを使用します。

5.ダウンロード可能なコンテンツ

ウェブサイトにダウンロード可能なファイル(PDF、画像、ドキュメントなど)がある場合、これらのファイルを検索エンジンのインデックスから除外するというケースがあります。

noindexの設定方法

noindexを設定する方法は、ウェブページのHTMLコードに特定のメタタグを追加するという手順になります。
以下は、基本的な手順です。

1.HTMLファイルを開く

まず、noindexを設定したいウェブページのHTMLファイルを開きます。
通常はテキストエディターやHTMLエディターを使用して開きます。

2.<head>セクション内に<meta>に要素を追加

セクション内に、以下のような要素を追加します。これは、検索エンジンに対してこのページをインデックスしないように指示するものです。

3.以下のコードを記載

HTMLファイルのセクション内に以下のコードを記載します。

<meta name=”robots” content=”noindex”>

4.保存する

変更を加えたHTMLファイルを保存します。

5.ウェブサーバーにアップロード

変更を加えたHTMLファイルをウェブサーバーにアップロードします。

6.変更が反映されるのを待つ

ウェブサーバーにアップロードした後、変更が検索エンジンのクローラーに反映されるまで時間がかかることがあります。
特に、一度検索結果に表示されたものを除外する場合は、数日から数週間の時間を要することがありますので注意してください。

noindexを使う際の注意点

noindexを使用する際に注意するべき点が3点あります。

1.noindexタグを追加する前に、検索エンジンによってページがクロールされていることを確認してください。

2.すでにクロールされている場合、変更が反映されるまでに時間がかかる可能性があります。

3.ウェブサイトのCMS(コンテンツ管理システム)を使用している場合、”noindex”を設定するオプションが提供されているかもしれません。
CMSを使用している場合は、CMSのドキュメンテーションを確認してください。

noindexタグは、ウェブページの個別の設定に使用されますが、ウェブサイト全体に適用するためには、robots.txtファイルやGoogle Search Consoleなどのツールを使用することもできます。
必要に応じて、ウェブサイトのSEO戦略に合わせて設定を調整できます。

まとめ

noindexは正しく設定することで、ユーザーの情報保護や、自社サイトのSEOに良い影響を及ぼします。

検索結果に表示させないようにすることで、見られたくないページをユーザーに見られないようにするのが主な目的です。

noindexを正しく使えば、運営しているサイトにとってプラスの影響も見込めますので、本記事を参考に設定してみてください。