h2タグとは?見出しの意味や効果的な使い方を徹底解説

監修者

佐藤 祐介
佐藤 祐介

株式会社LIFRELL代表取締役。大手代理店、株式会社オプト、電通デジタルの2社でアカウントプランナーを経験。その後、株式会社すららネットでインハウスマーケターとして事業の立ち上げからマザーズ上場水準まで事業を伸長させる。マーケティング戦略の立案からSEO/WEB広告/SNS/アフィリエイト等の施策で売上にコミット。

専門家

深瀬 正貴
深瀬 正貴

Yahoo株式会社 法人マーケソリューション出身。 鎌倉の海のそばでオフィスFHを運営。 リスティングやSEOをはじめとしたデジタルマーケティングで100社以上の売り上げ課題を解決。
最近の趣味はブームに乗っかったように見えてしまう「焚き火ごはん」。

目次

記事を書く際、見出しの使い方は非常に重要です。

特に、h2タグの使い方を間違えてしまうと、読者が興味を持たずに離脱してしまうこともあるかもしれません。

そこで、この記事ではh2タグの使い方について解説します。h2タグの使い分けや、使用時のルール、注意点について理解して、自分の記事をより魅力的なものに構成していきましょう。

そもそもhタグとは?使い分けや使用の際のルールを解説

効果的な記事作成には、h2の使用は必要不可欠です。ここでは、具体的な使い分けやルールを見ていきましょう。

hタグとはHTMLで示す見出しタグのこと

HTML(Hyper Text Markup Language)とは、ウェブページを作成するための言語です。

その中でも「hタグ」は特定の部分を見出しとしてマークアップするための要素です。

内閣官房の情報通信技術(IT)総合戦略室はタグについて以下のように解説しています。

タグとは、コンテンツの見出しとして付加する情報のことです。タグを付加することにより、検索エンジン等がコンテンツの種類や状態、利用上の制約等を判断することができます。

政府CIOポータル Web サイトガイドブック「4 Webサイトの構造」

hタグは”h1″から”h6″まであり、番号が大きくなるほど見出しのレベルが下がります。つまり、”h1″は最も重要な主見出しを示し、”h6″は最も詳細なサブ見出しを示します。

この数字による階層は、ウェブページの構造を理解する助けになります。

また、多くのユーザーが流し読みをするため、各見出しを見ただけで、十分にコンテンツの内容が理解できるように、分かりやすい「hタグ」を設置することが重要です。

hタグ(h1/h2/h3/h4/h5/h6)それぞれの使い分け

それぞれのタグの役割について解説します。

h1|コンテンツのテーマを表す

“h1″タグは、一つのウェブページの主要なテーマを示すために使用されます。

これは通常、ウェブページ全体の内容を要約するものであり、そのページが一体何について述べているのかを示す重要な手がかりとなります。

ページ内で”h1″タグは一度だけ使用するのが一般的であり、これは検索エンジンがそのページの主要なトピックを理解するのを助けるためです。

h2|目次として挙げられるような見出しを表す

“h2″タグは、ページの主要なセクションの見出しを表すために使用されます。

これは目次のような役割を果たし、”h1″タグが表す主要なテーマの下でさらに詳細なトピックを分けて示すためのものです。

これらの“h2″見出しは、ページ内の情報を検索エンジンやユーザーが簡単に把握できるようにする役割を果たします。

h3以降|見出しの詳細や補足を表す

“h3″タグ以降のタグ(”h4″、”h5″、”h6″)は、より詳細な情報を提供するために使用されます。

これらは”h2″や”h1″の見出しの下のさらに細かいサブセクションを示すもので、そのセクションに関連する具体的な内容や補足情報を表すことが多いです。

これらのタグは、ユーザーや検索エンジンがページの情報をより深く理解するのを助け、構造化された情報を提供します。

hタグを付ける際の基本的なルール

主な3つのルールを紹介します。

ルール①:見出し部分に「<h◯>見出し</h◯>」で設置する

HTMLの基本的なルールに従い、見出しをマークアップする際は「<h◯>見出し</h◯>」の形式を使用します。

ここで「h◯」は”h1″から”h6″までのいずれかの見出しレベルを示し、「見出し」は実際の見出しテキストを表します。

このルールは、ウェブページが構造化され、読みやすくなるようにするためのものです。

ルール②:数字は2→3→4→5→6の順番で使う

hタグを用いる際には、その数字を2→3→4→5→6と順番に使うことが推奨されます。

これはウェブページの情報が階層的に整理され、検索エンジンやユーザーが内容を理解しやすくなるようにするためです。

例えば、”h2″の下には”h3″が来、”h3″の下には”h4″が来る、というように使用します。

ルール③:h1タグは多用しない

“h1″タグは、一つのウェブページのメインのトピックを示すために使用されます。

一つのページにつき”h1″タグは一回だけ使用し、それ以下の見出しは”h2″から”h6″のタグを使用して階層的に表現すると良いでしょう。

複数の”h1″タグが存在すると検索エンジンがページの主要なトピックを正確に把握することが難しくなるためです。

h2タグを記事の見出し内に使うメリット

h2タグを使用するメリットを見ていきましょう。

メリット①:ユーザーが記事をスムーズに読める

“h2″タグを記事内に設置すると、それはそのセクションの見出しとなり、ユーザーは記事をスムーズに読むことができます。

見出しは一種のガイドラインであり、ユーザーがどこに何があるのかを瞬時に理解するのを助けます。

さらに、大きなテキストブロックをスキャンするのは難しいと感じるユーザーにとっては、見出しは情報を消化しやすくするためのブレイクポイントを提供します。

メリット②:上位表示されやすくなる

“h2″タグを使用することは、SEOにとって重要な側面でもあります。検索エンジンは、ウェブページの”h2″タグをスキャンし、そのページの内容を理解します。

このタグに適切なキーワードを含めると、そのページが特定の検索クエリに対して関連性が高いと認識され、検索結果の上位に表示される可能性が高くなります。

また、構造化されたコンテンツは検索エンジンが好むものであり、”h1″タグの後に適切に”h2″タグを使用すると、ページの構造が明確になります。

これは、検索エンジンがページの内容を正確に理解し、それに基づいてインデックスを作成するのを助けます。

SEO対策にはh2タグの活用が欠かせない

検索エンジンが内容を理解しやすい構造でライティングするための、ポイントをご紹介します。

検索エンジンに適切にウェブサイトの内容を伝えるためには、SEOライティングは理解しやすい構造で行われるべきです。

構造が過度に複雑だと内容が適切に伝わらず、ウェブサイトの検索結果の位置が下がる可能性があります。したがって、検索結果で上位に表示させるためには、SEOの内部施策戦略の実施が重要となります。

このh2タグは、最近のウェブサイト制作に頻繁に用いられており、その知識はウェブデザイナーやウェブライターにも必要とされています。

「見出し」を作成するためのHTMLタグ、h2は、特別なプログラミングスキルがなくてもCMSなどを通じて誰でも簡単に使うことができます。

見出しタグは記事内の重要なポイントを強調するために使用され、その目立つ性質が有効に利用されます。

しかし、このタグの誤った使用はSEOに悪影響を及ぼす可能性があります。ですから、適切な使用法を理解し、それに基づいて見出しタグを使うことが大切です。

seo内部対策について理解を深めたい方はこちらをご覧ください。

h2タグを作成・設置する際に気を付けること

h2タグはHTMLの見出しタグの一つで、ページ上でのセクションのタイトルを表します。

これはSEOにおいて重要な役割を果たし、検索エンジンとユーザーにページ内容の構造を理解させる手段となります。h2タグの設置や作成にあたって以下のポイントに気を付けると良いでしょう。

ポイント①:ユーザーがh2にみで大まかな内容を理解できるようにする

h2タグは、それぞれのセクションの主題を明確に表すべきです。

これにより、ユーザーはページをスクロールするだけでそのセクションが何について述べているのかを理解できます。また、キーワードを自然に含めることで、検索エンジンがそのセクションの内容を理解しやすくなります。

具体例: もし記事が「デジタルマーケティングの基本」であれば、h2には「デジタルマーケティングの定義」と「デジタルマーケティングの重要性」などの見出しを設定します。これにより、ユーザーは見出しを読むだけで記事の概要を理解することができます。

ポイント②:端的で分かりやすい内容にする

h2タグは、できるだけ簡潔で明瞭な言葉を使用することが重要です。

複雑で不明瞭な表現はユーザーが内容を理解するのを難しくし、ユーザーエクスペリエンスを損なう可能性があります。また、検索エンジンがページの構造と内容を適切に解釈することを難しくする可能性もあります。

したがって、h2タグは簡潔で、そのセクションの内容を的確に表現する言葉を選ぶべきです。

具体例: 「SNSを活用したブランディング戦略」のような、明確で理解しやすい見出しを作成します。あいまいな表現や専門用語の過度な使用は避けます。

ポイント③:あとに続くh3タグと関連付ける

h2タグとh3タグの連携はウェブページの構造を理解するのに大切です。

h2タグは大まかなセクションのタイトルを示し、その下のh3タグはそのセクション内のさらに詳細なトピックを示します。

このため、h2とh3タグは連続性と一貫性を保つことが重要です。検索エンジンはこれらのタグを使用してコンテンツの階層構造を理解します。

具体例: h2が「デジタルマーケティングの重要性」であれば、以下のh3には「広範なターゲットに到達」や「コスト効率の改善」など、デジタルマーケティングの重要性を具体的に説明する見出しを設定します。

ポイント④:画像ではなくテキストで設置する

見出しタグ(h1, h2, h3など)はテキストベースであるべきです。

これは、検索エンジンがテキストコンテンツをスキャンして理解し、ページの内容を索引化するからです。画像による見出しは、検索エンジンにとって理解しづらい可能性があります。

具体例: 画像に見出しを書くのではなく、HTMLの見出しタグ(<h2>、<h3>など)を使用します。これにより検索エンジンが内容を正確に解析でき、SEO効果が向上します。

ポイント⑤:記事内のデザイン目的だけでh2タグを使わない

h2タグは検索エンジンとユーザーにページの内容と構造を示すために重要な要素です。

h2タグは主に記事の構成を示すために使用し、大きなフォントサイズが必要なデザイン要素を作成するために使用するべきではありません。見出しタグの目的外の使用は、検索エンジンが内容を正しく理解することを妨げる可能性があります。

そのため、デザイン目的だけでh2タグを用いると、検索エンジンがページの構造を誤解する可能性があります。

ポイント⑥:文字数を多くしすぎない

見出しは通常、短くてポイントに直接結びついたものが最善です。

見出しに余分な情報を詰め込みすぎると、ユーザーが必要な情報を迅速に把握するのが難しくなる可能性があります。

また、検索エンジンも見出しをスキャンしてページの内容を理解しようとするため、見出しは短くて明確なものが望ましいです。

もちろん、重要なキーワードを見出しに含めることは依然として重要ですが、これは必要な情報を伝え、コンテンツと一致する方法で行うべきです。

具体例: 例えば、h2タグには「デジタルマーケティングの重要性」というような短い表現を用います。「デジタルマーケティングの重要性とその具体的な戦略の詳細な説明」のような長い見出しは、読者がスキャンする際に読み飛ばされやすくなります。

ポイント⑦:検索キーワードを含める

見出しタグ(h2を含む)は、検索エンジンにとって重要な要素です。

これらのタグは、検索エンジンがページの構造と主要なトピックを理解するのを助けます。そのため、ターゲットとするキーワードを適切に見出しに含めることは、SEO効果を高める上で重要です。

共起語を取り入れるのも効果的です。

また、キーワードを適度に使用することも重要です。キーワードを詰め込みすぎると、「キーワードスタッフィング」と見なされ、検索エンジンからペナルティを受ける可能性があります。

具体例: 「デジタルマーケティング」に関する記事を書いていて、そのキーワードが検索の主要な対象である場合、そのキーワードをh2タグに含めます。これはSEOの観点から重要で、検索エンジンが記事の主要なトピックを理解するのを助けます。例えば、h2タグには「デジタルマーケティングの基本戦略」といった見出しを設定します。

記事の構成について理解を深めたい方は、こちらをご覧ください。

まとめ:h2の見出しタグを正しく使おう

この記事では、Webサイトの記事構成に不可欠なh2タグの重要性について解説しました。h2タグは見出しの階層を示す重要なタグであり、ユーザーに記事の内容をわかりやすく伝えると同時に、検索エンジンに対しても効果的です。

記事を読む人を増やしたい場合は、h2タグを効果的に活用し、読み手の興味を引きつける見出しを作成することが重要です。

また、SEOにも影響を与えるため、正しい使い方を身につけることが必要です。

最近はCMSなどに標準装備されていることが多く、プログラミングスキルがなくても簡単に実装できます。記事を書く際には、h2タグの重要性を十分に理解して、適切に活用するよう心がけましょう。

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