Criteo(クリテオ)広告とは?配信の仕組みやメリット・予算の目安を解説します!

監修者

佐藤 祐介
佐藤 祐介

株式会社LIFRELL代表取締役。大手代理店、株式会社オプト、電通デジタルの2社でアカウントプランナーを経験。その後、株式会社すららネットでインハウスマーケターとして事業の立ち上げからマザーズ上場水準まで事業を伸長させる。マーケティング戦略の立案からSEO/WEB広告/SNS/アフィリエイト等の施策で売上にコミット。

専門家

深瀬 正貴
深瀬 正貴

Yahoo株式会社 法人マーケソリューション出身。 鎌倉の海のそばでオフィスFHを運営。 リスティングやSEOをはじめとしたデジタルマーケティングで100社以上の売り上げ課題を解決。
最近の趣味はブームに乗っかったように見えてしまう「焚き火ごはん」。

目次

皆さまは「Criteo(クリテオ)広告」という名前を聞いたことがありますでしょうか。

Criteo広告は、フランスで誕生した動的リターゲティング広告のことで、一度サイトを訪れたことのあるユーザーに再度広告を配信し、コンバージョンに繋げるための効果的な広告のことです。
日本では実に90%以上のネットユーザーがクリテオの広告を目にしているそうです。

今回はそもそもCriteo(クリテオ)広告とは何か?そして配信の仕組みとメリットや予算の目安を解説いたします。

Criteo広告とは何?

Criteo(クリテオ)広告とは、ディスプレイ型のリターゲティング広告のことです。

クリテオのリターゲティングは、過去に特定のWebサイトを訪問したユーザーをターゲットとして配信されています。

例えば、スナック菓子に関心があるユーザーはお煎餅にも関心があるであろうと判断し、アプローチするリコメンド施策です。

Criteo広告の特徴と配信の流れ

Criteo広告の特徴は下記の通りです。


・配信先が豊富

・バナーが自動生成される

・豊富なユーザーデータと緻密なアルゴリズム

・ワンクリックで商品詳細ページへ誘導し、CVが高い

配信の流れ

また、Criteo広告の配信の流れは下記の通りです。

1. ユーザーが広告を配信しているサイトを訪問

2. ユーザーの閲覧情報に合わせて最適な広告が自動的に生成される

3. そのユーザーに関連したバナー広告が他のサイトで表示される

サイトの商品のデータのリストを登録しておくことで、自動的にバナー広告が作成され、ユーザー1人1人にパーソナライズされて配信されるため、手間のかからない広告といえるでしょう。

クリテオ広告の配信面

Criteo広告は、Googleをメインとし、Yahoo、SNSなどの20,000近い配信先と提携しています。

そのため、Criteo広告を利用するだけで数多くの配信をすることができます。

国内では最もPV数の多いYahoo! Japanの広告枠も配信先にに含まれているため、Yahoo!トップページやニュースページなどの人気のページへ配信することができます。

Criteo広告が掲載される主要なメディアは以下のものがあります。

・Google

・Yahoo! Japan

・Ameba

・食べログ

・goo

・nifty

・NTT docomo

・朝日新聞DIGITAL

・東洋経済ONLINE

など、有名なサイトが肩を並べています。

上記以外にもたくさんのメディアに配信しています。

Criteo広告の導入メリット3つ

では、Criteo広告を導入するメリットを3つお伝えします。

(出典:https://www.prnewswire.com/news-releases/latest-comscore-report-reveals-that-criteo-ads-reach-virtually-one-billion-users-worldwide-876413915.html

メリット1.Yahoo!への配信

Yahoo!のネットワーク広告(YDA)に配信できるのは実はCriteo広告のみです。

日本で最大のPVを誇るYahoo!をはじめ、食べログやはてなブックマークなど多数のメディアに配信されており、他の広告を比較すると非常に有利な配信条件です。

Criteoの広告ネットワークはGoogle広告に次いで2位の規模となっており、日本のネットユーザーの9割以上がCriteoの広告を目にしている、というのは凄いことだと思います。

メリット2.莫大なユーザーデータ

ユーザーの行動履歴や興味関心などを機械学習し、CVにつながるタイミングと最適な広告配信面を狙い自動で配信されます。

膨大なユーザーデータを持っているCriteoだからこそできるシステムといえるでしょう。

過去の配信データのアルゴリズムによって、ユーザーがCVにいたる高確率データを基に広告を自動で調整しています。

そして、表示されるバナーはユーザーごとに最適化されるため効果が高まります。

メリット3.コストが比較的低単価

また、Criteoの広告は広告単価が安いということもメリットになります。

配信先が幅広く網羅されているので、単価も高そうなイメージがありますが、そんなことはありません。

商材にもよりますが、GDN・YDAよりもCPCが低いケースがほとんどのため、限られた広告予算の中で費用対効果を最大化することができます。

Criteo広告の導入デメリット

そんなメリットの大きいCriteoですが、デメリットも3点あります。
以下、デメリットを解説いたします。

デメリット1.最低予算の制限

Criteo広告は、最低50万円の予算が設定されています。

1回の広告に50万円分配信しなければならないという制限は、中小の会社にとっては大きな負担になる可能性があります。

特に、初めてCriteoを利用する方には高いハードルとなるでしょう。

ご自身の商材の売上高と、広告の費用対効果のバランスを考えて、50万円の予算を投入するかどうかを決めるようにしてください。

デメリット2.タグ設定の煩雑さ

Criteo広告のデメリット2つめはタグの設置です。

広告配信のためには、自社サイトにタグを設置する必要があるのですが、HTMLなどのスキルがない場合は難しい作業となります。

社内にエンジニアがいれば対応できますが、そうでない場合は、Criteo広告を扱っている広告代理店へタグの設置を依頼する必要があるでしょう。

デメリット3.配信の最適化に時間がかかる

Criteo広告は、配信スタートしてからしばらくはAIの機械学習に時間がかかるため、安定した成果が出にくいという特徴があります。

配信スタート時は様子を見ることも必要です。

費用が発生しているためにイライラしてしまうこともあるかと思いますが、2週間程度は学習期間が必要なことを頭に入れておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、Criteo広告について解説しました。

50万円の最低予算や、学習期間などのネックはありますが、膨大なネットワークへの配信は大変魅力的で、高い費用対効果も期待できます。

ご自身のビジネスとマッチしているかどうかを検証し、上手な広告運用ができるよう頑張って下さい!

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