サブドメインの概要|メリット、設定方法、サブディレクトリとの差異を明らかにします!

監修者

佐藤 祐介
佐藤 祐介

株式会社LIFRELL代表取締役。大手代理店、株式会社オプト、電通デジタルの2社でアカウントプランナーを経験。その後、株式会社すららネットでインハウスマーケターとして事業の立ち上げからマザーズ上場水準まで事業を伸長させる。マーケティング戦略の立案からSEO/WEB広告/SNS/アフィリエイト等の施策で売上にコミット。

専門家

深瀬 正貴
深瀬 正貴

Yahoo株式会社 法人マーケソリューション出身。 鎌倉の海のそばでオフィスFHを運営。 リスティングやSEOをはじめとしたデジタルマーケティングで100社以上の売り上げ課題を解決。
最近の趣味はブームに乗っかったように見えてしまう「焚き火ごはん」。

目次

新しいプロジェクトやブランドのWebサイト運営に際し、ドメイン選びで迷ったことはありませんか?

この記事では、サブドメインという選択肢に焦点を当て、そのメリット、設定方法、サブディレクトリとの比較、選定基準について詳しく解説します。

サブドメインとは?

サブドメインは、基本ドメインの前に特定の文字列を追加して構築される独自のドメインです。たとえば、「xxx.co.jp」のドメインがある場合、「yyy.xxx.co.jp」という形で文字列(yyy)を追加することでサブドメインが作成されます。通常、1つのブランドやウェブサイト内で異なるサービスやセクションを識別するために使用されます。実際の例を見てみましょう。Yahoo!は、主要な検索エンジンサービス以外の新しいサービス展開のために、次のサブドメインを積極的に使用しています。

このように、サブドメインは異なるサービスやコンテンツを区別し、ブランドの多様なオンラインプレゼンスを構築するのに役立ちます。

ドメインとサブドメインの相違点

特徴ドメインサブドメイン
定義インターネット上の住所メインドメインの一部
www.example.comblog.example.com
独立性独立したウェブサイトメインドメインに依存
ドメイン登録費用通常必要通常不要
SEO効果独自のSEO影響メインドメインのSEOに寄与

ドメイン(Domain)とは、ウェブ上の住所のようなもので、特定のウェブサイトを識別するために使用されます。例えば、「www.example.com」は一つのドメインです。ドメインは通常、独立したウェブサイトやオンラインプロジェクトを識別するために登録され、独自のウェブサイトとコンテンツを持つことができます。

一方、サブドメイン(Subdomain)は、メインドメインの一部であり、その下に作成されます。サブドメインは通常、メインドメインに関連する特定のセクションやサービスを指し示すために使用されます。例えば、Yahoo!の場合、メインドメイン「yahoo.co.jp」の下に「auctions.yahoo.co.jp」というサブドメインがあり、オークションサービスを提供しています。サブドメインは、メインドメインの下位階層として機能し、そのセクションに独自のコンテンツや設定を持つことができます。Googleは、ドメイン名に関する基本ガイドを公表しています。サイトでは、用語の説明と Google サービスでの実際の使い方が紹介されているので、さらに理解を深めたい方はご覧ください。

サブドメインのメリット3点

1. コストと管理の労力を軽減可能

サブドメインは、新しいウェブサイトやプロジェクトを立ち上げる際、新しい独立したドメインを取得する必要がないため、コストを抑えることができます。

また、サブドメインはメインドメインの一部として管理されるため、ウェブサイトやコンテンツの管理が簡単で、システム全体の統合性を維持しやすくなります。

2. 各Webサイトのブランドイメージを一致させられる

サブドメインを使用することで、異なるセクションやサービスごとに個別のブランドイメージを維持することができます。

各サブドメインは独自のデザイン、ロゴ、コンテンツを持つため、それぞれのサービスや部門の特徴を強調し、ブランド統一性を保ちながら訴求力を高めることができます。

3. メインドメインの影響を少なく受けやすい

サブドメインは、メインドメインとは独立した存在であるため、あるサブドメインでの問題や変更が他のサブドメインやメインドメインに影響を与えにくい特徴があります。

例えば、特定のサブドメインでのトラフィック増加やセキュリティの脆弱性が発生した場合、他のサブドメインは通常影響を受けず、メインドメイン全体の安定性を保つのに役立ちます。

サブドメインのデメリット2点

1. メインサイトのペナルティが影響を及ぼす可能性

サブドメインは、メインドメインの一部であるため、メインドメインが検索エンジンのペナルティを受ける場合、それがサブドメインにも影響を及ぼす可能性があります。

例えば、メインドメインがスパム行為に関連してペナルティを課せられた場合、サブドメインもランキングや検索結果への影響を受け、トラフィックの減少や可視性の低下が起こり得ます。

2. SSL証明書の発行に伴う費用が必要

各サブドメインにSSL証明書(セキュリティ証明書)を適用する場合、それぞれのサブドメインに対して個別に証明書を発行する必要があり、これには追加の費用がかかります。

SSL証明書は、ウェブサイトが安全な接続を提供し、ユーザーデータを保護するために重要ですが、多数のサブドメインを運用する場合、証明書の発行と更新にコストがかかることが考えられます。

新規ドメイン取得のメリット2点

1. 複数サイトでのリスクを分散化できる

新規ドメインを取得することで、複数のWebサイトを独立して運用できるため、ビジネス全体のリスクを分散化することが可能です。

例えば、メインドメインに問題が発生した場合でも、他の新規ドメインを持つサイトは影響を受けずに運用を継続できます。この分散化は、ビジネスの安定性と信頼性を高め、危機管理の観点からも重要です。

2. 各サイトのブランドイメージを整えやすい

新規ドメインを使用することで、各Webサイトのブランドイメージを一貫性のあるものに整えやすくなります。

異なるドメインを持つ各サイトは、訪問者に対して明確で統一感のあるブランディングを提供できます。それぞれのドメインは、異なるコンセプトやターゲット層に合わせた独自のブランドを構築し、訪問者に特定の価値やメッセージを伝えるのに役立ちます。

新規ドメインの取得のデメリット3点

1. SEO評価がリセットされる

新規ドメインを取得すると、これまでのSEO努力がリセットされ、サイトの検索エンジン評価も最初から再構築する必要があります。

検索エンジンはドメインの変更を新しいウェブサイトとして扱い、従来のドメインでのSEOの成果を引き継ぎません。このため、新しいドメインでのSEO最適化とランキング向上に時間と労力がかかることがあります。

2. コンテンツの充実が課題となる

新しいドメインを持つウェブサイトには、コンテンツの充実が不可欠です。

コンテンツの品質や量が不足している場合、訪問者の魅了や検索エンジンでの評価が低下する可能性があります。新しいドメインでは、コンテンツ作成と更新に重点を置き、魅力的で有益な情報を提供する必要があります。

3. 検索ランキングへの登場が難しい

新しいドメインは、検索エンジンのランキングで上位に登場するのが難しいことがあります。

既存の競合サイトと比較して、新しいドメインはまだ信頼性と評価が低いため、上位検索結果に登場するまでに時間がかかることがあります。新規ドメインでの競争は激しく、ランキングの向上にはコンスタントなSEO作業と戦略が必要です。

これらのデメリットを考慮し、新規ドメイン取得の際には慎重に計画し、長期的な視点での利点とデメリットをバランスさせることが重要です。

手早く効果をあげるには中古ドメインも検討に入れましょう。

中古ドメインは「アクセス中古ドメイン」のような専用サイトで購入することができます。

SEOの観点から見たサブドメインとサブディレクトリの選択

サブドメインとサブディレクトリのどちらが優れているとは言い切れません。

なぜなら、それぞれが異なる目的と役割を担っているためです。これらは言葉の形は似ているものの、意味や用途は大きく異なるため、両者の違いを詳しく解説していきます。

サブドメインとサブディレクトリの特性

サブドメインは、独立したウェブサイトとして機能するドメインです。

一方、サブディレクトリはドメインの後ろに「/」を付けて、ウェブサイト内のコンテンツを整理するのに使います。

サブディレクトリは、別のウェブサイトとして独立するのではなく、メインドメイン内の一部として機能します。

具体的なURLの例を見てみましょう。

・メインドメイン:https://△△△.com

・サブドメイン:https://〇〇〇.△△△.com

・サブディレクトリ:https://△△△.com/〇〇〇/

サブドメインを推奨するシーン

①主要なWebサイトと異なるテーマ性のコンテンツの場合

主要なWebサイトとは異なるテーマ性やコンセプトのコンテンツを展開する際、サブドメインが適しています。例えば、ある企業のウェブサイトがファッション製品の販売に特化している場合、ブランドのイメージにそぐわない健康情報や料理レシピの提供など、異なるテーマ性のコンテンツを提供する場合が考えられます。このような場合、サブドメインを使えば、メインドメインのイメージを損なうことなく、異なる分野のコンテンツを提供できます。

実例:

主要なWebサイト: https://fashionexample.com/

異なるテーマ性のコンテンツ: https://health.fashionexample.com/

②YMYL分野のコンテンツを取り扱う状況

YMYL(Your Money or Your Life)分野は、ユーザーの生活や健康、財務に影響を与える情報を含みます。例えば、医療、金融、法律などが該当します。これらの分野でコンテンツを提供する場合、情報の正確性と信頼性が非常に重要です。サブドメインを使用することで、メインドメインから分離されたコンテンツとして、信頼性を高め、ユーザーに安心感を提供することができます。

実例:

主要なWebサイト: https://financeexample.com/

YMYL分野のコンテンツ: https://legal.financeexample.com/

サブドメインを利用することで、異なるテーマ性やYMYL分野のコンテンツを運営する際に、メインドメインとの適切な分離を実現できます。

サブディレクトリを推奨するシーン

同じドメイン内で関連性の高いコンテンツを提供する場合

サブディレクトリは、同じドメイン内で関連性の高いコンテンツを提供する場合に適しています。例えば、あるウェブサイトがブログ、ニュース、お問い合わせフォームなどの関連性が高いコンテンツを提供する場合、サブディレクトリを使用することで、メインドメイン内でコンテンツを整理しやすくなります。これにより、ユーザーがサイト内をスムーズに移動でき、統一感のあるブランドイメージを維持できます。

実例:

メインドメイン: https://example.com/

関連性の高いコンテンツ: https://example.com/blog/、https://example.com/news/、https://example.com/contact/

サブディレクトリを利用することで、メインドメイン内で関連性の高いコンテンツを整理し、ユーザーの利便性を向上させることができます。

サブドメインの取得・設定手順

STEP 1. 専用のサブドメイン取得

サブドメインを取得するには、まず、自社のウェブサイトやプロジェクトに適したサブドメイン名を考えます。この名前は、メインドメインの一部として表示され、ウェブユーザーにコンテンツの内容を示す役割を果たします。

例えば、ブログのためのサブドメインなら「blog.example.com」などです。

サブドメイン名が決まったら、ドメインレジストラ(例:GoDaddy、Namecheapなど)を通じて、そのサブドメイン名を取得します。レジストラのウェブサイトで検索し、利用可能なサブドメイン名を見つけ、登録手続きを進めます。登録には料金がかかる場合があります。

STEP 2. サブドメインの新規設定を行う

サブドメインを適切に設定するには、レンタルサーバーを選択し、契約する必要があります。レンタルサーバーは、ウェブサイトのデータをホスティングし、アクセスを処理する役割を果たします。

レンタルサーバーを選ぶ際には、以下の要因を考慮します。

  • ストレージ容量: ウェブコンテンツやメディアファイルを保存するために十分な容量が必要です。
  • トラフィック制限: ウェブサイトへの訪問者数に対する制限があるかどうかを確認します。
  • テクニカルサポート: サーバーのトラブルシューティングやセキュリティに関するサポートが提供されるかどうかを確認します。

レンタルサーバーを選んだら、契約手続きを行い、サブドメインをホストするための設定情報を受け取ります。

STEP 3. サブドメイン設定の成功

サブドメインの設定は、レンタルサーバーのプロバイダーによって異なる場合があります。一般的に、次の手順に従います。

  • プロバイダーの管理パネルにログインします。
  • サブドメインのセクションを見つけ、新しいサブドメインを作成します。
  • サブドメイン名と、そのサブドメインがどのディレクトリまたはコンテンツに関連付けられるかを指定します。
  • 必要なDNS(Domain Name System)設定を行い、サブドメインを有効にします。

これにより、新しいサブドメインがウェブ上でアクセス可能になり、関連するコンテンツを提供するための準備が整います。

これらのステップに従えば、サブドメインを取得し、設定するための詳細な手順が明確になります。

まとめ

この記事では、サブドメインについての基本的な情報、そのメリット・デメリット、設定の手順について詳しく説明しました。

また、サブディレクトリとの違いも明確に解説しましたので、それぞれの利点を把握し、適切に選択して利用することが大切です。

コンテンツの種類や運営の目的に合わせ、最も効果的なドメインの形態を選んで、ウェブサイトの質を高めましょう。

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