コンテンツとは何か?種類や質を高めるポイントをわかりやすく解説!

監修者

佐藤 祐介
佐藤 祐介

株式会社LIFRELL代表取締役。大手代理店、株式会社オプト、電通デジタルの2社でアカウントプランナーを経験。その後、株式会社すららネットでインハウスマーケターとして事業の立ち上げからマザーズ上場水準まで事業を伸長させる。マーケティング戦略の立案からSEO/WEB広告/SNS/アフィリエイト等の施策で売上にコミット。

専門家

深瀬 正貴
深瀬 正貴

Yahoo株式会社 法人マーケソリューション出身。 鎌倉の海のそばでオフィスFHを運営。 リスティングやSEOをはじめとしたデジタルマーケティングで100社以上の売り上げ課題を解決。
最近の趣味はブームに乗っかったように見えてしまう「焚き火ごはん」。

目次

「コンテンツ」という言葉には、どのような意味があるのかご存知でしょうか。

コンテンツの意味を理解することで、内容の充実したコンテンツ制作ができ、コンテンツの消費者(ユーザー)にしっかりと届けることができます。

本記事では、コンテンツの意味や使い方、種類を分かりやすく説明し、質の高いコンテンツについても解説します。

「コンテンツ」とは

総務省 令和4年版情報通信白書「通信系コンテンツ市場規模の推移(ソフト形態別)」

「コンテンツ(contents)」は、英語で「中身」「内容」といった意味を持つ単語です。

令和4年版の情報通信白書のデータから読み取れるように、コンテンツの市場規模は年々拡大しています。

インターネットやデジタル機器が急速に普及したことにより、「情報の内容」という意味で使われることが多くなりました。具体的には、文章、画像、映像、音声など、メディアを通して伝達される情報内容のことです。

情報というと定義は広いですが、一般的に、商品として価値がある情報をコンテンツと呼ぶことが多いです。

価値のない情報の極端な例に、全く意味のない文字列をHPに掲載したもの、ユーザーの関心を惹かない・目に触れないように作られたものが挙げられます。こういった情報はコンテンツとはいいません。

コンテンツの種類やそれぞれの内容

コンテンツは主に「情報の内容」を指す言葉ですが、デジタル化が急速に進む近年は情報自体が増加し、あり方も多様化しています。旧来では、アナログコンテンツと呼ばれる実物コンテンツ(書籍、新聞、CD、映画など)が主流でしたが、現在は様々な分野で電子化が進んでいます。

ここでは主に、電子上のコンテンツの種類や内容について詳しく解説します。

ウェブ上のウェブコンテンツ

ウェブ上で展開されるコンテンツを「ウェブコンテンツ」といいます。
例えば、オウンドメディアやニュースメディアに掲載される記事、ブログ、プレスリリースなどの企業情報、SNSの投稿、YouTubeなどにアップロードされる動画、漫画、ポッドキャストなどです。

今や、ウェブコンテンツは誰でも簡単に作成できる時代です。そこで問題となるのが、オリジナル性の担保、コンテンツのコピーです。情報の差別化が難しくなっている一方で、良質なコンテンツをコピーして掲載するような悪質な事例も出ています。こういった行為にはプラットフォーム側からペナルティが与えられるケースも増えています。

身近なモバイルコンテンツ

スマートフォンやタブレットなど、モバイル端末から閲覧・利用できるデジタルコンテンツのことを「モバイルコンテンツ」といいます。私たちの日常生活の中でも、最も身近なコンテンツであり、スマートフォンでダウンロードできるアプリやゲームなど、携帯電話事業者が提供するインターネットから利用できるコンテンツのことです。

娯楽用、学習用、仕事で利用できるものなど、価格帯も無料のものから有料のものまで幅広いものがあります。

デバイス上のデジタルコンテンツ

内容がデジタル化され、複製可能な状態で配信されているコンテンツを「デジタルコンテンツ」といいます。デジタルデータ化され、オンラインで取り扱い可能な情報全般の総称です。デジタルコンテンツはアナログコンテンツと異なり、複製してもモノ自体は劣化しないという特徴があります。

例えば、ストリーミングサービスを介した音楽や電子書籍、動画配信サービスを介した映画などが挙げられます。これまでアナログコンテンツだったものが、近年続々とデジタルコンテンツに移行、もしくは、両方で展開するようになっています。

コンテンツの種類やそれぞれの内容

ユーザーに届けるために、どのコンテンツも共通して重要といえるのが質です。コンテンツの質とは何が決まるのか解説します。

ユーザーが求めている情報が含まれている

コンテンツにユーザーが求めている情報が含まれているかどうかは重要です。

ユーザーが求めている情報を知るには、ユーザーがどのような意図で、どのようなものを探し求めているのか、調査・分析することが必要になってきます。具体的な方法として次のようなことが挙げられます。

・Googleなどのインターネットの検索エンジンでどういったキーワードが検索されているか調べる(キーワード分析)。

・自社のコンテンツが検索されやすくなるよう対策を打つ(SEO:Search Engine Optimization)。
「キーワード分析」や「SEO対策」はコンテンツの制作とマーケティングに有効です。

ただ、多くのユーザーの目に触れることだけを意識してしまい、ユーザーが本質的に求める情報が含まれていないと、ニーズに応えるコンテンツとはいえません。ユーザーの満足度の見込めない、質の低いコンテンツになってしまいます。

ユーザーの意図を考えて導線を張り、引き込み、求めているものを提供して満足させる、それが質の高いコンテンツです。Googleは、「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成ための自己評価基準を公開しているのでご参考にしていただけます。

ユーザーにとって有益である情報が盛り込まれている

コンテンツに、ユーザーが付加価値を得られる情報、有益な情報が盛り込まれているかどうかも重要です。例えば、生活に役立つ知識が含まれている、正しい情報がまとめられている、独自性の高い情報やノウハウが含まれている、などです。

そもそもコンテンツの意味に、「ユーザーにとって価値のあるもの」がありますが、中にはユーザーを利用しようとする悪質なコンテンツも存在します。特定の商品を売りつけるものや、誤った知識を提供するものなどがその例です。

コンテンツの種類やそれぞれの内容

「コンテンツ」という言葉は様々な場面で使われるようになりましたが、本来の意味や作り方、提供の仕方、そしてユーザーの視点に立って考える姿勢を見失ってはいないでしょうか。

コンテンツを正しく理解し、高い質を実現することが、結果としてユーザーからの評価につながります。

コンテンツとは何か、その概念に一度立ち返り、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを作り、求められる情報の提供を目指しましょう。

【現場でよくある事例!】今だから重要!コンテンツに「権威性」が必要な理由は?

コンテンツに関して解説してきましたが、運用現場でよく起こる事例として「その内容は本当に正しいかが疑問」という内容があります。

ライターが作成したコンテンツには「事実」とともに「考察」も入るかと思いますが、最近のGoogleアップデートでは、その内容がきちんとした事実に基づいているかを判断するようになりました。

そこで重要なのが「権威性」です。

例えば、サラリーマンが法律について語るのと、弁護士が語るのと、どちらが信頼が置けるでしょうか?
もちろん後者ですよね。

この「もちろん」をGoogleが読み取るようになったのです。

コンテンツに「権威性」が必要な主な理由は以下の通りです。

・信頼性が高まり、信用を得やすくなる
・専門性の高さをアピールできるため集客性が向上する
・話題性や議論の中心になりやすいため拡散しやすい
・情報源として引用される機会が増え影響力が拡大する
・検索エンジンでの上位表示を獲得しやすくなる

ここでいう権威性とは、業界や分野での影響力、優位性、専門性といったものであり、個人や組織の地位や評価が高い、社会的認知が大きいことを示します。

多くの情報が氾濫するWeb上にあって、優れたコンテンツを生み出すためには権威性の確保が欠かせません。専門家や有識者の起用なども有効な方法です。

まとめ:コンテンツとは価値ある情報のこと

この記事では、コンテンツの意味と種類、さらにコンテンツの質を高めるポイントについて解説しました。

「コンテンツとは価値ある情報」という本質を押さえ、質の高いコンテンツを目指しましょう。

ぜひこの記事が、コンテンツに関わる全ての人のお役に立てれば幸いです。

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