GPT4|GPT3.5からの改善点や登録手順を画像付き解説

監修者

佐藤 祐介
佐藤 祐介

株式会社LIFRELL代表取締役。大手代理店、株式会社オプト、電通デジタルの2社でアカウントプランナーを経験。その後、株式会社すららネットでインハウスマーケターとして事業の立ち上げからマザーズ上場水準まで事業を伸長させる。マーケティング戦略の立案からSEO/WEB広告/SNS/アフィリエイト等の施策で売上にコミット。

専門家

深瀬 正貴
深瀬 正貴

Yahoo株式会社 法人マーケソリューション出身。 鎌倉の海のそばでオフィスFHを運営。 リスティングやSEOをはじめとしたデジタルマーケティングで100社以上の売り上げ課題を解決。
最近の趣味はブームに乗っかったように見えてしまう「焚き火ごはん」。

目次

最近、話題になっている言語モデルの最新版、GPT4についてご存知でしょうか?多くの人から注目を集めているこのAIにはどんな特徴があるのでしょうか?

今回は、そんなGPT4について詳しく解説していきます。また、気になる登録方法についてもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください!

GPT-4の基本情報

GPT-4は、OpenAIによって開発された大規模な言語モデルで、自然言語処理の分野で広く利用されています。

ちなみに言語モデルとは、自然言語処理の分野で、コンピュータが自然言語を処理するために使用される統計的モデルのことです。

言語モデルは、文や文章を生成するために、単語や文字の並びの確率分布を学習します。一般的に、言語モデルは、過去のテキストのパターンを学習して、与えられた文脈に基づいて次に来る単語や文字の予測を行います。例えば、”I enjoy ___”という文脈で、言語モデルは”reading”や”playing”のような単語を予測することができます。

このモデルは、人間のような文章を生成し、質問に回答する能力があります。

GPT-4とは

GPT-4(Generative Pre-trained Transformer 4)は、OpenAIが開発した最先端の人工知能技術です。GPT-4は、インターネット上の大量のテキストデータを学習することで、自然言語を理解し、生成することができます。

これにより、質問応答、文章生成、概要作成、翻訳など、多くのタスクを行うことができます。GPT-4は、前世代であるGPT-3よりもさらに精度が向上しており、様々な分野で活用されています。

有料版 Chat GPT Plus とは

有料版 Chat GPT Plusは、OpenAIが提供するGPT-4を利用できるプレミアムサービスです。一般の無料版に比べて、より高速なレスポンス、優先的なアクセス、追加機能などが提供されています。

このサービスは、個人や企業がより効果的にGPT-4を活用できるように設計されており、高度な自然言語処理が求められるプロジェクトに適しています。

GPT-3.5からの改善点

ここではGPT-3.5とGPT-4を比較して、改良された点を詳しく解説します。

改善点①:GTP-3.5よりも精度が向上した

GPT-4は、より大量のデータを学習し、高度なアルゴリズムが導入されたことにより、GPT-3.5に比べて精度が向上しています。これにより、GPT-4はより正確で質の高い回答や文章を生成することができます。

参考: https://openai.com/research/gpt-4

OpenAIがホームページで公開している試験によると、司法試験(Uniform Bar Exam )において、GTP-3.5では下位10%の結果だったのに対し、GTP-4では上位10%という結果を出しています。また、

また、化学の試験(USNCO Local Section Exam 2022)では、GTP-3.5では下位30%の結果だったのに対し、GTP-4では上位1%という、素晴らしい試験結果を出しました。

この2つの分野だけでなく、生物学や心理学、数学等でGPT-4はGPT-3.5よりも圧倒的に良い結果を示しています。

改善点②:より長い文章での会話が可能に

GPT-4は、より長い文章や対話を処理できるように設計されています。これにより、ユーザーとの長い会話や、複雑なシナリオにおいても、より適切な回答を生成することが可能になりました。

GPT-3.5では、処理能力が2500文字だったのに対し、GPT-4では、25,000文字対応になりました。

改善点③:文字だけでなく、画像や写真にも対応に(マルチモーダル)

GPT-4は、文字だけでなく、画像や写真といった多様なデータを処理することができます。これにより、ユーザーが画像や写真を入力して質問することが可能になり、より幅広い応用が期待されます。

https://twitter.com/JonErlichman/status/1635786636595175428?s=20

このように紙にかいた手書きのスケッチを使って、実際に役立つWebサイトを作成することができます。

改善点④:文章能力がさらに向上

GPT-4は、文章生成能力が向上しており、より自然で人間らしい文章を生成することができます。また、文法や表現力が向上し、専門用語や特定の分野に関する知識もより正確に反映されるようになりました。

GPT-4は、より自然で人間らしい文章を生成する能力が向上しています。例えば、小説の一節やビジネスメールを書く際、GPT-4は自然な表現や言い回しができ、読み手にとってわかりやすく魅力的な文章を生成することができます。

これらの改善点により、GPT-4はGPT-3.5よりもさらに幅広い用途で活用され、自然言語処理の分野で高い評価を受けています。

それでは、実際にご自身でGPT-4をお使い頂けるように、OpenAIに登録する方法をステップごとにご紹介します。

GPT-4を利用するために登録する手順

GPT-4を利用するためには、OpenAIプラットフォームに登録する必要があります。以下は、登録手順の概要です。

手順①:OpenAI公式ウェブサイトにアクセス

OpenAIのウェブサイト(https://www.openai.com/)にアクセスし、「API」または「ChatGPT」のページを開きます。

手順②:サインアップ

サインアップボタンをクリックし、必要な情報(名前、メールアドレス、パスワードなど)を入力してアカウントを作成します。

また、利用規約やプライバシーポリシーに同意する必要があります。

手順③:メールアドレスの確認

登録したメールアドレスに確認メールが送信されますので、メール内のリンクをクリックしてアカウントを有効化します。

手順④:支払い情報の登録

無料版を利用する場合はこの手順は必要ありませんが、有料版Chat GPT Plusを利用する場合は、クレジットカード情報や請求先情報を入力し、登録します。

よくある質問と回答

Q.GPT-4は一度に何回まで出力できますか?

A.現在は、3時間ごとに50件まで利用できます。OpenAIが2023年8月に発表した、GPT-4搭載の企業向け生成AIサービスのChatGPT Enterprise(チャットジーピーティーエンタープライズ)は回数制限はありません。

Q.GPT-4を無料で使う方法はありますか?

A.無料で利用できるマイクロソフト社の「Bing AI Chat」は、GPT-4モデルを搭載しています。こちらを使えば無料でGPT-4に触れることができます。

GPT-3.5よりさらに精度の高いGPT4

この記事では、GPT4という最新のチャットAIについて説明しました。GPT4は、テキストと画像の入力に対応し、テキストの返答を生成することができます。

人間のようなリアルな会話を行うためにはまだ課題がありますが、多くのプロフェッショナルやアカデミックなベンチマークで人間並みの成果を発揮しています。2023年3月14日に公開され、登録方法も簡単です。

GPT4は、語学学習やカスタマーサポートなど、多岐にわたる分野で活躍することが期待されており、今後のAI技術の進化がますます期待されます。技術革新について興味のある方には、GPT4に興味を持っていただけるはずです。

GPT-4についてさらに理解を深めたい方はこちらをご覧ください。

また、chatGPT以外にも、他にもHIX.AI(https://hix.ai/ja)というAIライティングアシスタントのサービスが存在します。chatgptとは異なり、記事生成やワークフロー、メール返信など機能が多く存在するのがポイントです。

外部サイトですが、こちらもAI関連をまとめられているページですので、紹介しておきます。
企業&個人向け生成AIサービス活用術:成功へのカギ おすすめの生成AIサービス9選!


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