今の時代、検索エンジンを利用したことのない人はほとんどいないでしょう。
以前は辞書や百科事典で探していた情報をGoogleやYahooで検索する、という行為は今や当たり前になっています。
一般的にはGoogleやYahooが有名ですが、本当はもっといい検索エンジンがあるのではないか?そう思う方もいらっしゃると思います。
今回は、検索エンジンの仕組みと利用方法を、人気の検索エンジンをご紹介しながら解説したいと思います。
検索エンジンとは何か?
検索エンジンとは、インターネット上の情報(Webサイト、画像、動画など)を検索するシステムのことです。
関連するキーワードを入力することで情報が検索できます。
例えば、今夜の飲み会をどこでやるか、お店を探したいとします。
その際、GoogleやYahooなどの検索エンジンを使って「〇〇(地名) 居酒屋」のように検索します。
すると検索結果にはその土地の居酒屋情報がずらりと並ぶでしょう。
その中から気になるものをピックアップしてお店を決める、という流れがお店を決めるための検索プロセスになります。
世界の検索エンジン人気ランキング(2023年)
では、世界で利用されている検索エンジンをランキング形式でご紹介します。
1位:Google
2位:bing
3位:Yahoo!
4位:YANDEX
5位:Baidu
6位:DuckDuckGo
7位:Naver
8位:CocCoc
9位:Sogou
10位:Ecosia
1位:Google
世界で最も多く使われている検索エンジンです。
Google(グーグル)のシェア率は、世界で85%、日本国内では77%です。
ウェブサイトの検索以外にも、画像、ニュース、動画、地図検索などもできるため、情報を検索するためには大変使いやすいのが特徴です。
2位:Microsoft Bing
Microsoft Bing(マイクロソフトビング)は、Microsoftが提供する検索エンジンです。
この検索エンジンのシェア率は、世界で2.48%、日本国内では3.8%です。
元々Windows PCのデフォルト検索エンジンはBingに設定されているため、そのまま使い続けるユーザーも多いようです。
一時期GoogleやYahooに押されていましたが、最近になって世界のシェアを盛り返すようになってきています。
3位:Yahoo!
Yahoo!(ヤフー)は、日本では最も人気のある検索エンジンです。
この検索エンジンのシェア率は、世界で1.5%、日本国内では20.03%です。
ポータルサイトとして、ニュース、天気、交通情報など、多数の情報を網羅しているため、日本国内でも利用者が最も多いサイトになります。
本家アメリカではYahooは一時期名前がなくなるなどの状態にまでなりましたが、その後復活して、アメリカ国内でも3%のシェアを取るようになってきています。
4位:YANDEX
YANDEX(ヤンデックス)は、ロシアのポータルサイト(検索エンジン)の一つです。
ロシアのインターネット検索市場で50%以上のシェアを持ち、圧倒的シェアを誇ります。
検索サービス以外に、フリーメール、オンラインストレージ、地図検索、翻訳サイト等の多様なサービスを提供しています。
ロシア国内では、ランブラー、Googleロシア語版、Mail.ruなどの検索エンジンサービスと、常にシェアトップを争っています。
5位:Baidu
Baidu(百度[バイドゥ])は、中華人民共和国(中国)で最大の検索エンジンです。
中国大陸ではGoogleなどは利用できないため、百度が最大の検索エンジンシェアを占めています。
とくに、中国語検索の強みに加えて、若者に人気のあるコミュニティやマルチメディアサービス(画像・動画)、MP3検索、地図検索などの中国ユーザーを引き付けるサービスを拡充してます。
6位:DuckDuckGo
DuckDuckGo(ダックダックゴー)は、利用者のプライバシーの保護と利用履歴等を記録保存しないことを運営方針としてるインターネット検索エンジンです。
アヒルのロゴが特徴的で、一切のCookieをブロックできるのが大きな特徴です。
7位:Naver
Naver(ネイバー)は、韓国の最大手検索エンジンです。
韓国国内の検索市場ではトップシェアを誇ります。
日本でも以前「Naverまとめ」といったキュレーションサイトを見たことがあるかと思います。(現在まとめサイトはサービス終了)
現在は検索エンジンも、韓国特有のインターネット規制や韓国語サービスに特化されています。
8位:CocCoc
CocCoc(コックコック)は、ベトナム発の検索エンジンです。
2013年5月にリリースされ、ベトナム国内のブラウザ市場に焦点を当てて展開されてきました。
ベトナム語を使うユーザーおよびベトナム国内のユーザーにとって、扱いやすい独自機能を搭載しているため、あまり日本では馴染みがないかもしれません。
9位:Sogou
中国の検索エンジンシェアといえばBaidu(百度)がほぼ独占状態でしたが、近年はSogou(捜狗)が有力検索エンジンとして名を上げてきています。
2020年時点で、Sogou(捜狗)のシェアは約17%を占めており、現在中国検索エンジン市場のシェア2位となっています。
10位:Ecosia
Ecosia(エコシア)は、ドイツの企業が提供する検索エンジンです。
Google ChromeやSafariブラウザのデフォルト検索エンジンとして使用可能です。
広告利益の80%以上を植林・森林再生活動を行う非営利団体に寄付するというエコを全面に打ち出した検索エンジンです。
日本でも利用できる検索エンジンはどれ?
基本的にはランキングに入っているどの検索エンジンも利用可能です。
ただし、日本語に対応していなかったり、検索結果のアルゴリズムが日本人向けでないなど、日常では使いにくい検索エンジンもあります。
上記の中で日常使いができるのは以下の4つの検索エンジンです。
・Google ・Yahoo ・Bing ・DuckDuckGo |
以上の4つの検索エンジンは日本語のサポートが充実しているため、日常の情報検索として使用しやすいものになります。
ただし、検索結果がそれぞれのアルゴリズムによって変わるため、どの検索エンジンが使いやすいかはご自身の検索によって確かめてみるのが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
検索エンジンの種類と特徴がおわかりいただけたかと思います。
いつものようにGoogleやYahooで検索するのとは別に、新しい検索エンジンで検索してみるのも面白いかと思います。
特にDuckDuckGoなど、プライバシーに特化した検索エンジンを利用することで、自分が閲覧したサイトの広告が表示されなくてすみます。
こういった特徴を理解し、仕事やプライベートでの検索エンジンをうまく使い分けて、自分に合った検索エンジンを見つけてみてください!