Yahoo!広告の進化:レスポンシブディスプレイ広告の新たなタイトル別・説明文別レポート

監修者

佐藤 祐介
佐藤 祐介

株式会社LIFRELL代表取締役。大手代理店、株式会社オプト、電通デジタルの2社でアカウントプランナーを経験。その後、株式会社すららネットでインハウスマーケターとして事業の立ち上げからマザーズ上場水準まで事業を伸長させる。マーケティング戦略の立案からSEO/WEB広告/SNS/アフィリエイト等の施策で売上にコミット。

専門家

深瀬 正貴
深瀬 正貴

Yahoo株式会社 法人マーケソリューション出身。 鎌倉の海のそばでオフィスFHを運営。 リスティングやSEOをはじめとしたデジタルマーケティングで100社以上の売り上げ課題を解決。
最近の趣味はブームに乗っかったように見えてしまう「焚き火ごはん」。

目次

Yahoo!広告は、ディスプレイ広告(運用型)の領域において、レスポンシブディスプレイ広告のタイトル別・説明文別レポートの提供を2023年6月28日から開始しました。この新機能により、広告主は広告キャンペーンの効果をより詳細に分析し、最適な広告コンテンツの選定が可能になります。

レスポンシブディスプレイ広告の特徴

レスポンシブディスプレイ広告は、広告主から提供される様々なアセット(画像、動画、ロゴ、タイトル、説明文など)を基に、Yahoo! JAPANが自動で最適な組み合わせを生成する広告フォーマットです。これまで、この広告タイプのパフォーマンスレポートでは、主にメディア単位の実績データのみが出力可能でした。

新レポート機能のメリット

新たに追加されたタイトル別・説明文別レポート機能により、広告主はメディア単位のデータに加えて、個々のタイトルや説明文単位での実績データを出力できるようになりました。このアップデートにより、広告主は設定したレスポンシブディスプレイ広告の中で、どのアセットの組み合わせが最も広告効果を発揮しているかを明確に把握できるようになります。結果として、広告の最適化に必要な洞察を得ることが可能となり、より効率的かつ効果的な広告運用が実現します。

この新機能を活用することで、広告主は個々の広告要素のパフォーマンスを正確に分析し、広告コンテンツの改善に役立てることができます。Yahoo!広告におけるレスポンシブディスプレイ広告の運用を最適化し、広告キャンペーンの成果を最大化するために、この新レポート機能の活用をお勧めします。

レスポンシブディスプレイ広告のアセット別実績レポートの活用法

Yahoo!広告のレスポンシブディスプレイ広告における、アセット別のパフォーマンスを詳細に分析するためには、特定の項目をパフォーマンスレポートに追加することが重要です。以下では、アセットの組み合わせごとの実績値を効果的に確認する方法と注意点について解説します。

パフォーマンスレポートへの出力項目追加

アセットごとの実績値を把握するには、パフォーマンスレポートに以下の項目を追加する必要があります。

追加①

「メディアID」または「メディア名」:これは分割項目として追加でき、広告が表示されたメディアの情報を提供します。

追加②

「タイトル」:広告のタイトル別の実績値を確認することができます。

追加③

「説明文1」:広告の説明文ごとのパフォーマンスを確認するために追加します。

これらの項目をレポートに追加することで、各アセットの組み合わせがどのようなパフォーマンスを示しているかを詳細に分析できます。

注意点

アセットの組み合わせごとの実績レポートを利用する際には、以下の点に注意が必要です。

注意点①

タイトルや説明文単位の実績値は、2023年4月12日以降のデータから確認が可能です。

注意点②

削除されたアセットであっても、パフォーマンスレポートには引き続き反映されます。

注意点③

削除されたアセットと同じ内容を再登録した場合、レポートでは同一のものとして集計されるため、別のアセットとして集計したい場合は、新たにレスポンシブディスプレイ広告を追加するなどの対応が必要です。

これらの点に注意しながら、パフォーマンスレポートを適切に活用することで、広告の各アセットがどのような効果を発揮しているかを正確に把握し、広告コンテンツの最適化に役立てることができます。レスポンシブディスプレイ広告の運用を最適化し、効果的な広告キャンペーンを展開するために、この新しいレポート機能を活用してみましょう。

新機能:タイトル別・説明文別レポートの活用

この記事では、Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)のレスポンシブディスプレイ広告における新しいパフォーマンスレポート機能、特にタイトル別・説明文別レポートに焦点を当てて解説しました。これまでメディア単位の実績値のみの出力が可能でしたが、最近のアップデートにより、タイトルや説明文ごとのパフォーマンスデータも確認できるようになりました。

このYahoo!ディスプレイ広告の新機能により、以下のことが可能になります。

パフォーマンスレポートの新機能

新しいレポート機能により、広告主はメディアだけでなく、個々の広告要素(タイトルや説明文)の効果をより詳細に分析できるようになります。この機能は、広告キャンペーンの効果を最大化するための重要な情報を提供し、どの広告アセットが最も効果的であるかを特定するのに役立ちます。

広告運用への影響

このアップデートにより、広告の配信効果を細かく分析することが可能になり、広告キャンペーンのパフォーマンスをさらに向上させることができます。広告主は、アセットの組み合わせごとの実績データをもとに、最適な広告コンテンツの選定や広告戦略の改善に取り組むことができます。

Yahoo!ディスプレイ広告のレスポンシブディスプレイ広告を効果的に運用し、ターゲットオーディエンスに対して最適なメッセージを届けるために、この新しいレポート機能を活用してください。広告効果の分析の精度が向上することで、今後の広告戦略の策定に役立つこと間違いなしです。