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転職エージェントより直接応募が有利なのはウソ? 採用側視点で解説!
求人に直接応募するべきか、転職エージェントを経由するべきか、キャリアのプロが徹底解説します。
エージェントを使うべき理由や面接で落ちるのを防ぐためのメリットやデメリット、注意点についても説明します。
「転職エージェントより直接応募のほうが有利」がウソである理由
「中途採用の求人には、直接応募したほうが企業の採用コストが安いから、転職エージェント経由よりも採用されやすい」 「転職エージェント経由で応募すると不利になる」という話を聞いて、直接応募のほうが選考が有利に進むと考えている求職者もいますが、実はウソです。
一見筋が通っているように見えますが、応募先企業の採用事情によって、選考が有利になるかどうかは変わってきます。
希望する転職先によっては直接応募よりも転職エージェントを使ったほうが有利になる場合もあるので、基本的には転職エージェントを利用するべきです。
その理由は以下に挙げた3つです。
1. 転職エージェント経由のほうが選考通過率が高くなりやすい
2. 直接応募を精査していない企業がある
3. 企業は採用コストより人材の質を重視している
1. 転職エージェント経由のほうが選考通過率が高くなりやすい
以下の3つの理由から、直接応募するよりも転職エージェント経由で応募したほうが選考通過率が高くなる場合があります。
・応募企業に合わせた面接アドバイスが受けられる
→応募企業の求める人材や過去の面接傾向を把握し、面接での受け答えやアピールポイントのアドバイスをしてくれる。
・応募企業にプラスのアピールをしてもらえる
→書類提出の際、人柄や活かせる経験・スキルなどをプラスの情報として採用担当者に伝えてくれるので、書類選考の通過率も上がりやすい。
・不採用の結果をひっくり返してくれる場合がある
→求職者が面接時にうまく話せなかったポイントを面接後に補足してくれたり、面接官のジャッジに関して採用責任者に提言し、もう一度面接の機会をもらえることもある。
このように、転職エージェント経由のほうが選考通過率が高まることが多いため、やはりエージェントは利用すべきです。
特に、リクルートエージェントは年間40万名以上、dodaは通算700万人以上の利用者数を誇っており、転職者の選考を通過させるノウハウや企業との信頼関係が大きなアドバンテージです。
あなたの選考においてより有利に働くアプローチを熟知しているので、登録をおすすめします。
2. 直接応募を精査していない企業がある
企業のコーポレートサイトからの求人応募に対して、すべての企業が応募書類を精査しているとは限りません。
特に応募が殺到する大企業や人気企業には、その傾向が強いです。
企業が欲しいと思っている人材だけでなく、企業が求める能力水準に達していない人材からの応募も多く寄せられます。そのため、採用担当者はすべての選考書類を丁寧にチェックする時間が取れなくなり、応募者の学歴や実績などで一定の足切りを行うことが多いです。
3. 企業は採用コストより人材の質を重視している
企業は採用コストよりも、人材の質を重視して採用を行っています。
直接応募ではなく転職エージェントを経由し、採用コストをかけてまで人材を採用する理由には、以下の2つがあります。
・高いスキルや意欲、実績のある人物を採用したい
・応募者の条件や実力をきちんと見極めた上で紹介してもらえる
企業にとって採用は投資活動の一環です。採用コストが安くても、採用した人材が売上や利益を上げられなければ、固定費が増えるだけでマイナスになります。
採用担当者の視点だけでなく、転職エージェントという客観的な視点で自社に合いそうな求職者を紹介してもらうことで、より定着と活躍が見込める人材を確保できると考える企業も多いです。
そのため「採用コストが低い=転職に有利」とはなりません。「直接応募なら企業側の期待値が低くなり、選考が通りやすくなる」ということもないのです。
ちなみに企業の採用コストは、以下のように応募方法によって異なります。
応募方法 | 採用コスト |
直接応募 | 0円 |
求人サイト | 約40万円 (参考: マイナビニュース) |
転職エージェント | 年収の3割~4割 |
この中で転職エージェントが最も採用コストがかかります。しかし、採用コストをかけることで欲しい人材を確保しやすくなるため、転職エージェントを経由する企業は多いです。
ちなみに求人サイトの場合は、さらに「前払い制の掲載料金型」「後払い制の成果報酬型」「無料型」の3つに分かれ、それぞれの採用コストは以下の通りです。
掲載料金型 | 求人の掲載期間が定められている。2週間掲載で約40万~100万円が相場 | |
成果報酬型 | 採用課金型 | 採用した時点で料金が発生。 採用1口につき1万~10万円が相場 |
応募課金型 | 求職者が応募した時点で料金が発生。 応募1口につき数千円~2万円が相場 | |
無料型 | すべて無料 |
転職エージェントを利用するなら直接応募は控えよう
転職活動において少しでも転職エージェントを利用する可能性があるのなら、求人に直接応募するのは控えたほうが良いです。
転職エージェントと企業の契約で、直接応募した求職者がその後転職エージェント経由で応募してきた場合、転職エージェント経由の応募は無効とされ、直接応募として扱われます。
採用コストが重複してかかるリスクを避けるため、先に応募があったほうを有効として扱うのです。
そのため、同時に直接応募と転職エージェント経由の応募をすることはできません。また、直接応募した企業の選考を途中から転職エージェント経由に切り替えることもできません。
さらに、基本的に同じ求人には1年以上経過しないと再応募することができないので、その点にも注意が必要です。
実際に転職エージェント経由で応募すれば内定を獲得できたという求職者が多くいます。
転職エージェントに相談したけれど希望の求人が見つからない場合など、直接応募のほうがメリットが大きそうな場合には直接応募を検討してみてくださいね。
直接応募をおすすめしない5つの理由
求人企業への直接応募をおすすめしない理由は5つあります。
1. 複数の選考スケジュールが合わせにくい
2. 選考に直接関係のない要素が評価されることがある
3. 選考のフィードバックを受けられない
4. 入社後のミスマッチの危険性がある
5. 配属や年収などの交渉がしづらい
初めての転職で直接応募を検討している第二新卒・20代の方には、UZUZやハタラクティブなど、実績の少ない転職者に特化したエージェントを利用することをおすすめします。より徹底したサポートを受けることができますよ。
それでは、以下でそれぞれのデメリットについて詳しく説明していきますね。
1. 複数の選考スケジュールが合わせにくい
通常、選考を受けた企業から内定が出ると、回答期限は3日から1週間程度に区切られてしまうことが多いです。
企業側も内定を出した人が入社するかどうかによって、募集を一旦ストップするのか、並行して選考している候補者をどうするのかなどを早期に判断する必要があるからです。
転職エージェントを利用していれば、各社の選考スケジュールが揃うように調整してくれます。これにより、求職者は各社を相対比較しながら慎重に選択・意思決定をすることができます。
2. 選考に直接関係のない要素が評価されることがある
求人に直接応募する場合、履歴書の送付や面接の日程調整などのやりとりを自分で行うことになります。
特に現職を続けながらの転職活動では、企業からのメールや電話の折り返しが遅れてしまったり、書類の郵送などの依頼にタイムリーに対応できなかったりすることがあります。
その結果、企業側から「意欲が低いのかな?」 「仕事ができない人かも」と思われてしまうリスクがあり、それが面接の評価に響くこともあります。
転職エージェントを利用すれば、企業との電話やメールの対応はすべて担当のキャリアアドバイザーが行ってくれるので、少しでもリスクを減らしたい人にはおすすめです。
また、選考に関係があるかどうかにかかわらず、転職エージェントはマイナス評価の誤解を解いたり、補うようなアピールをしてくれるので、一人で選考を受けるよりも断然心強いですよ。
3.選考のフィードバックを受けられない
案外見落とされがちなポイントですが、直接応募では書類選考や面接のフィードバックを受けることができません。
転職エージェントを利用すると、選考フェーズごとに企業担当者から合否の結果とともに感想やフィードバックを回収してもらえます。
採用・不採用にかかわらず、その理由とフィードバックをもらうことで、反省を踏まえて選考対策をさらにブラッシュアップすることができます。
ちなみに、選考の振り返りは以下のような流れで深く考えると精度が高くなるので、参考にしてみてください。
・今回の面接では何が課題だったのか?
・その課題が表出してしまったのはなぜか?
・どうすれば次回以降、その課題を改善・克服できるか?
面接官は限られた時間の中で合否を判断しています。1つ1つの質問の意図を汲み、的確な回答ができるように繰り返し練習することが大切です。
4.入社後ミスマッチの危険性がある
転職後にミスマッチや早期離職してしまう失敗は非常に多いため、注意が必要です。その理由としては以下の点が挙げられます。
・企業や仕事内容の理解が浅いまま選考を進めてしまう
・志向が定まっておらず、間違った選択をしてしまう
企業のホームページや採用ページで得た情報は、求人企業の表面的なアピール情報であることが多いです。具体的な事業内容や仕事内容まで把握している求職者は少ないのが現実です。
その結果、内定を獲得できたとしても企業のことを十分に理解していないまま転職し、入社後にミスマッチに気づいて早期離職してしまうリスクがあります。
特に20代後半の第二新卒や初めての転職の場合、自分が何をしたいのか固まっていないケースがほとんどです。
自分に合っていない企業に応募したり、複数社の内定を獲得したときに年収などの待遇面だけで意思決定してしまい、後にミスマッチに気づいて後悔することがよくあります。
転職エージェントでは、その企業の具体的な事業内容や仕事内容だけでなく、社風や働くメンバーについての詳細な情報を把握しています。
さらに「本当に現職・前職の課題や不満を解決できる会社や仕事なのか」 「転職の軸」をプロの視点から客観的にアドバイスし、あなたに合う企業の求人を紹介してくれます。
結果として、入社後のミスマッチを減らすことができるので、転職エージェントは使うべきでしょう。
5.配属や年収などの交渉がしづらい
内定を得たとしても、自分で直接応募した場合、入社するかもしれない相手と交渉するのは気まずく、企業から提示されるままの配属や雇用条件になりがちです。
しかし、転職エージェントを通じて交渉することで、配属先についての希望を事前に伝えて考慮してもらったり、給与条件を引き上げてもらえる場合もあります。
転職エージェントは第三者として求職者と企業の間に入り、希望や条件を上手に伝えてくれるため、より良い条件での入社が実現しやすくなります。
直接応募を検討したほうが良いケースもある
求人に直接応募するよりも転職エージェント経由で応募するほうが内定を獲得しやすいと説明しましたが、場合によっては直接応募したほうが良いケースもあります。
例えば、以下の業界や企業、職種では、企業ホームページや転職サイトでの求人掲載が中心で、転職エージェントであまり求人を取り扱っていないことがあります。
そのため、転職エージェントを利用しつつ、直接応募も検討すると良いでしょう。
・公的企業への転職
・大手企業や有名企業への転職
・大量採用が多い業界への転職
・ベンチャー企業への転職
・事務職への転職
・地方の中小企業への転職
それでは、具体的な理由について以下で説明していきますね。
公的企業への転職
NPOやNGO、学校法人や財団法人、JICA等の公的企業は、非営利団体のため高い採用フィーを払うことが難しく、自社ホームページでの採用が中心となる場合が多いです。
このような企業への転職を希望する場合は、直接応募が良いでしょう。
大手企業や有名企業への転職
一部の外資系IT企業(GAFAのAmazon以外)などはエージェントを使わない傾向があります。
こうした企業は、社内に「リクルーター」という採用専門職を設け、LinkedInなどのスカウト媒体を利用しての採用が主流です。
エグゼクティブクラスはヘッドハンティングで、若手メンバークラスの場合は転職エージェントを使わず公募やスカウトで採用するケースが多いです。
また、毎年新卒採用を大量に行い、一度就職したら定年まで勤める人が多い企業も、中途採用をほとんど行っていないことがあります。
具体的には、大手メーカーや総合商社、メガバンクなどにその傾向が見られます。
公募・エージェント問わず中途採用の枠自体が少ないため、定期的に企業の採用ページを確認し、求人が出ていないかをチェックしてタイミングを逃さずに応募する必要があります。
ただし、技術者や専門職については、そのスキルを持つ人をピンポイントで転職エージェントを通じて探したり、ヘッドハンティングを行ったりしているので、転職エージェントへの登録も併せて行うと良いでしょう。
大量採用が多い業界への転職
大量採用を行っている企業は、コストが割高な転職エージェントよりも、自社の採用ページや転職サイトでの求人掲載に力を入れているケースが多いです。
具体的には以下の業界が大量採用を行っている傾向にあります。
大量採用を行っている業界:
・飲食や不動産賃貸などの利益率が低い業界
・美容・小売業界
・営業職を多く採用する業界
とはいえ、近年ではこれらの業界でも転職エージェントを利用する企業が増えています。
さらに、採用予算が潤沢で一定の支払い能力がある企業が転職エージェントを利用することが多いため、転職エージェントを併用することで、優良企業の求人に出会える可能性が高まりますね。
ベンチャー企業への転職
従業員数30名以下のベンチャー企業は、事業がまだ軌道に乗っておらず、採用コストをかけられないことが多いです。
また、大企業や有名企業と比べて知名度が低いため、転職希望者が少ないのが実情です。人手を増やしたいが採用にコストをかけられずに困っているベンチャー企業は多いのです。
そのため、ホームページからの直接応募があると「とりあえず会ってみよう!」となりやすく、求職者は面接に進みやすくなります。
また、WantedlyやLinkedInなどの新しい採用手法を利用している企業も多いため、これらのプラットフォームも合わせてチェックすると良いでしょう。
事務職で転職する
事務職は求められるスキルが他の職種に比べて低いため、企業は必要以上に採用コストをかけたくないと考えています。そのため、事務職の求人は転職エージェント経由ではなく、直接応募で採用することが多いです。
ただし、数名の枠に大勢の応募が殺到するのを避けたい場合や、経理など特定の専門スキルを持った人材を採用したい場合は、転職エージェントに求人を依頼していることがあります。
事務職やバックオフィスの仕事でスキルアップやキャリアアップを目指す方は、転職エージェントの併用も検討してみると良いでしょう。
地方の中小企業への転職
地方の中小企業の場合、転職エージェントを利用する文化があまり根付いていなかったり、高額な採用フィーを支払えないなどの理由から、公募が中心となることが多いです。
また、地方に限らずメーカーの二次請け・三次請けの中小企業にも同様の傾向があります。
地元の中小企業の求人を探すなら、ハローワークが豊富な求人情報を持っているため、こうした企業への転職を考えている方にはハローワークの利用をおすすめします。
直接応募のやり方
直接応募の方法として、メールの文例テンプレートをご紹介します。簡単な自己紹介を添えると良いでしょう。
NG例:
はじめまして。鈴木太郎と申します。採用ページを見て応募させていただきました。よろしくお願い致します。
OK例:
鈴木太郎と申します。貴社の採用ページを拝見し、カスタマーサクセス職に応募させていただきたくご連絡致しました。私は○○大学を卒業後、新卒採用サービス運営企業にて約3年間、法人営業に従事し、現在は転職活動中です。法人営業の経験を活かし、キャリアアップを目指しており、貴社の募集ページを拝見してぜひ応募したいと思いました。ご選考いただければ幸いです。よろしくお願い致します。
在籍していた企業名は具体的に記載することをおすすめします。文字数に余裕があれば、もう少し自己アピールを加えても良いでしょう。どのような経歴があるのか、どのように貢献できるか、応募の理由などを簡潔に説明すると親切です。
一部の企業では問い合わせフォームに文字数制限がある場合もあるので、その場合は最大文字数を考慮して必要な情報を入れるようにしましょう。
古い企業では「郵送で応募書類を送ってほしい」と指定していることもありますが、募集が終了して放置されているケースもあるので、事前に電話かメールで選考を受けたい旨を伝えてみても問題ありません。
直接応募のやり方(電話編):
はじめまして、鈴木太郎と申します。貴社の採用ページを拝見し、選考を受けたいと思いお電話させていただきました。採用担当の方はいらっしゃいますか? …はじめまして、鈴木太郎と申します。貴社の採用ページを拝見し、営業事務職の選考を受けたいと思いお電話させていただきました。まだ募集は継続されていますでしょうか? 継続中であれば、一度選考を受けさせて頂きたいのですが、今後の選考フローについて教えていただけますでしょうか?
しっかりとした応募専用フォームを設けている企業もあります。年齢や住所の記載だけでなく、履歴書や職務経歴書を添付できる仕組みになっている場合もあるので、事前にしっかり準備しておくことが大切です。
直接応募の方法は企業の状況により異なるため、適切な対応を心がけましょう。
直接応募で内定を獲得するポイント
転職エージェントを経由せず、直接応募で内定を獲得するためには、自己分析や企業研究、面接対策を徹底的に行うことが重要です。
直接応募では転職エージェントのプロを頼らずに自分一人で選考に臨むため、しっかりと準備を整える必要があります。
面接官に「この人は魅力的だ」と思ってもらえるように、自分ですべての準備・対策を行えば、直接応募でも内定を獲得できます。
以下に、直接応募で内定を獲得したい方に向けて、自己分析や企業研究、面接対策について詳しく解説します。
自己分析を徹底的にやる
自己分析は選考対策はもちろんのこと、転職先を選ぶ際にも非常に重要です。自己分析を徹底して行わないと、「自分がどんな仕事がしたいのか分からない」「どんな仕事が向いているのか分からない」といった状態で求人を探すことになります。その結果、転職先選びでミスマッチが生じやすくなります。
また、自分のスキルや強みを把握していないと、自己PRや志望動機をうまく伝えられず、面接でお見送りになる可能性が高まります。
自己分析では、以下の3点を明確にすることが大切です。
・過去:なぜ前職を選んだのか?
・現在:なぜ前職を辞めたのか?
・未来:なぜこの会社に応募したのか?
これらの質問に対して自信を持って答えられるようにするために、自己分析を徹底しましょう。もし自己分析がうまくできない場合は、転職エージェントを利用してサポートを受けることをおすすめします。
企業研究をやる
企業研究は、選考対策において非常に重要な要素です。企業について詳しく把握していなければ、志望動機をしっかり考えたり、面接で評価される回答をすることができません。
企業研究は「最低限調べておくこと」と「プラスで調べておくこと」の2つに分けられます。以下でそれぞれの情報収集ポイントを紹介します。
最低限調べておくこと
・会社概要
・経営方針・理念
・商品・サービス
・ターゲット顧客や市場
・業績
・業界内での位置づけ
プラスで調べておくこと
・転職したい企業で自分がやりたいことが実現できるか
・現職で不満に思っていることが解決できるか
現状に対して何かしらの不満を持っているからこそ転職活動をするのです。その不満を解消できるのか、目的を実現できるのかを検証するための情報が「プラスα」になります。
例えば、新規営業を希望する場合、求人企業での新規営業と既存営業の割合を調べておくことが必要です。
面接対策を入念にやる
面接では「長く働いてくれるか(定着性)」と「成果を出してくれるか(活躍性)」の2点が重視されます。面接という限られた時間で、面接官は「採用コストや人件費をかけても採用するメリットがあるか」を判断します。
面接対策をする上では、以下の4点を話せるようにまとめておくことが大切です。
・自分のやりたいこと
・退職理由
・転職先の選定要件
・自分の強みや実績
面接官は応募者が自社の社風にマッチするかを判断するため、価値観に関する質問を中心に行います。そういった質問に答えられるように、自己分析を通じて自分の価値観や強みを整理しておく必要があります。
面接対策を徹底して準備万全にしたい方は、やはり転職エージェントの利用がおすすめです。
エージェント経由で応募した企業から直接連絡が来た際の対処法
転職エージェント経由で応募したのに、企業から直接連絡が来ることもあるかもしれません。通常、転職エージェントの担当者を通して連絡が行われますが、直接連絡が来るケースもあります。主に以下の2つのケースがあります。
1. 直接アプローチしたい場合
一次面接や最終面接の後、企業側が高評価を下し、ぜひ採用したいと強く感じた場合です。このような場合、企業は応募者に直接コンタクトを取ってアプローチを行うことがあります。
2. 早急に状況を確認したい場合
面接の際に応募者が時間になっても現れない場合など、緊急に状況を確認する必要がある場合です。
企業から直接連絡が来た際には、誠実な対応を心掛けることが大切です。特に面接前の場合、電話対応などで第一印象が決まってしまうことがあります。そのため、どんなに忙しくても悪い印象を与えないよう、丁寧で誠実な対応を心掛けましょう。
一方で、自分から転職エージェントを経由せずに企業に直接連絡しても良いのかという質問もあります。結論から言うと、自分から企業に直接連絡するのは控えた方が良いです。基本的には転職エージェントを通じて連絡を行うことが原則です。
ただし、面接時間直前に突然のトラブルや現職で緊急の対応が入ってしまい、時間に遅れる場合には、企業に直接連絡することも問題ありません。
【タイプ別】使うべき転職エージェント
転職エージェント経由で応募するメリットは大きいですが、自分に合った転職エージェントを利用しなければ意味がありません。転職エージェントによって保有している求人や得意としている領域が異なるため、自分に合うエージェントを選ぶことが重要です。
自分に合うエージェントを見つけるためには、希望する求人を持っていそうなエージェントに複数登録し、実際に求人提案を受けて比較検討するのが最もおすすめです。
大手総合型転職エージェント
全業界・職種の求人を確認したい人には、大手総合型転職エージェントを利用するのが良いでしょう。大手総合型転職エージェントには、全業界・業種の求人が集まっており、大手企業や人気企業の非公開求人も多数保有しています。複数のエージェントを利用する場合、2~3社は押さえておくべきです。
「行きたい業界・職種が絞り切れていない」「多くの求人から比較検討したい」という転職者には特におすすめです。
ハイクラス向け転職エージェント
リーダー・マネージャーといった企業の中核ポジションや管理職、マーケティングなどの専門スキルを活かして年収アップを目指す人には、ビズリーチのようなハイクラス向けの転職エージェントがおすすめです。
ビズリーチは年収500万円以上の優良求人を扱う会員制転職サイトです。登録してレジュメを登録すると、企業の採用担当者や業界・職種に特化したヘッドハンターからスカウトメールを受け取ることができます。スカウトされた年収やポジションから自分の市場価値が分かるので、転職を考えていない人にもおすすめです。
大手総合型転職エージェントが保有していない独自のコネクションを活かした非公開求人にも出会える可能性があります。
自分のキャリアや希望に合わせて、適切な転職エージェントを選ぶことで、より良い転職活動を進めていきましょう。