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Rubyはオワコン? 需要や将来性を他言語と徹底比較!
Rubyの需要や将来性について詳しく知りたい方へ、「Rubyの需要や将来性」、「Rubyエンジニアのキャリアパス」などを転職のプロが徹底解説します。
Ruby、Java、PHP、Python、JavaScriptの求人シェアや年収についても比較して紹介していますので、参考にしてください。
Rubyの将来性は十分にある
「Rubyはオワコン」「Rubyの需要はなく将来性もない」と言われることもありますが、実際には「人気は下降傾向にあるが需要は十分にある」という認識が正しいです。
実際に、Rubyを用いて開発されたWebサービスは年々増加しており、有名なサービスでもRubyが活用されています。
Rubyで開発されている有名サービス:
・食べログ
・クックパッド
・Hulu
・freee(フリー)
・クラウドワークス
・グノシー
・Airbnb(エアビーアンドビー)
ベンチャー企業やスタートアップ企業での活用が多いことは、開発の需要があるだけでなく、サービスが成長すれば保守・運用の案件も増えるため、需要や将来性は十分にあると言えます。
Rubyの人気は下降傾向にある理由
Rubyは今後も需要がある言語ですが、なぜ人気が下降傾向にあると言われているのでしょうか。その理由として以下の点が考えられます。
Rubyの人気が下がっている理由:
・急速に伸びた需要が安定してきたから
・最新技術に関わる言語が注目されているから
・Webサービス開発の主流がLAMP環境だから
・Ruby自体に技術的な懸念があるため
Rubyはベンチャー企業やスタートアップ企業からの人気が高く、一時期は需要が急増しましたが、現在では需要が安定しています。
また、AI(人工知能)技術を導入したWebサービスが注目を浴びていることで、Pythonなどの言語の人気が高まり、Rubyへの注目度が下がったという背景もあります。
さらに、Webサービス開発の主流がLAMP環境であり、Rubyでなくても同等のサービス開発が可能であることや、Ruby自体に技術的な懸念があることが、人気が下降傾向にある要因と考えられます。
専門用語解説:
・LAMP
Webサイト・Webサービスを構築する際に「Linux」「Apache」「MySQL」「Perl PHP、 Python」を用いて開発すること。
Rubyではどんなことができるのか
Rubyは、WebサイトやWebサービス、アプリケーション開発など幅広い分野での開発が可能であり、効率的な開発もできるため、ベンチャー企業やスタートアップ企業で特に需要の高い言語です。
Rubyでできること:
・Webアプリケーションの作成
・SNSサービスの開発
・WebサイトやECサイトの作成
他にも、API、Webスクレイピング、チャットボットなどの作成が可能です。そのため、効率的で幅広い機能の実装ができるRubyは、ベンチャー企業やスタートアップ企業にとって最適な言語と言えます。
また、Rubyでは機械学習やスマホアプリ開発もできますが、機械学習はPython、スマホアプリ開発はAndroid Java、Kotlin、Swiftといった言語の方が適しているため、Rubyでの開発は少なくなっています。
Rubyを用いた開発のメリット・デメリット
Rubyはベンチャー企業やスタートアップ企業での開発に多く用いられますが、以下のようなメリットとデメリットがあります。
Ruby開発のメリット:
・幅広い分野でのWebサービスの作成ができる
・文法がシンプルで記述コードの自由度が高い
・短い記述で効率的な開発が可能
Ruby開発のデメリット:
・Rubyでなくても同程度の開発は可能
・処理速度が他の言語よりも遅い
・コードが属人化しやすく管理がしづらい
Rubyは、WebサービスやWebアプリケーション、SNSサービス、Webサイト、ECサイトなど、幅広い分野での開発が可能です。また、「文法がシンプルで記述コードの自由度が高い」、「短い記述で効率的な開発ができる」というメリットがあります。そのため、低コストで効率的な開発が求められる場合に最適な言語です。
しかし、「LAMP環境での開発が主流になっているため、他の言語でも同程度の開発ができる」、「処理速度が他の言語よりも遅く、動作が重くなることがある」というデメリットもあります。さらに、記述コードの自由度が高いため、コードが属人化しやすく、複数人での開発を進める際に管理がしづらいという点も挙げられます。
Rubyエンジニアとして転職を考えている方は、IT向けの求人を多く取り扱っている転職エージェントを活用するのがおすすめです。
Rubyをはじめとした現在のIT業界の需要
Rubyには需要や将来性が十分にあるとお伝えしましたが、具体的にプログラミング言語の求人や年収はどうなっているのでしょうか?
そこで、以下の2つの視点からそれぞれ解説していきます。
・プログラミング言語の求人・案件のシェア
・プログラミング言語別の年収
プログラミング言語の求人・案件のシェア
IT向けの求人を専門に取り扱っている「レバテックキャリア(※1)」とフリーランスエンジニア専門のIT求人・案件検索サイトである「フリーランススタート(※2)」にて2022年5月現在での各言語の求人・案件数をまとめてみました。
求人数(※1) | 案件数(※2) | |
Java | 5,066件 | 38,753件 |
PHP | 3,033件 | 22,204件 |
Python | 2,986件 | 8,494件 |
Ruby | 2,097件 | 8,349件 |
JavaScript(Node.js) | 1,015件 | 1,800件 |
プログラミング言語の求人数を見てみると、JavaやPHPは長年システム開発に用いられてきたこともあり、求人数・案件数共に多いことがわかります。
Pythonは注目言語ということで求人数が増えていますが、Rubyもフリーランスの案件数ではPythonと大差ありません。
他の言語と比較するとRubyの求人数や案件数は少なく感じるかもしれませんが、一定の需要はあり、Webサービスの開発では今でも活用されていることがわかります。
プログラミング言語別の年収
パーソルキャリアが運営するTECH Streetが、2019年・2020年の1月1日から2019年9月30日の間に「doda」に登録した20代から50代の5,599名を対象とした2020年プログラミング言語別年収ランキングでは以下のような結果になっています。
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
Java | 380万円 | 505万円 | 608万円 | 629万円 |
PHP | 361万円 | 467万円 | 586万円 | 547万円 |
Python | 403万円 | 546万円 | 624万円 | 582万円 |
Ruby | 397万円 | 520万円 | 603万円 | 585万円 |
JavaScript(Node.js) | 378万円 | 497万円 | 583万円 | 580万円 |
上記の表から、JavaやPythonが比較的年収が高いことがわかりますが、年代によってはRubyも他の言語に比べて年収が高いことがわかります。
また、エンジニアとして3年以上の経験を積んでいる場合のフリーランス案件の報酬単価は以下のようになっています。
・Java:50万円-70万円/月
・PHP:50万円-80万円/月
・Python:60万円-90万円/月
・Ruby:50万円-80万円/月
・JavaScript:60万円-80万円/月
フリーランス案件の場合、Rubyエンジニアの単価相場は50万円から80万円となっており、しっかりと経験を積んでいけば十分に年収を稼ぐことができることがわかります。
注目度や需要に関しては他の言語の方があるかもしれませんが、Rubyも十分に需要があり、報酬単価も他言語と比べて遜色はありません。
エンジニアとして年収を上げたい方は、転職エージェントを活用して年収アップを目指すのもおすすめです。IT業界に特化したエージェントでは、あなたの希望に近いエンジニア求人を紹介してもらえます。
Rubyと他の言語の需要と将来性・求人の比較
前述では、サーバーサイド言語の求人数や案件数、年収について紹介しましたが、それぞれの言語を比較したときに需要や将来性にはどのような違いがあるのでしょうか?
「Rubyをはじめとした現在のIT業界の需要」の内容を参考にして、それぞれを比較してみましょう。
・RubyとJavaの需要と将来性・求人数の比較
・RubyとPHPの需要と将来性・求人数の比較
・RubyとPythonの需要と将来性・求人数の比較
・RubyとJavaScriptの需要と将来性・求人数の比較
RubyとJavaの需要と将来性・求人数の比較
Javaは1995年に公開されて以来、長年にわたってシステム開発で用いられてきた言語です。特に大手企業や金融機関、官公庁などでの業務系システム開発で多く活用されています。
Ruby | Java | |
求人数(正社員) | 2,097件 | 5,066件 |
案件数(フリーランス) | 8,349件 | 38,753件 |
年収(20代-50代平均) | 526万円 | 530万円 |
案件報酬(フリーランス) | 50万円-80万円/月 | 50万円-70万円/月 |
Javaは求人数や案件数が他の言語に比べて圧倒的に多く、年収も高い傾向にあります。これには、「JavaはJVM上で作動するためプラットホームに依存しない」「ライブラリやAPIが豊富で効率的な開発ができる」といった特徴が寄与しています。
さらに、Javaは「処理速度が速く、セキュリティ性も高い」「オブジェクト指向で大規模開発に向いている」という利点もあり、安定した開発が可能なため、多くの大手企業で利用されています。
フリーランス案件の報酬はRubyの方が高いですが、求人数や案件数の多さから需要や将来性を考えると、Javaの方が高いと言えます。
RubyとPHPの需要と将来性・求人数の比較
PHPはRubyと同様に、Webサービスやアプリケーション、WebサイトやECサイトの作成に広く使われるサーバーサイドの代表的な言語です。
Ruby | Java | |
求人数(正社員) | 2,097件 | 3,033件 |
案件数(フリーランス) | 8,349件 | 22,204件 |
年収(20代-50代平均) | 526万円 | 490万円 |
案件報酬(フリーランス) | 50万円-80万円/月 | 50万円-80万円/月 |
PHPの求人数や案件数はRubyより多いですが、年収ではRubyエンジニアの方が高く、フリーランスの報酬単価も高めです。PHPはフレームワークが豊富で、LAMP環境という言葉があるほどWeb開発において認知度が高く、多くの企業で用いられています。そのため、需要も安定しており将来性も高いです。
一方、ベンチャー企業やスタートアップ企業では、Rubyの効率的な開発が好まれることが多いです。そのため、PHPとRubyの需要には企業規模や目的によって違いがありますが、どちらの言語も十分な需要と将来性を持っています。
RubyとPythonの需要と将来性・求人数の比較
PythonはAIや機械学習、ビッグデータ解析の分野で活用されることが多く、これにより高度なWebサービスの開発が可能なため、注目されている人気の言語です。
Ruby | Java | |
求人数(正社員) | 2,097件 | 2,986件 |
案件数(フリーランス) | 8,349件 | 8,494件 |
年収(20代-50代平均) | 526万円 | 538万円 |
案件報酬(フリーランス) | 50万円-80万円/月 | 60万円-90万円/月 |
Pythonは求人数や案件数でもRubyに引けを取らず、年収やフリーランスの報酬単価でも優れています。AIや機械学習の分野での需要が高まり続けているため、将来性も非常に高いと言えます。
どちらの言語もそれぞれの分野での強みを持っており、目的に応じて選ぶことでキャリアの幅を広げることができます。
RubyとJavaScriptの需要と将来性・求人数の比較
JavaScriptは、主にフロントエンド開発で使われる言語ですが、フレームワークのNode.jsを用いることでサーバーサイド開発も可能な汎用性の高い言語です。
Ruby | Java | |
求人数(正社員) | 2,097件 | 1,015件 |
案件数(フリーランス) | 8,349件 | 1,800件 |
年収(20代-50代平均) | 526万円 | 509万円 |
案件報酬(フリーランス) | 50万円-80万円/月 | 60万円-80万円/月 |
この比較は、JavaScriptをNode.jsに絞った場合のもので、求人数や案件数はRubyの方が多いことがわかります。また、年収もRubyエンジニアの方が高い傾向がありますが、フリーランスの案件報酬単価はJavaScript (Node.js)の方が高い水準にあります。
JavaScript (Node.js)は「大量の同時接続を捌けるネットワークアプリケーションの構築が可能」という特徴があり、リアルタイムで情報更新が必要なサービスで多く使われています。
今後、JavaScript (Node.js)の需要はさらに伸びていくことが予想されますが、現時点ではRubyの方が需要が高く、将来性も安定していると言えるでしょう。
Rubyエンジニアのキャリアパス
Rubyエンジニアとして働く場合、以下のようなキャリアパスが考えられます。
Rubyエンジニアのキャリアパス:
・Rubyのスペシャリストを目指す
・フリーランスとして独立して働く
・プロジェクトリーダー(PL)やプロジェクトマネージャー(PM)へのキャリアアップを目指す
・他言語を習得してキャリアチェンジする
需要や将来性を考えると他の言語が良いと感じるかもしれませんが、Rubyもスキルを磨けばフリーランスとして十分に稼げる言語です。
特にスペシャリストを目指すなら、フロントエンド言語、MySQL、クラウドサーバー構築、マーケティング知識など関連するスキルや知識を身につけることで、Rubyエンジニアとしての市場価値を高めることができます。
その他のキャリアパスとして、PLやPMへのキャリアアップを目指す人や、他言語を習得してキャリアチェンジを図る人もいます。
Rubyエンジニアからキャリアチェンジするのにおすすめの言語やスキル
もし、「Rubyエンジニアとして市場価値を上げたい」「新しいスキルを習得したい」と考えているなら、目的に応じて以下の言語のスキル習得を目指すと良いでしょう。
・フロントエンド開発がしたい場合: HTML, CSS, JavaScript
・Webサービスの開発がしたい場合: PHP, JavaScript (Node.js)
・AIやIoTなどの最新技術に関わりたい場合: Python, Go言語
・スマホアプリの開発がしたい場合: AndroidJava, Kotlin, Swift
・インフラに関するスキルを磨きたい場合: クラウド, ネットワーク, セキュリティ
・キャリアアップを目指したい場合: ディレクション, プロジェクトマネジメント
・その他の役に立つスキル: MySQL, データ分析, マーケティング
フロントエンド開発やインフラ構築のスキルを身につけることで、Rubyエンジニアとしての市場価値を上げることができます。また、キャリアチェンジを目指す場合には、需要の高いPHPや将来性のあるPython、スマホアプリ開発に適したAndroidJavaやSwiftの習得を目指すのも良いでしょう。
ただし、キャリアチェンジには「スキル習得に時間がかかる」「仕事が見つかるとは限らない」「仕事が見つかっても年収が下がる可能性が高い」といったデメリットもあるので注意が必要です。
未経験からRubyエンジニアになりたい方は
未経験からでもRubyエンジニアになりたいと考えている方も多いのではないでしょうか。そこで、未経験からRubyエンジニアになるための方法についてご紹介します。
・未経験からRubyエンジニアになることは可能
・未経験からRubyエンジニアになるならスクールの活用がおすすめ
未経験からRubyエンジニアになることは可能
Rubyはコード記述が少なく、比較的覚えやすい言語です。日本語の参考資料も多いため、学習しやすいという特長があります。そのため、未経験からでもRubyエンジニアを目指すことは十分可能です。
実際、未経験からRubyエンジニアとして活躍している人も多く存在します。企業も、未経験者でも一定のスキルを持ち即戦力になると判断すれば、積極的に採用しています。
現在では「Progate」や「ドットインストール」、「Schoo」など、未経験からでも気軽にプログラミングを学べるサービスが充実しています。これらを活用することで、未経験でもRubyの基礎をしっかり理解することができるでしょう。
ただし、スキルを身につけるためには約300時間程度の学習が必要とされています。効率的にスキルを習得したい場合は、プログラミングスクールの活用がおすすめです。
未経験からRubyエンジニアになるならスクールの活用がおすすめ
未経験からRubyエンジニアとして働きたいと考えている方には、プログラミングスクールの活用をおすすめします。
プログラミングスクールでは、未経験者でも学習しやすいカリキュラムが用意されており、効率的に勉強を進めることができます。また、スクールによっては転職活動のサポートも提供しています。
未経験からRubyエンジニアを目指す場合、「勉強しても転職できなかったらどうしよう」と不安に感じることもあるでしょう。しかし、プログラミングスクールを活用することで、そのような不安を解消しながら、確実にスキルを身につけていくことができます。
未経験からでもRubyエンジニアとして成功するために、ぜひプログラミングスクールの利用を検討してみてください。